観音坂独歩（ヒプノシスマイク）とは【徹底解説まとめ】

観音坂独歩の概要

観音坂独歩（かんのんざかどっぽ）とは、2017年に始動したキャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』に登場するキャラクターである。各キャラクターが、3人1組のチームを組みラップバトルを繰り広げるこの作品において、独歩はシンジュク・ディビジョン「麻天狼（まてんろう）」というチームに所属している。「麻天狼」は独歩の他に、リーダーの神宮寺寂雷（じんぐうじじゃくらい）と伊弉冉一二三（いざなみひふみ）の3人でチームを組んでいる。
一人称は、基本的には「俺」であるが、会話の相手や状況に応じて「私」や「僕」も使い分けている。普段は、Yシャツとジャケットに、ネクタイや会社の名札を下げ「サラリーマン」らしい恰好をしている。見た目としては赤髪に水色のメッシュが入った髪型が特徴的であり、またいつも目の下に隈を浮かべている。服装のイメージ通り、普段は医療機器メーカーの会社の営業マンとして働いているが、会社がいわゆるブラック企業であり「社畜」のように仕事をしている。基本的に仕事熱心であるが、上司から嫌味を言われたり嫌がらせを受けたりすることが多く、目の下の隈は職場でのストレスが主な原因である。それに加えて、極めて悲観的な思考になりやすく、物事をネガティブに考えてしまう性格である。そのため、普段は優しく穏やかであるが、キレると手が付けられなくなってしまう。
職場でのストレスやネガティブな性格に起因し、不眠症を患っていることから「麻天狼」のリーダーである寂雷から治療を受けている。寂雷とは職場の取引先であったり、独歩自身の主治医であることもあり、尊敬の念を抱いている。また、独歩がディビジョンバトルに参加することを決めた理由も、寂雷に対する恩に報いるためである。「麻天狼」のもう1人のメンバーである一二三とは、小学生時代からの幼馴染という関係だ。いつも一二三の言動に振り回される度それを迷惑に感じつつも、唯一の親友として何かと気にかけている。一二三とは、ラップバトル以前から同居をしており、家事全般は一二三に任せる一方で、一二三の女性恐怖症の一面のフォローをする役割を担っている。

観音坂独歩の来歴・活躍

シンジュクディビジョンの結成

独歩は、シンジュク・ディビジョン「麻天狼（まてんろう）」のメンバーとして、ラップバトルに参加している。メンバーは、リーダーの神宮寺寂雷（じんぐうじじゃくらい）と伊弉冉一二三（いざなみひふみ）である。他のディビジョンと比較し年齢層が高い「麻天狼」のメンバーは、普段は医者・ホスト・会社員というバラバラな仕事をしているが、ラップバトルではチームとして相性がよい。「麻天狼」を結成する前から独歩は、寂雷と一二三と接点があった。独歩は普段から不眠症を抱えており患者として寂雷の診察を受けている。また、職場の取引先相手ということもあり、寂雷に対しては良き相談相手として尊敬の念を抱いてる。寂雷は基本的に争いを好まない性格であるが、ある目的のためディビジョンラップバトルへの参加を決意し独歩をラップバトルに誘った張本人である。独歩はその誘いに対し、寂雷への日頃の感謝や恩に報いるため、自分にでもできることがあるならとラップバトルへの参加を決めた。寂雷がチームを誰と組むか悩んでいるときに、独歩から一二三に関しての相談を受け、一二三に興味をもちチームへ勧誘する。そしてチーム「麻天狼」が結成された。

シブヤ・ディビジョン VS シンジュク・ディビジョン

「第1回ディビジョンラップバトル」で予選を勝ち上がり、決勝戦に進んだシンジュク・ディビジョン「麻天狼」は決勝戦第1ステージで、シブヤ・ディビジョン「Fling-Posee」と対決する。寂雷と「Fling-Posse」のリーダー飴村乱数（あめむららむだ）は、犬猿の仲でありラップバトル以外でも、お互いに闘争心むき出しな関係である。ポップでカラフルなイメージのシブヤ・ディビジョンに対し、大人で怪しげなイメージのシブヤ・ディビジョンと、チームのイメージも対極的だ。
独歩はラップバトル前日から、シブヤ・ディビジョンのメンバーと一二三のいざこざに巻き込まれており、最初はその場を収めようと大人な対応で平謝りしていた。しかし、徐々にヒートアップしていきラップでケリを付けようとする一二三に続いて、それを止めることなく一緒に好戦的な態度でバトルをしかけていた。ラップバトル本番では前日のいざこざもあり、大人なサラリーマンらしさを捨て初めから荒々しいラップで戦っていた。シブヤ・ディビジョンとのバトルでは、「麻天狼」が勝利をおさめ決勝戦に進んだ。

