クラピカ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
クラピカとは、『HUNTER×HUNTER』の登場人物で、主要人物の1人。興奮状態になると目が緋色になる少数民族”クルタ族”の生き残り。同胞を惨殺し”緋の眼”を奪い去った幻影旅団を捕まえるため第287期ハンター試験を受験し合格。イズナビの元で修業を積み念能力を習得し、ノストラードファミリーとして裏社会で暗躍しながら亡き同胞の奪われた目を取り戻していく。レオリオの推薦で”十二支ん”のメンバーに抜擢され、残りの目を取り戻すため”B・W(ブラックホエール)1号”に乗り暗黒大陸を目指す。
小指に繋がれている鎖”律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)”は対象者の心臓に鎖の刃を刺してクラピカが掟を定め宣告し、そのルールを破った場合、心臓は鎖によって潰され死に至るという能力。「緋の目」発動時にしか使用できない。この鎖はクラピカ自身の心臓にも刺さっていて、「”束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)”での攻撃は幻影旅団にしか使わない」という掟を自分に課している。
ウボォーギンとの対戦では最後に使用し、「私(クラピカ)の質問に嘘偽りなく答えること」という掟を宣告した。クラピカの幻影旅団についての情報に関する質問にウボォーギンは何一つ答えることなく、鎖に心臓を握りつぶされ死亡した。
さらにゴンとキルア、レオリオの協力で連れ去ることに成功した幻影旅団団長のクロロ=ルシルフルと、団長を取り戻しにクラピカが指定した飛行船へ出向いた団員ナンバー9で記憶を読む能力者パクノダ、2人にも能力を使用した。その結果、クロロは念能力の使用を封じられ、さらに団員との接触も禁止され、パクノダは「記憶として読み取ったクラピカについての情報を他言しない」という掟を破り命を落とすこととなった。
クラピカの来歴・活躍
故郷の記憶
クラピカは、ルクソ地方の森でひっそりと暮らす少数民族であるクルタ族の1人。クルタ族には怒りで興奮すると瞳が赤くなるという特徴がある。「赤い瞳は悪魔の使い」という迷信を信じる外の人間から差別・偏見・誤解・好奇の目に晒されたり、世界7大美色に数えられるクルタ族特有の”緋の眼”を高値で売ろうとする人間が存在するため、森の外に出ることは最も重い掟破りだとされてきた。
幼少のクラピカは無邪気で好奇心旺盛な少年で、クラピカのことをいつも応援し味方でいてくれるパイロという親友がいた。幼いクラピカとパイロは、外から森の中に迷い込み足を怪我したプロハンター志望の女性”シーラ”と出会い、話を聞いたり本で読んだりすることで外の世界への憧れを抱き、クラピカの中でその憧れは大きくなっていった。クラピカは外の世界に行く資格がもらえる試験を受けさせてほしいと村の長老に直談判する。本来であれば大人でなければ受けられない試験だが、クラピカの熱意に根負けした長老は試験を受けることを許可した。試験は全部で3つあり、全てをクリア出来れば外出の許可が出される。
1つ目と2つ目の試験は知識のテスト。出題された問題はすべて正解し、さらに試験官以上の知識を示し、「知識では敵わない」と言わしめ合格した。3つ目の試験は自己抑制試験。クルタ族であるということを外の人間に知られないよう、特有の”緋の眼”を抑制しなければならない。外の世界へ買い物に行き、”緋の眼”を一度も発現させずに24時間以内に村へ帰ってくることが合格の条件。差してから24時間の間に一度でも緋の眼が発現すれば、精神的に落ち着いたとしても緋の眼は元には戻らないという特殊な目薬を使用して行われる。荷物持ちとして1人パートナーを連れて行けると言われ、長老が用意した屈強な青年たちではなく目と足が不自由なパイロをパートナーに選んだ。町へ出ると、長老が雇った人間がクラピカを怒らせようと挑発してきた。パイロを馬鹿にされたクラピカは怒りを抑えられず、緋の眼になり理性を失い馬鹿にしてきた者たちを全員叩きのめした。一度緋の眼に変わったクラピカは合格を諦めたが、村を出る前に差した目薬はパイロが機転を利かせてすり替えた普通の目薬だったため、緋の眼は継続されることなく瞳は元の色に戻っていた。そのおかげでクラピカが緋の眼に変わったことは長老に知られず無事に合格。クラピカに対し、無期限の外出許可が出された。「パイロの目と足を治してくれる医者を探して戻ってくる」、「心から”楽しかった”と言える旅をする」とパイロと約束を交わし、長老や家族に見送られながらクラピカは旅をスタートした。
そしてクラピカが故郷の村を出た6週間後、幻影旅団によってクルタ族が虐殺にあったというニュースが全世界に報道された。発見したのは森に迷い込んだ旅の女性。クルタ族が怒りによって達する緋色が最も深く美しいとされ闇社会でも高値がつくことから、犯人である幻影旅団は子供や家族を目の前で傷つけることで怒りを誘い、瞳が深い緋色になった状態で眼球をえぐり取っていた。そして惨殺体の傍には「我々は何ものも拒まない。だから我々から何も奪うな」というメッセージが残されていた。
試験会場までの道のり
