黒須淳/ジョーカー(ペルソナ2)とは【徹底解説・考察まとめ】

黒須淳(くろす じゅん)とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の2作目に登場するキャラクターである。本作の舞台「珠閒瑠市」にある「春日山高校(通称:カス校)」に通う高校生。花言葉や星占いが好きなロマンチストな美少年。実は珠閒瑠市で噂の願いをなんでも叶えてくれる怪人・ジョーカーその本人。大切な人を主人公達のせいで失ったと勘違いている事から主人公達を恨んでおり、ジョーカーとして彼らへの復讐を企む。

『ペルソナ2 罪』

淳と達哉達の出会い

「珠閒瑠市」の神社で行われた縁日で、周防達哉/P2罪主人公(茶髪の少年)と出会った幼き頃の淳(黒いお面の男の子)。

1982年2月14日、『ペルソナ2』の舞台「珠閒瑠市」にいる七姉妹学園の世界史教諭の橿原明成(かしはら あきなり)と女優・黒須純子(くろす じゅんこ)の間に生まれた淳。しかし、淳が彼らと仲のいい家族として過ごせたのは短い間で、小学生になる頃には家庭崩壊の兆しが見え始めていた。「マイヤの託宣」等といった夢想事にのめり込む父に、仕事に執着し家庭を顧みない母。しかし幼い淳にはどうすることも出来ず、日に日に家族仲は最悪なものへとなっていく。

そんな家庭環境の傍ら、小学生になった淳は夏のある日、神社で行われていた縁日で、3人の子供・周防達哉(すおう たつや)/P2罪主人公・ギンコ/リサ・シルバーマン・ミッシェル/三科栄吉(みしな えいきち)と知り合う。自分と同年代の彼らと仲良くなった淳は、以降、彼らと縁日で買った戦隊モノの仮面を被り、自分達を「仮面党」名乗りながら遊ぶようになる。特に達哉とは親友と言い合える程の仲で、淳は楽しい夏を送っていく事になる。そんなある日、淳達は、神社の近所に住んでいるらしい中学生の「お姉ちゃん」こと、天野舞耶(あまの まや)と知り合う。明るくて頼りがいのある「お姉ちゃん」に淳達は懐き、「お姉ちゃん」もそんな淳達を可愛がる形で5人は一緒に遊ぶようになる。

しかし夏も終わりかけのある日、淳達は「お姉ちゃん」が家庭の事情で引っ越す事を知る。「お姉ちゃん」に引っ越してほしくなかった淳達は、遊び場であった神社の社に「お姉ちゃん」を閉じ込めてしまう。しかしその晩、神社に放火魔がやってきたせいで、放火が発生。舞耶はなんとか助かるが、放火事件の事を知った淳達は舞耶が死んだと勘違いし、その罰として自分達の仮面を神社裏に封じ、「もう二度と会わない」と誓い、別れる事にする。

ニャルラトホテプに利用されジョーカーとなった淳

夏の出来事から10年後、噂の怪人・ジョーカーとして達哉達の前に現れた淳。

淳以外のメンバーは衝撃の出来事のあまり、当時の記憶を各々心の奥底に閉じ込め忘れてしまうが、淳はだけは自分のしでかした事を忘れられず、その重さに耐えきれないでいた。すると、そんな淳の前に、彼の父に擬態したニャルラトホテプが現れる。ニャルラトホテプは、自分の半身であるフィレモンと常日頃から「人は完全な存在となり得るか」という命題についての議論を交わし続けていた。否定派であったニャルラトホテプは、肯定派であるフィレモンに自分の意見の正しさを認めさせる為に、人類に混沌を与えようとしていた。そうしてその最初のきっかけとして目をつけた相手が、淳だったのである。
実はこの頃、淳の本当の父である明成は、自分の夢想事にのめり込むあまり、居もしない敵に狙われていると勘違いし、それが原因で事故死していた。ニャルラトホテプはそんな淳の父の状況を利用し、淳が「理想とする父」の姿を模して、彼の前に現れる。淳は彼が本物の父だと思い込んでしまう。そんな淳にニャルラトホテプは舞耶が死んだ原因は達哉達にあるという間違った記憶を植え付け、達哉達への恨みに心を燃やす淳を上手く利用する為、彼に怪人・ジョーカーとしての力を授ける事にする。

