テニスの王子様(テニプリ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『テニスの王子様』とは、週刊少年ジャンプで連載されていた許斐剛によるスポーツ漫画である。中学テニスを題材とした漫画で、主人公が所属する青春学園こと青学のテニス部が全国大会での優勝を目指すお話だ。主人公のリョーマの決めセリフである「まだまだだね。」をはじめとした真似をしたくなるようなセリフや、試合や部活中のシーンなどで友情やテニスへの思いが現れた熱いセリフが登場し、大勢の読者たちに好評を博した。

3巻で泉が布川に言ったセリフだ。地区予選で玉林中の泉と布川のダブルスコンビは、青学との試合でリョーマ&桃城ペアと対戦することになった。

泉たちは地区予選の前日、リョーマと桃城にストリートテニス場で偶然出会っている。このストリートテニス場はコート数が1コートしかないため、ゲームはダブルスのみとなっていた。そこで、もともとシングルスの練習に来ていた桃城とリョーマは二人でダブルスを組み、ストリートテニス場にいた選手全員とゲームをすることとなる。桃城とリョーマはこの場所にいた人たちと比べて桁違いの実力を持っていたため、サーブだけで勝ってしまった。泉と布川のコンビ以外の全員に勝ったリョーマ&桃城のコンビは、泉&布川のダブルスと対決することとなる。

これまでのリョーマと桃城の試合を観察していた泉は、布川に「ケタはずれに強ぇよ。でも惜しいな、ダブルスとしては。」「賭けてもいいさ。あいつらダブルスは素人だぜ。単純に2人の間を狙え。」と、告げる。泉の予測通り、リョーマと桃城は協調性が無く、ダブルスが不得手だった。泉は、これまでの対戦でダブルスなのにシングルスのような動きをするリョーマと桃城を見て、彼らがダブルスが苦手だと確信したのだ。特にリョーマはダブルスで戦うのは今日で初めてのため、ダブルス独自のルールやセオリーを理解しておらず、苦戦を強いられる。ゲームの結果、試合は泉と布川のペアが勝利した。

後日、地区予選で泉&布川のコンビは桃城&リョーマのコンビと再戦する事になる。リョーマたちは雪辱を晴らすため、あえて苦手なダブルスで泉たちに挑んだのだ。前日にダブルスの戦い方を学んだリョーマは、ストリートテニス場でのゲームとは見違えるほどの動きを見せる。しかも、二人ともシングルスでは卓越した実力を持っているため、追いつけそうにもないボールにも追いついて返そうとしてしまう。ただし、試合における意思疎通においてはまだまだ未熟だった。

このセリフは、「追いつきそうだったぜ!?ガラ空きの所を狙ったのに、何てでたらめな脚力なんだ。こんなやつらとシングルスだったら⋯」と焦る布川に対して泉が言った言葉で、ピンチでも焦らずにダブルスの戦いを徹底すれば良いということを意味する名台詞である。ダブルスの戦い方とは、ペアの人との協調性を大事にすることである。

ダブルスはコンビネーションが命なんだ。

リョーマや桃城相手にコンビネーションで挑む二人

3巻で泉と布川がリョーマ&桃城ペアとのダブルスの試合で言った独白である。泉と布川のペアはリョーマと桃城のずば抜けたテニスの実力に押され気味だったが、持ち前のチームプレイで盛り返す。この独白は、個々の実力は高いがチームワークは上手くできていない桃城とリョーマに対して、ダブルスの基本であるチームワークで挑もうと意気込む二人の名セリフである。

不動峰中学の名言・名セリフ

今大会のダークホースで、部長の橘を中心として強固な絆で結ばれている。

出典: hisapri.blog.jp

過去には暴力をふるう先輩や顧問のせいで苦しい時間を過ごしてきた今の二年生たちだが、橘が転校してきたことがキッカケで新たなテニス部を創立し、のびのびとテニスができるようになった。

