生ハムと焼うどん（生うどん）の徹底解説まとめ

生ハムと焼うどんの概要

生ハムと焼うどん（なまハムとやきうどん）とは、事務所に所属せず活動する2人組アイドルグループで、略称は「生うどん」。メンバーは「西井万理那」「東理紗」の2人だ。
2017年1月14日、東京・新木場で開催された「清竜人ハーレムフェスタ SPECIAL」で活動休止を発表した。
グループ名の由来は、メンバー2人の好きな食べ物が、生ハムと焼うどんだったことから名付けた。
現役高校生ながらに、全ての演出・作曲・物販までも2人でこなすセルフデュースアイドルとして注目を集めた。アイドル界の異端児でありながら実力派でもある。
また、自身のグループ名が食べ物の事から、ファンのことを「食いしん坊」と呼ぶ。

生ハムと焼うどんの活動経歴

結成

2人の出会いは高校1年生だが、2人とも出会う前からアイドルグループに所属していた。東は中学生の頃から「micoooooズ」の一員として、西井は高校生から「あにばぁ〜す」の一員として別々に活動をしていたが、「生ハムと焼うどん」を結成し、文化祭で披露したときに評判が良かった事をきっかけに、「生ハムと焼うどん」での活動を本格始動することを決める。
「生ハムと焼うどん」は2015年2月21日、Strawberry Fields「第4回『Music笑＠オーケストラ』一周年記念ライブ」で初ライブを行う。そのイベントをきっかけに3月より本格的にアイドルイベントに出演するようになる。

地下アイドルとして活動

彼女たちは、「同じLIVEをしない。いつ来てもらっても楽しんでもらえるようなLIVEをする」と発言しており、LIVEパフォーマンスの中で最も力を入れているのが、「寸劇」である。歌より明らかに長い寸劇や、荒々しくファンをいじるパフォーマンスで人気を集め、事務所に所属していないアイドルなのにも関わらず、3000人規模の会場をソールドアウトさせた。
また、寸劇もかなりアイドルらしからぬ内容でありながも、かなり凝っており、LIVE会場で笑いの渦が起きることも。その芸人顔負けのステージパフォーマンスが彼女達の1番の魅力とも言える。2人のそれぞれの個性的なキャラクターと、息がぴったりのパフォーマンスで、元気が出る、と会場に足を運ぶファンが多い。

1stシングル『たまごかけごはんの試食』で本格始動

2015年10月16日にはタワーレコード新宿店にて1stシングル「たまごかけごはんの試食」リリースイベントを行い、200枚を即日完売させた。まだ高校生なのにも関わらず、彼女達の飛躍的な活動はたちまち話題になり、10月25日には新宿MARZで初のワンマンライブ『〜あなたは本当に幸せですか?〜ワンマンライブ一品目』を開催。もちろんこのライブも全て自らプロデュースし、チケット300枚ソールドアウトさせた。
2016年2月17日には、アイドル専門クラウドファンディングサイト「PigooFactory」で『封印されしDVD漆黒の翼と共に解放しよう計画』と名付けられた2ndワンマンライブのDVDを発売する目的であるプロジェクトを行い、開始わずか7時間で目標金額100万円をクリアし、最終的には、目標金額の約3倍である292万円の支援を獲得し、見事成功。

メディア露出

セルフプロデュースアイドルとして、NHK Eテレにて紹介され、知名度を上げていった彼女たちは3月2日、赤坂BLITZで2ndワンマンライブ「ワンマンライブ二品目『〜生と死〜』」を開催する。1stワンマンライブの3倍以上の人数、約1000人を集客する。その後、10月21日には更に動員数を増やし、3000人規模となるTOKYO DOME CITY HALLで3rdワンマンライブを行った。
彼女達の勢力的な活動と勢いはとどまる事を知らず、このままどんどん人気アイドルに駆け上がっていくと誰しもが思っていた矢先、2017年1月14日、東京・新木場で開催された「清竜人ハーレムフェスタ SPECIAL」で「断食しよう！」と宣言する。「断食」とはつまり活動休止を意味し、その日を境に「生ハムと焼うどん」は活動を休止している。

断食後

2017年に生ハムと焼うどんは「断食」と宣言し、活動停止している。しかしながら西井他のインタビューで「生ハムと焼うどんは金でモメて解散した」と語っており、実質的には解散とされている。
金銭トラブルがあったようで、本人達は活動継続を希望していたようだが、活動を続けることは難しかったようだ。実際に当時の西井のSNSにも、「応援してくれたみんなのためにもっとやりたかった」と書かれている。その後西井は他グループへ、東はソロで活動しているが、生はむと焼うどんの復活を望む声は多い。現在は本人同士も交流がないようで、「不仲説」も流れているが、真相はわからないままだ。

生ハムと焼うどんのメンバー

西井万理那（にしいまりな）

1997年8月22日生まれ、B型。出身地は埼玉県。高校で東と出会い、生ハムと焼うどんを結成した。
アイドルを目指すきっかけとなったのは「ジャニーズ」だった。元々ジャニーズの大ファンだった西井は、その影響で自身もアイドルをやりたいと思ったと語っている。「アイドル以上に楽しい仕事はない」と言うくらい自身の活動を楽しんでいる。また、『ドラゴンクエスト』が大好きで、「ドラゴンクエストX第7期初心者大使」に選ばれたり、トークが出来るアイドルを競う大会、「第5回ミュ〜コミ+プラス しゃべれる女王決定戦」で優勝したりと、アイドル以外の活動も精力的に行っている。
女性アイドルでは珍しく、ジャニーズ好きを公言したり、歯に衣着せぬ発言が印象的。愛称は「にっちゃん」。生ハムと焼うどんの活動休止後は、大森靖子プロデュースの「ZOC」（2022年にMETAMUSEに改名）というアイドルグループで活躍している。破天荒なキャラクターで、発言がユニークな彼女は、バラエティ番組でも活躍している。

東理紗（ひがしりさ）