カリーナ・ライル／ブルーローズ（TIGER & BUNNY）とは【徹底解説・考察まとめ】

カリーナ・ライル／ブルーローズ（TIGER & BUNNY）の概要

カリーナ・ライル（Karina Lyle）とは、『TIGER & BUNNY』及び『TIGER & BUNNY 2』の登場人物で、歌手を目指して努力を続ける女子高生ヒーロー。ヒーロー名はブルーローズ（Blue Rose）で、決めセリフは「私の氷はちょっぴりCOLD、アナタの悪事を完全HOLD！」。
歌手になるために契約した事務所から「ヒーローとの兼任ならデビューさせる」と持ち掛けられ、仕方なくこれを了承。露出の激しい衣装を着せられた上にキャラ作りも強要され、嫌々ながら危険を伴うヒーロー活動を続ける。

しかし鏑木・T・虎徹（かぶらぎ・ティー・こてつ）からヒーローのなんたるかを諭され、彼を見直し、ヒーロー活動にも真摯に向き合うようになる。同時に虎徹のことが気になるようになり、長らくその気持ちがなんなのか自分でも理解できていなかったが、やがて「これは恋だ」と悟る。以降は歳の差を気にしつつなんとか気を引こうと迂遠なアプローチを続けていく。
『TIGER & BUNNY 2』では、パートナー制度によってライアン・ゴールドスミスとコンビを組むこととなる。当初は俺様気質のライアンに辟易としていたが、意外と気配り上手な彼のことを次第に見直し、息の合った連携を見せるようになっていった。

カリーナ・ライル／ブルーローズ（TIGER & BUNNY）のプロフィール・人物像

身長：161cm
年齢：10代

CV：寿美菜子

快活で明瞭な言動を好む、行動力溢れる少女。「歌手になる」という夢を叶えるため、虎徹も行きつけのBARで歌うバイトもこなしている。
若さもあって年上に対して遠慮がなく、虎徹のことは「アンタ」と非常にフランクな呼び方で接している。その虎徹が既婚者であることを知って呆然自失になったり、「バツイチ子持ちを落とす100の方法」という本を手に取って読むなど、彼に対する想いを自分でも確かめながら距離を近づけようと努力を続けている。

虎徹への恋心は、それなりに勘の鋭い者たちにはとっくに見抜かれているが、特にからかわれることもなく見守られている。虎徹の娘の楓とも仲が良く、少し年の差のある友人として交流しつつ、「今でも母が好きだから手伝わないけど、カリーナのことも好きだから邪魔もしない」といった形で応援されている。

カリーナ・ライル／ブルーローズ（TIGER & BUNNY）のNEXT能力

氷と冷気を操る

氷と冷気を自在に操る能力を持つ。空気ごと凍結することで相手を拘束するなど、応用力に長ける。
ヒーロー時はフリージングリキッドガンという2丁の水鉄砲を装備しており、これを能力と同時使用することでさらに大きな氷を作ったり、氷のレールを生み出して空中を移動したりと縦横無尽の活躍を見せる。

カリーナ・ライル／ブルーローズ（TIGER & BUNNY）の来歴・活躍

『TIGER & BUNNY』

ごく普通の家庭に生まれ育ち、歌手になることを夢見るようになる。努力も練習も重ね、歌唱力自体はプロとしても遜色のないものとなるが、コネには恵まれずデビューできない日々を送る。
ある時、所属している事務所から「ヒーロー活動と兼任であればデビューさせる」という話を持ち掛けられ、渋々これを了承。露出度の高い衣装を着せられ、危険を伴うヒーローとしての仕事にも駆り出され、「このままヒーローとして活動しながら歌手を目指すか、どちらもやめてしまうか」を悩むようになる。

しかし先輩ヒーローの鏑木・T・虎徹からヒーローのなんたるかを諭され、改めてこの仕事の意義を感じ、ヒーローとしての仕事にも真面目に打ち込むようになる。同時に虎徹のことが気にかかるようになるも、「どうしてあんな年上のおじさんが気になるんだろう」と戸惑い続ける。
やがて胸の中の想いが恋であることを悟り、衝撃を受ける一方で「好きになってしまったのなら仕方がない」とその気持ちが本物かどうか慎重に確かめつつ虎徹の気を引こうと努力を重ねていく。その虎徹は「減退」というNEXT能力の弱体化を発症し、ヒーロー引退を余儀なくされるも、なお「困っている人を助けたい」との想いを捨てられずに下部リーグに復帰。どうやって彼を口説くか思案しながら、虎徹のことを見守っていく。

