TIGER & BUNNY 2（タイバニ2）のネタバレ解説・考察まとめ

ニコライ・ブラーエ（Nikolai Brahe）

NEXT能力：触れた相手の動きを完全に停止させる
CV：木下浩之

ウロボロスの幹部。触れた相手を時が止まったかのように硬直させて動けなくするNEXT能力を持つ。
幼い頃のフガンとムガンを保護し、ウロボロスの工作員育成施設に紹介する。しかし彼らがここに馴染めず、泣きながら「おじさんと一緒にいたい」と懇願するのを聞いて自分の下に引き取り、事実上の養父として育てることとなる。
犯罪組織に属する人間ではあるが情に厚く、組織の命令でフガンとムガンを戦わせることを命じられた際はそれを拒む方法はないかと苦悩し、彼らが虎徹たちに敗北して満身創痍で帰ってきた時は「自分のせいで巻き込んでしまった」と後悔に涙していた。

グレゴリー・サンシャイン（Gregory Sunshine）

NEXT能力：他人のNEXT能力を暴走させる
CV：子安武人

かつてシュテルンビルドとは別の街で活動していた犯罪者。他人のNEXT能力を暴走させる力を持ち、これでライアンに深手を負わせたことがある。
一度は逮捕されるも、どのような経緯を経てかウロボロスに引き取られ、マッティアたちが完成させたNEXTの能力を増大させる薬品の実験体となる。この時この薬品の効果と重要性を知り、隙を突いて脱走すると共に現存するサンプルを残らず奪取。フガン、ムガン、ニコライを含むその場にいたウロボロスの構成員たちを手に入れた銃で撃ち殺し、シュテルンビルドの街中へと消えていった。

L.L.オードゥン（L.L.Audun）

NEXT能力：ハンドレットパワー（5分の間だけ通常の100倍の力を発揮する）
CV：稲田徹

かつてMr. レジェンドのライバルとも目されていたNEXT犯罪者。当時はヒーローシステムの黎明期で、様々な法的枠組みが試験的に導入されていたが、それらに縛られることを嫌い非合法に犯罪者を狩り続けていた。皮肉にもこの行為が理由で当時のヒーローたちに逮捕され、アッバス刑務所の深部に収監されることとなった。
能力は虎徹たちと同じハンドレットパワーだが、一度能力を使い切ってから再発動までにかかる時間が1分（虎徹やバーナビーの場合は1時間かかる）という破格の短さ。シンプルなだけに手の付けられない能力で、自分を解放したグレゴリーに唆されるまま単身でヒーローたちを次々に打ち破っていった。

シガニー・ロシツキー（Sigourney Rosicky）

NEXT能力：憑依
CV：本田貴子

ウロボロスの幹部。本作におけるウロボロス側の策謀のほとんどを主導し、NEXTと非NEXTの間に不和が生じるよう図った。
施設育ちで、そのNEXT能力だけを評価されて同じ場所で育った仲間たちと悲劇的な決別を経験した過去を持つ。「現在の社会は非NEXTがNEXTを利用する形で構成されている」と考え、その最たる存在としてヒーローシステムの排除とリトルアウロラの抹殺を目論んだ。

ビンセント・カール（Vincent Carle）

NEXT能力：触れたものを爆弾化する
CV：家中宏

“触れたものを爆弾化する”というNEXT能力を悪用し、アメリカ各地で爆破事件を起こしていた犯罪者。シュテルンビルドの美術館を狙った際にも展示物を爆弾化しており、市民を守るため爆弾を運び出そうとしたバーナビーに深手を負わせる。これに怒りを燃やした虎徹の執拗な調査で追い詰められるも、人質を巧妙に利用して一度は逃げ切る。
しかし逃げた先でフガンとムガンに遭遇し、彼らに叩き伏せられ、虎徹への挑戦状代わりに木に逆さに吊るされるという憂き目に遭う。

