ONE PIECE(ワンピース)の種族とそのキャラクターまとめ

『ONE PIECE』とは、尾田栄一郎の漫画及びそれを原作とするメディアミックス作品である。「海賊王」の称号を求め、主人公モンキー・D・ルフィが仲間たちと冒険をする。王道的なアドベンチャーを軸に現実的な社会問題を織り交ぜ、神話やおとぎ話のモチーフを取り入れた独特の作風で世界的に人気を博す。登場人物は基本的に人間だが、他にも巨人、小人、人魚や魚人といった種族がいる。彼らは独自の文化や思想を持ち、物語に広がりを持たせる一方、奴隷として密売されるなど世界の闇を暴く存在でもある。

シオヤキ

サケの魚人で、アーロン一味所属。宴会部長を務める為か、常に酒を持っている。

ジンベエ

CV:郷里大輔→宝亀克寿、坂本千夏(幼少期)

ジンベエザメの魚人。タイヨウの海賊団2代目船長で、「海侠のジンベエ」の異名を持つ。名前自体は初期に挙がっていたが、初登場まで単行本48冊分の時間がかかっている。
若い頃は王宮の兵士として国に仕えていたが、王妃オトヒメの掲げる「人間との共存」などありえないと考えていた。兄貴分のフィッシャー・タイガーがマリージョアで大暴れをし、種族の別なくすべての奴隷を解放してお尋ね者になった際、彼についていくため兵士をやめ、海賊となった。
奴隷解放を罪とし、タイガーの命を狙う人間たちに嫌悪感を抱き、アーロンでさえ止めに入るほどの制裁を加えることも多かった。しかし、奴隷であった人間の少女コアラを故郷へ送り届ける旅路の中、自分たちを見る人間の目に宿っているのが侮蔑ではなく怖れであることに気付く。「(魚人のことは)知らないから怖い」というコアラの言葉、次第に魚人たちに懐いて行く彼女との交流の中で人間への考えを改める。
人間の策が元でタイガーは死亡するが、彼に言い渡された不殺を守り、追っ手を返り討ちにしても命まで取ることはしなかった。
魚人空手、魚人柔術という格闘技を駆使して戦う。本人は「陸の上ではあまり役に立てない」と言ったが、実際には触れずに複数の相手を倒せる。戦力、遊泳能力いずれも抜きんでており、「並の魚人と思うな」と警戒されていた。また、海水を自在に操って軍艦に打撃を与えるなど水中では無敵の強さを誇る。
七武海の一員で、世界政府はジンベエの加入を「人種和解の象徴」と見ていたが、ジンベエは元奴隷の魚人や人魚が追われずに暮らせるようにと考えての加入であった。この一件が元で「人間の狗になり下がった」とアーロンに見限られる。「おれこそが魚人族の怒りだ」と人間への憎悪をむき出しにするアーロンを叩きのめすも、弟分への情愛から命までは奪えなかった。もしアーロンがどこかで非道な行為に出たら、その時こそ息の根を止める覚悟をしていた。しかし、東の海の海兵に賄賂を渡したアーロンの情報がジンベエの耳に入ることはなかった。
仁義を重んじ、惚れ込んだ者の為なら命を捨てて守り抜く度量を持つ。魚人ではあるが魚を支配するのではなく仲良くしており、インペルダウンから脱出する際大量のジンベエザメを呼び、奪った軍艦までルフィたちを運んでもらった。この時、危険な海に呼んだことをジンベエザメたちに詫びている。
白ひげには魚人島を守ってもらっている大恩がある為、彼を狙うエースを止めるべく5日間戦い抜いた。エースが白ひげ海賊団に入ってからは彼と仲良くなり、ルフィのことも聞いていた。エースの公開処刑の際、七武海として強制招集を受けていたが、白ひげとの戦争を拒み大暴れをする。万が一白ひげがこの戦争で命を落とせば、彼に守られている島々が再び危機に晒される為であった。
頭を冷やす為インペルダウンに収監されており、エースの護送の後入れ違いでやってきたルフィに頼み込んで共闘することとなる。世界政府と戦うこと、戦死も既に覚悟の上であり、戦場で自ら七武海の称号を返上した。戦いの中ルフィ自身の器に惚れ込み、エース亡き後意識を失った彼を守り抜いた。ジンベエも重傷を負ったもののローによる治療で一命を取り留め、義兄を救えなかったと暴れるルフィを見守り諫めた。
魚人島でルフィと再会し、魚人島を乗っ取ろうとする新魚人海賊団壊滅のため共に戦う。この時、国の壊滅を目論む新魚人海賊団を人間である麦わらの一味が倒すことで、魚人や人魚から人間への恐怖心や不信感を払しょくさせようとした。
新魚人海賊団との決着がついた後、重傷を負って倒れたルフィに自身の血を輸血。目覚めたルフィに自分の仲間になるよう誘われるが、魚人島を守るためにビッグ・マムの傘下に入っていることもあり仲間入りは保留する。
ビッグ・マムにとっても手放したくない戦力であり、落とし前としてありったけの寿命を差し出すように言われる。それを受け入れるが、微塵も死を恐れなかった為寿命が取られることはなく、ビッグ・マムの傘下から抜ける。
尚も追いすがるビッグ・マムの一団からタイヨウの海賊団の面々共々麦わらの一味を逃がす為に戦い、ワノ国で合流した。以降、正式な麦わらの一味のクルーとして活動する。