同胞のクルタ族が虐殺にあってから4年後、クラピカは第287期ハンター試験を受ける。試験会場のある島に向かう船で、クラピカはゴンとレオリオと乗り合わせる。世界中に何万人といるハンター試験受験希望者を振るいにかけ人数を絞る役目を担う船長は、激しい嵐の中でも動じないクラピカ、ゴン、レオリオに見込みがあると判断した。3人以外の受験希望者はさらに激しい嵐が来ることに臆して下船。
船長は3人にハンターになりたい理由を問いかけ、クラピカは「クルタ族の生き残りで、同胞を皆殺しにした幻影旅団を捕らえるため」と答えた。船長室での会話の中でクラピカはレオリオと口論になってしまい、お互い引かず決闘することとなった。そして決闘の直前、再びやってきた激しい嵐に船員の1人が海に投げ出されそうになり、ゴンは身を挺して助けようとする。このままではゴンも一緒に海に落ちてしまうと判断したクラピカとレオリオはとっさにゴンの足を掴み救い出すことが出来た。知り合って間もない人間を信用し命を預ける純粋なゴンの行動に興味を持ったクラピカは、下船後も行動を共にすることにした。
船長がゴンに話した会場までの本当の道を頼りに3人は歩き続け、住宅街の路地で老婆に「ドキドキ二択クイズ」というものを出題される。問題の内容は万人共通の答えなどないもので、その内容にレオリオは「そんなものは正解なんて言葉ではくくれない」と憤慨する。クラピカはレオリオの言葉から本当の正解は「沈黙すること」と見破った。無事にクイズを正解した一行は、次にナビゲーターがいると聞かされていた一軒家で魔獣“キリコ”に遭遇した。家屋で夫婦を襲い、妻を連れ去ったキリコをクラピカとゴンが追い、ケガをして残された夫にレオリオが手当をすることになった。ゴンがキリコの一瞬の隙を突いて妻を引き離すことに成功。妻の傍に付き添ったクラピカは、腕に「女性が独身を貫くことを誓うイレズミ」があることに気付き、家屋に残っている男と夫婦ではないことを見抜いた。クラピカは博学さをもってヒントを見逃さなかったことを認められ、ナビゲーターのキリコから合格をもらい、ゴンとレオリオもそれぞれキリコのお眼鏡にかなうことが出来た。
会場にたどり着くまで様々な試練が待っていたが、クラピカの冷静な判断力、ゴンの人間離れした運動能力、レオリオの真っすぐな性格と医者以上の処置の的確さ、3人の長所が認められ無事に会場へたどり着くことが出来た。
ナビゲーターの案内で着いた定食屋の奥の部屋はエレベーターになっていて、試験会場はその地下100階。降りている間、「ハンター試験会場までたどり着くのは1万人に1人、その中でも新人が合格するのは3年に1人」とハンター試験の倍率の高さと過酷さを知ったゴンは、「なんでそこまでしてハンターになりたがるのか」と問う。クラピカはハンターという仕事を「この世で最も気高い仕事」、レオリオは「この世で最も儲かる仕事」と語り、再び口論となってしまった。
第287期ハンター試験
ハンター試験会場には受験者が400名以上集まり、試験が開始されるのを待っていた。開始されるまでの間、受験回数通算35回のベテラン受験者のトンパに話しかけられ、「お近づきのしるし」と言って下剤入りのジュースをクラピカたち3人に手渡す。ゴンは動物並みの敏感な舌で味が変だと気付き、それを聞いてレオリオは慌てて吐き出し、クラピカは疑い深い性格のため口を付けずに中身をこぼした。
第1次試験の試験官であるサトツが到着し、ハンター試験開始された。1次試験の内容は2次試験会場までサトツについて行くこと。トンネルの中を走り始めるとゴンと同い年の少年キルアに出会い、共に走ることとなった。80km地点を過ぎた頃、ハンターになるという執念でなりふり構わず走るレオリオにクラピカは、ハンターを志望する本当の理由を問う。レオリオが胸の内にある本当の理由を語ろうとしないため、クラピカは”緋の眼”のことや”幻影旅団”、船の上で語った志望理由の詳細を明かした。他人を信用しないクラピカが腹を割って話したことにより、レオリオも「医者になって、お金がなくて治療が受けられない子供の親に『金はいらない』と言うのが夢だ」と語った。お互いの胸の内を話し、仲間としての絆が深まった。
第2次試験は料理の課題。2次試験の試験官であるメンチとブハラをそれぞれの課題で「美味しい」と言わせることが合格の条件。ブハラの課題”豚の丸焼き”は難なくクリア。次のメンチからの課題”にぎり寿司”は1人の受験者以外誰も知らない料理で、苦戦を強いられた。クラピカは文献で得た知識とメンチから発したヒントから”にぎり寿司”を考察して作るが、メンチに試食もされずに却下されてしまった。一時は合格者ゼロで試験終了になりかけたが、ハンター協会会長アイザック=ネテロの配慮で再試験が叶い、無事に2次試験も突破した。
第3次試験はさまざまな仕掛けが施された”トリックタワー”と呼ばれる塔から、72時間以内に下まで降りてくるという内容だった。頂上の床には隠し扉があり、クラピカはゴン、キルア、レオリオ、トンパと同じ部屋に降りた。そこは全ての選択で多数決をし、進む道を決めながらゴールを目指すルート。進んだ先には、試験官が雇った超長期刑囚5人と1対1の勝負をする試練が待ち構えていた。クラピカは3戦目で詐欺・脅迫等の累積刑で懲役108年のマジタニと対決。マジタニは普通の人間であれば臆してしまう見た目と、はったりに使う拳に埋め込んだ鋼鉄、背中に入れた幻影旅団の象徴である偽の蜘蛛の刺青で、敵の戦意を喪失させる作戦だった。しかしクラピカには一切通じず、ましてや蜘蛛の刺青を見たことで激昂。降参を宣言しかけたマジタニを一瞬で気絶させてしまった。どちらかが負けを宣言するか命を落とすかで勝敗が決まるが、クラピカはマジタニにトドメを刺さずに対戦は一時中断。次戦のレオリオと希少生物売買・賭博法違反等で懲役112年のレルートのかけ引きで、マジタニが正式に負けを宣言しクラピカの勝利が確定した。その後もトラブルや難題を乗り越え、第3次試験もギリギリ突破した。
