「宇宙戦艦ヤマト2199」の第9話「時計仕掛けの虜囚」を旧作と比較!相違点まとめ

『宇宙戦艦ヤマト2199』の第9話「時計仕掛けの虜囚」が旧作と比べてどう違うのか気になったので、この記事で紹介しています。調べてみると、「時計仕掛けの虜囚」はどうやら今作のオリジナルエピソードみたい。古参ファンの間では賛否両論巻き起こったそうですよ。

【第9話】『時計仕掛けの虜囚』

ウィキペディアにはオリジナルストーリーと書かれているが、オートマタ(自動人形)の自我を巡る寓話は旧第16話「ビーメラ星、地下牢の死刑囚!!」に相当しよう。敵捕虜に人間性を認める点では、旧第13話「急げヤマト!!地球は病んでいる!!」の影響もあるかもしれない。

出典: movieandtv.blog85.fc2.com

今話2199第9話『時計仕掛けの虜囚』はアナライザーにスポットの当たる点では旧作第16話『ビーメラ星、地下牢の死刑囚!!』に相当するストーリーであると言える。ただし旧作第16話と同じくビーメラ星が登場するストーリーとしては2199第16話『未来への選択』がある。

出典: ameblo.jp

第9話 時計仕掛けの虜囚

『観測員9号の心』という物語の朗読と人と機械、心と自我に関する問いかけをリンクさせて進むオリジナルストーリー

※旧作の相当話無し オリジナルストーリー

第9話、時計仕掛けの虜囚、が前作にないサブストーリーとして、賛否さまざまな評価をされているようです。

出典: blog.goo.ne.jp

こんなのは旧作にないからダメだ的に考えるような方々は私は否定します。この話は見事にヤマトの世界観に入り込めていると感じるからです。

出典: ameblo.jp

出典: blogs.yahoo.co.jp

YRAラジオヤマト放送で、ラジオネーム、シロシンタさんがリクエストした物語『観測員9号の心』を、DJ岬が朗読

「時計仕掛けの虜囚」「機械仕掛けの寓話」「流れよ我が涙、と人形は言った」「われはロボット」「オートマタは電気羊の夢をみるか」といった各話タイトルが並び、SFファンの心をさり気なく擽る。
シロシンタ:真田志郎>志郎真田>しろうさなだ>しろうしんた>シロシンタ(オーディオコメンタリーより)

ロボットであるアナライザーは、ガミロイドとの交流を経て、「自分とは何なのか?」という問いを知ることになる。

出典: blog.livedoor.jp

出典: blog.goo.ne.jp

エンケラドゥスで回収したガミロイド

破損した3体のガミロイドを合わせ1体のガミロイドに修復

出典: ameblo.jp

AUO9はオルタとコミュニケーションをはかる

ガミロイドに"オルタ"と名付け、ガミラスの情報を話してもらおうと試みて、日本語を教える

[命(心)について]
●旧作(16話):森『あなたは元の鉄屑に還るだけでしょうけど、人間にとって死ぬっていうことは大変なことなのよ』
●2199(9話):伊東『捕虜だって?ばかばかしい!あれは只の機械じゃないか。心?あれにこころだと?』

[命(心)について]
●旧作(16話):アナライザー『僕にも命はあります。この命は人間が与えてくれたものです。人間の命は神様が与えたと聞いています。神様からもらった命も人間からもらった命も尊さに変わりは無いはずです。』
●2199(9話):アナライザー『彼ら(ガミロイド兵)と私は同じ存在です』
岬『心があるなら、機械も捕虜として扱うべきよ。』
真田『だが、我々の脳も、同様に、多文書多重処理によるオートマタでないとは言い切れない。彼らの処理系に、我々と同種の意識は芽生えない。そう君は思いたいようだ。だが、それを証明することは、実はできないんだよ』
真田『私には君に(伊東に)心があるのかどうかさえ分からない。君には私の中にあるような意識は無く人間らしく振舞っているだけなのかもしれない』
ガミロイド兵オルタ『犬、猫、存在、女神、死、ともだち』

機械(ロボット、オートマタ)の自我や心に関する問いかけという意味では旧作第16話と2199第9話のテーマは同じ。

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心があれば捕虜として扱うべきと言う岬

伊東「真田副長、まさかあれに心があると思っていませんか?」
真田「私には君に心があるのかどうかさえわからない。」

自動航法室に向かうオルタ

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アナライザーに倒れ込むオルタ

「シェルブロック破壊、カーネルに進入」ガミロイドの停止処理を行うアナライザー

[人類滅亡まであと…]
●旧作:
●2199:339日

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