遊☆戯☆王VRAINS(ヴレインズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『遊☆戯☆王VRAINS』とは、トレーディングカードゲーム「遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ」を題材にしたテレビアニメである。テレビ東京系で放送されているアニメ『遊☆戯☆王』シリーズの第6作目にあたり、2017年5月から放送されている。VR空間「LINK VRAINS(リンク ヴレインズ)」で繰り広げられる主人公・藤木遊作の戦いが物語の中心となる。
CV:八代拓
穂村尊(soulburner)と行動を共にするイグニス。属性は炎であり、ロスト事件で尊のデュエル内容を学習して生まれた。不霊夢は自分で付けた名前。
Aiと同じくサイバース世界で暮らしていたが、彼とは違い基本的には冷静な性格である。しかし、自身の発言が尊に突っ込まれることも。
普段は尊のデュエルディスクにいて、彼のデュエルをサポートする。
ハノイの騎士
鴻上 了見(こうがみ りょうけん) / リボルバー
CV:武内駿輔、高橋未奈美(幼少期)
ハッカー組織「ハノイの騎士」のリーダーで、鴻上聖の息子。年齢は18歳で、外ハネの銀髪の青年。
VR空間では「リボルバー」として、イグニスの捕獲・抹殺、サイバース世界の滅亡を目的に活動しており、白を基本としたウエットスーツにマントを付けたような服を着用。
フルフェイスのバイザーを被り、弾丸の形をしたピアスをしている。
本人はハッカーとしての実力がかなり高くも、ネット世界は虚構であると否定する。その一方で、サイバース族のモンスターを使用する。
10年前、父の聖が起こしたロスト事件で、監禁中の遊作に対して何事も3つのポイントから考えるように語りかけた。遊作が自分の考えや意見を述べる際に、3つのポイントを挙げるのはここから来ている。
その後、事件の罪悪感から通報してロスト事件を露見させた。その後、SOLテクノロジー社により変わり果てた姿にさせられた聖をリンクブレインズ内に意識のみの状態で蘇らせた。
「イグニス抹殺」という父の意志に従い、ハノイの騎士の下部構成員をリンク ヴレインズに送り込む。
自身もイグニスの暮らすサイバース世界を襲撃し、その後イグニス(Ai)を持つPlaymaker(遊作)と戦うが、彼のサイバースモンスターに敗れる。
その後、イグニスを抹殺するために全てのネットワークを崩壊させる「ハノイの塔」をリンク ヴレインズ内に始動させ、ゴーストガールやGo鬼塚をデュエルで倒してデータ化させる。
Playmakerとの最終決戦では、マスターデュエルでエクストラリンクを完成させるも、逆にPlaymakerに利用されて敗北。敗れた後は、現実世界に戻りクルーザーに乗って去って行った。
使用デッキは「闇属性・ドラゴン族」。
「トポロジック」や「ヴァレット」といったカードを使用し、リンクモンスター「トポロジック・ボマー・ドラゴン」や「ヴァレルロード・ドラゴン」といったモンスターなどを使用。
使用スキルはPlaymaker(遊作)と同じく、「Storm Access(ストームアクセス)」。
スペクター
CV:鍛治本大樹
ハノイの騎士の構成員で、リボルバーの補佐官の役割を果たす人物。VR空間で活動し、銀髪で白いスーツのような衣装に身を包む。
スペクターはVR空間でのアカウント名で、本名は不明。現実世界の姿も不明だが、幼い頃の描写から顔立ちはVR空間と同じであると思われる。
遊作と同じくロスト事件の被害者だが、両親のいない施設育ちの彼は孤独の身で、誰かに必要とされているロスト事件が楽しみだった。
事件露見後、再び孤独になった彼は施設を脱走。事件の現場にやって来て、そこでリボルバーと出会い、ハノイの騎士に入る。
ブルーエンジェルに電脳ウイルスが仕込まれたカードを渡し、「ハノイの塔」始動後は、ハノイの騎士に入りたいとやって来た北村を破る。
その後のブルーエンジェルの戦いでは、彼女をあざけりながら倒す。それからPlaymaker(遊作)とのデュエルでは、自身の過去を明かして彼を動揺させる。
しかし、戦術を崩されて敗北した後、電脳世界で深い眠りについてしまう。ハノイの塔消滅後の消息は不明。
使用デッキは「聖(サン)」で、「聖天樹の大精霊(サンアバロン・ドリュアノーム)」や「聖天樹の大母神(サンアバロン・ドリュアトランティエ)」などを使用。
鴻上 聖(こうがみ きよし)
CV:菅生隆之
ハノイの騎士の構成員で、元々SOLテクノロジー社の研究者だった。鴻上了見(リボルバー)の父親。
ロスト事件(ハノイプロジェクト)の首謀者で、意思を持つAI・イグニスを生み出した人物。
