ジン=フリークス(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
ジン=フリークスとは漫画『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクターで、主人公ゴン=フリークスの父親である。二ツ星(ダブル)ハンターの称号を持つ遺跡ハンター。ハンター協会の最高幹部の集団である十二支んの元メンバーでもあり、その時のコードネームは亥。12歳になる直前に「欲しいものがあるんだ」と言って島を飛び出し、その後はプロのハンターとなって世界を股にかけて活躍をしている。ある日、赤ん坊だったゴンを連れて突如帰郷。ゴンを従兄のミトに預けて再び姿を消してしまったのだった。
ミト
CV::岡村明美(パイロット版)/木村亜希子(第1作)/潘恵子(第2作)
誕生日:不明
年齢:不明
血液型:不明
身長:不明
体重:不明
念能力:不明
ジンと幼馴染の従妹。ゴンの従妹叔母にあたる。気が強いが、根はやさしい肝っ玉母さんのような性格である。幼少の頃はジンの事を兄のように慕っており、一緒に遊んだりもしていた。しかし、ジンがハンターを目指して島を出ることを志した頃から当たりが強くなった。その後、ジンは島を出て行ってしまったのだが、10年後、幼いゴンを連れてくじら島に戻ってくる。ジンは妻とは別れたとだけ告げ、ミトにゴンとゴン宛てのメッセージボックスを預けて再び姿を消したのだった。身勝手なジンの行動により、突然子育てが始まったのだが、ゴンに対しては、厳しいながらも愛情をたっぷりと注ぎ育てあげた。また、親権もジンから奪い取り、正式にゴンの母親となっている。
ハンターという危険な職業をあまり良く思っていないミトは、ゴンには「父親は幼いころに亡くなった」と告げ、ハンターを目指して島を飛び出したジンの存在は隠していた。しかし、カイトとの出会いにより父親の存在と、ハンターとして活躍していることを知ると、自分もハンターを目指して島を出たいと、ミトに申し出るのだった。ミトは、あえてゴンがジンと同じハンターを目指さないよう存在を隠していたが、自らの意志でハンターを志すゴンを止めることはできなかった。
レイザー
CV:古澤徹(OVA)/黒田崇矢(新アニメ)
誕生日:不明
年齢:不明
血液型:不明
身長:不明
体重:不明
念能力:放出系
グリードアイランドのゲームマスターの一人。外見は黒髪で細目、角刈りとソフトモヒカンを合わせたような髪形をしている。体格は筋骨隆々、Tシャツに短パンという服装から、スポーツマンのような見た目をしている。真剣勝負に対するこだわりを持っているが、本人が感情的な部分を表に出すことはない。しかし、常に静かな威圧感を漂わせており、その言動には有無を言わせない圧力がある。また、ゲーム内では「一坪の海岸線」というイベントを担当しており、ソウフラビの街を支配する海賊たちの頭領の役を演じている。正々堂々と勝負をして勝つ正義感の強い男性に見えるが、その素性はジンに捕らえられた殺人歴もある元死刑囚。本人いわく前科11犯の凶悪犯である。貧困家庭に育ったことから、周りからのあたりが強く、「レイザー」という名前も呼ばれないような若年期を送っていた。
ある日、ジンからグリードアイランドのゲームマスターとしての役を任せられ、信頼に応えてゲームに協力することになる。その際に「オレの息子が来たときは遠慮せずに全力で戦ってほしい」と頼まれた。実際、ゴンがレイザーの元へ訪れた際は、ジンとの約束通り全力でドッジボール対決を行った。
エレナ
CV:高橋美佳子
誕生日:不明
年齢:不明
血液型:不明
身長:不明
体重:不明
念能力:不明
グリードアイランドのゲームマスターの一人。グリードアイイランド内に入る際に、ゲームの説明などを行っている。肩ぐらいまでのセミロングの髪の毛に、VRのような機械を頭に着けており、グリードアイランドの世界が見れるよう沢山のテレビ画面に囲まれた部屋にいる。ジンに、息子のゴンがいずれ訪れると聞いていた。ゴンは無事にゲームをクリアし、ジンの思惑通りゲームをクリアしたときの褒賞としてカードを現実世界に持って帰ることになった。その際、「同行(アカンパニー)」のカードを選んだが、一人ならジンの元へ飛ぶように、もしゴン一人ではないならカイトの元へ飛ばすよう、ジンから指示されていた。
アイザック=ネテロ
CV:外波山文明(1999年フジテレビ版)/永井一郎(2011年日本テレビ版 第6話ー114話)→銀河万丈(2011年日本テレビ版 第122話ー)
誕生日:不明
年齢:不明
血液型:不明
身長:不明
体重:不明
念能力:強化系
ハンター協会および審査委員会の会長。心源流拳法師範。年齢不詳の老人で、長いひげがトレードマーク。また、真剣勝負の際は、「心」と書かれたTシャツを必ず着用している。人が悪い性格だが、茶目っ気もあり、憎めない人柄をしている。46歳になったときに本格的な覚醒の兆しが訪れた遅咲きの念能力者。その年に、自身の肉体の衰えと武の才能の限界を感じ、思案の末に自分を形作ってくれた武道への感謝を込め、山に籠って「気を整える」→「拝む」→「祈る」→「構えて突く」という一連の動作を要する「1万回の感謝の正拳突き」を始める。最初は1万回終えるのに18時間以上かかっていたが、50歳になるころには1時間を切るようになった。この瞬間、眠っていた才能が開花した。さらに、これを昇華させたものが「百式観音」であり、「壱乃手」「参乃手」「九十九乃手」「零乃手」などさまざまな応用技がある。ジンの事は、世界でも5本の指に入るほどの強さ、と認めている。
