尾白アラン(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
尾白アラン(おじろ あらん)は『ハイキュー!!』に登場する稲荷高校バレー部の3年生で、豪快な一撃で点を獲るエーススパイカーとして活躍している。稲荷崎高校自慢の主砲であり、全国3本の指に最も近い選手と言われている。3枚ブロックの上から打ち抜く強烈なスパイクや、サービスエースになるジャンプサーブなどを武器にし活躍する。高校卒業後はVリーグ・Division1の立花Red falconsでアウトサイドヒッターとして活躍するプロ選手となり、その後オリンピックでは全日本代表選手に呼ばれる。
尾白アランの概要
尾白アラン(おじろ あらん)は『ハイキュー!!』に登場する稲荷高校バレー部の3年生で、豪快な一撃で点を獲るエーススパイカーとして活躍している。稲荷崎高校自慢の主砲であり、全国3本の指に最も近い選手と言われている。3枚ブロックの上から打ち抜く強烈なスパイクや、サービスエースになるジャンプサーブなどを武器にし活躍する。
そんなアランが全国3大エース、白鳥沢学園高校の牛島若利(うしじま わかとし)、井闥山学院高校の佐久早聖臣(さくさ きよおみ)、狢坂高校の桐生八(きりゅう わかつ)に及ばないと言われている理由は調子にムラがある為だ。そしてミスをしたら必要以上に落ち込んで調子を崩すことがある。梟谷学園高校の木兎光太郎(ぼくとこうたろう)と同様に3本指には入れていないが、逆に調子さえよければ3大エースを凌駕する可能性を秘めており、最も近い選手と言われている。
高校卒業後はVリーグ・Division1の立花Red falconsでアウトサイドヒッターとして活躍するプロ選手となり、その後オリンピックでは全日本代表選手に呼ばれる。
尾白アランのプロフィール・人物像
所属:稲荷崎高校(3年5組)
ポジション:ウィングスパイカー
身長:184.7cm/体重80.2kg(高校3年1月)
誕生日:4月4日
兄弟構成:弟
好物:リッツ
最近の悩み:穴の開いたパンツを「もう1回履いたら捨てよう」と思って結局3回履いている
CV:笠間淳
所属:立花Red falcons(Vリーグ Division1)
ポジション:アウトサイドヒッター
身長:186.6cm/88.5kg
最近の悩み:お客さんが来る時に限って穴の開いた靴下履いてる
外見は褐色の肌が特徴のがっしりしたハーフの少年で、非常に流暢な関西弁を操っている。
性格は陽気で気さくなツッコミキャラ。
精神的に安定しているように見えて、実はミスをすると必要以上に落ち込んで調子を崩してしまう生真面目な一面がある。
尾白アランのポジション・能力
「稲荷崎高校3年能力パラメーター」
パワー:5/バネ:4/スタミナ:4/頭脳:3/テクニック:3/スピード:2
※最低1~最大5の5段階評価
「立花Red falcons(Vリーグ Division1)能力パラメーター」
サーブ:9/レセプション:7/ティグ:7/セッティング:6/スパイク:10/ブロック:8
※最低1~最大10の10段階評価
出典:ハイキュー!!極ファイナルガイドブック
圧倒的なパワーでブロックを打ち抜くアグレッシブなプレイを得意としている。
同じチームに宮侑(みや あつむ)というビッグサーバーがいるため目立たないが、サーバーとしての技量も非常に高い事が分かる。
レシーブなど守備面も隙が無く、非常にバランスの取れたエースと言える。
稲荷崎高校時代のポジションはウィングスパイカーとして活躍し、立花Red falcons(Vリーグ Division1)では、アウトサイドヒッターとして起用されている。
尾白アランの来歴・活躍
宮兄弟との出会い
小学5年生の時「元全日本セッター、犬畑昌彦さんのジュニアバレーボール教室」に参加し、のちの稲荷崎高校のチームメイトとなる侑と宮治(みや おさむ)と出会う。
当時から既に恵まれた体格をしていたアランを見た二人から「かっこええな……!」と言われた。思わず振り返ると宮兄弟が目を輝かせ、「横文字の名前……!」と言われ「そっちかい」と胸中でツッコむ。
