ザマス(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
ザマスとは『ドラゴンボール超』シリーズに登場する未来トランクス編におけるラスボスである。第10宇宙の北の界王であり界王神見習い中だが、界王神を含む界王の中でトップクラスの実力を誇る。強い正義感が故に人間に対して嫌悪感を抱き、同じ思想を持つゴクウブラックと共に人間を撲滅し新世界を創造する「人間0計画」を目論む。神は絶対的存在であるという考えから性格に歪みが生じ、目的達成のために師を手にかけるなど冷酷な思想を持ち合わせるようになる。
破壊されたタイムマシンであったが、もう一機あったタイムマシンに乗って悟空・ベジータ・トランクスは未来世界へ向かう。その後悟空たちはゴクウブラックと再戦する。
戦いの最中、ゴクウブラックは超(スーパー)サイヤ人ロゼに変身しベジータに重傷を負わせる。超サイヤ人ロゼとは、ゴクウブラックの髪色がロゼワインのようなピンク色に変わりパワーアップしたときの現象のことである(この現象はサイヤ人の髪色が変わり大幅にパワーアップするときの現象である超サイヤ人と酷似している)。さらにゴクウブラックの仲間として未来世界のザマスが登場する。
時の指輪を使って未来世界にきたゴクウブラックは、ゴワスを殺害して未来世界のザマスと手を組む。そして超ドラゴンボールの願いでザマスは不死身の肉体を手に入れ、誰も逆らえないように超ドラゴンボールを破壊して全宇宙の神々を抹殺する。こうしてゴクウブラックとザマスは人間を撲滅し新世界を創造する「人間0計画」を実行していく。
ゴクウブラックとザマスのコンビネーション技に悟空たちはなす術がなくなり、一度現代世界へ撤退する。
ザマスの計画阻止のため動く破壊神ビルス
未来世界から戻ってきた悟空たちから状況を聞く中で、ザマスが時の指輪を奪い超ドラゴンボールの願いで悪事を働いていると推測したウイスは第10宇宙の界王界でザマス(現代)の監視をする。
ザマスはゴワス殺害をウイスの能力である「時間の巻き戻し」によって阻止される。人間0計画遂行のため悟空たちに攻撃を仕掛けるが、破壊神ビルスが使える能力である「破壊」によって現代のザマスは消滅する。
界王界から戻った悟空は未来世界が平和になっているか確認するためタイムマシンに乗り未来へ向かう。だがザマスもゴクウブラックも消滅してはいなかった。ビルスが現代のザマスを破壊したときに、ザマスがゴワス殺害に成功したもう一つの歴史が生まれゴクウブラックが誕生した。このとき悟空たちは初めてゴクウブラックの正体を知り、そして2度目の撤退を強いられた。
完全を目指して融合した合体ザマスの意外な弱点
再び現代に戻った悟空たちだが、ザマスの不死身の肉体に対抗するには戦闘以外の手段も必要と考え、武術の達人であり悟空の師匠である亀仙人(かめせんにん)に魔封波(まふうば)を伝授してもらう。魔封波とはどんなに強い相手であっても殺さずに容器の中に封印することができる強力な技。一方ベジータはさらなる強さを求めて修行を積む。
未来世界に残り戦いを続けるトランクスのために、もう一度悟空とベジータはタイムマシンに乗り、未来に向かう。不死身であるザマスを封印するため、魔封波を使い封印したように見えたが悟空が封印の札を忘れてしまう。そのためザマスは脱出に成功した。ザマスは自分が知らない強力な技を使ったことに脅威を感じ、ポタラを使用してゴクウブラックと融合して合体ザマスへと進化する。
合体ザマスの戦闘力は絶大であり悟空たちを追い込むが、不死身の肉体ではないゴクウブラックと融合したことで痛みを感じる不完全な肉体となる。悟空とベジータもポタラを使いベジットに変身し合体ザマスを追い詰める。さらにトランクスの折れていた剣が地球に生きる人々の力を使い大きな大剣へと変化させ合体ザマスは一刀両断され消滅した。
全てが終わったかにみえたが、ザマスは消滅したわけではなく姿を変え世界そのものと一つになった。そしてその場にいた悟空たち以外の全ての人間を消滅させてしまう。悟空は最後の手段として、全宇宙の頂点に立つ全王を呼び出した。収拾がつかない事態と判断した全王は万物を消し去る力を使い、未来世界ごとザマスを消滅させることで戦いを終息させた。
未来世界の生き残りであるトランクスとマイは、ウイスの提案によりザマスが虐殺を実行する前の未来世界で生きることを決めた。未来世界の全王は悟空たちが住む現代世界に行き、現代の全王の友人となる。
ザマスの関連人物・キャラクター
ゴワス
CV:後藤哲夫
第10宇宙の界王神であり、ザマスの師匠。超ドラゴンボールのこと、時の指輪やポタラの説明をするなどとても博識な人物。お茶とお菓子が好物。お茶目な性格でザマスと「ポタラで融合してみよう」とからかうなど、上下関係を感じさせない接し方である。ときにはザマスに「人間とは愚かしいものだ」と諭し導こうとした冷静な一面もみられた。