人類の後継種となる生命体を生み出す目的で、ロスト事件を引き起こし子ども達のデュエル内容を学習させてイグニスを創り出した。
ところがその後のシミュレーションの結果、イグニスは人類を破滅に導くという結論を出して、イグニス廃棄を決意する。
だが事件を隠蔽しようとするSOLテクノロジー社に電脳ウイルスを仕込まれて昏睡状態になってしまい、データ上既に死亡した扱いにされていた。
後に了見によって意識のみの状態で蘇り、イグニス抹殺及びサイバース世界の殲滅を命じる。
Playmakerとリボルバーの最終決戦中に突如現れ、息子のリボルバー(了見)に対しては、世界を破滅から防ぐために彼に頼るしか方法はなかったと述べている。
そして、自分の最後の力を使ってリボルバーのストームアクセスを成功に導き、死亡した。
ドクター・ゲノム
CV:桐本拓哉
ハノイの騎士の幹部である「三騎士」の一人で、元々DNAの研究者だった。
VR空間では、白いスーツを着て左目に仮面のようなものを付けており、鴻上聖と共にロスト事件を起こしてイグニスを創りだした。
アナザー事件の首謀者の一人で、イグニス(Ai)捕獲を目的にPlaymaker(遊作)を捜し出しており、該当者を強制的にリンク ヴレインズにログインさせて彼かどうかを調べ上げていた。
そして、違っていれば電脳ウイルスを送り込んで該当者を「アナザー」状態にさせていた。
いわゆる「Playmaker狩り」を行ってPlaymakerをおびき出そうとしていたが、Go鬼塚と同じ施設出身の彼の友人をアナザーにしたことで、Go鬼塚と戦う。
「ヒールスタイル」のGo鬼塚を一時は追い詰めるも、Playmakerの言葉を受けて新たなファイトスタイルとなったGo鬼塚に敗れる。
敗れた後は、スペクターと同様に電脳世界で深い眠りについた。ハノイの塔消滅後の消息は不明。
使用デッキは「地獄螺戦鬼(ヘルリックス)」で、リンクモンスター「地獄螺戦鬼ゴシックローン」、「地獄螺戦鬼ネクロ・ダーウィン」などを使用。
使用スキルは「種の保存」。
滝 響子(たき きょうこ) / バイラ
CV:小清水亜美
ハノイの騎士の幹部である「三騎士」の一人で、電脳ウイルスを作った人物。
VR空間では「バイラ」として、白いスーツを着て左目に仮面のようなものを付けており、鴻上聖と共にロスト事件を起こしてイグニスを創りだした。
アナザー事件の首謀者の一人で、電脳ウイルスを作成し、SOLテクノロジー社のAIデュエリスト部隊をファウストと共に一掃する。
その後、電脳ウイルスの被害者だったブルーエンジェル(財前葵)と戦う。デュエルではブルーエンジェルの戦術を封じるも、スキルを発動してリンクモンスターを呼び出した彼女に敗北。
敗れた後は、除去プログラムを発動し、アナザーを収束させた。それから、スペクターやドクター・ゲノムと同様に電脳世界で深い眠りについた。ハノイの塔消滅後の消息は不明。
現実世界では医師として働き、昏睡状態だった財前葵の治療を行っていた。リボルバー(了見)のことを案じ、アナザー事件に対しては後ろめたい気持ちがあった。
使用デッキは「ダークマミー」で、リンクモンスター「ダークマミー・サージカル・クーパー」などを使用。
使用スキルは「フォービドゥン・サージカル・オペレーション」。
麻生(あそう) / ファウスト
CV:三上哲
ハノイの騎士の幹部である「三騎士」の一人で、鴻上聖と共にロスト事件を起こしてイグニスを創り出した。
VR空間では「ファウスト」として、白いスーツを着て左目に仮面のようなものを付けている。現実世界では「麻生」という人物。
アナザー事件の首謀者の一人であり、SOLテクノロジー社のAIデュエリスト部隊をバイラと共に一掃する。
その後島直樹を拉致して、Playmaker(遊作)をおびき出そうとする。そして、現れたPlaymakerとデュエルを行った。
モンスタートークン生成やパワーアップ戦術でPlaymakerを追い詰めるが、彼のストームアクセスにより敗北した。
散り際に、「君は人類の未来を自らの手で…」とPlaymakerに言い残した。それから、スペクターや他の三騎士と同様に電脳世界で深い眠りについた。ハノイの塔消滅後の消息は不明。
使用デッキは「電動蟲(モーターワーム)」で、リンクモンスター「電動蟲スプレッド女王(クイーン)」などを使用。
使用スキルは「ダブルバイト」。
ハノイの騎士(下部構成員)
CV:遠藤大輔、長谷徳人、矢野正明、石狩勇気、村田大志
ハノイの騎士に所属する下部構成員で、VR空間では三騎士と同じく白いスーツを着ており、フードをかぶって仮面で目の部分を覆っている。下部構成員は皆この姿。
ハノイの騎士のリーダー・リボルバーに敬意を表する者もいるが、中にはリンク ヴレインズに反感を持つ者や「ハノイ」に憧れて売名行為を働く者も多い。
