マニアックなスタジオジブリ作品の裏設定・都市伝説・トリビアまとめ
スタジオジブリとは、主に長編アニメーション映画の制作を主力事業として展開しているアニメーション制作会社である。スタジオジブリは数々の名作を生み出してきた。宮崎駿や高畑勲を筆頭に、生み出される作品の造詣は非常に深い。それ故に、一度見ただけでは理解できない描写や、そもそも何を意味しているのかが説明されていないシーンが多数存在する。ここでは、ジブリにまつわる裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話を一挙紹介していく。
『忘れじのナウシカ・ゲーム』という名前でゲーム化された
シューティング・ゲームだという。「王蟲を撃つと怒る」という原作に忠実な内容だった。
『ハウルの動く城』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
当初はジブリ作品ではなく監督も細田守のはずだった
『ハウルの動く城』とは、イギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジー小説シリーズ、主に同シリーズ第1作・『魔法使いハウルと火の悪魔』(原題:Howl's Moving Castle 1986)を原作としたジブリ映画である。しかし本作は、本来ジブリ作品になる予定ではなかったのだという。
宮崎駿は『千と千尋の神隠し』で引退を発表した。そこで、『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』で評価を高め、『時を掛ける少女』や『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』などを手がけた細田守に依頼があり、細田が『ハウルの動く城』を監督することになった。
細田がハウルを手がけていた時、ジブリは『千と千尋の神隠し』にかかりっきりで、細田は全てのスタッフを自力で集めて製作を始める。しかし、『ハウルの動く城』はあまりに難易度が高く、結果的にプロジェクトは頓挫し、細田は監督を解任される。
その後、宮崎駿が代わりに監督となり、0から映画を作り直すこととなった。この事について、宮崎は「用意したスタッフが解体しちゃったんで、しょうがないから僕が出ていったっていう…。心情を持って恋愛を描ける人間がやらなければいけないから、監督は若い人がいいと、僕は最初にそう思ったんです。ところが、そうじゃない人がやったから話がややこしくなったんですね。」と話している。細田はこの事に関して「もう俺は終わりだ!」「これからは大きな事を言わずに、業界の隅っこで細々とビジネスライクにやっていこうと思ったわけですよ」とインタビューで話した。
その後、細田は『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』の監督を務めているが、細田は「『オマツリ男爵』という映画は、なんの映画かというと、僕のジブリ体験がね、基になってるの」とインタビューで話している。
この作品は、麦わらの一味が仲間割れを起こし、一味が瓦解していくストーリーであり、瓦解していく麦わらの一味が「『ハウルの動く城』の製作チーム」を表している。
原作から改変されすぎた内容
『ハウルの動く城』は、イギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジー小説『魔法使いハウルと火の悪魔』という話が元になっている。しかし原作とは大きく違ったストーリーになっている。
まず、原作ではソフィーは命を吹き込む魔女として設定されている。しかし宮崎は、ソフィーを自分の力で問題に立ち向かっていく姿を描くために、魔女であることを曖昧にした。
また、映画では戦争が行われており、作中でも大きな意味を持つ。「戦火の恋」は作品の大きなテーマだ。
しかし、原作では戦争は行われておらず、むしろ平和な世界が舞台となっている。戦争自体が映画のオリジナルの要素となっているのだ。
これは宮崎駿が戦争好きであった事に起因している。宮崎は"飛んで"、"落とす"のが大好きなのだ。そう思うと、ジブリ作品には戦闘シーンはかなり多い。
逆に、原作とは違って映画はハッピーエンドで幕を閉じる。原作では、お互いを知り合ったハウルとソフィだった、ハウルがソフィを目の前にして倒れ込み、命を落としてしまう。そして、その後を追うかのようにソフィも死に、二人は天国に行くというエンディングで終わる。
原作で城が動いている理由は「ハウルが振られた女から逃げるため」
映画では戦争を避けるために城を動かしている。しかし原作には戦争が存在しない。
では、なぜ城を動かしているのかというと、それは『ハウルが昔フラれた女の子から逃げる為』なんだそう。
マルクルいわく、「剣をかざしたもとの恋人に、めん棒を持った母親に、こん棒の父親と叔父さんたちが押しかけてくる」。
『耳をすませば』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
原作は少女漫画の『耳をすませば』
原作は、柊あおいによる少女漫画『耳をすませば』である。
映画では雫の聖司に対する初恋物語となっているが、原作では聖司の兄である航司が登場しており、もう一つの恋の場面を見ることできる。
実は、雫のお姉さんの汐と航司が交際しているという設定で、航司から受け取ったポストカードを嬉しそうに受けとり、そのあと雫に渡している。
あの映画でもある最初のシーンだ。
地球屋のモデルは喫茶店「邪宗門」
『耳をすませば』でネコの人形と主人公の雫が出会った雑貨屋「地球屋」。非常に幻想的で日本とは思えないようなオシャレな雑貨屋だ
