ザマス(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
ザマスとは『ドラゴンボール超』シリーズに登場する未来トランクス編におけるラスボスである。第10宇宙の北の界王であり界王神見習い中だが、界王神を含む界王の中でトップクラスの実力を誇る。強い正義感が故に人間に対して嫌悪感を抱き、同じ思想を持つゴクウブラックと共に人間を撲滅し新世界を創造する「人間0計画」を目論む。神は絶対的存在であるという考えから性格に歪みが生じ、目的達成のために師を手にかけるなど冷酷な思想を持ち合わせるようになる。
ザマスの概要
ザマスとは『ドラゴンボール超』未来トランクス編から登場する第10宇宙の北の界王である。第10宇宙の界王神見習いとして界王神ゴワスのもとで修行を積んでいた。神こそが絶対的な存在であり、人間は争いを起こしてばかりいる存在するに値しない生き物という極端な性格と強い正義感から悪の道へと進んでいく。目的のためなら師匠さえも殺める冷酷な思想の持ち主。
白髪で黄緑色の肌を持ち、容姿は端正な顔立ちの青年のようである。とんがり耳にはオレンジ色の「ポタラ」というイヤリングを身に着けている。ポタラとは片方ずつ身に着けた両者を合体させ大幅にパワーアップできる魔法アイテム。元に戻るのは難しいという弱点もある。紫色の衣の上に肩パッドが入った黒いベスト、青色のズボンに水色の布を腰に巻いている。黒いベストや腰に布を巻いた服装は他の界王と変わらない。
ザマスのプロフィール・人物像
CV:三木眞一郎
攻撃を受け流し、気を纏わせることで手を刀のようにして斬撃するなど美しい型の武術を使う。全宇宙を含めた界王・界王神の中でも実力は最強レベルである。
「人間は神の失敗作である」という人間を完全否定した考えから「人間0計画」を企てる。人間0計画とは12個ある宇宙すべての人間を撲滅し、神々を殺めてザマス自身が絶対的神となり新世界を創造する計画である。
このアニメの主人公である孫悟空(そんごくう)と同じ容姿ではあるが、性格は真逆の残忍で冷酷なゴクウブラックと手を組み未来のトランクスがいる世界で人間撲滅を推し進めるところからザマスの人間0計画は始まる。未来のトランクスとは宇宙最強の戦闘民族サイヤ人のベジータの息子である。未来世界ではトランクス以外の戦士たちは世を去っているため、トランクスが地球の平和を守っている(異なる時間軸の未来世界であるため)。
ザマスとゴクウブラックはさらなるパワーアップのためポタラで合体し、合体ザマスへと進化した。合体ザマスは現代世界からやってきた悟空やベジータを圧倒する力を持っていた。しかしトランクスが地球に生きる全ての人の願いと悟空たちの力で、折れた剣を大剣に変えてザマスを一刀両断する。消滅したかと思われた合体ザマスは、未来世界そのものと一つになることによって悟空と仲間たち以外の人間を消滅させた。悟空は最後の手段で、12宇宙の最高位に位置する神である全王(ぜんおう)を呼び出すスイッチを押した。合体ザマスは全王の万物を消し去る力によって未来世界と一緒に消滅し、戦いは終焉を迎える。
ザマスの必殺技
神烈斬(しんれつざん)
紫の気を腕に纏い刃の形にして相手を真っ二つにする。その余波で岩や地面を斬り裂くほどの破壊力である。合体ザマスに進化すると神烈斬のリーチが長くなる。
裁きの刃
合体ザマスの技。無数の赤い刃を降らせ、刺さると爆発する。
絶対のいかずち
合体ザマスの技。巨大な光の鳥を出現させて電撃を放つ。
聖なる逆鱗
合体ザマスの技。業火球を作り出して相手に投げる技。
ザマスの来歴・活躍
未来の世界に現れたもう一人の悟空
