リトルバスターズ!(リトバス)のネタバレ解説・考察まとめ

『リトルバスターズ!』とは、2007年にビジュアルアーツの美少女ゲームブランドKeyから発売された恋愛アドベンチャーゲーム。主人公の直枝理樹は、旧友の棗恭介、井ノ原真人、宮沢謙吾、恭介の妹の鈴と共に全寮制の学校に通っていた。ある日、理樹が恭介に「昔みたいに何かしよう」と提案を持ちかけると、恭介は野球チームの結成を宣言。理樹の同級生達を巻き込み、その輪は大きくなっていく。彼女らとの交流を通じ、「世界の秘密」を知る青春アドベンチャーゲーム。2012年~2013年にはアニメ化もされた。

沙耶ルート

テストの直前、真人に古典のノートを貸していたことを思い出した理樹。真人にノートを返してもらうよう頼むが、学校の机に置きっぱなしであるという。仕方なく、理樹は夜の校舎へノートを取りに行く。廊下を歩いていた際、理樹は唐突に何者かに背後から組み伏せられる。何故夜に校舎を徘徊しているのか尋ねる相手に、忘れ物を取りに来ただけだ、と答える理樹。相手は解放と同時に走り出し、非常口から外に出るよう理樹に忠告する。
その忠告通りに廊下を疾走し、理樹は非常口から校舎の外へ出る。不思議な出来事に困惑する理樹だったが、ノートを回収していないことを思い出し、校舎に戻ろうとする。
その際、銃声のような音を聞く理樹。気のせいだと誤魔化しながら元の場所へ戻ると、「朱鷺戸沙耶(ときどさや)」という女子生徒の生徒手帳が落ちていた。

翌日、落とした生徒手帳を沙耶に返した理樹。その後、沙耶からメールで屋上に呼び出される。そこで沙耶から、「あなたは死ぬのよ」と告げられる。夜中に校舎をうろついていたことで、闇の執行部に拉致され、誰に会ったのか尋問を受けるという。
だが、理樹は夜の校舎で会った人物が沙耶だとは知らなかった。墓穴を掘ったと知りながらも、理樹から闇の執行部に自身の正体が伝わることを懸念した沙耶は、理樹を屋上から突き落とす。
たまたま下を通りかかった真人によって、九死に一生を得た理樹。沙耶の発言や闇の執行部等の聞きなれない言葉から、恭介のドッキリではないかと疑う理樹。だが恭介は、闇の執行部は自身にとっての弱点だと言い、理樹に2度とその話をするなと釘を刺した。その後も、次々と理樹の命を狙うトラップを仕掛ける沙耶。理樹は仲間の協力を得ながら、そして最後は自身の力でそのトラップを回避する。
そんな理樹を見て、沙耶は理樹に自身のパートナーにならないかと持ち掛ける。最初はそれを断る理樹だったが、自身の部屋に奇襲してきた闇の執行部を沙耶が撃退したこと、そして沙耶の強い希望から、理樹は沙耶のパートナーになることを承諾する。
沙耶の目的は学園に眠る“革命的な”秘宝であり、沙耶自身はそれを探すために派遣されたスパイだという。そして闇の執行部とは、学園の秩序を守るものであり、何か問題が起きれば、手段を選ばずその問題を消してしまう集団だという。

沙耶に連れられて、夜の学校に潜入した理樹。沙耶に導かれて、理樹は学園の空き教室の黒板から、学園の財宝が眠る地下迷宮の鍵とその入り口を探し当てる。空き教室の机をピラミッド状に組み上げることで、床の感圧板が反応し教室後ろの黒板から地下迷宮の入り口が現れるというものだった。学園迷宮の入り口を探り当てるのと同時に、闇の執行部の襲撃を受ける2人。辛くもそれを撃退し、2人は学園地下の迷宮に潜入することに成功する。
その後も、地下迷宮のトラップや、襲撃する闇の執行部をかいくぐりながら探索を続け、地下深くへ潜入を続ける2人。その中で、理樹は沙耶に好意を抱き始める。トラップを潜り抜けていったり、潜入のための買い出し、理樹の告白を通して、理樹と沙耶は両想いになっていく。地下迷宮の地下8Fに辿り着いた2人。その前に、闇の執行部長「時風瞬」が立ちはだかる。沙耶は理樹に、いつか必ずデートに連れていくと言い残し、時風と決闘を始める。
沙耶を待つ理樹だったが、一向に戻ってこない沙耶に痺れを切らし、地下迷宮を探索する。しかし、沙耶の姿はどこにもなかった。