renote.net

フィッシャー・タイガー

CV:石井康嗣

タイの魚人で、タイヨウの海賊団初代船長。海賊団を率いるようになってからは「タイのお頭」と呼ばれていた。
若い頃魚人街を仕切っていたが、武力や恐怖による支配ではなく「弟分たちは自分が守る」との考えからで、気性の荒いアーロンでさえタイガーを「大兄貴」と呼び慕っていた。冒険家となって魚人島を後にするが、人さらい屋に捕まり天竜人の奴隷となる。そこで人間の狂気を垣間見たタイガーは、人間を愛する心を失う。
命からがら逃げだした後、他の奴隷たちを見捨てることができずマリージョアで大暴れをし、種族の別なく奴隷を全て解放。大逆人として追われることとなる。
目的は人間への復讐ではなく魚人や人魚の解放と自由であり、主に人間で構成される追っ手の海兵を殺さないと決め、タイヨウの海賊団団員にも不殺を言い渡していた。ある島で元奴隷の人間の少女コアラを託される。奴隷としての処世術が身につき、笑顔を貼り付け「何でもするから殺さないでください」と繰り返していたコアラに対し、「おれたちは誰も殺さない」と言って彼女を故郷へ送り届ける旅を始める。この時コアラの背中にも太陽の焼き印を施し、彼女の呪いをかき消した。
コアラを故郷の村まで送り届けるが、その帰りに海兵の襲撃に遭う。ジンベエたちに救出され奪った軍艦で治療を受けることとなる。この時タイガーは輸血が必要な状態だったが、軍艦にストックされた人間の血で生きながらえることを拒絶。自分が奴隷だったこと、人間を愛せなくなったことを皆に語る。
人間との共存、平和が1番いいことだと頭では理解しているが、自身の心がそれを拒絶すると語る一方、これからの世界を作るのは、コアラのような何も知らない若い世代だとも言う。死んでいく自分が恨みだけを残していくのは滑稽だと口にし、自分の身に起きたことを誰にも言わないようジンベエたちに伝えた。
元奴隷の人魚アラディンから「それでも、あんたは奴隷だった者にとっては英雄」との言葉を聞き、涙を流し笑いながら息絶えた。
尚、「輸血を拒否したために死んだ」という事実は、単身海軍基地に乗り込み逮捕されたアーロンの口から語られたが、「"人間が"タイガーに輸血することを拒んだ」と真逆の意味で魚人島に伝わってしまった。

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マクロ

CV:長澄高士

マクロファリンクスの魚人。魚人ながらに奴隷にするために他種族を捕らえる人さらい屋となり、同胞を売っていた模様。タイヨウの海賊団に所属し、コアラとも打ち解けた。
タイガーの死後は元のマクロ一味に戻り、再び人さらい屋稼業に身を投じる。はっちゃんを捕らえたが、解放された彼に殴り飛ばされた。

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タンスイ

CV:川津泰彦

アロワナの魚人で、マクロの部下。マクロ曰く「口の利き方も知らねえ馬鹿」。格闘技ではっちゃんを倒そうとしたが、一撃で殴り飛ばされた。

ギャロ

CV:織田優仁

デメキンの魚人で、マクロの部下。マクロ曰く「口の利き方も知らねえ馬鹿」。はっちゃんを自慢の金魚剣術で倒そうとしたが、一撃で殴り飛ばされた。

ナミュール

CV:松原大典

サメ系統の魚人と思われるが詳しい種類は不明。白ひげ海賊団8番隊隊長で、おしゃれな隊長との設定がある。白ひげの遺体に布を掛けた黒ひげに対し怒りの声を上げた。

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イデオとは、『ONE PIECE(ワンピース)』の登場人物。腕の長さが一般人と同じ様に見えるが、実は手長族であり、せり上がった大きな肩は、長い腕を折りたたんでできたものだ。「破壊砲イデオ」という異名を持っている。 ドレスローザでドフラミンゴファミリーの幹部シュガーの能力によってオモチャに変えられてしまったところを、麦わらの一味に助けられる。もとは格闘家だったが、海賊に転身し、麦わら大船団4番船船長として、麦わらの一味の傘下に入った。

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ヨルル(ONE PIECE)の徹底解説・考察まとめ

ヨルル(ONE PIECE)の徹底解説・考察まとめ

ヨルルとは、『ONE PIECE』の登場キャラクターで、巨人たちの国エルバフで暮らしていた老戦士。 ドリーとブロギーの前の代の巨兵海賊団の船長であり、“滝ひげ”の異名を持つ。“山ひげ”ことヤルルとは現役時代からの相棒である。引退し、若い世代を見守ることに徹していたが、当時エルバフで暮らしていた幼い頃のシャーロット・リンリンが暴走した際、これを殺してでも止めようして反撃され死亡する。尊敬されていた彼の死は、後に四皇に上り詰めるリンリンを巨人族が敵視するきっかけとなった。

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ヤルル(ONE PIECE)の徹底解説・考察まとめ

ヤルル(ONE PIECE)の徹底解説・考察まとめ

ヤルルとは、『ONE PIECE』(ワンピース)の登場キャラクターで、巨人たちの国エルバフに住まう世界最高齢の戦士。 ドリーとブロギーの前の代の巨兵海賊団の船長であり、“山ひげ”の異名を持つ。現役を退き、若い世代を見守ることに徹していたが、当時エルバフで暮らしていた幼い頃のシャーロット・リンリンが暴走した末に相棒のヨルルを殺害。これに激昂してリンリンを殺そうとするが、孤児だった彼女を育てていたマザー・カルメルの必死の嘆願を受け入れ、彼女たちの命は取らず追放するに留めた。

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