アイシールド21の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『アイシールド21』とは原作・稲垣理一郎、作画・村田雄介によるアメリカンフットボールを題材とした漫画作品である。
主人公の小早川瀬那(セナ)は気弱な高校生だが、俊足の持ち主であった。彼の走りを見たアメフト部の主将、蛭魔に強制的にアメフト部に入部させられ、セナは最強ランナーである「アイシールド21」を名乗ることになる。
本作では、勝利のためにひたむきに努力する姿や、苦悩する姿が描かれ、胸を熱くさせる名言・名シーンが存在する。

「空中戦なら俺がNo.1です 言っとくけど阿含さんにだって負けない」

関東大会一回戦で試合をすることになった神龍寺ナーガは泥門についてのミーティングを行っていた。一人一人の選手に注目し、対応を決めており、レシーバーであるモン太には神龍寺の監督は空中戦の達人と告げる。モン太のプレイに対し、一休は「空中戦なら俺がNo.1です 言っとくけど阿含さんにだって負けない」と宣言する。現時点で空中戦最強である一休はNo.1のプライドを持っていることがわかる言葉である。

「本当のNo.1は 絶対に負けないからこそNo.1なんすよ 俺は今自分が許せない…!!」

関東大会、泥門との試合。ヒル魔の投げたロングパスを阻止すべく、モン太との一騎打ちに挑む一休。一休は自身ではじいたボールをキャッチするという神業を見せるが、モン太はキャッチに費やしてきた経験とキャッチの最強になるという気持ちから一休からボールを奪い、ロングパスを成功させる。現時点で空中戦No.1だった一休はこのプレイにより、モン太に勝利を許してしまう。神龍寺のラインマンである山伏からロングパスが一回通っただけだと励まされるが、一休は「本当のNo.1は 絶対に負けないからこそNo.1なんすよ 俺は今自分が許せない…!!」と悔しさをにじませる。一休はモン太に二度と負けないことを誓い、モン太も一休に対し、キャッチの最強になることを宣言する。

山伏権太夫の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「やっとあの…阿含が おぅそりゃ怖い奴だったけど やっと火ィついた阿含と一緒に すんごい神龍寺ナーガやれたのになぁ…!」

関東大会一回戦、神龍寺ナーガとの試合。天才である阿含や一休を下し、凡才が天才から勝利をもぎ取ったという結果になった。阿含は試合前にインタビューで「俺が22人いりゃそれがドリームチームだ」と告げていたが、自分一人では勝てないことを知り、阿含は春大会で泥門との再戦を誓い、仲間たちにも足を引っ張らないように告げる。そんな阿含の姿を見た神龍寺ナーガのラインマンである山伏は、天才であるが素行に問題のある阿含を恐れていた。山伏は今回の試合で「やっとあの…阿含が おぅそりゃ怖い奴だったけど やっと火ィついた阿含と一緒に すんごい神龍寺ナーガやれたのになぁ…!」と喜んでいたが、3年の自分では来年阿含と共に戦うことはできないと知り悔し涙を流す。山伏は歩きながら背後にいる後輩たちに次の神龍寺ナーガを託すのであった。

峨王力哉の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「ただ“登る”」

アメリカンフットボールユースワールドカップの決勝戦、日本選抜メンバーはアメリカと対戦することにななった。試合開始直後、アメリカ大統領の息子で世界最強のラインマンと称されるMr.ドンことドナルド・オバーマンによってなんと栗田が倒されてしまう。栗田はそのままベンチに下げられ、栗田の代わりに栗田と同等の力を持つ峨王がフィールドに立つことになった。オバーマンに押される峨王だったが、それでも倒れることなく上を目指し「ただ“登る”」と果敢に立ち向かう。峨王は自分に力で叶う人間はどこにもおらず、力を欲したマルコに勧誘される形でアメフトを始めた。関東大会決勝で栗田という自分と同等の力を持つ人間が現れ、さらに世界には自分よりも強大な力を持つオバーマンの存在に峨王はただ胸を熱くするのだった。

クリフォード・D・ルイスの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「眼中にねえんだよ お前らなんかよ」

アメリカンフットボールユースワールドカップでアメリカの対戦することになったセナたち日本選抜チーム。ヒル魔を守るためにMr.ドンことドナルド・オバーマンに栗田が倒されてしまい、セナもパンサーに捕まってしまうなど序盤から押される形となってしまった日本選抜チーム。アメリカ側の攻撃になり、アメリカ選抜のクォーターバックであるクリフォード・D・ルイスは素早い動きでパスを出しており、その動きを止められるのはセナや進、阿含しかいない。クリフォードに突っ込んでいったのは阿含であり、迫る阿含に驚くどころか「眼中にねえんだよ お前らなんかよ」と阿含に興味を示すことなく、超高速ロングパスを成功するのだった。もともとクリフォードはプライドも高く、高い身体能力と頭脳を有している。日本勢に対し、余裕を見せる言葉であった。

ドナルド・オバーマンの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「哀しいな~己の野心に才能が見合わん人生は お前のその力の無さが俺は哀しい」

セナたちがクリスマスボウルに勝利したのもつかの間、「アメリカンフットボールユースワールドカップ」が開催されることになり、世界の選抜選手たちとの戦いが始まろうとしていた。各国の選手たちが続々と集まる中、アメリカ合衆国の大統領の息子で世界最強のラインマンといわれるドナルド・オバーマンがリムジンに乗って現れる。そんなオバーマンが乗るリムジンの窓を壊し、オバーマンに掴みかかったのは白秋ダイナソーズの峨王であった。関東大会でもあらゆる敵を壊し続けた峨王に臆することなく、むしろ「哀しいな~己の野心に才能が見合わん人生は お前のその力の無さが俺は哀しい」と余裕を見せるオバーマン。世界最強と言わしめる実力は本物であり、この後峨王はあっけなく倒されてしまう。

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