Dr.STONE(ドクターストーン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Dr.STONE』とは、原作・稲垣理一郎、作画・BoichiによるSF・サバイバル漫画である。2017年から『週刊少年ジャンプ』で連載開始した。2019年に第1期が全24話でアニメ化し、2021年に第2期が放送。ある日、謎の光によって地球上の全人類が石化してしまう。長い長い時が流れ、最初に石化から目覚めたのは主人公「石神千空」で、人類が石化してから約3700年が経っていた。人類はこれまで築いてきた全文明を失うが、千空は幼馴染「大木大樹」などの仲間と共に科学によってその文明を取り戻していく。

アメリカの復活者。元地理学者。ゼノ曰く「頭の中に地球が丸ごと入っている」くらい地理の知識が深い。地形変化などを計算し、現在のストーンワールドの地図を書く事もできる凄腕の地理学者。石化前の世界で石化したツバメの分布統計データの解析で有識者会議に呼ばれた。千空やゼノから3年遅れて復活するが、近眼だった事が災いしゼノの作った立て札が読めず、南の方角に向かってしまい長い間1人で暮らしていた。千空に眼鏡を作って貰ったことで科学王国の一員となり、ゼノ達の武力制圧計画には反対している。テンションが高く他人との距離感が近い。挨拶をした人は仲良しだと思っていて、誰に対しても同じ態度で悪意がないため逆に怒られない。唐突に話題を振るため「ぶっこみのチェルシー」と呼ばれる。

ジョエル

元時計技師。有名時計メーカーでエースエンジニアをしていた。石化装置の分解と解析をするために石化復活させられた。女性に対して免疫がなくモジモジしてしまうが、男性に対してはクールで斜に構えた態度を取る。石化から目覚めた際には本作では珍しく、何が起こったか理解できず驚いたり全裸である事を恥ずかしがったりなど、一般的な反応をした。石化装置を見てすぐに現代技術ではない事に気づくが、繊細な作業をして装置のコアがダイアモンドだと見破る。その際に電池切れだった石化装置に一瞬だけ電源が入り、再度石化してしまうが、また復活させられた。

始祖(6人の宇宙飛行士)

石神百夜(いしがみ びゃくや)

CV:藤原啓治

千空の父親。広末大学の講師。
千空とは血が繋がっていないが親子関係にあり、千空を溺愛している。千空曰く、百夜の親友の子が千空だったようであるが詳しい事は不明。千空が科学に興味を持っていると分かると、自分の車を売ってそのお金で機材を買い与えた。千空も百夜も宇宙への夢を持っていたが、千空は自分でロケットを作る方の興味で、百夜は宇宙飛行士として宇宙へ行くという違いがあった。宇宙飛行士になるために試験を受けるが着衣水泳が苦手だったために不合格となった。その後百夜の苦手な水泳を克服するための電極スパルタスーツを千空が作り、その応援を受けて水泳を克服する。百夜のポジティブでムードメーカーな人柄も相まって宇宙飛行士の試験に合格した。5年後に宇宙船ソユーズに乗ってISS国際宇宙ステーションへ行く。3日後に謎の光を目撃しNASAとも連絡が取れなくなる。世界の定点カメラから人類が石化してしまったことを知り、助けに行くために仲間達と6人で地上へ降りた。しかし石化の謎は解けず、日本付近の無人島で6人は余生を過ごす事になる。仲間が次々に亡くなって行き、仲間の残した子供たち、リリアンと共に生きる。リリアンとは明確な描写はないが恐らく夫婦関係にあり、何人かの子供を設けている。子供達に生きる知恵と千空へのメッセージを含めた物語である「百物語」を作る。リリアンの死を看取った後は、川でプラチナを採取する作業をしており、その途中で倒れてしまう。百夜は子孫達と百物語、そしてプラチナを含めた鉱石を千空に残して死亡した。プラチナは硝酸を人工的に作るのに必要不可欠なものであり、3700年後に宝島にて千空の手に渡り、百夜の努力は未来の千空へ繋がった。また、瓶の底を利用したレコードを作製しており、百夜から千空へのメッセージとリリアンの歌を録音した。これも3700年後に千空の手に渡り、石神村の住民たちは初めて本格的な音楽を聞く事になった。そしてこのリリアンの歌が司と戦うための武器にもなり、特に重要なポジションにいたニッキーがリリアンの歌によって仲間になった。性格はポジティブでリーダーシップがあり、ロマンティックなムードメーカー。千空曰く科学についてはそんなに得意ではない。