そうして夏の出来事から10年後、ニャルラトホテプの力によって「噂が現実と化す街」となった珠閒瑠市に、淳は怪人・ジョーカーとして出現するようになる。淳は「自分の携帯から自分の携帯へ電話をすると願いを叶えてくれる怪人・ジョーカー様が現れる」というジョーカーに関する噂を人々の間に流し、珠閒瑠市民の間にジョーカーの存在を拡散させていった。そうして、その噂を信じて自分(ジョーカー)を呼び出した者のところへ現れ、噂通りに願いを叶えるようになる。しかしそれはあくまでも建前で、本当の狙いはそうする事で現れるであろう「願いも何もなく、遊びでジョーカーを呼び出した人間」から「夢見る心」を奪う事にあった。この「夢見る心」は別名「イデアルエナジー」といい、淳の本物の父・明成が作り上げた書籍「イン・ラケチ」によれば、それを全て集める事で世界を滅ぼす事ができるとの事だった。

「イン・ラケチ」を明成の姿をしたニャルラトホテプから受け取った淳は、父の為にジョーカーとしてエネルギーを集めていく。すると、淳にとって恨むべき達哉と友人達が「ジョーカ様」を試し、自分を呼び出す事件が起こる。恨みを晴らすチャンスだと思った淳は、ジョーカーの力を使い達哉達を殺そうとするが、達哉達が当時の事を何も覚えていないと知り絶望する。ショックを受けた淳は「こんな状態での復讐には意味がない」と彼らを殺すのをやめる。そして達哉達に、復讐の為に悪魔を差し向ける事を告げ、「自分達のしでかした「罪」を思い出せ」と言い残して、その場を去っていくのだった。

ジョーカーとして達哉達への復讐を行っていく

自分のもとへやってきた達哉達に攻撃を開始するジョーカーこと淳。

達哉達との再会以降、淳は宣言通りに達哉達に悪魔を差し向けるようになる。さらに、仮面党という組織も作り出し、かつて自分に願いを叶えて貰ったメンバーの中から4人の人間を仮面党の幹部として据え置き、イデアルエナジーを集めるように指示を出す。仮面党とその幹部達は淳こと、ジョーカーに言われた通りに命令をこなしていく。結果、その活動は次第に大規模なものへとなっていき、「噂」として達哉達の耳にも入る事となる。ジョーカーとの因縁を探る為、淳から差し向けられる悪魔達と戦いながら街に流れる「噂」を追っていた達哉達は、仮面党に近づこうと模索する。そこには「噂」を追う中で新たに仲間となった2人のペルソナ使い達もおり、その内の1人は大人になった舞耶だった。

達哉達と舞耶は、その昔自分達が出会っていた事を忘れてしまっていたが、「噂」を追っていく内に当時の出来事を思い出す。そうしてジョーカー正体が、淳である事に気づき、彼が勘違いしている記憶を正そうと淳がいる筈の蝸牛山、山頂のダンジョン「カラコル」へ向かう。一方その頃、淳の方は「イン・ラケチ」に記されている予言を現実のものとする為に新たな行動をしていた。それは「イン・ラケチ」を本として珠閒瑠市内に出版し、市民達の「噂」によって実現させようという企みだった。書籍出版後、淳の思惑通り「イン・ラケチ」は「噂の面白い本」として瞬く間に市内に広まっていく事となる。結果、「イン・ラケチ」に記載されていた、ナチス・ドイツの政治家アドルフ・ヒドラーの残党「ラストバタリオン」が現実世界に生まれてしまう。達哉達は仮面党に加え、ラストバタリオンとの戦闘も行いながら、ジョーカーのもとへ向かう事になる。

父から授かった「イン・ラケチ」がどんどんと現実化していく事に喜ぶ淳。しかし反面、淳は心の底で「こんなのは望んでいない」、「自分の記憶は全て間違っている」という事に気づいていた。けれどもニャルラトホテプの力の方が淳の意思よりも強く、淳は「間違っている」という気持ちを抱えたまま、ジョーカーとして世界を破滅へと導いていく。達哉達は、カラコルをめぐり、ダンジョン内に隠されていた部屋で目にした少年時代の淳の幻影から、淳が今の自分に苦しんでいる事に気づく。そうして淳を助ける為に、淳がいるカラコルの最奥へと向かうが、そこには噂で生き返ったヒドラーとラストバタリオン達の姿もあった。一触触発の空気が場に漂う中、淳は世界の破滅に大きく関わる事になる巨大宇宙船「シバルバー」巨大宇宙船シバルバーを起動。珠閒瑠市事、空へと浮上させる。ラストバタリオン達はシバルバーを手に入れようとシバルバーの中枢へ向かってしまう。淳は、シバルバーに彼らの手に渡らせないように、自分の部下に命じる。そうして、長年の恨みをはたすべく、達哉達への攻撃を開始する。

