ウンガロ(ストーンオーシャン)の徹底解説・考察まとめ
ウンガロとは『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの第6部『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』の登場人物で、絵画やコミックのキャラクターを実在化させ、そのキャラクターに心惹かれた者の魂を物語の世界へ引きずり込むスタンド「ボヘミアン・ラプソディー(自由人の狂奏曲)」のスタンド使い。
DIOの息子のひとりにして、プッチ神父の刺客。
将来に絶望して麻薬中毒になっていたが、覚醒したスタンド能力で世界中のキャラクターを実在化させ、パニックを引き起こして希望のない社会に変えようとする。
スタンド名:ボヘミアン・ラプソディー(自由人の狂想曲)
破壊力:なし スピード:なし 射程距離:∞ 持続力:A 精密動作性:なし 成長性:なし
※評価はA(超スゴイ)、B(スゴイ)、C(人間並み)、D(ニガテ)、E(超ニガテ)
能力:実在化
絵画やコミックのキャラクターを実在化させ、そのキャラクターに心惹かれた者の魂を物語の世界に引きずり込む。魂が物語に引きずり込まれる際は肉体と精神が分離し、肉体は精神が分離したことに気づかずそのまま動く。スタンドは精神のヴィジョンであるため、スタンド使いの肉体と精神が分離した場合は肉体側でスタンドを出すことができなくなる。精神は物語の登場人物の役に当てはめられ、「ストーリー通り」に死亡する。
能力は全世界に影響し、実在化したキャラクターは、実在化した1体を除いて全ての媒体から姿を消す。ただし実在化したキャラクターが殺された場合にはそのキャラクターは作品に戻らず、世界から消失する。本編ではアナスイがピノキオを殺したため、ピノキオは世界から消失した。
ウンガロの関連人物・キャラクター
エンリコ・プッチ
グリーンドルフィン刑務所の教誨師であり、『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』における敵ボス。通称プッチ神父。神学生時代に偶然出会ったスタンド使いの吸血鬼・DIO(『ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース』の敵ボス)の友人であり、DIOが残した「天国へ行く方法」を知るため、他者の記憶とスタンドをCDのようなDISCに変えて抜き取ることができる自身のスタンド「ホワイトスネイク」で承太郎の記憶とスタンドを奪う。徐倫が元恋人に轢き逃げと死体遺棄の濡れ衣を着せられたのはプッチの陰謀である。
「天国へ行く方法」を実行する中でDIOの骨から生まれた「緑色の赤ん坊」と融合。スタンドを進化させて最終的には時を加速させる能力を得、世界を一巡させた。グリーンドルフィン刑務所の教誨師であり、『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』における敵ボス。通称プッチ神父。神学生時代に偶然出会ったスタンド使いの吸血鬼・DIO(『ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース』の敵ボス)の友人であり、DIOが残した「天国へ行く方法」を知るため承太郎の記憶を奪う。
「天国へ行く方法」を実行する中でDIOの骨から生まれた「緑色の赤ん坊」と融合し、DIOの魂と融合した形となる。DIOは徐倫の先祖であるジョナサン・ジョースターの肉体に自分の首を繋げていたため、ジョースター家の証である星型のアザが首の後ろにあった。そのDIOの魂と融合したプッチにもアザが現れ、プッチに引き寄せられるように集まったDIOの息子であるウンガロ、リキエル、ドナテロ・ヴェルサスの3人にもアザが現れていた。このアザを持った人物同士は、離れていてもお互いの存在を認識できる。
父親であるDIOの魂と融合したプッチと出会った影響で、ウンガロ、リキエル、ヴェルサスの3人はスタンド能力に目覚めた。
ナルシソ・アナスイ
猟奇殺人鬼の男囚人。幼い頃から何でも分解せずにはいられない性分の持ち主。恋人の浮気現場を目撃し、恋人と浮気相手をバラバラに「分解」して収監されていた。ウェザーと共にエンポリオの秘密の部屋に滞在している。
普段はウェザーが抑え付けていないと何をしでかすかわからない冷酷な殺人鬼であるが、徐倫に対して恋心を抱いており彼女を守るために協力する。
「ボヘミアン・ラプソディー(自由人の狂想曲)」戦では『ピノキオ』『ママヤギと七ひきの子ヤギ』と2つの物語に魂を引きずり込まれている。
スタンド能力に覚醒した時期やきっかけは不明。スタンド名は「ダイバー・ダウン」。人や物質に潜行することができる。敵に潜行して内側から分解、味方に潜行してダメージを肩代わりするなど応用力が高い。
ウェザー・リポート
記憶を亡くしたスタンド使いの青年。通称ウェザー。殺人未遂により収監されていた。エンポリオの秘密の部屋に滞在している。
自らの記憶がホワイトスネイクに抜き取られたと考えており、記憶を取り戻すためホワイトスネイクを追う徐倫に協力する。その正体はプッチ神父の双子の弟。生まれた病院で死んだ赤ん坊とすり替えられ、ウェル・ブルーマリンとして育てられていた。
