伊弉冉一二三(ヒプノシスマイク)の徹底解説まとめ

伊弉冉一二三(いざなみひふみ)とは、2017年に始動した音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプシスマイク-Division Rap Battle-』に登場するキャラクターである。医者の神宮寺寂雷、幼馴染の観音坂独歩とともに、シンジュク・ディビジョンの代表MCグループである「麻天狼」を結成、1stディビジョンラップバトルでは優勝を果たした。普段は、ホストクラブ「fragrance」に勤務しており、シンジュクNo.1ホストとして有名である。極度の女性恐怖症でもある。

伊弉冉一二三の概要

伊弉冉一二三(いざなみひふみ)とは、音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』において、シンジュク・ディビジョンを代表するMCグループ「麻天狼」のメンバーの1人。MCネームは「GIGOLO(ジゴロ)」。一二三のソロ楽曲は、コール&レスポンスができるフレーズが散りばめられた、平成を思わせるパーティーチューンなトラックと、跳ねるような艶やかなラップが特徴。「麻天狼」の中では盛り上げ役的ポジションで、チーム楽曲「Shinjuku Style〜笑わすな〜」では、ホストというキャラクター性を活かし、合いの手も担当している。普段はホストクラブ「fragrance」に勤務しており、シンジュクNo.1ホストとして有名である。学生時代に邪答院仄仄(けいとういんほのぼの)に植え付けられたトラウマが原因で、極度の女性恐怖症を抱えており、克服するために荒療治としてホストという職業を選んだ。恐怖対象である女性と毎日接しなればいけないという状況に立たされ続けた一二三は、ある日から、全女性を愛する「ジゴロ」(ホストモードとも呼ぶ)という別人格を生み出した。以降、ジャケットを羽織ることでジゴロに変わることができるようになった。一二三の高い声で、いわゆるチャラ男のようなくだけた物言いも、ジゴロに変わると声のトーンが低くなり、甘く囁くような口調で丁寧に語りかけるようになる。また、態度も紳士的になるが、女性に対しては誰彼構わず口説こうとしてしまうクセがあり、街中でも、寂雷が務める病院でも、独歩の職場でも声をかけてしまい、度々迷惑をかけている。寂雷はこの一二三の状態を、多重人格ではなく「究極的な自己暗示の到達点」と述べている。
同チームのメンバーである観音坂独歩とは、小学生以来の幼馴染で、22歳の時から同居している。仄仄といざこざがあった時や、女性恐怖症で家に引き篭もっていた時、ストーカー被害に遭っていた時も独歩はそばに寄り添い、一二三にとっては、苦楽を共にした「永久不滅の我が親友」であり「腐れ縁」と呼ぶ、唯一無二の存在である。
神宮寺寂雷とは、元々独歩の主治医であった寂雷の元に、一二三に付きまとうストーカーについて2人で相談しに行った際に知り合った。MCグループとしてだけではなく、釣り仲間でもあるので、休日が合う日には2人で釣りに行くこともある。

伊弉冉一二三の活動経歴

独歩との出会い、仄仄との出会い

独歩とは、H歴(ヒプノシスマイクの世界における元号)-20年ごろ、小学校で出会った。そして高校生のころ、2人は邪答院仄仄(けいとういんほのぼの)と知り合う。仄仄の仕業で一二三が女性恐怖症になったとされているが、その詳細は明かされていない。

下積み時代、一二三と独歩がルームシェアを始めたきっかけ

一二三と独歩が22歳の時の話。一二三は女性恐怖症のためにうまくいかなかったバイトを辞め、引きこもり生活を送っていた。一方独歩は大学を卒業し、営業マンとして社会人生活を始める。一二三は、一人暮らしをしている自分のもとへ、独歩が食べ物を差し入れに来る際に話してくれる他愛のない会話に、元気付けられていた。「初めて会社に行く日にさ、スーツに袖を通して鏡の前に立った時、別人のように思えたんだ」「スーツを着たら気持ちが仕事モードに変わる気がするんだ!」と嬉々として話す独歩は『SUIT MAN』という映画のDVDを一二三に渡す。それは、スーツを着るとヒーローに変身するヒーローものだった。
ある日独歩から、「ウチの会社で商品管理のバイトをやらないか」と声をかけられ、ちょうど仕事を探していた一二三は引き受け、働くことになった。独歩の上司である山鳥は新人いびりが酷く、女性恐怖症であることを面白がられ、会社の飲み会でキャバクラへ行くことに。女性に接近されることに耐えきれずトイレへ駆け込む一二三とそれを笑う山鳥を見ていた独歩は、怒りを抑えきれずに山鳥を殴り、そのまま一二三と共に退社した。
一二三はこの出来事をきっかけに変わることを決意し、ホストクラブ「fragrance」へ入店した。
「ジゴロ」を手に入れる前の新人ホストの一二三、新たな職場で1からやり直そうとしている独歩はお互いの生活のメリットを考え、ルームシェアすることを決めた。
また、ホストモードになれるようになったきっかけの詳細は明かされていないが、寂雷に対して「毎日女性と会話しなければいけないという苦痛の限界が達した時に、スーツを着た瞬間から、自分は自分じゃないと強制的に思い込み、今の僕が誕生したんですよ」(麻天狼-音韻臨床- シンジュク・ディビジョン麻天狼 「Drama Track1」より)と話している。

独歩(左)のアパートに訪れ、ルームシェアを提案する一二三(右)