全てを思い出した淳

激戦の結果、達哉達に負けた淳は、本当の記憶を取り戻す。正気に戻った淳は自分のしでかしてしまった事の大きさに気づき、ショックを受ける。そこへ明成の姿をしたニャルラトホテプがやってくる。しかしニャルラトホテプに関する事だけ思い出せずにいた淳は、「自分と共に来い」という父に戸惑いながらも反発する。その姿に失望したニャルラトホテプは、淳からジョーカーとしての力を奪い取ってしまう。そうして「仮面党は自分が率いる」と宣言し、その場を去っていく。

淳は自分がしてきた事の罪滅ぼしをする為、ニャルラトホテプの策略を止める事を決意する。そこで達哉達の仲間であったゆきのからペルソナ能力を譲り受け、ペルソナ・ヘルメスを手にする。戦う力を手にした淳は、まずはシバルバーをどうにかする為、そのもととなるエネルギーを解放しようと達哉達に提案する。シバルバーは、淳がこれまで集めてきたイデアルエナジーをもとに動いていた。イデアルエナジーは4つの水晶髑髏にしまいこまれ、それぞれ別々の神殿に置いてある事を達哉達に告げる淳。達哉達は淳の提案にのり、水晶髑髏がある神殿へと向かう。

だがそれぞれの神殿には、達哉・ギンコ・ミッシェルの心の闇から生まれた「シャドウ」がおり、淳達の行く手を阻んでくる。達哉達3人は自分の心の闇と向き合い、シャドウの言葉を跳ね除け、仲間達と共にシャドウを撃退させる。なんとか無事に全ての水晶髑髏を解放する事に成功した淳達は、シバルバーそのものをどうにかする為、シバルバーの中枢へ訪れる。だがそこで淳達を待っていたのは、「人の思考」が現実化するというシバルバーの仕組みだった。道が長いと思えば道が長くなり、罠があると用心すれば罠が生まれる、という不可思議な仕組みで作られたシバルバーは、特に人の「恐怖」に対する思考に大きく影響を及ぼされるようになっており、淳はそこで自分の「恐怖」から生まれた母親を模した敵「メタル・マム」と対面する事になる。メタル・マムに「うっとおしい子」、「消えてまえばいい」と言われた淳は、その言葉に対する恐怖からか本当に身体が消えそうになる。だが達哉達が彼女を倒し、淳を励ました事でなんとか元の淳に戻る事に成功する。同時にその瞬間淳は、ずっと父だと思っていた相手が偽物であった事を思い出し、ニャルラトホテプの野望を食い止める事を改めて強く決心するのだった。

待ち受けていた悲しい結末

シバルバー内部で蘇った「イン・ラケチ」に記載されていた宇宙人・ボロンティックと戦う淳達。

メタル・マム撃退後もシバルバーの中枢を目指して進む淳達。「人の思考」に左右されるシバルバーの中には、「イン・ラケチ」に記載されていたコールドスリープ中の宇宙人ボロンティックや、ヒトラー達ラストバタリオンがおり、淳達の行く手を阻んできた。淳達は彼らを撃退しながら、なんとかシバルバーの奥へ向かう。そうして、そこで自分達が訪れるのを待っていたニャルラトホテプと対峙し、戦闘を開始する。

激闘の末、淳達はニャルラトホテプに勝利。するとそこへフィレモンが現れる。ニャルラトホテプがなぜこのような事態を引き起こしたのかという説明を始める。だがその説明が終わった直後、そこへ突然、イデアルが現れる。イデアルは七姉妹学園の教師であり、かつて明成と共に「イン・ラケチ」を作った人物だった。イデアルの手には「イン・ラケチ」によって、アンチ・ペルソナ能力を身にまとった聖槍が握られており、「イン・ラケチ」に記載されていた世界の滅びの予言を現実化させようと、それを使ってペルソナ使いである舞耶の胸を貫く。舞耶はその身体を支えようと手を伸ばした達哉の腕の中で亡くなってしまう。その光景を前にしたニャルラトホテプは、「お前達は一つ大きな事学んだ」「どうにもできない事もあるという世の中の理だ」と笑いながら、その場を去っていく。

