宇宙戦艦ヤマト2199(アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『宇宙戦艦ヤマト2199』とは日本を代表するアニメ『宇宙戦艦ヤマト』のリブート作品。後に総集編『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』及び、劇場版オリジナル『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が公開された。
西暦2199年、謎の異星人ガミラスの侵略により滅亡の危機に瀕した地球を救うべく、宇宙戦艦ヤマトが16万8000光年の彼方にあるイスカンダルへ旅立つ。タイムリミットはわずか一年。これは艦長である沖田十三を筆頭にしたヤマト乗組員999名の奮闘を描く物語である。

CV:岡本 信彦
第9話に登場。第4話におけるエンケラドゥスでの戦闘の結果鹵獲に成功した3体のガミロイドの内、ダメージの少ない一体に他2体の使える部品を組み合わせ再生した存在。目的は未知の敵であるガミラスに関するデータ収集である。再起動の際アナライザーから「異星文明使役型アンドロイド・再起動オルタナティブ」略して「オルタ」と名付けられる。その後アナライザーから地球の言語を教わったり、将棋を指す等打ち解けていった。しかし「女神」の存在を求めヤマトの艦内ネットワークに干渉する他自ら脚部を修復、自動航法室を目指すもアナライザーに阻止され機能停止させられる。

惑星レプタポーダ第十七収容所

デバルゾ・ボーゼン

CV:丸山 壮史
惑星レプタポーダの第十七収容所の所長。階級は大佐。年齢は不明。
囚人に対する虐待や物資の横流し等、収容所を私物化した行為の数々を日常茶飯事として行い私腹を肥やしている。それのみならず現状の立場に不満を持っており中央への返り咲きをも狙っている(2199設定資料集『GARMILLAS』177ページより)。収容所を訪れたユリーシャ(雪)にエリーザ・ドメルを世話役に付けるなど自身よりも立場が上な人間には媚び諂う反面、二等ガミラス人であるノランに対しては寄生虫と詰り暴行すら平然と行っている。
反乱分子による大規模な暴動が起きた際、監察官に変装したメルダ達に身柄を拘束された挙げ句ガトランティス人の囚人達に文字通り袋叩きにされた。その後の消息等には一切言及されていない。

ニーゲル・ルバッカ

CV:松本 忍
第十七収容所の副所長。階級は少佐。年齢は不明。
第21話に登場。上官であるボーゼンと共に物資の横流し等に手を染めている(2199設定資料集『GARMILLAS』178ページより)。反乱分子による大規模な暴動が起きた際にはボーゼン共々身柄を拘束されるもその後に関しては一切言及されていない。

植民惑星

ガリス・ノロップ

CV:無し
小マゼラン大管区総督。
第8・22話に登場。恰幅の良い初老男性。

リベル・ドロッペ

CV:原田 晃
ノルド大管区・惑星オルタリア総督。年齢は不明。
第15話に登場。現地住民が蜂起したオルタリアから命からがら脱出し、ギムレーに保護を求めるも総統への忠誠を欠いた事を咎められ親衛隊員に射殺される。

大ガミラス帝国 民間人

ヒルデ・シュルツ

出典: 0taku.livedoor.biz

CV:三浦 綾乃
ヴァルケ・シュルツの一人娘。13歳相当。ザルツ人。
第3話から登場。父親であるシュルツがかなりの高齢になってから生まれた娘であるため非常に溺愛されている。デスラーこそ惑星ザルツの救世主であると信奉している一面も持つ。
母と共にガミラス本国で父親の帰りを待っていたが父親であるシュルツがグリーゼ581における戦闘で戦死したため結局再会は叶わなかった。その後名誉ガミラス臣民の地位を得てユリーシャ(雪)の身辺の世話を担当する(第22話)。しかし帝都バレラスに633工区が落下してきた際、群衆に巻き込まれ逃げ遅れてしまうもヒスに救われる。そして父の仇であるヤマトが波動砲で帝都バレラスを救う光景を目撃した(第23話)。劇場版『追憶の航海』エンディングではヒスと共に戦災孤児施設を訪問するシーンが描かれる(2199全記録集 Vol.3 100ページより)。

もともとはシュルツの人間味をより深くするためのキャラクターであり、登場もビデオレターだけに留まるはずだった為表情なども設定されていない(2199設定資料集『GARMILLAS』254ページより)。初登場から視聴者の反響を集め急遽出番を増やすことになった経緯がある。

エリーザ・ドメル

CV:たかはし 智秋
エルク・ドメル夫人。年齢は地球人換算にすると29歳相当。
第12話から登場。夫との仲は悪くはないものの、夫が最前線勤務で息子の葬式に出席できなかった事が原因で心に隙間が出来てしまっている(2199設定資料集『GARMILLAS』185ページより)。現在に於いても多忙な夫(エルク・ドメル)と夫婦で共に過ごす時間は短い。
ある日自邸に逃げ込んできた反政府活動家を匿った事で反政府運動に加担したと言う嫌疑をかけられ身柄を拘束、惑星レプタポーダにある第17収容所に収監された(第17話)。幼少時より外交官である父親からイスカンダルの儀礼一般に関する教育を受けてきた為、収容所を訪れたユリーシャ(雪)の身辺の世話を任される。だがその直後発生した暴動により逸れてしまう(第21話)。その後ディッツ達と行動を共にする様になる。

花束の少女

CV:本多真梨子
第12・22・23話に登場。「我らが将軍」呼ぶほどにドメルに対して敬畏の念を抱いている。それが高じたか、ドメルの叙勲式の際警備を掻い潜りドメルに直接花束を渡す行為に及ぶ(第12話)。その後ドメルの国葬にも参列(第22話)。そしてヤマトの波動砲により帝都バレラスが救われる光景も目撃する(第23話)。

墓地の少年

CV:佐藤利奈、三浦綾乃
第12・22・23話に登場。2人組の少年。一人が半ズボン、もう一人が長ズボンに帽子といった出で立ちである。ドメル夫妻の息子も、生きていれば少年たちと同年代になっていたらしいことをエリーザが言及している(第12話)。彼等もドメルの追悼式に参加したり(第22話)、ヤマトの波動砲により帝都バレラスが救われる光景を目撃する(第23話)。

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