第4次試験は、クジで引いた番号の受験者からナンバープレートを奪うというもの。クラピカが引いた番号はトンパの16番。レオリオがトンパにナンバープレートを騙し取られたところにクラピカが居合わせ、奪われたレオリオのプレートを取り返し、さらにクラピカのターゲットであるトンパのプレートも入手することが出来た。手を組むことにした2人はレオリオのターゲットの居場所を探している道中で、道化師の見た目をした不気味な雰囲気漂う受験者ヒソカ=モロウに遭遇。到底敵いそうもない相手にクラピカは、プレートの取引を持ちかけた。ヒソカは立ち向かう姿勢を見せる2人に将来性を見出し、「今殺しちゃ勿体ない」と戦闘をやめクラピカの取引に乗った。無事に必要な点数分のナンバープレートを入手したクラピカと仲間達は4次試験を突破した。
最終試験は、ネテロが考えた負け上がりのトーナメント戦。ルールは、ネテロが作成したトーナメント表をもとに1対1で対戦し、相手に「参った」と言わせれば勝ちというもの。しかし相手を殺してしまった場合はその時点で失格とし、残り全員が合格になる。クラピカの相手はヒソカ。2人はひとしきり戦った後、ヒソカがクラピカに「クモについていいことを教えよう」と耳元で囁いた。直後ヒソカは負けを宣言し、クラピカはハンター試験に合格することが出来た。
ゾルディック家での試練
ハンター試験の最終試験で、受験者を死に至らしめたとして不合格となったキルアを追って、クラピカはゴンとレオリオと共にゾルディック家の屋敷があるククルーマウンテンへ向かう。私有地に入る前にはゾルディック家の屋敷に近づくものを試す1~7の数字が書かれた”試しの門”があり、「1」の門は片方の扉だけで重さが2トンある。数字が増えるごとに扉の重さは倍になっていき、キルアが帰宅したときには左右の重さの合計16トンの「3」の扉まで開けることが出来た。この”試しの門”から入ったものは、門の中にいる巨大で邪悪な獣でゾルディック家のペット”ミケ”からの攻撃を受けないため、屋敷に近づくためには試しの門をクリアしなければならない。トレーニングは扉や湯呑などあらゆる物が通常よりもはるかに重い、使用人が寝泊りする小屋で行われた。3人はわずか20日で門を開け、敷地内へ入ることが出来た。
それから先も執事たちによる様々な試練が待ち構えていたが、3人は「友達を救いたい」という一心で立ち向かい、無事にキルアと合流することが出来た。ククルーマウンテンから出た後は、9月1日~10日の間に世界最大のオークションが行われるヨークシンシティに幻影旅団が現れるというヒソカからの情報をもとに、半年後の9月1日ヨークシンシティで会うことをゴン、キルア、レオリオと約束しそれぞれ別の道へ進んだ。
念能力の習得とノストラードファミリーへの加入
キルアとゾルディック家の執事室で合流した後、ゴンとキルア、レオリオと別々の道を進んだクラピカは、ハンターへ仕事を斡旋する”千耳会(せんじかい)”を訪れ仕事を紹介するよう求める。しかし、「あんた(クラピカ)はヒヨッコ以前だ」と追い返されてしまう。自分に何が足りないのか考えるクラピカの前に現れた念の師匠イズナビの教えに従い念能力を磨いたクラピカは、約半年程で自分の適性である具現化系の能力を習得した。そして「冥府に繋いでおかねばならないような連中が、この世で野放しになっている」という理由から、クラピカは鎖を具現化することを決意。クラピカが緋の眼に変わったあと、オーラの総量が増大していることに気付いた師匠のイズナビは、クラピカに対しもう一度念能力の系統を調べさせた。その結果、クラピカは緋の眼が発現している間、特質系に変わることが判明した。
念を習得してから、クラピカは再び”千耳会”へ赴いた。以前は追い返した仲介人もクラピカの変化に気付き、仕事を紹介してくれることとなった。ハンター試験でクラピカと最終試験で対戦した、幻影旅団の一員でもあるヒソカの「世界的なオークションが開かれる”ヨークシンシティ”に幻影旅団が現れる」という情報を頼りに、クラピカはオークションに強い繋がりのある雇い主を希望し、ボスの趣味が人体収集でヨークシンを毎年訪れるというマフィア”ノストラードファミリー”へ加入した。
ウボォーギンとのタイマン勝負
クラピカはノストラードファミリーに加入後、ボスであるネオン=ノストラードの護衛の任務につく。ネオンには必ず当たる予知能力”天使の自動手記(ラブリーゴーストライター)”という念能力があり、裏社会の重鎮に多数の顧客を抱えていた。
ネオンの占いによる予知通り、地下オークション会場には幻影旅団が侵入し、競売参加者が全て消えた。6大陸10地区をナワバリとするマフィアの大組織によって構成されるマフィアンコミュニティーのトップに立つ”十老頭”は、それぞれの組から1名ずつ武闘派の念能力者を選出し集めた実行部隊”陰獣”を派遣し、オークション会場を襲った幻影旅団を始末するよう命じた。単独での戦闘を好む幻影旅団のウボォーギンは、1人で陰獣4人を瞬殺。陰獣の毒攻撃によって身体の自由を奪われていたウボォーギンを、クラピカは旅団の目の届かない場所から念の鎖で巻き付け連れ去ることに成功。しかしウボォーギンの身柄を引き渡す予定だったマフィアンコミュニティーの人間に旅団員が扮装し、拘束していたウボォーギンを逃がされてしまった。
