コードネーム U.N.C.L.E.（アンクル）のネタバレ解説・考察まとめ

2023.02.07

『コードネーム U.N.C.L.E.（アンクル）』とは、2015年の英米合作で制作されたスパイ・アクション映画。1960年代に、アメリカや日本で放映されたテレビドラマ『0011ナポレオン・ソロ』をリメイクした映画。監督は『シャーロック・ホームズ』シリーズを手掛けたガイ・リッチーが務めた。アメリカの「タイム」誌は、本作を「2015年の映画トップ10」の第9位に挙げている。
東西冷戦下を舞台に、米ソ両国のエージェント同士が手を組み凶悪テロを阻止するというスリリングなストーリー。

『コードネーム U.N.C.L.E.』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

この映画には多数カーチェイスのシーンが登場する。
まずは冒頭のイリヤからソロとギャビーが逃げるシーン。
スピード感だけで描かれるカーチェイスとは違い、ワルツを踊るように、二台の車の動きを合わせ、スピンさせたりまた、車のウィンドウを手動で開けるといったレトロさも描かれており、実におしゃれなカーチェイスとなっている。

デヴィット・ベッカムがカメオ出演している

イリヤが上官からソロについて、スライドショーを用いて説明を受けているシーンでスライドショーを操作する映写技師の役として出演。
説明に合せてテンポよく写真を写していくが、ソロの写真だけうっかり逆さまに映し出してしまい、上官ににらまれて苦い表情を浮かべながら謝罪をしている。
ベッカムはこの作品に出演したことを自身のインスタグラムに載せており、今後の俳優業にも意欲を示している。

『コードネーム U.N.C.L.E.』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

撮影へのこだわり

綿密に作られた脚本を大胆に映像化することで知られている監督のガイ・リッチーだが、その撮影方法が公開されている。
多くの名シーンの裏側がよくわかる映像となっている。

60年代ファッション

ロケ地にも注目が集まった今作品であるが、キャラクターたちが来ている60年代ファッションも関心が集まっている。
例えば、自動車修理工場のつなぎを着ていたギャビーがイリヤの婚約者のふりをするために着替えたドレスは「クレージュ（Courreges）」のオリジナルドレス。
女性キャラクターのスタイルは、「ヴァレンティノ（Valentino）」からインスピレーションを受けているそうだ。
また、対照的に悪役で大金持ちであるヴィクトリアの衣装は最高の60年代ファッションを表しており、キラキラ光るものとベルトが好きなようでそういった小物もふんだんに使われている。大金持ちだからこそ何も制限なくファッションを楽しめるキャラクターなのである。
また、男性陣のファッションにもこだわりが見え、ソロが着こなすスーツの数々はすべてイギリスの仕立屋「ティモシー・エベレスト（TIMOTHY EVEREST）」で作られたもの。
イリヤが着ているタートルネックはTVシリーズでイリヤが愛用していたため、リメイクした今回の映画でもイリヤはタートルネックがトレードマークとなっている。また、それに合わてきているジャケットは「ラルフ・ローレン（Ralph Lauren）」のヴィンテージ物というこだわり。
各シーンファッションに注目しても楽しめる作品となっている。

トム・クルーズが出演を切望していた

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』ポスター

『ミッション・イン・ポッシブル』シリーズなどで有名な俳優トム・クルーズがこの作品への出演を切望していた。
しかし、トムが『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の制作とバッティングしてしまったため、『コードネーム U.N.C.L.E.』への出演は断念せざるを得なかったようだ。

オマージュが多数

スペイン広場に集合したギャビーとイリヤとベスパに乗ったソロ

ソロたちが任務を言い渡された地がイタリアということで、撮影場所にローマが多く登場する。
そこで、『ローマの休日』のオマージュが多数見つけることができる。
スペイン広場にベスパが登場、さらにベスパに二人乗りするソロとイリヤなど、オマージュシーンを探すだけでも面白い作品となっている。

『コードネーム U.N.C.L.E.』の主題歌・挿入歌

主題歌：ローラ・マヴーラ『YOU WO FOR ME』

ED（エンディング）：『The Man from U.N.C.L.E.』

Yurizz8

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