徐倫たちと違い、生まれつきのスタンド使いである。スタンド名は「ウェザー・リポート」。その名の通り天候を操る能力を持つ。地上で起こりうる範囲でならどんな天候も操作可能。
記憶を取り戻した際は彼の怒りによりオゾン層に干渉してサブリミナル効果を引き起こす潜在能力「ヘビー・ウェザー」が覚醒。彼自身も制御できない強力な能力であり、敵味方関係なく巨大カタツムリにしてしまった。
「ボヘミアン・ラプソディー(自由人の狂想曲)」戦では実在化したゴッホの肖像画に「全てのキャラクターを元に戻す」という能力を持つヒーロー「プット・バック・マン」を描かせてスタンド能力を無効化した。
DIO
徐倫の父親・空条承太郎の宿敵であり、プッチの友人であるスタンド使いの吸血鬼。正式な生年月日は不明であるが、1867年頃にイギリスで生まれ、1988年頃に承太郎によって殺されている。本名は「ディオ・ブランドー」。
『ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントムブラッド』で初登場し、主人公ジョナサン・ジョースターの肉体に自身の首を繋げていたため、首の後ろにジョースター家の証である星型のアザを持つ。
Part6ではプッチの回想に登場。神学生時代のプッチと知り合って友人になり、プッチに敬愛されている。
プッチの刺客として登場するウンガロ、リキエル、ドナテロ・ヴェルサスの3人の父親である。また『ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風』の主人公であるジョルノ・ジョバァーナの父親でもあるが、ジョルノはPart6には登場しない。
スタンド名は「ザ・ワールド(世界)」。高いレベルでパワー、スピード、精密動作性を兼ね備えている上に自分以外の時間を止められる能力を持つ。ジョナサンの肉体に馴染んでいくほど止められる時間が長くなり、最終的には9秒まで停止可能となっていた。
リキエル
DIOを父親に持つウンガロの異母兄弟。母親はDIOの食糧にされて死亡している。
生きる目的を失って暴走族に入り、左瞼が勝手に閉じてしまうパニック障害を持っている。高速道路を逆走して事故を起こし、病院に運ばれてきた際にDIOの魂と融合したプッチと出会い、スタンド能力が覚醒。
スタンド名は「スカイ・ハイ」。視認不可能なスピードで飛行し、生物の体温を奪う未確認生物「ロッズ」を操る能力を持つ。
「精神の成長」という信念を持って徐倫たちの前に立ちはだかり、自らの体を犠牲にしてまで戦うが徐倫の猛攻により敗北。ウェザー・リポートの正体について語った後、徐倫の仲間であるエルメェス・コステロの拳を食らって再起不能になる。
ドナテロ・ヴェルサス
DIOを父親に持つウンガロの異母兄弟。母親は健在であるが遊び人で、再婚すると完全に放置された。13歳のときに両親への反発で家出したが、その際に有名な野球選手のスパイクを窃盗したと冤罪をかけられて少年更生施設に送られる。これをきっかけに中途半端にスタンド能力に覚醒して不幸が頻発。身も心もボロボロで隠れるように人生を歩んでいた、
強盗に失敗して脚を撃たれてビルから飛び降り、病院に搬送されてきたところでDIOの魂と融合したプッチと出会い、スタンド能力を制御できるようになる。
プッチを出し抜いて「天国に行く方法」を自分のものにしようとしていた。
スタンド名は「アンダー・ワールド」。地面が記録している過去の出来事を、地面から掘り起こして再現できる能力を持つ。再現できる時間はヴェルサスが覚えており、自由に引っ張り出せる。再現した過去の出来事は何があっても覆ることはない。
ウンガロの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「『充実感』だ……これがオレの『燃える』目的だ!」
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目次 - Contents
- ウンガロのプロフィール・人物像
- ウンガロの来歴・活躍
- 搬送先の病院でプッチ神父と出会う
- アナスイが物語の世界に引きずり込まれる
- ピノキオを倒してアナスイが元に戻る
- アナスイ、『ママヤギと七ひきの子ヤギ』の物語に引きずり込まれる
- ゴッホに描かせたヒーローが能力を無効化、ウンガロは再起不能に
- ウンガロのスタンド:「ボヘミアン・ラプソディー(自由人の狂想曲)」
- スタンドとは
- ステータス
- 能力:実在化
- ウンガロの関連人物・キャラクター
- エンリコ・プッチ
- ナルシソ・アナスイ
- ウェザー・リポート
- DIO
- リキエル
- ドナテロ・ヴェルサス
- ウンガロの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「『充実感』だ……これがオレの『燃える』目的だ!」
- 「オレは今まで転がり落ちていくだけの人生をただ理由もわからず生きて来た……だが今は理解できた オレはこの『能力』のために存在していたんだ…」
- ウンガロの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ウンガロの由来はファッションデザイナー「エマニュエル・ウンガロ」
- ボヘミアン・ラプソディー(自由人の狂想曲)の由来はQueenの楽曲『ボヘミアン・ラプソディ』