パリストン=ヒル
CV:高橋広樹
誕生日:不明
年齢:不明
血液型:不明
身長:不明
体重:不明
念能力:不明
ハンター協会の元副会長で十二支んのメンバー。コードネームは子(ねずみ)。ほかの十二支んのメンバーは、それぞれの干支に合わせてコスプレをしているが、ジンとパリストンだけ、メンバーにも関わらずコスプレをしていない。一見爽やかな笑顔を絶やさないスーツ姿の好青年で、選挙スローガンには「弱者の痛みの解る会長」を掲げるが、その実はきわめて狡猾な本性を持つ野心家であり、十二支んのメンバーでは唯一ネテロに反目している。話術が巧みで辛抱強い策略家であり、他の十二支んのメンバーや一部のハンターからはかなり嫌悪・警戒されている。ネテロ会長が死んだ際は、遊び相手がいなくなった、と静かに涙を流していた。ジンからは、ネテロの意志を継いでいるのはパリストンだけだと評されている。しかし、ふたりの間には少しばかり複雑な因縁があるようで、パリストンもジンにかまってもらえるのを待っていたと発言している。また、暗黒大陸編でジンが自称ネテロの息子と名乗るビヨンド=ネテロのチームに参加した目的も、ビヨンド=ネテロへの協力とパリストンを阻止するためだとしている。
ジン=フリークスの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「道草を楽しめ、大いにな。ほしいものより大切なものがきっとそっちにころがってる」
ゴンとの再会を果たし、世界樹のてっぺんで親子2人で語り合ったジンとゴン。ジンは、この世界の外側の世界とされており、いまだかつて調査を成功させた者がいないとされる謎に包まれ暗黒大陸を目指すために、渡航条件である「許可」「資格」「手段」「契約」の4つを手に入れようとしている途中であった。しかし、本人には焦っている様子や、苦労している様子は見られなかった。ジンは、本来の目的である「暗黒大陸への渡航」へ向けて渡航条件を手に入れている、道草を楽しんでいる途中だったのだ。その道草はいずれ自分自身の経験となり、力になると信じていたジンは息子のゴンにも「道草を楽しめ、大いにな。ほしいものより大切なものがきっとそっちにころがってる」と教えたのだった。普段は、自由奔放で放任主義とみなされているジンだが、父親として息子のことを思っているようだ。
「大切なものはほしいものより先に来た」
遺跡ハンターとして活躍するジンは、「金も名誉もいらないからただ真実を知りたい」という変わり者だった。そんな彼が、ネットで知り合いオフ会で意気投合した普通の大学院生・会社員・フリーターたちに、自分の素性と王墓の調査と修繕を行うという計画を打ち明けた。彼らは、法人設立に関わる雑事を進んで熟し、なけなしの生活費から寄付をしてくれ、念願かなって王墓の中に足を踏み入れることができた。その時、ジンが一番うれしかったのは、ずっと願っていた王墓の真実を目の当たりにしたことではなく、一緒に中へ入った彼らと顔を見合わせて握手した瞬間だった。そしてこの時、「大切なものはほしいものより先に来た」とジンは思った。
「なめんなよ?オレの息子だぜ」
ハンター専用のゲーム機グリードアイランドを作り上げたジンは、いずれ自分の息子ゴンがハンターとなり自分を探してグリードアイランドを訪れると予想していた。そして、ゲームのクリアの為にジンに雇われていたゲーム製作者の一人、レイザーのところへゴンが来た際は容赦なく攻撃してほしいと頼んでいた。しかし、レイザーは、数々の殺人、犯罪を犯した元死刑囚だった。そのため、ゴンを殺してしまうかもしれないぞとジンを脅した。しかし、「なめんなよ。オレの息子だぜ?」と言ってレイザーに託した。ゴンに対して父親らしいことは何ひとつせず、長年会ってすらいなかったジンだったが、息子が必ず自分に追いつく強いハンターになると確信していたのだ。そしてジンの言葉通り、ハンターとなったゴンはレイザーの元へ訪れ勝利を手にするのだった。
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目次 - Contents
- ジン=フリークスの概要
- ジン=フリークスのプロフィール・人物像
- ジン=フリークスの能力・必殺技
- ジン=フリークスの来歴・活躍
- 旅立ち
- グリードアイランド
- 会長選挙
- ジン=フリークスの関連人物・キャラクター
- ゴン=フリークス
- カイト
- ミト
- レイザー
- エレナ
- アイザック=ネテロ
- パリストン=ヒル
- ジン=フリークスの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「道草を楽しめ、大いにな。ほしいものより大切なものがきっとそっちにころがってる」
- 「大切なものはほしいものより先に来た」
- 「なめんなよ?オレの息子だぜ」
- ジン=フリークスの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- グリードアイランドでゴンが最初に会った人物の正体
- パリストンから信頼を寄せられる
- 数々の功績を残している
- 周囲から「クズ」と評される性格
- 『幽☆遊☆白書』の幽助に似た容姿