OTHERS（アザーズ）

ルナティック（Lunatic）／ユーリ・ペトロフ（Yuri Petrov）

NEXT能力：青い炎を操る
CV：遊佐浩二

シュテルンビルド司法局のヒーロー管理官にして裁判官。ヒーローたちが活動する中で発生した被害への補償などを担当しており、何かと暴れては様々な物を壊してしまう虎徹にはたびたび辛辣な苦言を呈している。パートナー制度に対しても「2人で連携して動いた方が効率がいいことは認めるが、パートナーに入れ込み過ぎればヒーローの暴走の原因になる」と否定的に評価しており、大きなアクシデントがある前にこれを廃止させようと考えている。
子供の頃の虎徹も憧れていた往年の名ヒーロー「Mr. レジェンド」の息子という素性の持ち主で、NEXT能力の弱体化から荒れる父から母ともどもDVを受けていた。ある時母を庇おうとして父に歯向かい、ちょうどこのタイミングでNEXT能力が覚醒。そのまま彼を焼き殺してしまう。
自分が父を殺したことは正しかったのか否か見定めるため、現在は自らの判断で「許してはならない」と感じた犯罪者を処刑して回る仮面の怪人「ルナティック」としても活動している。その自分に対して明確に「お前は間違っている」と言い切った虎徹のことは、彼がMr. レジェンドと同じく“能力の減退”を経験しながらなおヒーローとして立ち上がったことも含めて内心大いに注目している。

鏑木楓（かぶらぎ かえで／Kaede Kaburagi）

NEXT能力：コピー
CV：日高里菜

虎徹の娘。シュテルンビルドから離れた場所にある田舎町で生まれ育ち、普段は祖母や伯父と共に暮らしている。
滅多に帰ってこない父の虎徹にはかつては反感を抱いていたが、彼が本気でヒーローたらんとしていることを知ってからはそれなりに尊敬するようになった。バーナビーの熱烈なファンであり、虎徹のつてで彼と直接会った際は大喜びしていた。
前作途中で「触れたNEXTの能力をコピーする」というNEXT能力に覚醒し、虎徹たちのピンチを救う。父やバーナビーを見る内に「自分も自分の力を誰かのために使いたい」と考え、ヒーローを志すようになる。

ルビー（ruby）

CV：本渡楓

トーマスの妹。現在は他の家に引き取られており、名字も変えているものと思われるが、作中では特に明かされていない。
兄が自分を撃ったのは、自分を守ろうとした結果の事故であることを理解しており、責任感の強い彼が罪の意識に苛まれているのではないかと案じている。なんとか会って話したいと手紙を送るが、妹からのものだと気づかなかったトーマスにファンレターごと捨てられることが続いたため、彼の相棒の昴を頼りにシュテルンビルドを来訪する。足の怪我はすっかり治っているようである。

マッティア・イングラム（Mattia Ingram）

CV：阪口周平

バーナビーの幼馴染。かつては彼の家のはす向かいで暮らしており、バーナビーとは親友の間柄だった。
ヒーローとして大成したバーナビーとの再会を胸に期す一方、彼に負けない成功をつかむため苦心する。普通の人間にNEXTとしての能力を持たせる新薬の開発に携わっており、研究の打ち切りが迫り大いに焦る中で偶然から「NEXTの能力を増大させる薬品」を完成させる。
この薬品に目を付けたウロボロスに同僚ともども拉致されるも、グレゴリーの脱走時の混乱に乗じて自らも脱出。無事に救出される。

リトルアウロラ（Little Aurora）

NEXT能力：目を閉じている間だけ脳の能力が6倍になる
CV：木村有里

世界的に有名なNEXT。その能力を利用して、世界と人類のために様々な発明や新しいアイデアを出し続けており、現代の偉人として称えられる善良で高潔な人物。
その名声に目を付けられ、シガニーに命を狙われることとなる。

『TIGER & BUNNY 2』の用語