ジョニィ・ジョースター(スティール・ボール・ラン)の徹底解説・考察まとめ
ジョニィ・ジョースターとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』の主人公で、元ジョッキーにしてスタンド使い。19歳。
下半身不随だったが、ジャイロと出会った事で馬に乗れるようになる。「爪弾」を飛ばすスタンド「タスク」の使い手。
ジャイロとコンビを組んで「スティール・ボール・ラン」レースに参加する。自分の足が動くようにしてくれた「聖人の遺体」を欲している。
ジャイロと違い、殺意を込めて敵を撃つ「漆黒の意志」を持っている。愛馬の名はスローダンサー。
「スティール・ボール・ラン」レースの企画プロモーター。53歳。法律上はルーシーの夫だが、彼女には手を出していない。
レースの成功と妻ルーシーの幸せだけを願っている。
はじめはジャイロの素性を怪しむが、のちにルーシーを守るため、ジャイロに彼女の身柄を託す。またディエゴとの最終決戦に敗れたジョニィを救ったのも彼である。
ルーシー・スティール
「スティール・ボール・ラン」レースのプロモーターであるスティーブン・スティールの妻。14歳。旧姓はペンドルトン。
スタンド使いではないが、「聖人の遺体」の光の力で処女懐胎し、「遺体」と一体化して大統領のスタンドに新たな能力「ラブトレイン」を与える事になる。
最終回では、大統領から「聖人の遺体」を受け継いだディエゴの野望を機転により阻止する。
ホット・パンツ
「スティール・ボール・ラン」レース参加者。23歳。その正体はローマ法王庁の修道女で、肉をスプレー状にするスタンド「クリーム・スターター」の使い手。愛馬の名はゲッツアップ。
弟を見殺しにして助かった過去を悔いており、その罪の赦しを得るため「聖人の遺体」を欲している。
ジョニィは気絶した彼女の身体に触れる事で、彼女の性別を見抜くシーンがある。
ヴァレンタイン大統領のスタンド「D4C ラブ・トレイン」の能力に晒され、傷口が心臓に到達して死亡。
リンゴォ・ロードアゲイン
ヴァレンタイン大統領の放った刺客のひとり。6秒だけ時間を戻せるスタンド「マンダム」の使い手。
公正なる「果たし合い」を乗り越える事で、己を成長させる「男の世界」という価値観を持っている。
ジョニィの心の中に、いざという時は殺人すら厭わない「漆黒の意志」がある事を看破していた。ジャイロと決闘して敗死。
ファニー・ヴァレンタイン
第23代合衆国大統領。48歳。物にはさまる事で別の世界から別の人間(大統領自身も含む)を連れて来れるスタンド「D4C(Dirty deeds done dirt cheap=いともたやすく行われるえげつない行為)」の使い手。口癖は「どジャアア~~~ン」。
元軍人であり、砂漠「悪魔の手のひら」で遭難したとき「聖人の心臓」を手に入れ、ただひとり生還する。
祖国であるアメリカに永遠の繁栄をもたらすため、「スティール・ボール・ラン」レースを利用して、強烈な繁栄のパワーを持つ「聖人の遺体」を手に入れようと目論む。
聖人の遺体から新たな能力「ラブ・トレイン」を身に着け、ジャイロとの戦いには勝利するが、ジャイロの教えで「タスク ACT4」を身に着けたジョニィに敗北、死亡する。
東方理那
ジョニィ・ジョースターの妻。「スティール・ボール・ラン」レース参加者であるノリスケ・ヒガシカタの娘。
『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』では最終回に1カット登場するだけだが、続編の『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』ではジョニィと結婚した事が明らかになる。
ジョニィとの間に一男一女を儲けるが、のちに肌が折り紙のようになって硬質化したり、記憶を失う奇病を患う。これを救うため、ジョニィは命を落とす事になった。
ジョニィ・ジョースターの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「これはもう『爪』を超えた………『牙』だ。これからは『牙(タスク)』と呼ぶ!」
ポーク・パイ・ハット小僧戦にて。「爪弾」の回転能力で枯れ木を彫刻にするほど精密な動作ができる事に気づいたジョニィは「これはもう『爪』を超えた………『牙』だ。これからは『牙(タスク)』と呼ぶ!」と宣言し、己のスタンドに名前をつける。
「『飢えなきゃ』勝てない。ただしあんなDioなんかより、ずっとずっともっと気高く『飢え』なくては!」
3rd.STAGEのゴール間近にて。ジャイロはこのステージを1着で必ずゴールする事を宣言するが、ジョニィはジャイロに「君はDioには勝てないッ! Dioは生まれた時から運命までも『奪い取って』来た人間! Dioは『飢えた者』! 君は『受け継いだ者』! その差は君の勝利を奪い君を喰いつぶすぞッ!」と忠告し、さらに「『飢えなきゃ』勝てない。ただしあんなDioなんかより、ずっとずっともっと気高く『飢え』なくては!」と言い、ジャイロとは違うコースを選んだ。
