七福星(香港映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『七福星』とは、サモ・ハン・キンポー監督・主演のアクション・コメディー作品で、『福星』シリーズ第3弾。『あぶない刑事』の同時上映として公開された。前作『大福星』にてヤクザ撲滅に協力したキッド(演:サモ・ハン・キンポー)ら一同は、褒美としてパタヤ旅行へ行く事となった。またその先でも思わぬ魔の手が立ちはだかっていた。一方で香港警察の刑事マッスル(演:ジャッキー・チェン)やリッキー(演:ユン・ピョウ)達は香港で捜査に乗り出していた。ジャッキー・チェンやユン・ピョウは『福星』シリーズ出演最後となった。

香港警察

マッスル(演:ジャッキー・チェン)

CV:石丸博也
香港警察の刑事で、同僚のリッキーやラッキーらと共に、あるギャング集団の麻薬密売の現場へ潜入する。その場にいる者達全員を取り押さえようと銃を構えるも、そこの主犯格二人が爆薬を持ち銃を発砲させない様にした。そこでリッキーとラッキーに、銃から(暴発しない様に)弾を抜く様に指示し、約十数人もの組織一味と素手で戦う事となり、激しい格闘戦を展開する。数多くの手下に拳や蹴りを連打した後、刺青の入った格闘技に長けた手下とも激しい攻防戦を展開、蹴りを浴びせた後にドアの窓へガラスを割る勢いで叩きつける。そこへ、香港警察一同がやって来て、一味は取り押さえられた。
その後、ラッキーと共に実業家のラウの護衛を命じられる。税金を悪用するラウを守衛する事に不満を漏らすが、仕方なく護衛につきラッキーと共に車に乗り込む。しかし護衛についた車にラウが乗っていない事に気付いた時既に遅く、(替え玉を使い別の車に乗り換えていた)ラウはバイクで乗り込んだ三人の殺し屋に銃殺されたうえ、車は炎上される。その直後にラッキーと共に殺し屋達に居合わせ、車で殺し屋のバイクを追いかける。そして銃で車のドアを外し、車から一人の金髪の殺し屋に飛びつく。金髪の殺し屋を住宅街まで追跡し、彼との格闘戦を展開するが、殺し屋に割れた瓶を顔に突き付けられたうえ、腹部を殴られ逃げられる。この一件により、チョウ警視から叱責を受け、捜査から外され、フラワーを手伝う事となる。
キッド達のいるカルチャークラブへリッキーと共に潜入し、日本人殺し屋と銃撃戦を展開する。日本人殺し屋は建物内のバーらしき場所まで逃亡し、リッキーと共に追いかけるが、途中からやって来た口髭の殺し屋や金髪の殺し屋により銃撃戦が激化し、その際の銃弾が肩に命中し負傷する。そんななかで日本人殺し屋が、サイを両手に持ち襲いかかり、それに対し拳や蹴りで対抗するも、銃弾で受けた肩の痛みもあり、劣勢に追い込まれる。そこへ金髪の殺し屋との対決にケリがついたキッドが加勢しようとやって来た為、彼に日本人殺し屋との対決を託した。
マッスル役を演じたジャッキー・チェンは、『スネーキーモンキー 蛇拳』(1978年)でブレイクし、『プロジェクトA 』(1983年)や『ポリス・ストーリー/香港国際警察 警察故事』(1985年)等のヒット作を次々と発表した。長きにわたりアクションスターとして、多くのファンを獲得。一方で歌手としても定評があり、自身の主演作の主題歌やアルバム、1980年代には日本でもシングル曲を発表した。

リッキー(演:ユン・ピョウ)