沙耶の姿が消えてしまった後、理樹は真人と謙吾を連れて、地下迷宮の入り口がある空き教室へ赴く。そこでいつものようにピラミッド状に机を組み上げるが、何の動きもない。それどころか、地下迷宮の入り口さえ消えてしまっていた。
理樹は沙耶のクラスへ赴き、沙耶の姿を探す。しかし、そのクラスの生徒からは朱鷺戸沙耶などという生徒は存在しないという答えが返ってくる。沙耶の姿が消えてしまったことで茫然自失となった理樹は、そのまま沙耶を待ち続けるのだった。

(沙耶視点)
幼少期の沙耶は国境なき医師団で医師を務める父親と一緒に、世界各国を飛び回る生活を過ごしていた。
政情・治安ともに不安定な地域を回る生活の中で、沙耶は友達もできず、学校に通うこともなく父の仕事についてまわっていた。時折、父の患者や父の友人の医師、看護師が遊んでくれることはあったが、同年代の子との交流はほぼなかった。そんな折、父親は1度沙耶を連れて日本に戻る。そこで沙耶は、初めて同年代の男の子と遊ぶ機会を得た。線の細い男の子で、沙耶は日本にいる間、殆ど毎日のように彼と公園で遊んでいた。
ある日、父親がテレビで内戦のニュースを見ている様子を見た沙耶。今度もまた、日本を離れて戦地に赴くことを予感する沙耶だった。再び医師として戦地に赴く父親についていく沙耶。日本での暮らしを知った彼女は、その不安定な国々に恐怖を覚えるが、結局自分の願いを誰かに話すことはなかった。
そんなある時、沙耶は1人の日本人バックパッカーと出会う。沙耶はそのバックパッカーから、『学園革命スクレボ』の漫画本を貰う。当時あまり日本語の読めなかった沙耶だったが、その漫画を何度も読むように熱中していった。

それからさらにしばらく経って、父親の恩師から手紙が届く。「引退するから、代わりに自分の仕事を引き継いでほしい」という内容だった。その申し出を受けた父親と共に、沙耶は再び日本に戻る。
日本の山中での工事現場で、従業員の健康管理の仕事を行う父親についていった沙耶。
そんな折、現場作業員たちが工期の遅れを取り戻すため雨中の夜半に無理に工事を行った結果、崩落を起こし大量のけが人が運ばれてくる。けが人の看護についていた沙耶だったが、地盤の崩落が沙耶の診療所にもおよび、沙耶は土砂崩れに巻き込まれてしまう。
沙耶の意識が戻った時には、致命的な傷のために自身がもう助からないことを悟っていた。

時風に敗北した沙耶は、理樹と出会う直前の夜の校舎にいた。網膜に浮かび上がる「GAME START」の文字。そして沙耶の眼前に時風が現れる。「また来たのか」「余興、ゲームみたいなもの」と沙耶に吐き捨て、「またやるのか」と沙耶に問いかける時風。もちろんと、沙耶はそれを肯定する。
沙耶の肯定を受け取った時風は、お前にとっては過酷な世界だと言い、去りたくなったらいつでも自分に向けて引き金を引くと良いと告げて姿を消した。
その後、理樹との出会いの場面から理樹をパートナーにし、地下迷宮を攻略するまでの手順を繰り返す沙耶。
理樹を連れて意気揚々と地下迷宮に潜入するが、用意されているトラップは以前理樹と探索した時とは違い、解法を間違えれば即座に命を奪われる危険なものになっていた。
トラップに引っ掛かり、死亡するたびに理樹と出会う直前の夜の校舎に戻される沙耶。沙耶はめげることなく、理樹を引き入れる手順を繰り返し地下迷宮の攻略を続けていく。