『TIGER & BUNNY -The Rising-』

シュテルンビルドで新たな事件が発生し、新たな犯罪者の暗躍により同僚が昏睡したまま目覚めなくなるなど様々な苦難に見舞われる。仲間たちと共にこれに立ち向かう一方、父に会いにシュテルンビルドにやってきた虎徹の娘の鏑木楓（かぶらぎ かえで）と交流し、少し年の差のある友人関係を築く。
楓はカリーナが父に恋をしていることを察し、自分も虎徹も未だ母を愛していることから手伝うことはできないとしつつ、カリーナにも好感を抱いたため邪魔もしないと決める。

『TIGER & BUNNY 2』

シュテルンビルドでは犯罪の複雑化が進んでおり、これに対応すると共にヒーロー人気の起爆剤として2人1組で行動させるパートナー制度が導入される。カリーナは新参のライアン・ゴールドスミスというヒーローとコンビを組むこととなり、俺様気質の彼とうまくやっていけるのかと頭を抱える。
しかし意外とライアンは気遣いが上手で、カリーナが虎徹に恋していることもあっさり見抜いた上で、歳の差があることをからかったりせずに見守る。これによりカリーナもライアンのことを見直し、息の合った連携を見せるようになっていった。

以前から世界中で暗躍していたウロボロスという組織がNEXTとそれ以外の人々の分断を目論む中、虎徹やヒーローとしての仲間たちと力を合わせ、実行犯の1人を捕らえる手柄を挙げる。
この時の無茶が祟り、虎徹はNEXTとしての能力を完全に喪失。これ以上の無茶はできないと改めて引退を決意し、以降は普通の人間として街の平和を守っていくと宣言する。自身にヒーローとしての道を示してくれた男の引退を涙ながらに聞き届け、彼が教えてくれた志を受け継いでいくことを誓う。

カリーナ・ライル／ブルーローズ（TIGER & BUNNY）の関連人物・キャラクター

鏑木・T・虎徹（かぶらぎ ティー こてつ / Kotetsu T. Kaburagi） / ワイルドタイガー（Wild Tiger）

デビューして10年以上になるベテランヒーロー。犯人逮捕や市民の安全のためなら周囲の被害や後先のことを考えずに動く癖があり、“正義の壊し屋”という異名を持つ。
ヒーローを続けるかどうか迷っていたカリーナを諭し、前向きな気持ちで仕事に取り組むきっかけを作る。同時に彼女から敬意と好意を寄せられるようになるが、6年前に病死した妻を今でも愛していることもあってまったく気付いていない。

鏑木・T・虎徹／ワイルドタイガー（TIGER & BUNNY）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

renote.net

鏑木・T・虎徹（かぶらぎ・ティー・こてつ）とは、『TIGER & BUNNY』及び『TIGER & BUNNY 2』の登場人物で、落ち目ながらも奮闘するベテランヒーロー。ヒーロー名はワイルドタイガー。
職業としてのヒーローが存在するシュテルンビルドで活動している。妻とは死に別れ、娘の楓を溺愛している。困っている人を放っておけない優しく真っ直ぐな心を持ち、頑固で一本気で1人で問題を背負い込みがち。新人ヒーローのバーナビー・ブルックスJr.と組まされることとなり、デコボコな名コンビとなっていく。

ライアン・ゴールドスミス（Ryan Goldsmith） / ゴールデンライアン（Golden Ryan）

シュテルンビルドで活躍するヒーロー。劇場版作品『TIGER & BUNNY RISING』で登場し、そのラストで「他の街のヒーローにならないかと誘われた」と言ってシュテルンビルドを去るも、再びこの地に戻ってきた。
性格は不遜にして自信過剰。しかし意外と面倒見が良く、ヒーローとしては有能な人物。

ホァン・パオリン（黄 宝鈴 / Pao-Lin Huang） / ドラゴンキッド（Dragon Kid）