出典: imgc.nxtv.jp

CV:大滝進矢
香港警察の刑事で、同僚のマッスルやラッキーらと共に、あるギャング集団の麻薬密売の現場へ潜り込み一味を取り押さえようと銃を構えるが、そこの主犯格二人が爆薬を持った事で銃の発砲が不可能になる。そこでマッスルとラッキーら三人で約十数人もの組織一味と素手で戦う事にし、激しい格闘戦を展開する。数多くの手下と戦うなか、三人の中で最もアクロバティックな技を繰り出し、ギャングのリーダー格である男との格闘戦を展開。キレのある旋風脚を叩きつけた。そこへ香港警察一同が来た事で、一味は取り押さえられる。
また、フラワーと共にマーがパタヤから送った手紙の送り先であるウォンとベンのいるアパートへ向かう。マーの友人というウォンのもとには組織や事件の手掛かりになる様な手紙はなかったとはいえ、ここにいると組織に狙われると思い、ウォンとベンをキッド達のいる家に連れて行く事となった。その際に、グダグダ文句を言うベンに対し、銃を向ける荒っぽい行動を取る一幕もあった。
その後、マッスルと共にキッド達がいるカルチャークラブへ潜入し、日本人殺し屋と銃で対抗する。日本人殺し屋が建物内のバーらしき所へ逃亡したのを追いかけるも、後からやって来た口髭の殺し屋と金髪の殺し屋の襲撃により銃撃戦が激化する。銃撃戦が終わると、マッスルやキッドが日本人殺し屋と金髪の殺し屋と対決している一方、自分は口髭の殺し屋と激しい格闘戦を開始し、俊敏な速さの蹴りや拳を殺し屋に浴びせる。そして椅子を持って対抗してきた殺し屋に対し、椅子を突き抜ける勢いで拳を与え、その椅子を殺し屋に叩きつけ、顔面を力任せに殴り飛ばした。全員の殺し屋との戦いが終わり、マッスルと共に彼等を取り押さえる姿があった。
リッキー役のユン・ピョウは、映画『死亡遊戯』(1978年)でブルース・リーの吹き替えスタントを務めた事で知られている。その後『モンキー・フィスト 猿拳』(1979年)や『チャンピオン鷹』(1983年)『検事Mr.ハー / 俺が法律だ』(1986年)といった、数多くの主演作を発表、日本でも一時はアイドル並みの人気を獲得し、日本武道館でのコンサートを開催した。また『孔雀王』シリーズ(1988年・1990年)や『無問題2』(2002年)等、邦画にも出演。

ラッキー(演:アンディ・ラウ)

香港警察の刑事で、同僚のマッスルやリッキーらと共に、とあるギャング集団の麻薬密売の現場に潜入する。三人の中で一番若い事もあり、十数人もの組織一味と素手で戦う事となった際は、手下達に力任せに拳や蹴りを当てる事が多かった。またリーダー格の赤シャツを着た男と戦った際は、彼が首に掛けているペンダントで首を絞めようとした。その後、香港警察一同が来て、一味は取り押さえられた。
マッスルと共にラウの護衛を命じられ、彼と共に車に乗り込む。しかし、護衛についた車は替え玉の別の車だった。ラウは護衛が煩わしいと別の車に乗り換えていたが、バイクで乗り込んだ三人の殺し屋が追跡し、ラウ達数人を銃殺し車を炎上させる。マッスルは殺し屋の一人を追うが、結局逃げられてしまう。この件で警察署にてマッスルと共にチョウ警視から叱責を受ける。自分達が来た時にはラウは殺されていたと話すも、大したフォローにならず、捜査から外されてしまう。これ以降、本作品には登場しない。
ラッキー刑事役を演じたアンディ・ラウは、1980年代より数多くの映画やドラマに出演し、歌手としてもスター的地位を得る。1990年代にはジャッキー・チュン、アーロン・クオック、レオン・ライらと共に「香港四大天王」と呼ばれるまでに一時代を築く。出演映画数は100本を越え、1985~2005年の間に合計1,733,275,816 香港ドルの興行収入を得た。現在も『名探偵ゴッド・アイ』(2013年)や『追龍』(2017年)等に出演する等、第一線で活躍中。

フラワー(演:シベール・フー)