この地球屋は、多摩にある日本アニメーションの近くにある邪宗門という喫茶店がモデルになっていると言われている。
宮崎駿は日本アニメーションに在籍していたこともあるため、邪宗門にも通ったことがあるのかもしれない。
『耳をすませば』は自殺を誘発
『耳をすませば』は、読書が大好きな中学1年生の少女・月島雫(つきしま しずく)が主人公である。愛読書の図書貸し出しカードに天沢聖司(あまさわ せいじ)という名が度々あることに気がつき、知らない彼への思いをめぐらす。そんなある日、電車の車内で出会った猫に導かれ、地球屋という不思議な店に迷い込む。そして雫はさまざまな苦悩を乗り越えて成長し、聖司と付き合うまでを描いた映画である。
そんな少女の甘酸っぱい青春を描いたこの作品はジブリの中でも高い評価を得ている。しかし、一方で自身と映画を比べてしまい、その違いに絶望して命を絶ってしまう者もいたらしい。
名作であるが故に起きた悲しい出来事である。
天沢聖司ストーカー説
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目次 - Contents
- スタジオジブリの概要
- 裏設定・都市伝説・トリビアについて
- 『となりのトトロ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『風の谷のナウシカ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ナウシカが生きる世界の生物全ては改造済み
- 全ての生命体は絶滅する
- ナウシカは人造人間
- 巨神兵のデザインは『エヴァンゲリオン』の監督庵野秀明
- 巨神兵の放射能を浴び死んでしまうキツネリスのテト
- 腐海のモデルはウクライナ
- オーストラリアに存在する「風の谷」
- ユパはまだ45歳
- ラストを考えていなかった監督
- 王蟲の鳴き声は布袋寅泰のギター
- 『風の谷のナウシカ』の舞台は火星説
- 「王蟲の歌」を歌っているのは久石譲の娘
- 実はジブリ作品ではない
- 『風の谷のナウシカ』を14回見た鳥山明
- 『忘れじのナウシカ・ゲーム』という名前でゲーム化された
- 『ハウルの動く城』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 当初はジブリ作品ではなく監督も細田守のはずだった
- 原作から改変されすぎた内容
- 原作で城が動いている理由は「ハウルが振られた女から逃げるため」
- 『耳をすませば』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原作は少女漫画の『耳をすませば』
- 地球屋のモデルは喫茶店「邪宗門」
- 『耳をすませば』は自殺を誘発
- 天沢聖司ストーカー説
- 天沢聖司犯罪者説
- 時計に刻まれた『紅の豚』のポルコ・ロッソの名前
- 外に「耳をすませば」と書かれているビルがある
- 『猫の恩返し』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『猫の恩返し』は『耳をすませば』の月島雫が書いた小説
- 『パンダコパンダ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ミミ子ちゃんの元となった『長くつ下のピッピ』
- 『崖の上のポニョ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『魔女の宅急便』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『紅の豚』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ポルコ・ロッソは「豚野郎(臆病者)」
- もともとは日本航空での機内上映用作品
- 『紅の豚』はそのままアドリア海周辺がモデル
- 飛行機にはモデルが存在
- マンマユート団は直訳すると「ママ助けて団」
- ジーナは賭けに勝っている
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- 『アシタカ聶記』というタイトルになるはずだった
- コダマの正体は後のトトロ
- カヤはアシタカの許嫁
- タタラ場でエボシが介護している病人はハンセン病患者
- ラストは全員亡くなっている
- 『風立ちぬ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- "の"の法則
- UFOの研究をしていた堀越二郎
- 再会のホテルのモデルは長野県軽井沢の万平ホテル
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- モチーフは歴代自民党幹部
- 話のモデルは戦後の日本
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- 『天空の城ラピュタ』は1870年頃が舞台
- 空中海賊ドーラの息子の名前は 「カ」「キ」「ク」「ケ」「コ」
- ラピュタの遺跡のモデルはタイ・カンボジア
- ムスカはまだ20代
- ムスカには双子の弟がいる
- ナウシカに登場するキツネリスが登場
- 『天空の城ラピュタ』より前に『バルス』という言葉を使った作品があった
- バルスの語源はトルコ語で「平和」
- ラピュタが崩壊するシーンでゴミのように落ちているムスカ
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