J・ゲバル/純・ゲバル(刃牙)の徹底解説・考察まとめ
J・ゲバル/純・ゲバル(じゅん・ゲバル)とは、『刃牙シリーズ』の第3部作目、『範馬刃牙』に登場する個性溢れる強者の1人で、アメリカ合衆国のアリゾナ刑務所に収容された囚人。ミスター2(セカン)と呼ばれる。2というのは実力ナンバー2という意味ではなく、2代目という意味である。初代はビスケット・オリバで、世代交代のための対決が行われる。オリバとの対決の前にも、総合格闘家やマウスとの対決でその強さが描かれており、強さだけでなく端正なルックスとユーモアのある口調からファンも多い。
ベトナム戦争で戦闘に赴く米兵士達が好んで口にした言葉であり、ゲバルが好敵手と出会った時に度々言うセリフ。
刃牙に対しては初めて出会った時に使用。刃牙が「この場でアンタをブッ倒したらおれが2(セカン)になれるのかな」と尋ねると、ゲバルは少し間を空けて、「死ぬにはいい日だ」と答えた。
またオリバとの対決の際にも使用しており、「死ぬための言葉ではなく生き残るための言葉である」と解説している。オリバも「死ぬにはいい日など、死ぬまでない」と語っている。
刃牙に言った時には「戦士たる者、戦いの中で死ぬことが最高の名誉である」というように解釈できるが、オリバに言った時には「本当の戦士(ウォリアー)は、死ぬためではなく、生きるために戦うものである」と訴えているようでもあり、非常に深いセリフとなっている。
「風立ちぬ。いざ生きめやも」
堀辰雄の小説『風たちぬ』の冒頭近くで語られる有名な台詞。風が起きた、生きることを試みねばならないという意味と言われており、ゲバルがオリバとの対決のフィナーレに語った言葉。
オリバは、「死ぬにはいい日など、死ぬまでないッッ。いつだって、今日を生きるしかない。ゲバルよ、フィナーレだ」と言うと、ゲバルは「風立ちぬ、いざ生きめやも。オールライト…」と返した。
生きることが大切であることを強調し、ゲバルの味方である風を交えることで、『風たちぬ』の有名な台詞の引用を自然な形で表現している。
J・ゲバル/純・ゲバルの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
モデルはチェ・ゲバラ
モデルはキューバの革命家であり医師であったチェ・ゲバラ。
ミスター2(セカン)の由来
キューバの革命家チェ・ゲバラは、戦闘の才能を評価され、カストロに次ぐナンバー2の地位を確立したところに由来する。なお作中ではオリバを倒して彼の異名をわがものとすること、つまり「Mr.アンチェインの2代目となる男」を意味している。
ゲバル紙幣
オリバとの対決が終わった翌朝、清掃箱の下からゲバルは脱走し、自身の島に戻ったのだが、オリバとマリアにあてた封筒を残していた。
その中にはゲバルの顔が描かれた紙幣が入っており、それはゲバルの島でしか使えない紙幣であった。
オリバは自分とマリアを招待する招待状だと解釈したが、その後に訪れたかどうかは定かではない。
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目次 - Contents
- J・ゲバル/純・ゲバルの概要
- J・ゲバル/純・ゲバルのプロフィール・人物像
- J・ゲバル/純・ゲバルの能力
- 地面の支えを利用した防御
- 風を感じることで本領を発揮
- J・ゲバル/純・ゲバルの必殺技
- 髪の毛を利用した三半規管への攻撃
- 地面を支えにした攻撃
- J・ゲバル/純・ゲバルの来歴・活躍
- 島の独立を目指すゲバル軍団の結成
- 武器を持たないゲバル軍団
- アメリカ合衆国との対立
- オリバとのケンカ
- ゲバルVS元大相撲の総合格闘家
- 第1戦目 食事中
- 第2戦目 体育館(大相撲アリゾナ場所)
- ゲバルVSマウス
- ゲバルVSオリバ
- ルーザールーズ
- 男同士のシンプルな倒し合い
- J・ゲバル/純・ゲバルの関連人物・キャラクター
- 範馬刃牙
- アイアン・マイケル
- G(ジョージ)・ブッシュ
- ビスケット・オリバ
- 元大相撲の総合格闘家
- マウス
- マリア
- 範馬勇次郎
- J・ゲバル/純・ゲバルの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「戦士(ウォーリアー)だからね。横になりたきゃ死んでから存分に楽しんだらいい」
- 「死ぬにはいい日だ」
- 「風立ちぬ。いざ生きめやも」
- J・ゲバル/純・ゲバルの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- モデルはチェ・ゲバラ
- ミスター2(セカン)の由来
- ゲバル紙幣