フラワー(写真右)。

CV:佐々木優子
キッド達のもとを訪れ、突然パタヤ旅行へ行くと言い出し、キッド達は驚く。実は事前に二枚目にその事を知らせていたのだが、仕事で行けない彼が(のけ者にされまいと)キッド達に内緒にしていた。急いで旅行の準備をするなか、自分の肩を抱き帰国したらまた会おうと言う二枚目に対し、肘打ちを食らわせた。
一同でパタヤへ向かい、クレイジー達がビーチで楽しむなか、キッドと二人きりになる。その際にキッドに対し、彼に気が無い事を話し、キッドは失望する。また、警視よりマーという男に会い手紙を受け取るという指令があり、キッドにも協力を求めるが、自分や警察の使いっぱしりになる事に憤りを感じていたキッドは依頼を断る。それでも説得を試みるも、キッドは首を縦に降らず、仕方なく単身でマーのいる海辺へ向かう。ボートに乗り込もうとした時、後からついて来たキッドと共にマーのもとへ向かった矢先、セイリングを楽しんでいたマーが殺し屋集団に襲撃される。海に落ちたマーのもとへ駆け寄り彼を助けるも、マーは手紙は香港へ送ったと伝え息絶える。キッドや自分のもとにも刺客達が襲撃し、キッドや途中から来たロミオと共に返り討ちにする。刺客達が去った後、ここにいたら危ないと言い一同で帰国。
帰国後、リッキーと共にマーの手紙の送り先であるウォンとベンのアパートへ向かう。ウォンにマーが殺された事を話し、彼から手紙が送られて来ていないかウォンに尋ねる。マーの友人だったというウォンのもとにはマーから幾つかの手紙が来ていたものの、今回の事件やマーを襲撃した組織の手掛かりになる事が書かれた手紙は届いていなかった。それでもこのアパートにいれば組織に狙われると考え、ウォンとベンをキッドのいる家まで送る。
リッキーと共にウォン達のアパートで手紙が届くのを待っていた時、郵便局員の男が来て書留だと言い封筒を渡す。しかしその男は殺し屋で、彼に手紙の受け取り人だと思われ、(組織から始末する様に言われていた為に)背後から銃で狙われる。そこへ、ベンが戻って来た為に殺し屋は一旦その場を去る。その殺し屋が去った後、封筒の中身が白紙であり、不信に思い男の後を追う。男の行方は掴めずアパートに戻るも、今度は向かいのビルから日本人殺し屋に狙撃されようとする。その矢先、彼がウォン本人に遭遇し気を取られている間に部屋からいなくなる。その後の行方は不明だが、本作品終盤にて、エレベーターから現れる多くの集団と共に現れエンディングを迎える。
フラワー役を演じたシベール・フーは、1970年代に台湾で女優として文芸作品を中心に活躍。1980年代からは香港映画へ進出し、『レディ・スクワッド/淑女は拳銃がお好き』(1988年)や『リーサル・パンサー』(1990年)といったアクション作品で活躍し人気を得る。1990年の『群狼大戦』の爆発シーンの撮影では、共演のムーン・リーと共に全身大火傷というアクシデントに見舞われる。しかしその後も、ジェット・リー主演『レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 格闘飛龍 方世玉』等に出演し、活躍を続けた。
2003年に江蘇省人民政治協商会議(CPPCC)の委員に就任した。

チョウ警視(演:ウォルター・チョウ)

香港警察の警視でフラワーやマッスル達の上司。前作『大福星』では警部だったが、本作品では警視故に昇格したものと思われる。
フラワーには、マーから(彼が送った)手紙を受け取る事、マッスルやラッキー達にはラウの護衛を命じた。しかし殺し屋達の手により、ラウの護衛に失敗し殺し屋にも逃げられたマッスル達を叱責し、捜査からも外す。登場はこの場面のみである。
チョウ警視役を演じたウォルター・チョウは、白黒時代より数え切れない程の作品に出演した香港のベテラン俳優である。なかでもカンフー映画の古典『黃飛鴻』シリーズ(1949~1960年代初め頃)の黃飛鴻の弟子・ 梁寬役や、アニメーションを多用したSFアクション『如來神掌』シリーズ(1964~1965年)の主人公・龍劍飛はハマり役となった。1980年代以降は、サミュエル・ホイ主演『悪漢探偵』(1982年)やアンディ・ラウ主演『サンダーボルト 如來神掌』(1990年)等に出演。2007年1月に91歳で死去。

「福星」シリーズ・いつもの面々

キッド(演:サモ・ハン・キンポー)

