なぜジードは戦うことになったのか～ウルトラマン・ヒストリー ＜黒の章＞～
なぜウルトラマンジードは戦うことになったのか。そこには全宇宙を巻き込んだ壮大な戦いがあった。
本編では明かされなかった事柄も踏まえ、時間軸に沿って説明していく。
＜惑星クシア＞
何万年も昔、惑星クシアで人工頭脳「テラハーキス」がつくられた。宇宙に永遠の平和を築くために。しかし、テラハーキスは平和には知的生命体が不要と判断。「ギルバリス」と名乗り、クシアを襲撃。
クシア人はギルバリスに対抗するため、赤き鋼こと必勝撃聖棍「ギガファイナライザー」を開発。その過程で偶然生まれたもう1つの武器があった。その名は「ギガバトルナイザー」。
ギルバリス
＜アイル・サデルーナ地球へ＞
ギルバリスは機動兵器ギャラクトロンを送り込む。ギガファイナライザーを開発したクシア人だが歯が立たない。
ギャラクトロン
ギガファイナライザーを開発した科学者ブラン・サデルーナ。彼は娘の「アイル・サデルーナ」にギガファイナライザーを託す。アイルはギガファイナライザーを持ち、クシアを脱出。その直後、ギルバリスはクシアをデータ化。サイバー惑星に変えてしまう。アイルは惑星クシア唯一の生き残りとなる。
アイルは地球にたどり着く。そこは太古の昔の沖縄だった。沖縄を守ってきた獅子聖獣グクルシーサーに助けられた彼女は、比嘉愛琉（ひがあいる）を名乗り、ギガファイナライザーを機動できる戦士を探し始める。ギルバリスを倒すために。
アイル・サデルーナ
アイルとグクルシーサーの出会い
＜ギガバトルナイザーと銀河の覇者＞
ギガファイナライザーと対になる武器、ギガバトルナイザー。これは銀河の覇者「レイブラッド星人」の手に渡っていた。怪獣を操る能力を持つレイブラッド星人。彼がギガバトルナイザーを使えば100体もの怪獣を同時に操ることができる。
悪の心を転換する強大な武器、ギガバトルナイザーはレイブラッド星人にしか扱えない…はずだった。
＜悪のウルトラマン＞
ウルトラマンベリアル
ウルトラマンの故郷、M78星雲 ウルトラの星 光の国。光の国に反旗を翻したウルトラマンがいた。ウルトラマンベリアルである。
光の国を追放されたベリアルのもとに、既に肉体が滅びたレイブラッド星人が現れる。精神体となっても強大な力で暗躍していたのだ。ベリアルはギガバトルナイザーを授けられる。ベリアルはギガバトルナイザーを操った。
ウルトラマンベリアルの肉体に入り込むレイブラッド星人
ベリアルは100体の怪獣を操り、光の国を襲撃した。ウルトラ戦士たちを圧倒するベリアル。その時、伝説の超人「ウルトラマンキング」が降り立った。キングはベリアルを宇宙牢獄に収監。ギガバトルナイザーは封印される。
ギガバトルナイザーを封印するウルトラマンキング
＜ゴーストリバース＞
ウルトラマンメビウスとウルトラ兄弟は暗黒の宇宙人と激闘を繰り広げる。この戦いはゴーストリバース事件と呼ばれる。この事件でギガバトルナイザーの封印が解かれてしまう。混乱の最中、ギガバトルナイザーはザラブ星人の手に渡る。
（詳しくは「ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース」参照）
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