寂雷との出会い、麻天狼結成

元々寂雷の元に通院していた独歩からの紹介で知り合うこととなる。初め、寂雷は一二三に対して不信感を抱いていた。しかし、接していく中で「ストーカーであれ、自分を好いてくれる女性の精神を治療して助けたい」という誠実さ、女性恐怖症を克服しようと自らホストクラブに入り、自分磨きを怠らない努力家な一面を見ることになる。初対面の印象とは打って変わり、一二三に対する興味、リスペクトの念が寂雷の中に芽生えた。そして、幼馴染である独歩、あるいは独歩との関係にも興味を抱いたため、2人にヒプノシスマイクを渡し、「麻天狼」が結成された。

1stディビジョンラップバトル

Fling Posse VS 麻天狼

第一回韻踏闘技大會(通称:1stディビジョンラップバトル)の決勝トーナメント予選では、シブヤ・ディビジョン代表のMCグループ「Fling Posse」と対戦。
大会前日の夜、一二三は緊張し切っている独歩をリラックスさせようと、半ば強引に街へ繰り出した。ホストモードの一二三の抑えきれない華やかさにより人だかりができてしまい、走って逃げていると「Fling Posse」のメンバーである夢野幻太郎、有栖川帝統に遭遇。幻太郎の書生服についての「時代遅れだからやめた方がいい」という一二三の発言で空気が一気に険悪になってしまう。この場を収めようと謝罪し続ける独歩に向けた、帝統の罵倒に怒った一二三がヒプノシスマイクを取り出し、MCバトルが始まった。中央区の仲裁により事なきを得、バトルの続きは翌日の予選へと持ち越されることとなった。
「Fling Posse」との戦いは、票数35,479対40,936で「麻天狼」が勝利を収めた。

MAD TRIGGER CREW VS 麻天狼

決勝に駒を進めた「麻天狼」は、ヨコハマ・ディビジョンの代表MCグループである「MAD TRIGGER CREW」と戦った。
寂雷は、かつてThe Dirty Dog(通称:T.D.D)でチームメイトであった碧棺左馬刻(あおひつぎさまとき)と、独歩は、以前職質されたという接点がある入間銃兎(いるまじゅうと)と対峙、一二三は、毒島メイソン理鶯(ぶすじまめいそんりおう)と戦うことになった。
「無理してシャンパン ジャンクな頭」「ヤワな男に叩き込むリリック 小官はいつでも1つの人格 貴様も保て品格」など、ホストという職業を揶揄されるところから入り、キャラが豹変することもディスとして攻撃を受けたが、「わっわーくさいね 男くさいね 見た目の通りギャップなど無いね」「ビシッとスーツ 着りゃクール Welcome19からオバサマまで夢中」と、元軍人である理鶯へのディスで返している。ここでも、スーツへのリスペクト、ひいては自分の職業や、同じように制服を着て日夜奮闘する独歩と寂雷へのリスペクトをリリックとして落とし込んでいる。
「MAD TRIGGER CREW」との戦いは、票数52,840 VS 53,769で、見事「麻天狼」が優勝を果たした。

後日談として、祝賀会を一二三と独歩の家で開いた。そこでは、賞金を落とした独歩を慰めたり、T.D.Dについての話を聞いたりなどした。

2ndディビジョンラップバトル

Bad Ass Temple VS 麻天狼

自宅で独歩とウェッターヒンを食べていた一二三の元に「fragrance」のホストから電話が入る。話を聞くと「伊弉冉一二三を出せ」と言って店内を暴れている客がいるから助けてくれということだった。念の為独歩も付き添い店へ向かうと、そこにいたのはナゴヤ・ディビジョン代表のMCグループ「Bad Ass Temple」のリーダーである波羅夷空却(はらいくうこう)とメンバーの四十物十四(あいものじゅうし)だった。そこで4人は、2D.R.Bの前に力試しと称したMCバトルをすることになる。
「Bad Ass Temple」との戦いでは勝利し、「麻天狼」は決勝へと進んだ。

女性恐怖症のきっかけとなった人物、邪答院仄仄との再会

ホストクラブ「fragrance」へ来店し、一二三(下)と再会する仄仄(上)

仄仄については、名前は伏せられているが、ドラマトラックで何回か触れられている。
「そいつは、俺っちの女性恐怖症を作ったきっかけの人なんすよ」(麻天狼-Before The 2ndD.R.B- Drama Track「過去からのcheser」より)と打ち明け、その人物のことを理解したい旨を寂雷と独歩に伝えた。その言葉に対する「俺は、あの子とは絶対に分かり合えないと思うけどな......」という独歩のつぶやきは、事の悲惨さを想像させる。

仄仄との再会は、「ヒプノシスマイク-Division Rap Batlle- 2ndD.R.B Bad Ass Temple VS 麻天狼 Drama Track "錆びつけば進めず、臆すれば誇りを失う。故に我々は己に否を焼べ、火を灯し続ける"」で描かれている。
仄仄が、一二三がホストクラブに勤務していることを見つけ、「fragrance」に来店した。中央区の中央刑事局特殊部隊【言浚(ことさらい)】隊長の権限を使い、人払いをした後、2人きりの状態で接客することに。一二三はジャケットを羽織りホストモードになっているにも関わらず、トラウマを植え付けた張本人を目の前にして平常を保てなくなっていた。
「一二三のお母さんの件だっけ、それともお姉ちゃんの件だっけ、あ!そうそう、学校での件もあったね〜!」と、当時のことをあえて思い出させるような言い回しをされ、一二三の呼吸がだんだんと荒くなり、ついに悶絶するような叫びとともに床に倒れ込んでしまった。その後独歩と寂雷が駆けつけ、その場は切り抜けることができたが、「会話すらまともにできなかった......」と、叩き上げてきたホストモードでも全く歯が立たなかったことに悔しさを覚え、涙と冷や汗でぐしゃぐしゃになった表情で言葉を絞り出した。

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