CV:水島裕
マーという男に会い手紙を受け取るという依頼をフラワーから告げられるも、断ろうとする。その後単身でマーのもとへ向かおうとするフラワーの援護につき、二人でボートに乗るが、セイリングを楽しんでいたマーが殺し屋集団に襲撃される。海へ落ちたマーを救うも、マーは依頼の手紙は香港へ送ったと告げ息を引き取る。更にその後、自分達のもとにも刺客の集団が襲い掛かり、フラワー、また途中から現れたロミオと共に対抗し、刺客達は撤退する。フラワーがここにいたら危険だと告げ、一同で香港へ帰国する事となった。
マーの手紙の送り先の住人であるウォンとベンが、組織の目から逃れる為にフラワーによって連れて来られる。同居する事となったウォンに対し、クレイジー達と共に様々なイタズラ(ウォンの部屋の前で喧嘩のフリをしてウォンに抱きつく、部屋の前で木材に火を付け火事を装いウォンに風呂場の浴槽に入れさせ、一同で彼女の色っぽい姿を見る等)をして彼女を困らせた。
翌日、ウォンに誘われクレイジーと一同でカルチャーセンターを訪れ、柔道教室にクレイジーと二人で参加する。クレイジーが柔道教師と手合わせをした後、柔道教師が他に手合わせをする者はいないかと尋ねると、参加者一同が手を上げるなか、自分一人だけ黙って座っていた。そんな自分が柔道教師に指名され、手合わせをする様に言われ、最初は断るも結局手合わせる事となった。しかし格闘技に長けていた為、柔道教師を投げ技で倒す。これにより、女性参加者にちやほやされる。その後、ウォンとベンが参加する演劇『ロミオとジュリエット』の練習にも付き添った。
間もなく、ウォン(実際はフラワー)を狙撃しようとしていた(ウォン本人と遭遇した為に阻止された)日本人殺し屋と遭遇。ちびが人質に取られるも、駆け付けたマッスルやリッキーにより解放される。マッスルとリッキーが日本人殺し屋を追い、カルチャーセンターと同じ建物内のバーらしき所まで追いかけるが、後から来た金髪の殺し屋による銃撃により、マッスルが負傷する。その金髪の殺し屋の銃の弾が切れたところで、彼と一対一の対決を展開する。初めは殺し屋の拳や蹴りに追いつめられながらも、途中から飛び蹴りやアクロバット技で対抗し彼を倒す。
その後、負傷しながらも日本人殺し屋との格闘を続け苦戦するマッスルのもとへ駆け寄り、加勢する。日本人殺し屋がサイを用いて攻撃を仕掛けるのに対し、2本のテニスラケットで対抗、最後はそのテニスラケット二つを日本人殺し屋の頭部を挟む様に叩きつけた。更に割れたラケットで殺し屋を攻撃し蹴り飛ばした。殺し屋全員との戦いが終わり、彼等を取り押さえるマッスルと共にホッとする姿があった。
キッド役を演じたサモ・ハン・キンポーは、1970年代頃より多くのカンフー映画のアクション指導やスタント・監督を務め、手掛けた作品は数知れず。俳優としても『デブゴン』シリーズや『SPL 狼よ静かに死ね』(2005年)、『イップ・マン 葉問』(2010年)等に出演、また『霊幻道士』シリーズといったヒット作品の制作を手掛けた。

クレイジー(演:リチャード・ン)

クレイジー(写真右)。

CV:牛山茂
現地の祈祷師のもとで操り人形を受け取り、ツアーで知り合った女性陣をモノにしようと企む。ちび達と話していた時へ、尋ねて来た女性四人に操り人形の威力を試そうと人形に釘を刺す。彼女達は自分に恋い焦がれた様な素振りを見せるが、実際は演技をしていた。彼女達がすっかり自分の虜になったものと思い込み、部屋の奥へ連れて行くが、逆に女性陣に服を脱がされ、彼女達はその場を徹底する。身ぐるみ剥がされたみじめな姿をちび達に笑われた。
香港へ帰国後、同居する事となったウォンに対し、キッド達一同で様々なイタズラを行い、彼女を困らせた。後日、ウォンに誘われキッド達共にカルチャーセンターへ向かい、キッドと共に柔道教室に参加する。美人柔道教師と手合わせる事となり、彼女にボディータッチする如くに手合わせた。
また、ウォンやベンが参加する演劇の練習に付き添った。その後、カルチャーセンターの入口の近くで日本人殺し屋に遭遇し、ちびが人質に取られる。間もなくマッスルとリッキーが来た事でちびが解放され、日本人殺し屋を追うマッスルとリッキーを見守った。以降の登場場面は無し。
クレイジー役を演じたリチャード・ンは、映画『Mr.Boo!ミスター・ブー』(1976年)や脚本も務めた『ザ・ポップマン』(1979年)等、多くの作品に出演。その特徴的な顔つきやコメディ演技は、日本の香港映画ファンのお馴染みの顔として知られる。

ちび(演:エリック・ツァン)

MI19458
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@MI19458

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