ウィザードリィ #1(Wizardry #1)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウィザードリィ #1』(Wizardry #1)とは、1981年アメリカのサーテック社より発売された3Dダンジョン・ロールプレイングゲーム。副題は「狂王の試練場(Proving Grounds of the Mad Overlord)」。6人パーティを組み、地下迷宮を探索し、モンスターを倒して宝箱からアイテムを得て、キャラクターを強化・育成する、いわゆる「ハック&スラッシュ」の元祖とも言える古典RPGシリーズの第一作である。

地下10階に出現する強力なモンスター。ワードナを除けば唯一、最強呪文「ティルトウェイト」を唱えられる最強モンスターの一角。
数多くの派生作品において「封印されし魔王」という設定が付与され、迷宮内に出現する姿は仮のものであるとされる(種族も悪魔ではなく、不死怪物系)。元ネタはバビロニアの魔神パズス。

グレーターデーモン(Greater Demon)

青い肌を持ち、強力な呪文と高い呪文無効化能力を誇る上級悪魔。集団で出現する事もあり、トップクラスに凶悪なモンスターである。
ただし経験値が高く仲間を呼んで増殖するため、裏技を使用する事で経験値稼ぎに利用される事もある。

『ウィザードリィ #1』のアイテム

レアアイテムの収集こそ本作の醍醐味。

金の鍵

手前から青銅の鍵・銀の鍵・金の鍵。

地下2階で入手できる、文字通りのキーアイテム。入手の為には地下1階~2階の各所を巡り「銀の鍵」「青銅の鍵」「熊の置物」「蛙の置物」といったアイテムを集める必要がある。
FC版では地下1階エレベーターに通じるダークゾーン地帯を抜けるために必要だが、「リルガミンサーガ」やオリジナル版では全く用を為さない、無意味なアイテムである。

ブルーリボン

地下4階で入手できる、地下4階~9階を行き来できるエレベータを使用するための許可証。入手の為には「モンスター配備センター」にいる固定モンスター(レベル7ファイター、レベル7メイジ、ハイプリースト、ハイニンジャ)と戦闘し、勝利しなければならない。
また固定モンスターから確定で得られる「死の指輪」は、呪いのマイナスヒーリング(1歩歩くか、戦闘で1ターン経過するたびにHPが減る)アイテムだが、ボルタック商店で25万GPという高額で売却できる。

ワードナの魔除け

クリアアイテム。ゲームのラスボスであるワードナを倒す事で入手できる。悪のキャラクター限定装備ではあるものの、ヒーリング5ポイントをはじめ凄まじい性能を誇る。
これを持って地上に帰還するとエンディング画面となり、キャラクター達に階級章(>)が授与される。階級章を得たキャラクターには名前の横に「>」の印がつく。

カシナートの剣

前衛職が装備できる強力な剣で、戦士とロードにとっては最強武器。日本ではカシナートという刀匠が鍛え上げた長剣、というヒロイックな設定が通説だが、元ネタは調理器具メーカー・クイジナート(Cuisinart)社のハンドミキサーだとロバート・ウッドヘッドのインタビューで語られている。
この設定は後発のファンタジー作品の一部に、オマージュとして登場する事もある。

盗賊の短刀

武器としての性能は心許ないが、スペシャルパワー(装備コマンド中のみ使用できる、アイテムに秘められた特別な魔力のこと)を使用する事で、レベルを下げる事なく盗賊から忍者に転職する事ができる。
ただし経験値は盗賊だった頃のままなので、裏技を使わない限り、次のレベルアップまで気の遠くなるような経験値を稼ぐことになる点には注意。

村正

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@5ryukko_340

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