狙うぞ 全国!いこうぜ 全国⋯⋯

出典: hisapri.blog.jp

新しいテニス部を創立するにあたり、全国大会へ出場するという目標を抱く

4巻での不動峰の回想シーンでの、不動峰中テニス部全員のセリフである。

一年前、不動峰中テニス部の一年生(現在の二年生)たちは、顧問や先輩からの理不尽な暴力や態度、言動に耐えていた。一年生たちは新人戦などの大会に出たいと考えていたが、意地悪な先輩や顧問はそれを許可しなかった。ある日、不動峰中テニス部に二年生の橘桔平が入部する。橘は九州から不動峰中に転学した転校生で、「九州二翼」の内の一人として名を馳せていたほどテニスが上手だった。「九州二翼」とは、九州地区の中学生の中で最もテニスが上手い二人のことを指している。そのうちの一人が、橘だった。

橘は入部早々、部員たちに「2年の橘だ。俺より強いと思う奴は前へ出ろ!!」と声をかける。すると、前に出たのは全員理不尽な仕打ちに耐えながらも着実に実力をつけてきている一年生たちであった。橘がこの言葉を投げかけたのは、不動峰中の部員の実力を見極めるためではなく、部員たちがどれだけテニスに真剣な態度で向き合っているかを知るためだ。

後日、橘は一年生たちを引き連れてテニス部をボイコットする。橘の目的は校舎裏に新しいテニスコートを作り、顧問や先輩たちに邪魔をされずに真剣にテニスに打ち込める新しいテニス部を不動峰に作ることだった。しかし、新しいコートを作っている最中に先輩たちが来てしまい、「先輩に逆らいやがって!後輩の分際で!!」と、神尾や伊武たち一年生の部員や橘を殴って怪我を負わせる。橘はこの時、自分たちが暴力沙汰になるのを防ぐために一年生達に「みんな、手を出すなよ!!」と指示を出していた。

先輩が一年生たちや橘に殴ったあとに顧問の先生がやってくるが、顧問は一年生たちに「ウザったいやつらだな。どうせ1年生が手を出したんだろ。来年の春まで球拾いでもしてろ、クソガキ。」と、暴言を浴びせる。すると、その言葉に怒った橘は顧問の顔面を掴み、「よく見ろよ!!無傷の2年生と顔のハレあがった1年を!!あんたは指導者として失格だ!!」と言い放った。

その後、男子テニス部は顧問に暴行を加えたとして3日間の謹慎と秋の新人戦の出場停止を言い渡されるが、橘や一年生達は新しいテニス部を作って一からテニスを始めようとしていた。橘と一年生たちは、新テニス部の申請書を提出するために職員室へ訪れる。「OKでるかな?」と不安になる一年に対して、橘は「出るまで粘るさ。」と返した。そして、拳を一年生の方に向け、「狙うぞ、全国!」と声をかける。

このセリフは橘の言葉を受けてから全員が拳を掲げて言った言葉で、不動峰中全員のテニスにかける強い想いや友情が現れた名台詞である。

(不動峰/部長/三年生)橘桔平の名言・名セリフ

全国大会の前には金髪に変え、イメージチェンジを果たした

よく見ろよ!!無傷の2年生と顔のハレ上がった1年を!!あんたは指導者として失格だ!!

傷ついている一年生(今の二年生)のために声を上げる橘

4巻の1年前の回想シーンで橘が不動峰テニス部の顧問に言ったセリフである。

橘は九州から不動峰中学に転向してきた。その後、テニス部に入部する。1年前の不動峰中テニス部は横柄な態度を取る先輩や暴力的な顧問がいるせいで、一年生(現在の2年生たち)は肩身の狭い思いをしてきた。橘は一年生たちが気持ちの良いテニスが出来るように今のテニス部をボイコットし、新しいコートを作って新しいテニス部を作るように先導する。ところが、そのことは何故か先輩たちにバレてしまい、「先輩に逆らいやがって!!後輩の分際で⋯!」と橘や一年生たちは殴られることとなってしまった。