何度もリプレイを繰り返す中で、時風と沙耶は対話する。「お前はここにいてはいけない存在だ」と言う時風に対し、沙耶はいつかは消えなくてはならないことはわかっていると言ったうえで、もう1度トライをさせるよう時風に申し込む。
沙耶は『学園革命スクレボ』のキャラクターであり、事故で亡くなった少女「あや」の思念が沙耶に宿った存在だと時風は看破する。あやは恋も知らないままで死んでしまった少女であり、彼女が駆け抜けたかった青春、優しい世界を見つけた少女の思念が、虚構世界に潜り込んだ結果誕生したのが沙耶だった。
時風はこの世界のゲームマスターであり、その気になれば沙耶を強制的に退場させることもできる。だが、そうしなかったのはあやの境遇を哀れんだ時風の配慮だった。
沙耶は「この世界は自分の居場所ではないことはわかっている、最後は自ら潔く消える」と言い、秘宝を“生物兵器”にするよう時風に依頼する。
その秘宝に辿り着ければ、冒険する喜びを抱えたまま、沙耶はこの世界を去ることができると時風に語った。

そうして再び迎えた「GAME START」。いつものように理樹を仲間に引き入れ、地下迷宮の攻略へ向かう沙耶。
だが、いつものように攻略のために理樹を仲間に引き入れた際、理樹から以前どこかで会ったことがないか、と尋ねられる。自分のことを覚えていた理樹に、沙耶は感極まって涙を流す。そして、理樹に「突拍子もないことを言うけれど、好きだ」と告白する。
朧気ながらも、以前の世界の出来事を記憶していた理樹は、沙耶の告白を受け入れる。そして、校舎の陰で、2人は口づけを交わして愛を確かめ合った。

秘密兵器として、ヘリの機銃でM134を持ち込む沙耶。制圧掃射の後、地下迷宮の床を機銃の破壊力でぶち破るという強引な方法で、再び最深部まで潜り込んだ理樹と沙耶。
この先には時風との戦闘が待っており、正攻法では時風に勝てないと踏んだ沙耶は搦手を用いる。理樹を女装させ、時風に不意打ちを仕掛けるといったものだった。
不意打ちには失敗したものの、時風が理樹に攻撃できないことを利用し、理樹を盾に時風の動きを封じる沙耶。そして、理樹の放った銃弾が、時風に命中する。
致命傷ではなかったものの、銃弾によって動けなくなった時風は、2人に秘宝はこの先にあると言い残し、その場に倒れた。
エレベーターを使い、迷宮の最奥に到達した理樹と沙耶。そこには、研究室のような部屋が1つあるだけだった。
沙耶だけが中に入り、研究室の中を物色する。そのうちに、沙耶の身体から血が流れ始めた。その様子を部屋の外から見ていた理樹は動揺し、沙耶に声をかける。沙耶は、秘宝は生物兵器だったと言い、ここでお別れだと理樹に告げる。突然の沙耶との別れに、理樹は狂乱する。沙耶は理樹に、私と出会うルートはバッドエンドなのだと語り、自身がいるべきではない世界から退場するため、自身に向けて拳銃を放った。

全てが終わり、自分の部屋で目が覚めた理樹。傍には恭介がいた。理樹は大切なパートナーがいた、と恭介に語る。恭介は、「闇の執行部が出し抜かれた」という話を聞いたという。
「朱鷺戸沙耶が、闇の執行部が所有していたタイムマシンを使って逃げた」という話を理樹にする恭介。