クラピカへの怒りが収まらないウボォーギンは復讐のため、クラピカと1対1で決闘をする。クラピカの念能力について「鎖を使う」という情報しか知らないウボォーギンは、最も得意とする肉体強化で間髪入れずに攻撃。クラピカは自分の念能力が旅団に対してどれだけの効果を発揮出来るか、考察しながら戦闘し余裕を見せていた。最後はウボォーギンの心臓に念の刃を突き刺し、「私(クラピカ)の質問に噓偽りなく答える」という掟を宣告。その掟を破ったウボォーギンは刺し込まれた鎖によって心臓を握り潰され死亡した。
団長誘拐作戦とパクノダとの交渉
ウボォーギンを倒した後、ゴン、キルア、レオリオと再会したクラピカは、自分の能力について3人に話す。その話を聞いたキルアは旅団の中に、触れただけで記憶を読み取れる能力者パクノダという団員がいることをクラピカに話した。クラピカに旅団に対応し得る能力があると知ったキルアは、探している貴重なゲームソフト”G・I(グリードアイランド)”を入手する為に金策に苦戦していたこともあり、莫大な金額の懸賞金が懸けられている旅団を捕らえようと提案する。危険だと最初は提案を拒否していたクラピカだったが、ゴンのクラピカを想う真っすぐな気持ちに根負けし、全員で協力してクラピカにとって危険な能力を持つパクノダを捕らえる作戦を立てた。
作戦のためにキルアは先に旅団のアジトへ潜入し旅団の動向を追った。電車に乗って移動する旅団を駅の近くで待機していたクラピカは、突如猛スピードで走り出した旅団と雨による渋滞に焦り、冷静さを失って自分勝手な行動に出る。それにより、ゴンとキルアは旅団に捕まり人質にされてしまう。
幻影旅団団長クロロは捕まえたゴンとキルアの記憶を再度読み取るため、別行動をしていたパクノダ班とホテルのロビーで待ち合わせる。ホテルのロビーには宿泊客に扮したレオリオが2人に対して「7時きっかりに真っ暗になる。目を閉じて暗闇に慣れさせておけ」とメッセージを送る。約束の時間になる前にパクノダたちは到着し、時間稼ぎもむなしくゴンとキルアの記憶は全て読み取られてしまう。しかし間一髪、パクノダが読み取った記憶を団員に話す直前でレオリオのメッセージ通りホテルは停電し、辺りは暗闇に包まれた。旅団が暗闇に慣れるまでの間、ゴンとキルアは脱出を試みるが失敗してしまう。しかし、団員が2人に気を取られている隙に、ホテルの受付嬢に変装していたクラピカが鎖でクロロを捕えることに成功。
本来の標的であるパクノダに、ゴンとキルアから読み取った記憶を他の団員に話すことを禁止した上で、取引内容を伝えるため指定した空港まで「1人で来い」と指示。パクノダはクラピカの指示に従い団長を助けるべきか、団長を切り捨て指示に従わず団員に全てを話し、旅団にとって最も脅威であるクラピカを全員で打ち取りに行くべきか迷った末、団長を助けることを選択し指定された空港へ1人で出向いた。
様々な気持ちが交錯する中で、クラピカはクロロとパクノダにいくつかの条件を提示した。クロロに対しては「今後念能力の使用を一切禁じる」、「旅団員との一切の接触を絶つこと」を、パクノダに対しては「指定した時間までにゴンとキルアを解放すること」、「私(クラピカ)についての情報を一切他言しないこと」を提示し、それぞれの心臓に念の刃を打ち込んだ。非情で冷徹なだけの集団だと思っていた幻影旅団が、旅団にとって理不尽である条件をあっさりと吞んでまで仲間を取り戻そうとしている、クラピカの中での矛盾にクラピカは激しく動揺した。
団員の元へ戻ったパクノダは、何も言わずゴンとキルアを連れて空港へ戻った。団長クロロとゴン、キルアの人質交換は無事に行われ、団員との接触を禁止されているクロロはパクノダに何も言わず、ネオンの占いに書いてあった通り東の方角に向かった。パクノダはまた1人で団員の元へ戻り、一連の記憶を込めた念の銃弾を任意の相手の頭に直接打ち込むことで共有する”記憶弾(メモリーボム)”を、幻影旅団結成時からのメンバーに打ち込んだ。クラピカの提示した「クラピカについての情報を一切他言しない」という掟を破ったパクノダは、心臓を念の鎖によって握り潰され死亡した。
十二支ん加入
十二支をコードネームに持つハンター協会最高幹部”十二支ん”から「子」の元副会長パリストンと、「亥」のジン=フリークスが脱退し、新たな”十二支ん”のメンバーとしてレオリオが抜擢された。レオリオはそれを快諾し、”十二支ん”の空席にクラピカを推薦した。ノストラード組の若頭へと地位を上げ、奪われた仲間達の目を着々と集めていたクラピカの元に、”十二支ん”の1人である「丑」のミザイストムが訪れる。そしてクラピカに対し「”十二支ん”へ入り共に暗黒大陸を目指してほしい」と提案。最初は仲間達の目を取り戻すことと無関係だと断ったクラピカだったが、ミザイストムが残りの”緋の眼”の持ち主を知っていると話し、暗黒大陸を目指すことが自身の目的を果たすことに繋がると判断。クラピカもレオリオと同じく”十二支ん”のメンバーになることを承諾した。”十二支ん”の中でもクラピカの能力はかなり有効で、「導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)」は特に重宝された。ハンター協会にとって良からぬことを企む元”十二支ん”パリストンへ内通している”十二支ん”のメンバーを探し当て、ハンター試験受験者内に潜むパリストン側の人間をあぶり出すことにも成功した。