舞耶を死なせてしまった事に絶望する淳達。するとそんな彼らへ、フィレモンが「一つだけこの現実をどうにかする方法がある」と告げてくる。それは時を戻し、10年前の出会いをなかった事にする、というものだった。そもそもの出来事は、10年前の夏の出来事にあり、それがきっかけとなって淳がニャルラトホテプに取り憑かれる事となってしまった。つまり、あの日の出来事をなかった事にすれば、今までの出来事は起きなかった事になる。しかしそれは、淳達が共に戦った日々も消えるという事だった。

淳達は迷った末に、フィレモンの提案を受け入れる。そうして、フィレモンの力を使って10年前の出来事をなかった事にするのだった。

『ペルソナ2 罰』

罰の世界(通称:こちら側)で舞耶(画面真ん中、茶色の服の女性)と再会した淳。罪の世界(通称:むこう側)の記憶はないので、初対面の筈なのに見覚えがある気がする舞耶に驚く。

10年前の夏をなかった事にした淳は、新たな現実世界(通称:こちら側)で生きる事になる。もちろん、罪の世界(通称:むこう側)での出来事は何一つ覚えていない。さらにむこう側とは異なり、こちら側の淳の家は家庭崩壊が起きておらず、黒須ではなく橿原の名字を名乗りながら淳はカス校生として生活をしていた。

一方で、世間では「JOKER」と呼ばれる怪人の存在が噂されていた。JOKERは「自分の携帯から自分の携帯にかけ、出た相手に殺して欲しい相手の名前を告げると代わりに殺してくれる」怪人として噂されており、実際にいくつかJOKERのものらしき殺人事件が世間では発生していた。さらにテレビワイドショーでJOKERが取り上げられた事で、「JOKERという存在は唯一の存在ではなく、不特定多数の存在である」という新しい噂が広まってしまう。全てはむこう側の珠閒瑠市と同じ結末をこちら側でも起こそうとしていたニャルラトホテプの策略であり、むこう側同様、ニャルラトホテプの力で「噂が現実になる」ようになっていた珠閒瑠市では、新たなJOKERに関する噂が現実化する事になる。そうしてJOKERに殺害を依頼した人間が「JOKER化」する異変が起こるようになってしまっていたのだった。

そんな事が起きているとは知らずに日常生活を送っていた淳。だがある日、淳のもとに一通の手紙が届く。差出人は不明の手紙だったが、手紙の内容から淳はこれが自分を知る何者かからの手紙である事を察する。手紙には、珠閒瑠市にある博物館「空の科学館」へ来るようにという旨が記載されており、淳は記載された通りに空の科学館へ向かう事にする。淳はそこで、こちら側の舞耶と再会する。むこう側の事を思い出していた舞耶は、JOKERが起こす事件を食い止める為、こちら側の仲間達と共にJOKERを追っている最中だった。何も覚えていない淳だったが、薄っすらとどこかで会った覚えがあるような気がする舞耶に「どこかで会った事がありませんか」と話す。しかしその直後、空の科学館が火の海になってしまう。それは淳を呼び出した人物・須藤竜也(すどう たつや)が行った事だった。

火の海と化した空の科学館に驚く淳。そんな淳を竜也は捕らえ屋上へ向かう。実は竜也は、むこう側で仮面党の四天王の1人を務めていた人物だった。須藤は淳がジョーカーとしての記憶を取り戻す事を期待していたが、淳は須藤の言っている意味がわからず困惑する。そこへ淳を助けにこちら側の達哉がやってくる。達哉は身体こそはこちら側のものだったが、その意識だけはむこう側の達哉が乗り移っている状態にあった。竜也は淳を人質に達哉の動きを封じる。達哉がその現状に窮していると、そこへ空の科学館にいた小学生達を助けながら屋上に逃げてきた舞耶達が現れる。結果、淳は舞耶達によって救われる。しかし達哉は舞耶達の仲間になるつもりはないらしく、淳救出後その場から居なくなってしまう。