橘はここで自分たちが先輩に手を出してしまえばこの一年間大会に出れなくなってしまうため、「みんな手出すなよ!!」と忠告する。その後、顧問がテニス部の様子を見に来た。顧問は生徒たちの様子を見て、「ウゼってぇやつらだな。どうせ1年が手ぇ出したんだろ。来年の春まで球拾いでもしてろ、クソガキ。」と吐き捨てる。

このセリフは顧問の顔をガッと掴みながら橘が言った言葉で、顧問や監督に苦しめられている一年生のために怒った橘の正義感が現れている名台詞だ。その後、「橘が顧問に手を出した」として不動峰男子テニス部は新人戦の出場停止と3日間の謹慎を言い渡される。

校内の廊下を歩きながら一年生たちは、「手を出すなって言ったの橘さんなのに。」と笑った。橘は「ウルセー。お前たちだってあの後暴れやがって。ホラ、行くぞ。新テニス部の申請書。」と返す。橘や一年生たちは、今回の事件が起きた後でも折れることなく新しいテニス部を立ち上げることを目指したのだ。その後、橘たちは遂に新しいテニス部を作り上げることに成功し、全国大会の出場を目標に練習に励む。

言いたいことはそれだけか。そういう所を倒していくのが楽しみなんだよ、不動峰は!

7巻で橘が大澤実業の生徒に言ったセリフである。

都大会に進出した不動峰は、大澤実業と対戦することとなった。「テニスでは無名の学校」「都大会に進出できたのはマグレ」と馬鹿にする大澤実業に対して、不動峰の選手たちは各々の実力を相手に見せつけて完勝する。

このセリフは、「フン、お前らみたいな無名校に負けるとはな。どうせここまでさ。この後はシードの氷帝学園だからな、ザマアミロ。」という大澤実業の生徒に対して橘が言った言葉で、相手の悪口を物ともせずに前に突き進んでいく橘の格好良さが現れた名台詞だ。

また一から築いてきゃいいじゃねぇか、新しいお前らのスタイルをよ。俺たちはそうやって来たぜ

9巻で橘が聖ルドルフの観月に言ったセリフである。都大会の準々決勝で青学と戦った聖ルドルフは、そこで敗退してしまう。聖ルドルフのマネージャー兼選手を務める観月は、「くそう!勝たなきゃ⋯⋯⋯⋯勝たなきゃ意味がないんだ!!その為に僕らはワザワザ地方から集められたのに!!結果だけが全てなんだよ!!」と叫ぶ。聖ルドルフ部長の赤澤は「観月、まだ5位決定戦でチャンスが⋯」と話しかけるが、観月は「赤澤!!一敗だって許されるもんか!聖ルドルフの汚点だ。」と返す。

そこに「橘さん、あいつら泣き言を言ってますよ。」「情けねぇなぁ。」と、不動峰の部員たちが聖ルドルフの部員たちに声を掛けてきた。このセリフは「⋯ふん。君達に僕の気持ちが分かってたまるか。」という観月に対して言ったもので、過去に顧問や先輩からの暴力で苦境に立たされてもみんなと協力して新しいテニス部を立ち上げた経験のある橘の、一度の失敗や困難に恐れずに立ち向かっていく勇敢さや他校のほぼ初対面の生徒に発破をかける優しさが現れた名台詞である。

その様子を見ていた赤澤は、「地区ノーシードでベスト8まで上がった無名校⋯。不動峰の橘か⋯」と橘に興味を示す。不動峰が聖ルドルフの元を去る時に赤澤は橘とすれ違うが、赤澤は橘の姿に謎の金髪で長髪の男の面影を重ねた。

ワリーな、15分で終わっちまった。

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忍足謙也(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

