ボディガード(1992年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ボディガード』とは、1992年にアメリカ合衆国で制作されたラブサスペンス映画である。脅迫状を送りつけられたスーパースターのレイチェル・マロンと彼女を命懸けで守る元シークレットサービスでプロのボディガードであるフランク・ファーマーとの甘くて切なく、ほろ苦い恋が描かれていく。主演は『ダンス・ウィズ・ウルブズ』でオスカーを獲得したケビン・コスナー、共演は本作が女優デビューとなった歌手ホイットニー・ヒューストンが務めた。監督は『ボルケーノ』、『理由なき発砲』などで知られるミック・ジャクソンが務めた。
フランク・ファーマーの警護対象者
レイチェル・マロン(演:ホイットニー・ヒューストン)
日本語吹き替え:塩田朋子(ソフト版・テレビ朝日版)/高島雅羅(フジテレビ版)
今をときめくスーパースター。主演映画はヒットを記録し、その主題歌もヒットチャートを賑わすなど高い人気を得ている。しかし、数多くの脅迫状を送りつけられてきたことで危険を感じたマネージャーの提案でボディガードのフランク・ファーマーによって警護されることになる。初めは危機意識がなく、ファーマーを邪魔者扱いしていたが、ナイトクラブで暴走したファンから助けられたことによってファーマーを信頼するようになっていき、次第に恋に落ちていく。自己中心的な性格であり、時に感情を露わにすることがある。アカデミー主演女優賞にノミネートされ、出席した授賞式会場で命を狙われるが、身を挺して銃弾を受けたファーマーによって救われる。
レイチェル・マロンの家族
ニッキー・マロン(演:ミシェル・ラマー・リチャーズ)
日本語吹き替え:藤生聖子(ソフト版)/吉田理保子(フジテレビ版)/唐沢潤(テレビ朝日版)
スーパースターであるレイチェル・マロンの姉で付き人。妹レイチェルとバンドを組んで高校のダンスパーティーで演奏していたが、レイチェルの才能を目の当たりにしたことで音楽活動から引退した。スターとして成功していくレイチェルに対する嫉妬が抑えきれなくなり、脅迫状が送られてきたことをきっかけにバーで目についた男に彼女の殺害を依頼してしまう。涙ながらにその事実をフランクに打ち明けるが、フランクの実家に侵入してきた何者かによって射殺されてしまう。
フレッチャー・マロン(演:デボーン・ニクソン)
日本語吹き替え:小松直史(ソフト版)/津野田なるみ(フジテレビ版)/内澤祐豊(テレビ朝日版)
スーパースターであるレイチェル・マロンの8歳の息子。ボートが好きかフランクに聞くが、知らないと言われてしまう。本当は知っているのに答えたくない、と言ってフランクを感心させ、大きな白いヨットに4か月間閉じ込められたことがきっかけでボート嫌いになった、という理由を引き出す。さらに、フランクがボディガードであることを見抜き、彼を感心させる。
レイチェル・マロンの関係者
ビル・デバニー(演:ビル・コッブス)
日本語吹き替え:阪脩(ソフト版)/富田耕生(フジテレビ版)/小林勝彦(テレビ朝日版)
レイチェル・マロンのマネージャー。脅迫状が送りつけられてきたことでレイチェルに危険が迫ると感じ、フランク・ファーマーに彼女の警護を依頼する。何かあるたびにレイチェルから呼び出されることに対して、いらだちを見せたことがある。
サイ・スペクター(演:ゲイリー・ケンプ)
日本語吹き替え:島田敏(ソフト版)/江原正士(フジテレビ版)/二又一成(テレビ朝日版)
レイチェル・マロンの広報担当者。彼女に送りつけられてきた脅迫状を利用してレイチェルの宣伝に結びつけようと考えるが、フランクに厳しく注意される。
トニー・シペリ(演:マイク・スター)
日本語吹き替え:福田信昭(ソフト版)/秋元羊介(フジテレビ版)/塩屋浩三(テレビ朝日版)
レイチェル・マロンのボディガード。彼女に好意を持っていることをフランクに公言する。ナイトクラブでレイチェルを暴走したファンから救ったフランクに出し抜かれたことに逆上する。レイチェル宅のキッチンでフランクに襲いかかるが、返り討ちに遭ってしまう。アカデミー賞授賞式の会場でレイチェルの命を狙うグレッグ・ポートマンを止めようとするが襲われてしまい、片目を失明する。
ヘンリー・アダムス(演:クリストファー・バート)
日本語吹き替え:伊藤栄次(フジテレビ版)/大滝寛(テレビ朝日版)
レイチェル・マロンの専属運転手。洗車と送り迎えに時間を費やしている。フランク・ファーマーの新しい助手に任命され、さらに車の運転方法を彼から教え込まれる。
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目次 - Contents
- 『ボディガード』の概要
- 『ボディガード』のあらすじ・ストーリー
- 新しい警護の依頼
- スーパースターとの対面
- ナイトクラブでの出来事
- 過ちを犯した夜
- 身に迫り始める危険
- 束の間の平穏
- 衝撃の告白
- 切ない別れと新しい出発
- 『ボディガード』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- フランク・ファーマー(演:ケビン・コスナー)
- フランク・ファーマーの警護対象者
- レイチェル・マロン(演:ホイットニー・ヒューストン)
- レイチェル・マロンの家族
- ニッキー・マロン(演:ミシェル・ラマー・リチャーズ)
- フレッチャー・マロン(演:デボーン・ニクソン)
- レイチェル・マロンの関係者
- ビル・デバニー(演:ビル・コッブス)
- サイ・スペクター(演:ゲイリー・ケンプ)
- トニー・シペリ(演:マイク・スター)
- ヘンリー・アダムス(演:クリストファー・バート)
- フランク・ファーマーの家族
- ハーブ・ファーマー(演:ラルフ・ウェイト)
- フランク・ファーマーの関係者
- グレッグ・ポートマン(演:トーマス・アラナ)
- レイ・コート(演:ジェリー・バマン)
- ミネラ(演:ジョー・ユーラ)
- 脅迫状を送りつけた男
- ダン(演:トニー・ピアース)
- アカデミー賞授賞式の関係者
- スキップ・トーマス(演:リチャード・シフ)
- 大御所女優(演:デビー・レイノルズ)
- ロバート・レアドン(演:ロバート・ウール)
- 音響賞プレゼンター(演:ロブ・サリバン)
- 音響賞受賞者(演:パトリシア・ヒーリー)
- クライヴ・ヒーリー(演:ナサニエル・パーカー)
- その他の人物
- ロータリークラブ会長(演:バート・レムゼン)
- 少女(演:エイミー・ルー・デンプシー)
- 少女の母親(演:シェリー・A・ヒル)
- エマ(演:エセル・アイヤー)
- 『ボディガード』の用語
- シークレットサービス
- ヘンリー・フォード
- アレクサンダー・グラハム・ベル
- 『ボディガード』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- レイチェル・マロン 「撃つかと思ったわ」
- レイチェル・マロン 「心配しないで。私が守ってあげる」
- フランク・ファーマー 「これじゃ君を守れない」
- 『ボディガード』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- デートで鑑賞した映画は『用心棒』
- スティーブ・マックイーン主演を想定して書かれた脚本
- 続編が企画されていた
- 主題歌はカバーソング
- 映画のポスターに写る女性はホイットニー・ヒューストンとは別人
- 『ボディガード』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:ホイットニー・ヒューストン 「I Will Always Love You」
- 挿入歌:ホイットニー・ヒューストン 「Run To You」