ヨコハマ・ディビジョン VS シンジュク・ディビジョン

第1回ディビジョンラップバトルの決勝戦に進んだシンジュク・ディビジョン「麻天狼」は、ヨコハマ・ディビジョン「MAD TRIGGER CREW」と対決する。独歩は、ヨコハマ・ディビジョンの入間銃兎（いるまじゅうと）に職質を受けていた過去がある。ラップバトルで銃兎からこの件で煽られていた独歩だったが、銃兎のことを「汚職野郎」と罵倒し対抗していた。ヨコハマ・ディビジョンの荒々しいラップに劣ることなく、「麻天狼」も攻撃的なラップで応戦した。独歩と一二三でリーダーの寂雷を支えながら戦い抜き、決勝戦は「麻天狼」が勝利を収めた。その結果、第1回ディビジョンラップバトルでは、シンジュク・ディビジョン「麻天狼」が優勝となった。

邪答院仄仄との再会

第2回ディビジョン・ラップバトルが始まり、独歩が所属するシンジュク・ディビジョン「麻天狼」も参加することになる。そんな中、一二三のホストクラブに邪答院仄仄（けいとういんほのぼの）が姿を現す。仄仄は、一二三が女性恐怖症になった原因でもありながら、一二三と独歩とは高校生時代の同級生である。仄仄に対して、普通に接しようとする一二三だが冷静さを失ってしまう。そこへ、一二三を助けるために駆け付けた独歩が仄仄のとラップバトルで交戦するが、圧倒的な強さに手も足も出なかった。最後は寂雷に助けられ、仄仄に負けるも逃げずに立ち向かったことを評価されていてた。さらに強くなることを決意し、ディビジョン・ラップバトルへ臨んでいく。

イケブクロ・ディビジョン VS シブヤ・ディビジョン VS シンジュク・ディビジョン

第2回ディビジョンラップバトルで、シンジュク・ディビジョン「麻天狼」は初戦の「Bad Ass Temple」に勝利する。その後、決勝戦にてイケブクロ・ディビジョン「Buster Bros!!!」とシブヤ・ディビジョン「Fling Posse」と対決することになる。三つ巴で行われたバトルであったが、最終的には飴村乱数が率いる「Fling Posse」が勝利し、独歩の所属する「麻天狼」は敗北した。

観音坂独歩のプロフィール・人物像

年齢：29歳
誕生日：5月15日
血液型：O型
身長・体重：175㎝・59㎏
職業・役職：会社員（医療機器メーカーE.L.Medical株式会社）・営業担当
MCネーム：「DOPPO」
所属：シンジュク・ディビジョン「麻天狼」
CV：伊東健人
ヒプノシスアビリティ：Berserker
口癖：「ごめんなさい」
キャッチコピー：The real world is much smaller than the imaginary.（本当の世界は想像よりもはるかに小さい）

観音坂独歩の一人称は、基本的に「俺」である。しかし、状況や話し相手によって「私」や「僕」を使い分けている。普段は、ごくふつうの会社員として、医療機器メーカーの営業担当をしている。仕事は真面目にかつ意欲的に取り組んではいるものの、ブラック企業の劣悪な環境下で働いている、いわゆる社畜である。上司からもいつも嫌味を言われたり、嫌がらせを受けたりしており即座に「ごめんなさい」と謝ることが癖になってしまっている。ただ同僚からは慕われており、独歩が懲戒解雇を言い渡された時にも、同僚たちの協力によって解雇を免れていた。また、何事も悲観的に考えてしまいがちでネガティブな性格のため、将来に不安を抱きながら不眠症を患っている。いつも目の下に隈を浮かべているのはその不眠症や日々のストレスが原因である。基本的には穏やかで優しい性格であるが、一度キレてしまうと態度も口調も一変し手が付けられなくなってしまう。

同じシンジュク・ディビジョンの寂雷とは主治医と患者の関係性であり、医者としても一人の人間としても尊敬の念を抱いている。独歩をディビジョン・ラップバトルへ誘ったのも寂雷であり、独歩は寂雷への恩に報いるためバトルへの参加を決めた。また、「麻天狼」のもう1人のメンバーである一二三とは、小学生時代からの幼馴染で以前から同居している関係性である。独歩はいつも一二三の面倒事に巻き込まれているが、つい一二三のことを放っておけず、女性恐怖症である一二三のフォロー役を担うことも多い。ただし、寂雷と一二三の手にかかっても、キレて発狂している独歩のことを宥めることは難しい。

観音坂独歩のディスコグラフィー

『麻天狼‐音韻臨床‐』