その後も、「改名しよう」「いやバアちゃんが悲しむ」「オサムのサム……!」などといったバカバカしい双子のやり取りを聞き流していたが、「じゃあ侑はツムか」「いやツムは変やろ」「!かっこええな……!」のやり取りに「なんでやねん!」と思わずツッコんでしまったアラン。
この時から、アランと宮兄弟のボケとツッコミの関係が始まった。
中学でも稲荷崎グループ合同合宿で、アランと宮兄弟は一緒になる。
「双子は”上手い”よりか”強い”感じで、闘争心が人一倍旺盛。どちらかと言えば治の方が、一枚上手で”治に挑む侑”がよくある構図。治も侑も負けず嫌いやったけど、侑の方は”負けず嫌い”で収まらない何かがあるような気がした」、「小っちゃい頃から知っとる双子やったけど、侑は時々怖いと思った。他人に・仲間に嫌われるってしんどいやんか」と中学時代を語った。
そして稲荷崎高校に進学して2年生の時に、宮兄弟が入学してきた。アランは兄弟の事を「侑の一番恵まれとる点は、体格より色んな能力より”治”なんやと思う」、「どんなに”他人”が追いつけへんスピードで突っ走ったって、互いが互いに絶対追いついてくる」、「兄弟に苛立つ事もあるんやろうけど、奴らはきっと競うだけ強くなっていく」と語った。
春高全国大会2回戦烏野高校
春高全国大会の2回戦で烏野高校と激突した稲荷崎高校。1セット目の序盤、稲荷崎高校のブロックはワンタッチとなり、チャンスボールになる。「オーライ」と稲荷崎高校ミドルブロッカー角谷倫太郎(すな りんたろう)が手を広げるが侑が前に入り、トスをアランに上げる。ほぼノーブロック状態でスパイクが決まる。スパイクを打ったアランすら「びっくりするやないかい!」と言う程。アランは侑の方に嵌らない自由自在なトスワークにも合わせる事が出来る。
稲荷崎高校のビックサーバーとして有名なのは侑だが、アランのサーブも強烈でサービスエースを獲ってリードを広げて行った。
侑と治が対戦相手の必殺技である”変人速攻”を一回見ただけでマネてしまう。”変人速攻”とは、普通の速攻よりも速い速攻の事で簡単にはマネできない攻撃だ。そんな宮兄弟を見て、「双子ならではの信頼関係やな…!兄弟ってええなあ…!」と感動する。
そして終盤で烏野高校のピンチサーバー山口忠(やまぐち たたし)に狙われミスをしてしまう。落ち込むアランだったが2本目はきれいにセッターに返した。レシーブ力の高さが分かるシーンだ。
しかし稲荷崎高校は1セット目を落としてしまう。
2セット目中盤では3枚ブロックがつく。烏野高校のブロックに当たり、セッター影山飛雄(かげやま とびお)に押し込まれる。押し込まれたボールをチームメイトが拾いトスが上がってくる。烏野高校は3枚ブロックで対抗してくるが、アランはその壁を抜いて強打を打ち込む。しかし相手に拾われてしまう。するとそのボールはアランの頭上に返って来る。そして、そのままダイレクトで烏野高校コートへ打ち込んだ。稲荷崎陣営が盛り上がる1点となった。
解説者からも「決して打ち易くは無い状況で一人3連続の攻撃。正に力で捥ぎ取る1点」と絶賛された。そしてアランに対し烏野高校コーチ烏養繫心(うかい けいしん)は「ほんの30秒でも尾白アランを休ませたくない」とタイムを使う事を拒んだ。それほどこの試合のアランはノッていた事が分かる。
烏野高校の応援団達もアランのスパイクに圧倒されている。烏野OBの嶋田誠(しまだ まこと)は、「ウシワカと違うのはサーブレシーブに参加している事」と話し、「サーブで狙われるストレスや難しいボールがガンガン上がってきてブロックもつかれる。疲労も苛立ちもちゃんと蓄積されている」とアランを分析した。烏野高校は菅原孝史(すがわら こうし)が途中起用されサーブでアランは狙われる。それは、アランに膝をつかせて苛つかせプレッシャーをかける相手の作戦だった。その作戦によって、少しの苛立ちやブロックを意識してしまいスパイクをアウトにしてしまった。見ていた観客はこのミスを「イヤなアウトだ」と言った。しかしアランはミスの後、ちゃんと取り返し踏み止まりスパイクを決めた。だが、確実に稲荷崎高校には「ちょっとイヤな感じ」が流れ始めた。そこで、流れを変える事と3セット目に備えアランはキャプテン北信介(きた しんすけ)と交代する。
アランと北は同級生で信頼関係がある。北が初めてユニフォームを貰った日、普段は感情を顔に出さない北も、この時ばかりは涙ぐんで喜んだ。その日の帰り道、北から「結果よりも過程が大事。”結果”は副産物にすぎん。これも結果のうちかなぁ」と言われアランは意味が分からなかった。
