キングダム(KINGDOM)登場武将の悲しすぎる史実の最期まとめ【ネタバレ注意】
『キングダム』は中国の春秋戦国時代を舞台にした漫画で、実在した武将たちが数多く登場している。作品では華々しい活躍を見せている登場人物・キャラクターも、史実では悲惨な最期を遂げていることもある。
ここでは『キングダム』に登場する武将の、史実での悲しすぎる最期をまとめた。
若くして人質として秦に赴き、秦で頭角を現して相国となった。 嫪毐が背くと昌文君と共に鎮圧した。
出典: ja.wikipedia.org
史実の昌平君は、幼い頃に秦の人質として楚から送り込まれた公子でした。
その楚を秦が滅ぼした時、昌平君は、楚の大将軍、項燕(こうえん)の要請に乗り、秦から逃亡して楚に赴き、自ら即位して楚を復活させます。
史実では、楚の負芻という王様が捉えられて、楚の国が滅亡すると、その後で項燕将軍が昌平君を楚王として復活を狙います!
昌平君は、その項燕と一緒になって、秦を裏切ることになります。
しかし、王翦(おうせん)・蒙武によって滅ぼされ死んでしまうのです。
紀元前223年、楚王負芻が秦に捕らえられ、楚が滅亡すると楚の将軍の項燕により淮南で楚王に立てられ、秦に背いたが、王翦・蒙武に敗れて戦死した。
出典: ja.wikipedia.org
♢相国 呂不韋(りょふい)
キングダムでは趙の生まれということですが
彼は 衛(えい) という国の生まれだそうです。
出典: blog.livedoor.jp
紀元前252年。昭王が亡くなります。
そして安国君が 考文王(こうぶんおう) となりますがたった1年で亡くなります。
こうして子楚(しそ)は王位につき呂不韋は丞相(じょうしょう)となります。
そして10万戸という広大な領土を貰い文信侯(ぶんしんこう)という名を貰っています。
彼の権力は右に出るものはいなかったとあります。
出典: blog.livedoor.jp
▼そして、嫪毐の謀反が起こり…
そして、この大罪の責任は呂不韋にも飛び火します。
本来なら処刑というとこですが今までの秦国への貢献から死刑だけは免れます。
相国という地位を無くし、領土も失います…
出典: blog.livedoor.jp
しかし、交友だけは無くなりませんでした。
さまざまな人が呂不韋のもとを訪ねてきたとあります。
そしてこれを知ったエイセイ…
猜疑心の強い彼は、真っ先に呂不韋の謀反を疑います。
出典: blog.livedoor.jp
呂不韋はこの誤解を解くために誠意を持って答えたはずでしょう…。
しかしそれは届かずこちらの言い分も聞かず、流刑にされます。
このままいけば2~3年のうちに自殺するよう命令がくるはず…。
もはやこれまでと悟った呂不韋は服毒自殺をします…。
こうして華々しい人生は一変。
誰にも最期を看取られること無く生涯を終えたのです…。
出典: blog.livedoor.jp
♢李斯(りし)
漫画では、そのまま呂不韋の四柱になっていますが、事実は異なり、呂不韋の推挙で秦王政に仕えています。
紀元前221年、秦王政は、中華を統一し始皇帝と名乗ります。
李斯は丞相として、遂に長年の宿願を実行に移します。
現在、多くの国が採用している政治システムも、首都に政治の中心を置いて、官吏(公務員)を派遣して統治する中央集権システムなので、李斯の統治システムは基本では、現代の社会でも通用しているのです。
始皇帝が全国巡幸中の紀元前210年に崩御すると、遺言により、その地位は長男の扶蘇(ふそ)が継ぐ事になっていました。
しかし、始皇帝晩年のお気に入りの趙高(ちょうこう)が始皇帝の側にあるのを利用して遺書を改竄し、末子の胡亥(こがい)を皇帝にしようと丞相の李斯に持ちかけてきます。
李斯は保身の為に趙高の陰謀に加担してしまうのです。
ところが全ては趙高が己の野心の為に仕組んだ罠でした。
李斯は、ようやく過ちに気が付き、秦帝国を軌道修正しようと胡亥に何度も諫言しますが、それらは、後で趙高によりすべて捻じ曲げられて伝えられます。
いよいよ李斯が邪魔になった趙高は、楚との戦いで戦死した、李斯の長男がかつて楚に通じていたという罪をでっちあげ、高齢の李斯を激しい拷問に掛けて自白させました。
李斯は息子と共に腰斬(ようざん)という腰で胴体を切り離す、残酷な刑罰に掛けられ、苦しみ、のたうちまわりながら世を去ったのです。
♢蒙毅(もうき)
紀元前221年、秦が天下を統一すると始皇帝は、蒙恬を高く評価します。
それにより弟の蒙毅も目をかけられましたが、一度気に入られると出世が早く、上卿(じょうけい)に任命されて、常に始皇帝と同じ車に乗り、宮廷でも一番前に侍(はべ)るなど破格の待遇をされました。
蒙毅は秦の法律に詳しい人物で、常に始皇帝の諮問を受けています。
キングダム同様に、相当なキレ者だったのです。
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