勝てる実力を持ちながら、不思議と1着で勝てないジャイロの敗北の原因を、ジョニィなりに分析し忠告したシーン。この後ジャイロは鉄球を使って、己の水分を限界まで絞り出す戦術を編み出し、ディエゴ(Dio)に勝利する事になる。
「『生きる』とか『死ぬ』とか、誰が『正義』で誰が『悪』だなんてどうでもいいッ!! 『遺体』が聖人だなんて事もぼくにはどうだっていいんだッ!! ぼくはまだ『マイナス』なんだッ! 『ゼロ』に向かって行きたいッ! 『遺体』を手に入れて自分の『マイナス』を『ゼロ』に戻したいだけだッ!!」
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目次 - Contents
- ジョニィ・ジョースターのプロフィール・人物像
- ジョニィ・ジョースターの来歴・活躍
- 「スティール・ボール・ラン」レース開催
- 1st.STAGE 15,000メートル
- 2nd.STAGE アリゾナ砂漠越え
- vsブンブーン一家
- vsオエコモバ
- vsポーク・パイ・ハット小僧
- 3rd.STAGE ロッキー・マウンテン・ブレイク・ダウン
- vsフェルディナンド博士
- ゴール・キャノン・シティ(vsディエゴ・ブランドー)
- 4th.STAGE 広い広い大草原の小さな墓標
- vsホット・パンツ
- vsリンゴォ・ロードアゲイン
- vsブラックモア
- 5th.&6th.STAGE イリノイ・スカイライン&ミシガン・レイクライン
- vsサンドマン
- シュガー・マウンテン(vs11人の男たち)
- vsウェカピポ&マジェント・マジェント
- 7th.STAGE フィラデルフィア・トライアングル
- vsアクセル・RO
- 8th.STAGE ボース・サイド・ナウ
- vsディ・ス・コ
- vsヴァレンタイン大統領
- The Final STAGE マンハッタン・ラプソディ
- vsディエゴ・ブランドー
- その後の展開
- 第8部『ジョジョリオン』にて、ジョニィの死
- ジョニィ・ジョースターのスタンド:タスク
- スタンドとは
- スタンド:タスク Act1
- ステータス
- 能力:回転させた爪弾を飛ばす
- スタンド:タスク Act2
- ステータス
- 能力:「黄金の回転」で威力を増した爪弾を飛ばす
- スタンド:タスク Act3
- ステータス
- 能力:爪弾の弾痕を利用し、自身の肉体を離れた場所に移動させる
- スタンド:タスク Act4
- ステータス
- 能力:「無限の回転」のパワーで、命中した標的を絶対に撃破する
- ジョニィ・ジョースターの関連人物・キャラクター
- ジャイロ・ツェペリ
- ジョージ・ジョースターII世
- ニコラス・ジョースター
- ディエゴ・ブランドー
- スティーブン・スティール
- ルーシー・スティール
- ホット・パンツ
- リンゴォ・ロードアゲイン
- ファニー・ヴァレンタイン
- 東方理那
- ジョニィ・ジョースターの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「これはもう『爪』を超えた………『牙』だ。これからは『牙(タスク)』と呼ぶ!」
- 「『飢えなきゃ』勝てない。ただしあんなDioなんかより、ずっとずっともっと気高く『飢え』なくては!」
- 「『生きる』とか『死ぬ』とか、誰が『正義』で誰が『悪』だなんてどうでもいいッ!! 『遺体』が聖人だなんて事もぼくにはどうだっていいんだッ!! ぼくはまだ『マイナス』なんだッ! 『ゼロ』に向かって行きたいッ! 『遺体』を手に入れて自分の『マイナス』を『ゼロ』に戻したいだけだッ!!」
- 「『虫さされフェチ』って…わかる? 女の子の二の腕とか足とかの皮膚が蚊に刺されてプチッと赤く膨れるだろ。あれに興奮する!」
- 「たとえ異次元に行けたとしても…僕は自分の父を探しになんて決して行ったりしないだろう。あんたの方が…『正しい道』なのかもしれない…………少なくともここにいる僕よりは……人として『正しい道』を歩いている」
- 「信じたかった。本当に…大統領を信じたかった。さようならジャイロ…………さようなら」
- 「――これは『再生の物語』――文字通り僕が再び歩きはじめる事になったいきさつ……………そして思い返せば、旅の間はずっと『祈り』続け………この馬による大陸横断レースは『祈り』の旅でもあったのだ」
- ジョニィ・ジョースターの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ジョニィのスタンド名「タスク」の由来は、フリートウッド・マックのアルバム「タスク」
- ジョニィが明かす「虫さされフェチ」は、作者である荒木飛呂彦の性癖