忍足謙也とは、『テニスの王子様』に登場するキャラクターであり、四天宝寺中学校テニス部3年生。全国大会編にて初登場。全国大会準々決勝の不動峰戦では石田銀と共にダブルス2に登場し、神尾アキラ、石田鉄と対戦。スピードテニスに自信を持つ神尾アキラをも上回るスピードテニスを見せ、圧倒した。準決勝での青学戦では財前光と共にダブルス1に登場する予定だったが、千歳千里に譲ったため、プレイを見れたのは不動峰戦のみ。通称は「浪速のスピードスター」。氷帝学園の忍足侑士は従兄弟にあたる。

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乾貞治(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

乾貞治(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

乾貞治(いぬいさだはる)とは、『テニスの王子様』に登場するキャラクターであり、青春学園テニス部3年生。緻密なゲームメイクと相手の打つ方向を予測するデータテニスを得意としており、口癖は「~の確率〇〇%」。立海の柳蓮二とは幼馴染であり、関東大会では激闘の末、勝利した。番外編ではギャグ要因として登場することもしばしばで、疲労回復のため開発した乾特製ドリンク「乾汁」は、罰ゲームとして定番となっている。海堂とダブルスを組むことが多く、トレーニング量は海堂の2.25倍と、ストイックな一面もある。

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日吉若(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

日吉若(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

日吉若(ひよしわかし)とは、『テニスの王子様』に登場するキャラクターで、氷帝学園中等部2年テニス部のレギュラーである。プレイスタイルはベースライン上で積極的に攻撃するアグレッシブベースライナー。実家が古武術の道場をやっており、古武術を取り入れた通称「演武テニス」で独特なフォームをしている。氷帝学園テニス部次期部長として扱われている実力者。神経質な面もあるが、性格は冷静沈着で他人に流されない。キリッとした目とキノコヘアーが特徴的である。座右の銘と口癖は「下剋上」。

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平等院鳳凰(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

平等院鳳凰(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

平等院鳳凰(びょうどういんほうおう)とは『新テニスの王子様』に登場するキャラクターで、U-17選抜メンバーNo.1の実力者をもつキャラクターである。金髪の長髪、無精髭が特徴の高校生離れをした貫禄ある顔が特徴的で、額と背中には古傷がある。見た目は大人っぽく、高校3年生には見えない。多種多様な技と強靭な肉体、何度でも這い上がる精神の持ち主。勝利に対して異常な執着をもち、戦った相手が二度と立ち向かってこれないように屈辱を与え、自信を打ち砕く戦い方をする。同じU-17の徳川カズヤとは因縁の関係である。

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毛利寿三郎(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

毛利寿三郎(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

毛利寿三郎(もうり じゅさぶろう)とは、『新テニスの王子様』にて登場するキャラクターで、U-17日本代表の高校1年生である。播州弁を話すのが特徴で、四天宝寺中学校に在籍していたが、途中で立海大附属中学校へと転校している。自身の才能に甘えて練習を怠っていたため、関東大会で越知に敗北したことで一度は挫折を味わった。試合の後で病院へ行った際に目撃した幸村精市のリハビリ姿に心を打たれ、日本代表に選ばれるほどの努力を重ねた。越知とのペアは「超高校級ダブルス」とも言われてる。

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宍戸亮(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

宍戸亮(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

宍戸亮(ししどりょう)とは、『テニスの王子様』に登場するキャラクターで、氷帝学園中等部3年テニス部のレギュラーである。元はシングルスプレイヤーだったが、2年の鳳長太郎(おおとりちょうたろう)とダブルスを組んでおり「氷帝最強ダブルス」と呼ばれている。都大会で惨敗し、一度レギュラー落ちを経験した。レギュラー落ち以前は長髪だったが、レギュラー復帰の際に自らハサミで短髪にし青いキャップを後ろ向きに被っている。男気溢れる性格で、口癖は「激ダサ」。

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