そして、少女「あや」が目を覚ます。幼少の頃に戻ったあやは、父親に永い夢を見たと語るのだった。

『リトルバスターズ!』のゲームシステム

基本的なゲームシステムはオーソドックスな恋愛アドベンチャーゲームであり、随所で出てくる選択肢を選ぶことで物語が進んでいくゲームシステムである。選択肢の内容によって、キャラ個別のルートに分岐するほか、BADエンドにつながる選択肢も存在する。
また、上記のゲームシステムに加えてミニゲームとして「野球ゲーム」と「バトルランキング」、EX版及びEX版準拠の移植版には「シューティングゲーム」、「学園迷宮探索」が存在する。
野球ゲーム、バトルランキング、シューティングゲームはいずれもプレイヤーにてプレイ有無を設定できるが、学園迷宮探索についてはシナリオ進行に関わる関係上、スキップすることはできない。

野球ゲーム

登場人物たちで野球チームを結成し、既存の学園野球部チームを打倒するべくメンバーを鍛えるミニゲーム。
プレイヤーはバッターである理樹を操作し、ピッチャーの鈴から投擲されるボールを打つバッティングゲームとなっている。
マウンドに広がるメンバーたちの守備範囲に打球が入れば、そのメンバーから理樹へ再びボールが投擲される。そのボールを打ち返すことで連鎖コンボとなる。
この繰り返しで何度もコンボをつなげることで、メンバーを成長させることが可能。うまく成長させられれば、通常プレイではパラメータ上厳しい野球部との試合で勝利することもできる。
マウンドの周囲では、野球練習に参加していないメンバーもいる。そのメンバーに打球が当たった場合、ミニキャラクターが目を回すなどの演出が見られるが、コンボは途切れてしまう。
沙耶ルート中の野球ゲームに限り、沙耶が障害物に隠れて練習風景に混ざっている。沙耶の付近に打球が飛んでいった場合、沙耶が拳銃で打球を破壊してしまうため、この場合もコンボは途切れる。
また、鈴の飼っている猫たちがマウンドを周回しており、その猫に打球がヒットしてしまうこともある。猫に打球を一定回数当てる度に、鈴が怒りで新たな投法を編み出す。
なお、本ゲームで成長したパラメータは、野球部との試合の結果だけでなく、後述する「バトルランキング」にも影響を及ぼす。

バトルランキング

ストーリーの随所で発生する、バスターズメンバーと戦闘を行いランキングを決定するミニゲーム。ストーリー演出上で発生する場合もある。

RPGの戦闘シーン風に進行する。バトルは完全自動で進行するため、開始時の武器決定ルーレットの停止ボタンを押す以外にプレイヤーが介入できる要素はない。
そのため、野球ゲーム等で上昇させたパラメータが頼りとなる。また、ストーリー中でアイテム交換を行っていた場合は、それらのアイテム効果の恩恵を受けることも可能。
安全面の問題に加え、身体能力で個人間に大きな差が存在するため、「野次馬から投げ込まれたものを無作為に引き当て、それを武器とする」ルールに則って行われる。
そのため、スティックのりやガムテープ等の日常生活で使用する小物を使った思わぬ攻撃方法が展開されるほか、3Dメガネのように自分がダメージを受けるだけのどうしようもない武器も存在する。
なお、女性キャラクターについてはそれぞれ固有の武器が存在する。
勝者は敗者に新たな称号をつけることができる。「おっぱい魔人」や「ミスターうんこマン」など、その響きや内容が恥ずかしいものがほとんど。

理樹で1位をキープしていた場合、5月18日の来ヶ谷介入イベントの際、強制的に最下位となるイベントが発生する。
その後、再度1位を取得した段階で発生する選択肢「さすらう」を選択すると、隠しキャラであるマスク・ザ・斉藤と戦闘することができる。
斉藤はパラメータが高い強敵だが、勝利した場合、バスターズメンバー全員から賞賛され、恭介から斉藤のマスクを託されるイベントを見ることが可能。

