ブルー将軍（ドラゴンボール）の徹底解説・考察まとめ

ブルー将軍の概要

ブルー将軍とは、『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、世界征服を企んだレッドリボン軍のブルー中隊を率いる将軍である。レッドリボン軍総帥のレッドから、どんな願いも叶えられるドラゴンボールを集める任務を命じられる。本作の主人公である孫悟空（そんごくう）達が所持しているドラゴンボールを奪おうとするが、返り討ちにあう。その後本部へ帰還するも、任務失敗により、世界一の殺し屋である桃白白（タオパイパイ）に殺されてしまう。

ブルー将軍のプロフィール・人物像

誕生日：エイジ722年
身長：181cm
体重：69kg
CV：古川登志夫

美形な顔立ちながら、嗜好は女性的で、オネエ口調で話す他、潔癖症な面を持つ。女性に近寄られることを嫌い、オカマ呼ばわりされると怒り出す。些細な失敗をした部下を躊躇なく処刑し、自分の顔を忘れてしまった部下を蹴り倒すなど、残虐な面も持ち合わせている。
武術の腕がたつだけでなく、冷静に戦局を分析でき、超能力も使うことができる。自分より強い相手でもその超能力は効き、孫悟空をあと一歩のところまで追い詰めたこともある実力者。

ブルー将軍の能力

超能力（金縛り）

相手の体の自由を奪う超能力。孫悟空や孫悟空の仲間のクリリンも動きを封じられ、苦戦させられた。

超能力（テレキネシス）

複数の縄を同時に操り、数人をあっという間に縛りあげた。

ブルー将軍の来歴・活躍

ドラゴンボール略奪

レッドリボン軍の総帥であるレッドは、どんな願いも叶えられるドラゴンボールを集めるため、本作の主人公である孫悟空（そんごくう）たちが持っているドラゴンボールを奪うようブルー中隊へ命じる。
すでにいくつかの隊は孫悟空に全滅させられており、ブルー将軍も警戒していた。
孫悟空たちは武術の神様と呼ばれている亀仙人（かめせんにん）の家へ訪ね、潜水艇を借り、海底へドラゴンボールを探しに行く。
ブルー将軍は、亀仙人の家を孫悟空たちの本拠地と考え、孫悟空たちを追う隊と、亀仙人の家を攻め落とす隊の2つに分ける作戦を立てた。

亀仙人の家を落とすためブルー中隊のB班は、銃などの武器を持ち戦闘機数台で攻め込んだが、亀仙人によって全滅させられた。
一方、ブルー将軍率いるA班は、孫悟空たちを追って、潜水艇で海底へと向かっていく。
ブルー将軍たちの攻撃を受けながらも孫悟空たちは海底の洞窟へと逃げ込み、その後をブルー将軍たちも追っていく。
孫悟空たちが逃げ込んだ洞窟は、かつて海賊たちが使っていたアジトで、侵入者の行く手を阻む罠がいくつも仕掛けられていた。
孫悟空たちが罠を抜けていったのを見てブルー将軍は部下たちを先に行かせるが、全員罠にかかりブルー将軍1人になってしまった。
ブルー将軍は冷静に状況を考え、罠を抜けることができ、再び孫悟空たちを追いかける。
孫悟空たちは奥に進んでいくと、海賊たちが残したガードロボットと遭遇し対戦。
1人ガードロボットと戦うことにした孫悟空は、仲間のクリリンとブルマを先に行かせた。
先に進んだクリリンたちは後を追ってくる孫悟空のために、矢印で進行方向を記したが、ブルー将軍がその矢印を書き換え、孫悟空はクリリンたちと違う方向へ進んでしまった。
海賊たちのお宝を見つけたクリリンたちにブルー将軍が追いつき、その宝を奪うためクリリンと対戦する。
クリリンの蹴りを受けて血を流したブルー将軍は、超能力でクリリンの動きを封じ、優位に立つ。
ブルー将軍がとどめを刺そうとしたその瞬間に孫悟空が駆け付け、孫悟空とブルー将軍との対戦が始まる。
当初は孫悟空が優位に戦いを進めていたが、ブルー将軍の超能力で動きを封じられ形勢逆転する。
すると突如ネズミが現れ、潔癖なブルー将軍はネズミを見ると慌てだし、超能力を解いてしまった。
動けるようになった孫悟空は一気にブルー将軍を倒し、ドラゴンボールを見つけ出して、仲間たちと共に洞窟を脱出した。

その後、亀仙人の家へ戻ると、あとを追ってきたブルー将軍が超能力で縄を操り、孫悟空たちを縛り上げる。
ブルー将軍はドラゴンボールを奪い、縛り上げた孫悟空たちのそばに時限爆弾をセットして自身は飛行機で脱出した。
孫悟空たちが縄を解くのに苦戦していると、外出していた孫悟空の仲間のランチが戻ってきて縄を解く。
自由の身になった孫悟空が爆弾を遠くへ投げ捨てて全員無事に助かると、孫悟空はブルー将軍を追いかけた。

ペンギン村からの帰還

ブルー将軍はドラゴンボールを奪い、本部へ帰還する途中で孫悟空に追いつかれてしまう。
何とか逃げようとして、ジェット機を急加速させるも大岩にぶつかり、墜落してしまった。
孫悟空も急加速の影響で落下し、2人はペンギン村へたどり着いた。

ブルー将軍は本部への移動手段を求めて、ペンギン村で飛行機を探していた。
すると1台の車が通りがかり、中からサラリーマン風の男が登場。
その男はブルー将軍を強盗と思い、近くの電話ボックスに入ってスッパマンへ変身すると、ブルー将軍を威嚇した。
しかし、ブルー将軍が電話ボックスを抱え込んで潰すと、その強さを知ったスッパマンは急に弱腰になる。
その後、スッパマンは自分が乗っていた車をブルー将軍に渡し、飛行機のある場所を教えた。

一方孫悟空は、ペンギン村に住むロボット少女の則巻アラレ（のりまきあられ）と出会い、彼女の家へ向かった。
孫悟空は、ドラゴンボールの在り処を示すドラゴンレーダーという機械を持っていたが、それが故障してしまったため、アラレの父である則巻千兵衛（のりまきせんべえ）に修理を依頼した。
するとそこへブルー将軍も飛行機を目当てに則巻千兵衛の家へ訪ねてきた。
ブルー将軍が孫悟空に超能力をかけて動きを封じ、殺そうとしたところを、アラレが頭突きでブルー将軍を遠くまで吹っ飛ばした。
人気のないところまで飛ばされたブルー将軍は通りがかった車を奪いながら本部へ向かい、帰還することができた。

本部に戻ったブルー将軍がレッド総帥の元へ報告に向かうと、そこには世界一の殺し屋桃白白（タオパイパイ）がいた。
レッド総帥は任務に失敗したブルー将軍を死刑にしようとしたが、桃白白と勝負し勝ったら許すと言って、2人を戦わせた。
桃白白はブルー将軍の攻撃を交わすと、舌でこめかみを突き、ブルー将軍は死んでしまった。

ブルー将軍の関連人物・キャラクター

レッド

CV：内海賢二

世界征服を企むレッドリボン軍の総帥。身長の低さにコンプレックスを抱いており、ドラゴンボールで叶えてもらいたい願いは自身の身長を伸ばすことだ。
部下の失敗は許さず処刑にする考えだが、ブルー将軍に対してはこれまでの功績を考慮し、桃白白と戦い勝利すればチャンスを与えると提案した。

桃白白（タオパイパイ）