このアニメの主人公であり戦闘民族サイヤ人の孫悟空がいる現代世界とは異なる時間軸の未来世界では、人造人間たちによる破壊行為で多くの戦士たちが犠牲になった。悟空は人造人間に出会う前に病死していたため、唯一の生き残りであるトランクスが地球の平和を守っている。トランクスとは、サイヤ人の王子であり悟空のライバルであるベジータと悟空の幼い頃からの仲間・ブルマの間に生まれた息子である。
平和な未来世界に突如現れた悟空と瓜二つであるゴクウブラックと呼ばれる人物が殺戮行為を始める。トランクスは悟空の幼い頃から登場していたピラフ一味の一人であり、今は抵抗軍のリーダーのマイと共に戦う。しかし、ゴクウブラックの力は圧倒的でこのままでは人類に未来はないと考えたトランクスは悟空を頼りにタイムマシンに乗り現代世界へ向かった。
トランクスが現代世界に到着し、悟空たちに未来世界の現状を説明する。するとトランクスの気を追跡してゴクウブラックが現代世界に襲来し、タイムマシンを破壊する。このとき第7宇宙の破壊神(星や生命を破壊することで宇宙の均衡を保つ神)ビルスとその付き人の天使ウイスが、ゴクウブラックの気が第10宇宙の北の界王(各宇宙を東西南北に分けた中で北の銀河を見守る神)ザマスに似ていることに気づく。何らかの関わりがあるのではないかと推測し、悟空は第10宇宙へと向かうこととなる。
人間を嫌悪する北の界王ザマス
悟空は第10宇宙の界王神界を訪れる。ザマスは第10宇宙の界王神(各宇宙の創造を司る神であり、破壊神と対をなす存在)ゴワスのもとで界王神見習いとして修行中であった。ゴワスはザマスの潔癖で強すぎる正義感故に、人間に対して不信感を募らせていたことを案じていた。そこで悟空と組み手を交わし不信感を和らげようとした。ザマスは善戦するも敗北したことで人間に対して危機感を覚え、さらに悟空のフランクな態度に不信感は益々高まる結果となる。
ザマスは悟空の素性と「超(スーパー)ドラゴンボール」について詳しく調べた。ドラゴンボールとは7つの魔法の玉を集めると神龍(シェンロン)という神が出現し願いを叶えてくれるアイテムであり、超ドラゴンボールになると叶える力がパワーアップし願いに際限がなくなる。その後ザマスは師匠であるゴワスを殺害し、界王神のみが使用できる時空移動を可能にする「時の指輪」を奪う。さらに超ドラゴンボールの願いで自分を打ち負かした悟空の肉体を手に入れた。その正体がゴクウブラックであり、ザマスこそ未来世界で殺戮行為を行なっている張本人である。
不死身の肉体を手に入れた未来世界のザマス
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目次 - Contents
- ザマスの概要
- ザマスのプロフィール・人物像
- ザマスの必殺技
- 神烈斬(しんれつざん)
- 裁きの刃
- 絶対のいかずち
- 聖なる逆鱗
- ザマスの来歴・活躍
- 未来の世界に現れたもう一人の悟空
- 人間を嫌悪する北の界王ザマス
- 不死身の肉体を手に入れた未来世界のザマス
- ザマスの計画阻止のため動く破壊神ビルス
- 完全を目指して融合した合体ザマスの意外な弱点
- ザマスの関連人物・キャラクター
- ゴワス
- ゴクウブラック
- 合体ザマス
- ザマスの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「人間とは…本当に守るべき存在なのかと…」
- 「この不死身の肉体…これぞ…神っ!!この私に相応しい…最高の体!!!!」
- 「孫悟空よ喜べ!お前はオレによって美しさの頂点に至るのだ…!!」
- 「崇めよ!讃えよ!この気高くも美しい!不死にして…最強の神!…ザマスを…!!」
- ザマスの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 白髪になっていたかもしれない超サイヤ人ブルー
- ビルスによって破壊されたもう一人の未来世界ザマス
- 全王の存在を計算に入れなかったザマス