舞耶達に助けられた淳は、あの時現れた達哉が何者であったのかという疑問を持ちつつも、再び元の日常に戻る。だが物語終盤、ニャルラトホテプがむこう側の重要人物であった淳・ミッシェル・ギンコの3人を捕らえらる事態が発生してしまう。その頃、達哉はこちらの舞耶達と和解しあい、共に仲間として戦うようになっていた。そうしてニャルラトホテプが淳達を捕まえた事を知った達哉は、舞耶達と彼らの救出に向かう。淳達は無事に舞耶達に救出される事になる。

その後、達哉と舞耶達はニャルラトホテプと最後の戦いを行う。彼らに破れたニャルラトホテプは消滅。だが、全てはそれで終わりではなかった。実は世界で起きていた異変の原因には、達哉自身も関わっている部分があった。むこう側で記憶を失う寸前、全てを忘れる事を恐怖してしまった達哉。そのせいで、むこう側の達哉の「意識」がこちら側の達哉の意識を乗っ取ってしまう。本来ならありえない事象の影響から、こちら側にいる人々のむこう側での記憶がデジャヴするようになる。その結果、むこう側のパラレルワールドとして存在していたこちら側とむこう側の境界が曖昧になる事態が発生。このまま達哉がこちら側に残り続けていれば、いつかこちら側がむこう側に飲み込まれてしまう可能性があった。

達哉は自分の犯した罪を償う為、向こう側の世界へ帰る事を皆に告げる。皆は達哉を止めようとするが、達哉はその制止をやんわりと拒んで1人むこう側の世界へ去っていくのだった。

黒須淳/ジョーカーの関連人物・キャラクター

周防達哉(すおう たつや)/P2罪主人公

2枚ディスクで構成されている『ペルソナ2』において、1枚目のディスク『ペルソナ2 罪』の主役を務める少年。2枚目のディスク『ペルソナ2 罰』でもキーキャラクターとして登場する。『ペルソナ』シリーズにおける主人公にしては珍しく、ゲーム内でのデフォルト名が存在しているキャラクター(なお、名前を自由に変更可となっている)。
『ペルソナ2』の舞台「珠閒瑠市」にある「七姉妹学園」の3年生。年は18歳。兄が1人いる。幼い頃、大切な友人から貰ったジッポライターを常に持ち歩いており、作中では時々開け閉めをして遊んでいるさまが見られる。文武両道な上にルックスも良い為、女子生徒からの人気は高い。クールな性格で、過去に尊敬していた父が冤罪を着せられた事で失望した事をきっかけに、家族やとの馴れ合いを嫌い1人で居る事を好んでいる。だが本当は非常に仲間想いな心優しい少年であったりする。
幼少期に淳と出会っている(が、達哉本人は物語中盤までその事を忘れていた)。舞耶に「そっくり」、「光と影」と評されるほどに淳に似ており、一緒にいる事も多く仲が良かった。互いの大事なものを渡し合う程の「親友」でもあった。

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隠れた名作!ペルソナ2 罪・罰の徹底解説・考察まとめ【P2】

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『ペルソナシリーズ』はシステムや世界観が一新された『3』以降の作品が有名だが、『ペルソナ2』も負けず劣らず名作である。『罪』と『罰』の2部作で構成された本作品は、珠閒瑠市(すまるし)で起こる不可解な出来事を中心に描かれる。事態の解決にあたる主人公たちは、ニャルラトホテプという集合的無意識におけるダークサイドの化身に翻弄されていく。

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ペルソナシリーズ歴代主人公の不幸な要素まとめ

ペルソナシリーズ歴代主人公の不幸な要素まとめ

『ペルソナシリーズ』では、主人公や仲間が困難に立ち向かい、成長していく様子が描かれる。主人公はストーリーの導入として序盤から不幸な目に遭っている場合が多い。中でも『ペルソナ2』の周防達哉は最後まで報われないことで有名である。 ここでは『ペルソナシリーズ』歴代主人公の不幸な要素をまとめた。

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ペルソナシリーズのシャドウとは?由来・元ネタとなったユング心理学を交えて解説!

ペルソナシリーズのシャドウとは?由来・元ネタとなったユング心理学を交えて解説!

『ペルソナシリーズ』に登場する重要な用語である「ペルソナ」や「シャドウ」は、ユング心理学に由来する言葉だ。ペルソナ4では仲間たちが自身のシャドウと向き合うことでペルソナを獲得するという流れになっており、これらの語句がストーリーと密接に関わっている。 ここではユング心理学ではどのように説明されているのかを交えて、「ペルソナ」や「シャドウ」について解説を行う。

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