ファイアーエムブレム 封印の剣(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファイアーエムブレム 封印の剣』は、エレブ大陸を舞台に主人公ロイがリキア同盟を率い、ベルン王国と竜族と戦うシミュレーションRPGである。2002年に任天堂から発売された。プレイヤーは戦術とキャラクター育成を駆使し、物語を進める。ゲームはターン制で進行し、ユニットの独自のクラスや能力を活かして勝利を目指す。主人公ロイやその仲間たちが、戦いを通して成長し、世界を救うために奮闘するストーリーを描く。

リキア東部に所在し、ベルンと国境を接する領地を治める侯爵家。ロイの故郷でもある。リキア内では名門とされるが、他国からは田舎貴族の一つとみなされる。領内には大都市はなく、のどかで牧歌的な風景が広がる。年に一度の収穫祭には侯爵一家が揃って参加している。屈強な騎士団を中心とした騎兵隊を有し、戦争においてはその戦力を発揮する。

オスティア公爵家

リキア同盟を結成した都市国家で、大都市オスティアを拠点とする。リキア中央部に位置し、豊かな商業都市として栄える。特に騎兵の強さに定評があり、騎士団もリキア最強を誇る。

ラウス公爵家

キアの南部に位置する領地で、豊かな草原地帯を有する。現侯エリックはベルンの侵攻に加担し、リキア同盟の結束を揺るがせた。

トリア公爵家

リキアの北西部に位置するトリア領。トリア侯爵家は、ヘクトルの従兄弟であり、フェレとは友好的な関係にある。しかし、オルン侯が暗殺された後、ベルンに対する反乱を起こしたワグナーが実権を握り、反転してリキア同盟軍に攻撃を仕掛けるようになった。

アラフェン公爵家

リキアの北東部にある都市であり、サカと国境を接している。リキアで二番目に大きい都市であり、重要な交易拠点でもある。同時に、ベルン軍にとっては重要な脅威であり、侵攻に際しては同盟軍の前線基地となった。アラフェン候はサカ嫌いで知られ、サカとの関係は険悪なものとなっている。

ベルン王国

「八神将」の英雄ハルトムートによって建国された、大陸南東部に位置する国家。山々が連なり、王城は天然の要塞となっている。エトルリアと肩を並べる大国で、能力主義の気風を持ち、文化も豊かである。竜騎士を中心とした軍事力は大陸最強の一角を占め、三竜将がその指揮を執る。一時は軍の腐敗が進んでいたが、現在のゼフィール王体制下で、再びその輝きを取り戻している。代々受け継がれてきた炎の紋章「ファイアーエムブレム」は、王位継承の儀式に欠かせない国宝である。

エトルリア王国

エレブ大陸において、最も格式高く、歴史を持つ大国。大陸西部に位置し、その植民地である「西方三島」やイリア地方、サカ地方、ミスル半島の一部も領有しており、最大の版図を誇る。ベルンとともに二大大国の一つであり、王都はアクレイアにある。エレブは文化が非常に洗練されており、三軍将の下、軍事力も高く整備されている。また、大陸一の信者数を持つ宗教「エリミーヌ教」の総本部もある。ただ、エレブ新暦999年現在、現王モルドレッドの手から権力が離れ、腐敗した貴族たちが宰相ロアーツを中心に権力を握っている。

イリア諸騎士団

北方に位置する「イリア」は、諸騎士団によって統治される国家体の総称である。この地は寒冷な気候のため、食糧生産力が低く、産業の発展も遅れている。そのため、傭兵業が貴重な収入源であり、各領主も自ら兵を率いて各地を転戦している。また、特産の「ペガサス」が男性を騎手として選ばない性質から、女性の軍参加率が高いのも特徴の一つである。統一政体は存在せず、リキアのような大規模な同盟も形成されていない。傭兵としての忠誠心が評価される一方で、「血に飢えた獣」などの蔑称も浴びることがある。

サカ部族

サカの草原で遊牧生活を営む部族群は、他地域の人々とは容貌、服飾、生活スタイルなどが大きく異なり、モンゴルのようなテイストがある。彼らは統一政体を持たず、外敵に対しては一丸となって戦うなど、厳しい掟を守っている。同胞意識も強く、自分たちの文化や伝統を大切にしている。

クトラ族

サカ最大の部族で、サカ地方の最強の戦士とされる「灰色の狼」ダヤンが族長。狼という名にふさわしい、勇猛果敢かつ戦略的な戦士たちを擁する。しかし、ベルン侵攻の際にはジュテ族からの攻撃を受け、部族たちは四散してしまう。

ジュテ族

サカに暮らす部族の一つで、モンケを族長とする。クトラ族ほどではないが大規模な部族であり、ベルン軍の侵攻に加担し、クトラ族を侵略した。

ナバタの里

大陸南西部のミスル半島に位置する広大な砂漠。人々は生活のためにオアシスを求めてさまよい、賊も横行している。しかしその深部には人間と竜族が共存する理想郷がある。

西方三島

Mao Kosaka
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