カキン帝国王位継承戦
6つの大陸のうち1大陸を代表する大国であるカキン帝国の14人の王子が、未だかつて誰も開拓を成し遂げていない未開の地”暗黒大陸”を目指す船で王位継承戦を行うことを知る。その王子の内の数人がカキン帝国国営サイトでボディーガードを募集しているという情報が入り、クラピカは自身を含めた6人に王子のボディーガードとして潜入し、残りの「緋の眼」を持つ第4王子ツェリードニヒ王子にクラピカ自身が近づく機会を作ってほしいと依頼した。
依頼主の王子の中で、標的であるツェリードニヒ王子に最も近しい王子の元へ派遣されるよう、クラピカはほぼ同じような依頼内容の少しの差から各々の性格をプロファイリング。そしてクラピカが就いたのは、まだ赤ん坊の第14王子ワブル王子とその母オイトの警護だった。標的から1番遠い第14王子という結果に内心落胆するクラピカに対し、ギブアンドテイクの関係を持ちかける。クラピカは自身の本来の目的が「第4王子ツェリードニヒに近づくこと」であると話し、その目的に協力するのであれば全力でワブル王子とオイトの2人を守ると約束した。
クラピカは14人の王子の中で最も非力であるワブル王子のボディーガードであるにも関わらず、その他の王子たちから要注意人物として警戒される。さまざまな陰謀や企みが渦巻く船内で、クラピカは希望者に念習得の講習を行う。その講習でも何者かの念能力によって参加者が殺されるという事態が起き、王子と周囲の謀略が複雑に絡み合った王位継承戦となった。
クラピカの関連人物・キャラクター
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マニアックなHUNTER×HUNTERの裏設定・都市伝説・トリビアまとめ【ハンター×ハンター】
『HUNTER×HUNTER』は1998年から『週刊少年ジャンプ』で連載が開始された冨樫義博の少年漫画。主人公のゴン=フリークスが父親のジンと会うためハンターとなり、仲間たちと共に成長していく姿を描いている。 本作にはちょっとした背景や何気ない会話などに、多くの人が気づかないような、マニアックな裏設定やトリビアが盛り込まれている。これらを探すのも作品の楽しみ方の1つである。
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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ
『HUNTER×HUNTER』(ハンター×ハンター)とは、日本の漫画家・冨樫義博によるバトルファンタジー漫画。1998年に集英社の『週刊少年ジャンプ』にて連載を開始した。幾度となく長期休載をしているが、その人気は衰えることなく、連載再開が発表される度にSNSで話題になっている。ストーリーには様々な伏線や謎が散りばめられており、作中で既に回収されたものや未だ回収されていないものなどが多々ある。
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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)のカキン帝国まとめ
『HUNTER×HUNTER』とは架空の職業「ハンター」を題材にした富樫義博による冒険漫画である。主人公のゴン=フリークスは父のジン=フリークスに会うために彼の職業であるハンターになり、冒険を繰り広げるというストーリーが展開される。 カキン帝国は議会民主主義国家で、元は長い歴史を持つ超古代国家だったが、革命により現在の体制に変化した新興国家である。
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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)の287期ハンター試験まとめ
『HUNTER×HUNTER』とは架空の職業「ハンター」を題材にした富樫義博による冒険漫画である。主人公のゴン=フリークスが父のジン=フリークスに会うために彼の職業であるハンターになり、冒険を繰り広げるというストーリーが展開される。 ハンターとは希少な事物を追い求める人々の総称であり、プロのハンターになれば様々な特権が与えられる。プロのハンターになるにはハンター試験に合格する必要があり、287期ハンター試験は主人公のゴンが受験した試験である。
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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)の天空闘技場まとめ
『HUNTER×HUNTER』とは架空の職業「ハンター」を題材にした富樫義博による冒険漫画である。主人公のゴン=フリークスは父のジン=フリークスに会うために彼の職業であるハンターになり、冒険を繰り広げるというストーリーが展開される。本作の魅力の一つに生命エネルギー「オーラ」を操る技術「念能力」を用いた戦闘が挙げられるが、そのスタイルの戦闘は天空闘技場を舞台とした物語から展開される。