イグニス捜索を目的としてリンク ヴレインズ内に侵入し、Playmakerなどリンク ヴレインズ内のデュエリストと戦う。「クラッキング・ドラゴン」などといったカードを使用。
使用スキルは「ダブルドロー」。ただし、違法に作られたスキル。
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目次 - Contents
- 『遊☆戯☆王VRAINS』の概要
- 『遊☆戯☆王VRAINS』のあらすじ・ストーリー
- イグニス(Ai)との出会い
- リボルバーとの初めての激闘
- 「ロスト事件」の手掛りを求めて
- アナザー事件
- ハノイの塔
- リボルバーとの最終決戦
- 新たなる戦いへ
- 『遊☆戯☆王VRAINS』の登場人物・キャラクター
- メインキャラクター
- 藤木 遊作(ふじき ゆうさく) / Playmaker(プレイメーカー)
- Ai(アイ) / イグニス
- 草薙 翔一(くさなぎ しょういち)
- 財前 葵(さいぜん あおい) / ブルーエンジェル→ブルーガール
- 鬼塚 豪(おにづか ごう) / Go鬼塚
- 別所 エマ(べっしょ エマ) / ゴーストガール
- 穂村 尊(ほむら たける) / Soulburner(ソウルバーナー)
- 不霊夢(フレイム)
- ハノイの騎士
- 鴻上 了見(こうがみ りょうけん) / リボルバー
- スペクター
- 鴻上 聖(こうがみ きよし)
- ドクター・ゲノム
- 滝 響子(たき きょうこ) / バイラ
- 麻生(あそう) / ファウスト
- ハノイの騎士(下部構成員)
- SOLテクノロジー社
- 財前 晃(ざいぜん あきら)
- 北村(きたむら)
- ルーク、ビショップ、ナイト、クイーン
- 早見(はやみ)
- AIデュエリスト
- 道順 健碁(どうじゅん けんご) / ブラッドシェパード
- 剣持、鎧塚(けんもち、よろいづか)
- 藤木遊作・草薙翔一の関係者
- 島 直樹(しま なおき) / ロンリーブレイヴ→ブレイヴマックス
- 草薙 仁(くさなぎ じん)
- 謎の勢力
- ボーマン
- ハル
- ビット、ブート
- その他の人物など
- 山本&斉藤 / カエル&鳩
- ロボッピ
- お手伝いロボット
- リンクリボー
- 『遊☆戯☆王ヴレインズ』の用語
- 作品舞台
- Den City(デン シティ)
- SOL(ソル)テクノロジー社
- LINK VRAINS(リンク ヴレインズ)
- デュエル
- スピードデュエル
- マスターデュエル
- データストーム
- データゲイル
- スキル
- Storm Access(ストームアクセス)
- トリックスター・フロード
- 闘魂
- ダイナレッスル・レボリューション
- シークレット・キュア
- Burning Draw(バーニング・ドロー)
- 種の保存
- フォービドゥン・サージカル・オペレーション
- ダブルバイト
- ダブルドロー
- ドローンクラフト・フォース
- マーカーズ・ポータル
- スリードロー
- リンクモンスター関連
- リンク召喚
- リンクモンスター
- リンクマジック
- イグニス関連
- イグニス
- サイバース(世界)
- ハノイの騎士関連
- ハノイの騎士
- ロスト事件(ハノイプロジェクト)
- アナザー(事件)
- ハノイの塔
- 『遊☆戯☆王VRAINS』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「そうさ。俺はその、復讐の使者だ!」
- 「俺の復讐に引きずられて闇に落ちる必要はない。お前たちは光差す場所を歩いてくれ」
- 「底知れぬ絶望の淵へ沈め!」
- 「一つ、俺の復讐は終わった。二つ、このデュエルで俺は運命の奈落を越える。三つ、俺はお前と共に新たな未来をつかむ」
- 『遊☆戯☆王VRAINS』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『遊☆戯☆王VRAINS』のタイトルの由来
- 『遊☆戯☆王VRAINS』のメインテーマ
- アカウント名「Playmaker」
- Playmakerとリボルバーがニアミス
- 草薙さんのナレーション
- 「財前葵」に見られる女性メインキャラクターの共通性
- 『遊☆戯☆王ヴレインズ』の顔芸
- 『遊☆戯☆王VRAINS』の主題歌・挿入歌
- オープニングテーマ
- 富永TOMMY弘明『With The Wind』
- Kimeru『go forward』
- エンディングテーマ
- 龍雅-Ryoga-『Believe In Magic』
- Goodbye holiday『Writing Life』
- uchuu;『BOY』