射撃ゲーム

学園迷宮での闇の執行部との戦いの際に発生するミニゲーム。沙耶ルートの場合のみプレイ可能。
また、追加ヒロインシナリオに伴いEX版から追加されたミニゲームのため、通常版ではプレイできない。
画面上に時計の文字盤が表示され、沙耶に指示された文字盤を選択していくというミニゲーム。PC版やタッチ操作のあるハードに比べて、スティック操作が要求されるハードだと精度の関係もあり相対的に難易度が上がる。
設定で難易度を変えることも可能。ただし、EX初回限定版については修正パッチを当てた場合のみ難易度調整が可能となる。

シナリオが進むにつれ、沙耶視点にて通常のガンシューティングのような画面でプレイすることも可能。

学園迷宮探索

沙耶ルートでのみプレイすることが出来る。
学園地下の迷宮を探索するゲーム。『真・女神転生』シリーズや『女神異聞録ペルソナ』のような一人称視点で探索を行う。
探索時にはいくつか部屋が存在し、部屋の中では闇の執行部との戦闘や、次のフロアに向かうための仕掛け等が存在する。
また、探索通路そのものが仕掛けになっているパターンも存在する。
ゲーム進行に関わるミニゲームのため、このミニゲームだけはプレイヤー設定でOFFにすることができない。

『リトルバスターズ!』の登場人物・キャラクター

リトルバスターズのメンバー

直枝 理樹(なおえ りき)

CV:田宮トモエ(通常・PE版)/ 民安ともえ(EX版)
本作の主人公。
「リトルバスターズ」唯一の常識人でありツッコミ役で、時に周囲の絶賛を浴びる程の的確なツッコミを見せる。「眠り病」と呼ばれるナルコレプシーに罹患しており、日中でも急に眠ってしまうことがある。
幼い頃に両親と死別したことで塞ぎこんでいた時期に恭介達に救われた過去を持ち、その時から「リトルバスターズ」のメンバーとなった。そのため、恭介には強い憧れを抱いている。
基本的に温厚かつお人好しな性格で荒事は苦手である反面、理不尽な事に対しては自分より強そうな相手に対しても声を荒らげる勇気も持ち併せている。
男子メンバーから妙に好かれており、特に同室である真人は彼に遊びや食事の誘いなどを断られただけで、極端に落ち込んだり、テンションが下がってしまうぐらいの影響力がある。
中性的な顔立ちで、EXヒロインである朱鷺戸沙耶のルートでは女装した姿を描いたCGが存在する。
Keyシリーズの主人公では唯一、商品パッケージの表面に顔が登場しているキャラクター。
ヒロインたちのルートを攻略していくにつれて、肉体的・精神的に強くなっていく。野球やバトルランキングにおいても、1週目の理樹と鈴を除く5ヒロインのルートを攻略した後ではパラメータが大きく異なっており、1週目では自滅以外で勝ち目がない恭介でも、全ヒロイン攻略後は正面から立ち向かうことができるようになる。

バス事故の際は、真人・謙吾に庇われる形で、意識を失うものの一命を取りとめる。その後、バスターズのメンバーたちによって生み出された虚構世界へ入り込む。
辛いことや悲しいことから逃げ出してしまう弱い心の持ち主だったが、永遠に繰り返す1学期の中でバスターズメンバーの様々な迷いや悩みと直面し、成長を遂げていく。
鈴との逃避行で1度心が挫けそうになるものの、その後は1からリトルバスターズを作り上げる等、恭介の想像を超える成長を見せた。
持病のナルコレプシーを克服し現実世界に帰還した際には、事故にあったクラスメイト、バスターズのメンバー全員を救出し、「理樹と鈴しか助からない」という恭介の予想を覆した。
その後は、恭介によってリトルバスターズの新リーダーとして任命された。

棗 恭介(なつめ きょうすけ)