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HUNTER×HUNTERのエンディングは4パターン!各結末のネタバレ解説・考察まとめ【ハンター×ハンター】
漫画家の冨樫義博が、自身の代表作である『HUNTER×HUNTER』の結末に関する2023年時点での4つのアイデアを公表した。 同年11月21日深夜に放送されたテレビ朝日のトークバラエティー番組『イワクラと吉住の番組』にて手紙の形で公開したもので、この内A〜Cパターンは「どのような反響が予想されるか」にだけ触れる形となり、残るDパターンについては「ボツにした」と説明した上で具体的な内容が語られた。ここでは、ネットを中心に大きな話題となった『HUNTER×HUNTER』の4つの結末を紹介する。
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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『HUNTER×HUNTER』は1998年より『週刊少年ジャンプ』で連載開始した冨樫義博による漫画作品である。 主人公のゴン=フリークスは父親のジン=フリークスと出会うため、ジンの職業、ハンターとなるべく冒険を始めるところからストーリーが展開される。他生物を食べてその特徴を次世代に反映させる昆虫、キメラ=アントや暗黒大陸など、架空の生物や土地が数多く登場する。作者の描く独特の世界観と、念能力という異能力を用いたキャラクターのたちの高度な駆け引きが人気を博している。
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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ
『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』とは冨樫義博によるバトルアクション漫画、及びそれを原作としたアニメ・ゲームなどのメディアミックス作品。この記事では、『HUNTER×HUNTER』のアニメに使われた歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌を紹介する。
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ヒソカ=モロウ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
ヒソカ=モロウとは『HUNTER×HUNTER』の登場人物で、ピエロのような風貌の気まぐれな殺人快楽者。主人公ゴンと同じく第287期ハンター試験に合格。気に入った強敵と戦って殺すことに喜びを感じ、興味のない相手は躊躇なく殺す。ハンター協会内でも「謎の奇術師」として警戒されている。自らに匹敵する強さになると見込んだゴンをいたく気に入っている。幻影旅団の団長と戦うために一時団員として身を置いていた。団長との戦闘で敗北し奇跡的に生還を遂げた後は、旅団員を全員を殺すため暗黒大陸を目指す船に潜伏している。
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コムギ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
コムギとは、冨樫義博の作品である『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクター。東ゴルトー共和国で発祥された盤上競技「軍儀」の世界王者である。第一級隔離指定生物「キメラ=アント」の王・メルエムの宮殿に招かれ、軍儀をする中でメルエムと心を通わせた。メルエムが重宝する唯一の人間であるコムギは、ハンターによるキメラ=アント討伐時、主人公・ゴンによってメルエムの直属護衛軍・ネフェルピトーと条件交渉をする為の人質として利用された。普段は二つ括りの髪型に、スカートを着用。盲目の為、杖を常備している。
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クロロ=ルシルフル(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
クロロ=ルシルフルとは、冨樫義博の作品である『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクター。クモと呼ばれる盗賊集団・幻影旅団のNo.0。殺人に一切の躊躇がない冷酷さを持ち、主人公・ゴンを捕らえた際、メンバーに逃亡を図れば殺害する様に指示を出した。リーダーとしての高いカリスマ性と優れた戦闘センスを持ち、メンバーからの信頼も厚い。「緋の眼」を手に入れる為、クルタ族を虐殺した幻影旅団は、唯一の生き残りであるクラピカと激しい争いを繰り返している。
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イカルゴ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