しかし、北の努力を間近で見て来たアランは、「細かい事はええねん!!感情に理由なんて要らん!!うれしいはうれしいでええんや!!!」と力強く言った。
アランと北の信頼関係が分かるシーンだ。
強力なサーブと強力な速攻で25-16と2セット目は稲荷崎高校が取った。
しかしセットカウント1-2で稲荷崎高校は負けてしまう。
負けた後に北から、「どや俺の仲間すごいやろってもっと言いたかったわ」と言われアラン始め、稲荷崎高校のメンバーが涙する。
卒業後
高校卒業後、立花Red falcons(Vリーグ Division1)に入団してプロ入り、チームの中心選手として活躍しリーグの開幕広告の1人に選ばれた。
その頃、侑もVリーグで仲間に対しボケるが仲間たちからのツッコミはなかった。侑は、「アランくん…ごめんな。俺甘えとった。いつも的確なツッコミが居るという状況に甘えとったんや…!」と思い空を見上げ、「あの頃はいつもありがとうアランくん。俺頑張るからな」とアランの事を思い出していた。
するとアランはロッカールームでくしゃみをしてしまった。チームメイトから、「大丈夫ですか。風邪ですか」と心配されるとアランは、「くしゃみ1回で風邪てサザエさんかーい!」と陽気にツッコんでみても、素で返されてしまう。そこで、ツッコミの内容を「サザエさんやったら、波平さんが1回くしゃみしただけでフネさんが『あなた風邪ですか?今日会社休みます?』って言うやんか!」と解説するはめになってしまう。しかし、解説をしても理解してもらえなかった。
稲荷崎高校のメンバーと離れ離れになってしまい、周囲にボケがおらず、ツッコミを理解してくれる人間がいない事に寂しさを感じた。
しかし日本代表に招集され、侑と再会し喜び、そしてツッコんだ。
尾白アランの関連人物・キャラクター
宮侑(みや あつむ)
稲荷崎高校2年生。ポジションはセッターだ。高校セッターの中でもダントツの実力を誇り、乱れたレシーブでも素早くボール下に入って丁寧なトスを上げる。チーム全スパイカーを絶妙に使い分けるテクニックを具えており、時にはファーストタッチをそのままセットするなど、型に嵌らないプレーで試合を自在に操る。
二刀流のサーブを持ちビックサーバーとしてその役割を存分に発揮する。
アランとは、小学校中学年から一緒にバレーボールをし高校までずっと共にプレーをしていた。ボケ担当でいつもアランにツッコまれていた。
高校卒業後はMSBYブラックジャッカル(VリーグDivision1)に入団しセッターとして活躍する。Vリーグへ行き的確なツッコミをしてくれる人が誰もおらず、アランの大切さを知った。
宮侑(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
宮侑(みや あつむ)とは『ハイキュー!!』に登場する、優勝候補筆頭の強豪校「稲荷崎高校」のセッターだ。双子でバレーをしていて、「高校バレー最強ツインズ」と言われる。スパイカーを絶妙に操る高校NO.1セッターとして活躍する。誰よりも真摯で献身的なトスを上げる事を心掛けている。サーブでは高校時代は二刀流で、Vリーグでは三刀流と成長する。そのサーブでチームの流れを作っている。明るく飄々とした性格で喜怒哀楽の表情が豊か。バレーに関しては、毒舌な一面を持ち合わせている。日本代表のセッターとして活躍する。
宮治(みや おさむ)
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夜久衛輔(やく もりすけ)とは『ハイキュー!!』内で登場する音駒高校のリベロ(R)。主人公日向翔陽(ひなた しょうよう)の所属する烏野高校とは因縁の関係であり、何度も試合を行っており、互いを高め合うよきライバルである。リベロとしての能力が非常に高く、その存在だけで相手のスパイカーにプレッシャーを与えるほどの存在感がある。個性豊かなチームメンバーをまとめるおかん的な役割をしていることが多いが、後輩を叱ったりする一面から鬼先輩と呼ばれることもある。
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