CV:緑川光(通常版・PE版)/ 氷河流(EX版)
鈴の兄にして、旧リトルバスターズのリーダー。バスターズメンバーの中では唯一の3年生で、最年長。
作中においてはトリックスター、狂言回しといった立ち位置を取る。
何かに影響を受けやすい性格なのか、直前に読んでいた野球漫画に感銘を受けて野球チーム結成を決意したり、小毬の幸せスパイラル理論を聞いて躊躇することなく1万円を募金しようとしたこともある。
少年漫画が好きという見た目に反して子供っぽい一面を持つ。中でも「学園革命スクレボ」という漫画がお気に入り。
快楽主義者の面も持っており「何よりも楽しむこと」をモットーに、様々な遊びや悪戯を「ミッション」等と称して周囲を巻き込んでいく。
また、年長者として理樹たちの相談に乗り的確なアドバイスを送る等、周囲に慕われる性格をしており、土壇場での頭の回転や幅広い人脈を持っていることから、名実ともに「リトルバスターズ」のリーダーとして周囲をけん引する。
初期称号は「あらゆる日常をミッションにするリーダー」。

理樹たち2年生の修学旅行にこっそりと付いていくが、そこでバスの転落事故に遭遇。理樹と鈴を除いたバスターズメンバーと同様に生死の境を彷徨う。
その臨死の世界の中で、自分に頼り切りだった理樹と鈴が、バス事故の後に自分たちがいなくなってしまった世界で二人だけでも生きていけるよう、バスターズのメンバーと共に虚構の世界を作り上げた。
鈴ルートにおいては、理樹と鈴を成長させるべく半ば強硬的な手段を用いてまで鈴を単身併設校へ送り出す。
だがその目論見は失敗してしまう。理樹は鈴を併設校から連れ出して逃避行を行い、逃亡先で捕縛された鈴の心に大きな傷を作ってしまった。
上述の事情から、『Refrain』シナリオでは学園寮の自室に籠りきりになり、シナリオ終盤まで恭介は登場しない。だがその一方で、理樹と鈴を救い出すことを決して諦めることはなく、陰ながら二人をサポート。強く成長した理樹の姿を見て、リトルバスターズの新たなリーダーとしてすべてを託し、理樹と鈴を崩壊する虚構世界から涙ながらに送り出した。
その後は、自身の教室の机に座りながら崩壊していく虚構世界を見届けた。

バス事故のあった現実世界では、損傷したガソリンタンクを自身の体で塞ぎ、引火爆発を引き起こさないようにしていたために、理樹によって最後に救出される。
『Refrain』シナリオのエンディングでは、バスターズメンバーの中で最後に復帰。ロープを利用して上階から理樹のクラスに窓を介して登場し、「修学旅行をやり直そう」と提案し、大型の車を運転して新生バスターズのメンバーと共にやり直しの修学旅行へと向かった。
バス事故による怪我のために入院していたが、入院中に自動車運転免許を取得していた。
なお、理樹たちと違い学年が1つ上の恭介が修学旅行バスに同乗していたのは「みんなを驚かせるため」。バス客室の荷台に隠れていたとのこと。
また、彼は男性キャラクターで唯一テーマ曲が設定されている。テーマ曲は『BOYS DON'T CRY』である。

井ノ原 真人(いのはら まさと)

9zhino155
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@9zhino155

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泣きたいときに思いっきり涙を流して気持ちをリフレッシュさせる「涙活」。膨大な数のアニメの中には「涙活」にぴったりな、「泣ける」作品がたくさん存在している。本記事では特にSNS上で評価が高かった「泣ける」アニメ作品を、簡単なあらすじや登場人物・キャラクター、メディア展開情報などを含めてまとめて紹介する。

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【CLANNAD】京都アニメーション(京アニ)の女性キャラクター限定壁紙まとめ【涼宮ハルヒの憂鬱】

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京都アニメーション(京アニ)といえば、『涼宮ハルヒの憂鬱』や『らき☆すた』など、数々のヒット作を生み出してきましたよね。萌え要素たっぷりの可愛い女の子がたくさん登場することで知られており、オタクの心をくすぐっています。この記事では、そんな京アニ作品から女性の登場人物・キャラクターに限定した壁紙画像をまとめました。毎日こんなに可愛い子の姿が拝めるなんて、最高すぎる…。

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