シャミール・ヴォルコフ(Shamil Volkov)

CV:森久保祥太郎

ISSの船長をするロシア人。前職はパイロットをしていた。趣味はチェス。
百夜とは逆に感情に左右されない冷静な判断力を評価されて宇宙飛行士に合格した。百夜の事を「オジサン」と呼び、少々高圧的な態度をする。生きがいが無くても生きていけるという持論を持ち、結婚にも興味が無かった。しかし謎の光によって人類が石化した後に地上に降りた後、コニーと恋に落ちて結婚することになる。コニーが肺炎になり亡くなると、シャミールも肺炎を患い亡くなる。亡くなる寸前に本当はこの無人島での生活が楽しかった事や、できるとは思ってなかった結婚が出来た事、宇宙船の中で百夜に貰って食べたラーメンが美味しかった事などを語り息を引き取った。容姿は金髪に端正な顔つきをしており、銀狼とよく似ている。石神村の住民は始祖6人の血を受け継ぐため、銀狼の遠い子孫に当たると思われる。

コニー・リー(Connie Lee)

CV:金元寿子

黒髪のアメリカ人女性。前職はNASA職員をしていた。
リリアンとシャミールと共に先行で地球に降りた。無人島でシャミールと恋仲になり、3年後に結婚し子供を作る。本人達はそれどころではないと思っていたが、百夜たちに囃し立てられ結婚式をした。無人島で1番楽しかった頃の象徴的な出来事となった。その後肺炎になってシャミールに看取られて亡くなる。アニメ版ではリリアンの大ファンという設定になっている。

リリアン・ワインバーグ(Lillian Weinberg)

CV:Lynn
歌:ローラ・ピット・プルフォード(Laura Pitt-Pulford)

世界的に有名なアメリカ人の歌姫。宇宙船の民間向け座席を購入してソユーズに乗って百夜、シャミールと共にISSに行く。出会いがしらに高圧的な態度をし、ISSに元からいた3人を驚かすドッキリを仕掛ける。本当は恥ずかしがり屋で大人しい性格。宇宙船の中で百夜から千空の話をよく聞いていた。地球へ降りた後はしばらく楽しく生活していたが、コニーが肺炎になったのをきっかけに仲間が次々と亡くなって行き、シャミールとコニー、ヤコフとダリヤが残した子供たちを百夜と共に育てる。百夜とは明確に夫婦になった描写はないが、「アナタ」と呼ぶ場面があったり、子供の人数的に百夜との間に子供が居なければ数が合わない。百夜の提案でレコードを作製した際に歌を録音した。この歌は千空が子孫たちの心を掌握できていなかった場合の助けになるために残されたものであった。初めて本格的な音楽を聞いた石神村の人たちは甚く感動しエンタメに強い興味を持ち、人類を復活させたいというモチベーションを上げた。またこの歌によってリリアンの大ファンであるニッキーを仲間にし、リリアンの知名度を使って司軍の人たちを寝返らせる作戦にも使われた。リリアンの容姿は金髪青目でコハクやルリとそっくりの顔をしていて、恐らく遠い子孫に当たる。

ヤコフ・ニキーチン(Yakov Nikitin)

CV:山本兼平

ロシア人の男性で、前職は医師をしていた。妻のダリアと共にISSに乗っている。
カセキと同じ「オホー!」という口癖がある。また見た目の雰囲気がカセキに少し似ており、恐らく子孫に当たる。強面な見た目とは裏腹に気は小さく、リリアンが高圧的な態度で現れると慌てており、それがドッキリだと分かると安堵していた。無人島ではレコードに音声を刻む針としてダイアモンドの結婚指輪を提供した。コニーが肺炎を患うと、抗生剤を取りにダリアと共に本土へ向かい帰らぬ人となった。

ダリヤ・ニキーチナ(Darya Nikitina)

CV:田中理恵
ロシア人の女性で、前職は医師をしていた。夫のヤコフと共にISSに乗っている。
ヤコフとは逆に気の強いが、面倒見が良く親切な性格。ヤコフを尻に敷いているが、夫婦関係は良い。無人島ではヤコフとの間に子供が出来る。しかしコニーの肺炎を治すための抗生剤をヤコフと共に本土へとりに行き、そのまま帰らぬ人となった。

その他キャラクター

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