イカルゴとは、週刊少年ジャンプで連載されている『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクター。特殊な蟻「キメラ=アント」の女王によって生み出され、タコと人間の特徴を持つ。遺体を操作する能力を持っている。キメラ=アントにしては珍しく仲間思いで優しい心の持ち主である。キメラ=アントが拠点にしている東ゴルトー共和国に潜入したキルア=ゾルディックと対峙するが、その仲間思いな性格からキルアに認められ親交を深める。キメラ=アント編における重要人物の一人である。
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イルミ=ゾルディック(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
イルミ=ゾルディックとは『週刊少年ジャンプ』に掲載されている漫画『HUNTER×HUNTER』に登場する、ゾルディック家の長男でキルアの兄である。黒い瞳に黒髪ロングの見た目で感情の起伏に乏しく表情も全く変化がないため日本人形や能面を思わせる雰囲気を持っている青年。弟のキルアに対して異常な執着を持っており、普段は感情をあまり表に出さない冷酷なイメージだが、キルアが絡むと感情を露わにすることがある。執事のツボネ曰くイルミと次男のミルキは母親似で好きになれないらしい。
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ジン=フリークス(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
ジン=フリークスとは漫画『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクターで、主人公ゴン=フリークスの父親である。二ツ星(ダブル)ハンターの称号を持つ遺跡ハンター。ハンター協会の最高幹部の集団である十二支んの元メンバーでもあり、その時のコードネームは亥。12歳になる直前に「欲しいものがあるんだ」と言って島を飛び出し、その後はプロのハンターとなって世界を股にかけて活躍をしている。ある日、赤ん坊だったゴンを連れて突如帰郷。ゴンを従兄のミトに預けて再び姿を消してしまったのだった。
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ノヴ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
ノヴとは、『週刊少年ジャンプ』で連載されている『HUNTER×HUNTER』に登場する冷静沈着な性格のキャラクターで、異空間に出入り自由なマンションを創るという非常に貴重な能力を有しているプロのハンター。特殊な蟻「キメラ=アント」の脅威に対処すべく、ハンター協会会長のアイザック=ネテロ等と共に、キメラ=アントが潜伏しているNGL自治国に派遣される。しかし敵の禍々しいオーラをじかに感じて、心が折れてしまう。これによって姿も変わり果ててしまう。
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モラウ=マッカーナーシ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
モラウ=マッカーナーシとは、冨樫義博の作品である『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクター。ハンター協会長・ネテロが選抜した第一級隔離指定生物「キメラ=アント」討伐部隊の一人。特定の分野や多くの功績を残した者に与えられる「一ツ星(シングル)」の称号を持つシーハンターである。戦闘において「100%勝つ気で闘る」をモットーにする武闘派だが、人情味があり涙もろい一面を持つ。主人公・ゴンとは、キメラ=アント討伐部隊として共に闘い、互いの実力を認め合う仲である。
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ビスケット=クルーガー(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
ビスケット=クルーガーとは漫画『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクターで、宝石の収集をメインに活動しているストーンハンター。愛称はビスケ。ハンター協会の会長であるネテロの創始した「心源流拳法」の師範である。主人公ゴンとその友達のキルアの潜在能力の高さに気づき、修行を経て二人の能力を開花させた人物。師匠としてはとても優秀で、弟子には厳しくも優しく接している。
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ナックル=バイン(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
ナックル=バインとは冨樫義博の作品である『HUNTER×HUNTER』のキャラクター。作中の長編シリーズのひとつである、キメラアント編で初登場した。一つ星ハンターであるモラウを師匠としており、同じく弟子であるシュートと共に修行を積みペアを組む。ハンター協会会長であるネテロによって、シュートと共にキメラアント討伐隊のメンバー候補に選ばれ、同じく候補であったゴンとキルアとメンバー入りを賭けて戦う。ゴンに勝利してキメラアント討伐隊に選ばれると、人類の平和のため討伐作戦において死闘を繰り広げる。