現代世界では一度ザマスに殺害されるが、ウイスの時間の巻き戻しで生き返りビルスがザマスを破壊したことで命拾いしている。ザマスが悪事を働いていることを知り未来世界へ行き説得を試みるが、失敗しザマスに攻撃される。絶命しかけたようだが、トランクスの復活のパワーにより息を吹き返した。ゴワスはザマスの闇に気づけずに後悔している。
ゴクウブラック
CV:野沢雅子
未来世界に突如現れ殺戮行為を行う悟空に瓜二つなゴクウブラック。目付きは本物の悟空よりも鋭い。体内のエネルギーを凝縮させて一気に放出させる悟空の技「かめはめ波(は)」と、同じく悟空の技で気を探った相手の目の前に移動できる「瞬間移動」も使用可能である。攻撃は手に気を纏わせ、手刀に変化させ斬撃するザマスと同じ技を用いる。悟空とは違い残忍で冷酷な性格で、自分の強さに酔いしれるナルシストな一面もある。
ゴクウブラックの正体は、もう一つの現代世界でゴワス殺害に成功し時の指輪を奪い超ドラゴンボールの願いで悟空の肉体を手に入れたザマスである。未来世界のゴワスを殺害し、未来世界のザマスと手を組み今回の事件を引き起こした元凶である。
悟空の肉体なこともあり戦闘力はかなり高く、髪色を黒から淡いピンクに変化させ大幅なパワーアップを可能にする超サイヤ人ロゼに変身することができる。元は同じザマス同士なのでコンビネーション技が得意。悟空たちがなす術なく2回撤退したほどである。
だが、ゴクウブラックが不死身のザマスと融合すると今まで感じなかった痛みを感じるようになった。悟空の肉体が不死身の肉体ではないことが致命的な弱点となった。
ゴクウブラック(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
ゴクウブラックとは、『ドラゴンボール超』に登場するキャラクター。主人公・孫悟空(そんごくう)のライバル・ベジータの息子であるトランクスが活躍する、未来トランクス編で主に登場する。正体は神の上の存在である界王神(かいおうしん)・ザマスが、どんな願いでも叶えられる超ドラゴンボールを用いて孫悟空の体を手に入れた姿である。
合体ザマス
CV:三木眞一郎
未来世界のザマスとゴクウブラックがポタラの力で融合した姿。肌色や顔立ち、髪色はザマスの外見を引き継ぎ、髪型はゴクウブラックの髪型を引き継いでいる。合体ザマスの戦闘力は絶大で、超サイヤ人ブルー状態のベジットと互角である。超サイヤ人ブルーとは神の気を纏った状態で超サイヤ人に変身することであり、青髪と青眼に変化する。
だが悟空の肉体を持つゴクウブラックは不死身の肉体ではないため、合体ザマスは痛みを感じるようになる。ダメージを受ける度に、肉体的にも精神的にも不安定になり体の右半分が紫色に変化して溶けてしまった状態となる。
一度は倒したかに思えたが、合体ザマスは自身を霧状に変化させ未来世界そのものになることで不死身状態になり、悟空たちの手に負えなくなる。最終的には全王の万物を消し去る力によって消滅する。
ザマスの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「人間とは…本当に守るべき存在なのかと…」
第10宇宙の界王神見習い中のザマスは、人間という存在に疑問を抱いていて師匠であるゴワスに「人間とは…本当に守るべき存在なのかと…」と相談したときの一言。
相談してみるも納得のいく答えは得られず、人間に対する嫌悪感は強まっていく。この時点では完全には悪の心に染まっていないことが分かるシーンである。
「この不死身の肉体…これぞ…神っ!!この私に相応しい…最高の体!!!!」
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目次 - Contents
- ザマスの概要
- ザマスのプロフィール・人物像
- ザマスの必殺技
- 神烈斬(しんれつざん)
- 裁きの刃
- 絶対のいかずち
- 聖なる逆鱗
- ザマスの来歴・活躍
- 未来の世界に現れたもう一人の悟空
- 人間を嫌悪する北の界王ザマス
- 不死身の肉体を手に入れた未来世界のザマス
- ザマスの計画阻止のため動く破壊神ビルス
- 完全を目指して融合した合体ザマスの意外な弱点
- ザマスの関連人物・キャラクター
- ゴワス
- ゴクウブラック
- 合体ザマス
- ザマスの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「人間とは…本当に守るべき存在なのかと…」
- 「この不死身の肉体…これぞ…神っ!!この私に相応しい…最高の体!!!!」
- 「孫悟空よ喜べ!お前はオレによって美しさの頂点に至るのだ…!!」
- 「崇めよ!讃えよ!この気高くも美しい!不死にして…最強の神!…ザマスを…!!」
- ザマスの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 白髪になっていたかもしれない超サイヤ人ブルー
- ビルスによって破壊されたもう一人の未来世界ザマス
- 全王の存在を計算に入れなかったザマス