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ゼノ=ゾルディック(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
ゼノ=ゾルディックとは『HUNTER×HUNTER』の登場人物で、主人公ゴン=フリークスの親友であるキルア=ゾルディックの祖父。暗殺一家ゾルディック家の一員。キルアに対して甘い一面があり、家族の意に反しハンターの道を進むキルアを見守っている。オーラと呼ばれる生命エネルギーを龍に変化させ自在に操る変化系の能力者。ハンター協会会長を務めていたアイザック=ネテロと古くから付き合いがあり、表社会と裏社会を統べる者同士で持ちつ持たれつの関係を築いている。登場人物の中でも、トップクラスの実力の持ち主である。
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ノブナガ=ハザマ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
ノブナガ=ハザマとは、冨樫義博の作品である『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクターである。クモと呼ばれる盗賊集団・幻影旅団の初期メンバーで、旅団内では特攻の役割を担っている。戦闘に長けており殺人に一切の躊躇がない冷酷さを持つ。その反面、自らが気に入った人物に対しては情に厚く、尋問中の主人公・ゴンがノブナガを腕相撲で打ち負かした際には、旅団への入団を誘った。また常に刀を持ち歩き、素早い抜刀で標的を殺害できる。一族を滅ぼされたクラピカと旅団で激しい争いを繰り返している。
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シルバ=ゾルディック(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
シルバ=ゾルディックとは漫画『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクターであり、暗殺一家ゾルディック家の当主。ゴンの友達キルアの父親。長身、長髪で筋肉質な見た目は周りのものを委縮させるほどの威圧感がある。過去には幻影旅団の団員と戦って暗殺したことがあり、暗殺者としては一流の腕を持つ。キメラアント編ではヂートゥを一撃で叩き潰している。
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ウボォーギン(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
ウボォーギンとは、冨樫義博の漫画作品『HUNTER×HUNTER』に登場する盗賊集団「幻影旅団」の一員である。ライオンの鬣を思わせる髪型と、筋骨隆々の大柄な体格が特徴。頑丈な肉体と、拷問を受けても動じない精神力を持つ。念系統は「強化系」で、自身の肉体を武器とする。念を使わずとも十分強く、たった1人で武器を持つ複数の敵を屠った。幻影旅団に恨みを抱くクラピカに拉致され倒されるが、自身の死に際しても決して仲間を売ることはなかった。
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目次 - Contents
- クラピカの概要
- クラピカのプロフィール・人物像
- クラピカの能力・必殺技
- 絶対時間(エンペラータイム)
- 癒す親指の鎖(ホーリーチェーン)
- 奪う人差し指の鎖(スチールチェーン)
- 束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)
- 導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)
- 律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)
- クラピカの来歴・活躍
- 故郷の記憶
- 試験会場までの道のり
- 第287期ハンター試験
- ゾルディック家での試練
- 念能力の習得とノストラードファミリーへの加入
- ウボォーギンとのタイマン勝負
- 団長誘拐作戦とパクノダとの交渉
- 十二支ん加入
- カキン帝国王位継承戦
- クラピカの関連人物・キャラクター
- ゴン=フリークス
- レオリオ=パラディナイト
- キルア=ゾルディック
- 幻影旅団
- ノストラードファミリー
- クラピカの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「死は全く怖くない。一番恐れるのはこの怒りが風化してしまわないかということだ」
- 「仮にお前達から秘密が漏れたとしても、私はもう何一つ後悔しない」
- 「パイロ…オレの旅がようやく終わりそうだよ。だけど何処へ行く…?迎える人も帰る場所もオレには何一つ無いのに」
- クラピカの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- クラピカのモデルは”王蟲”
- クラピカと幻影旅団は全員死亡
- クラピカ理論
- 凄惨な運命をたどったクルタ族