リトルオーズJr.（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

リトルオーズJr.（ONE PIECE）の概要

リトルオーズJr.とは、『ONE PIECE』（ワンピース）の登場人物で、四皇の一角たる“白ひげ”ことエドワード・ニューゲートが率いている白ひげ海賊団に所属する巨人。
その巨体ゆえに建物の中に入れず、天気が荒れても雨ざらしの状態が当たり前となっていたが、2番隊隊長のポートガス・D・エースが編み笠を編んでくれたことをきっかけにごく親しい友人となる。

その彼が仲間の裏切りによって海軍に捕らえられ、公開処刑されることになった際、白ひげは彼の奪還を目指して海軍本部のあるマリンフォードに部下たちと共に殴り込む。後にマリンフォード頂上戦争と呼ばれることになるこの戦いに白ひげ側で参加し奮戦するもエースの奪還は果たせず、白ひげも戦死するという結果となる。
自身もこの戦いで深手を負い、力尽きて戦場で倒れてからは消息不明となっていた。しかし後にプロフィールが公開された際に年齢が加算されていたため、少なくとも生きていることが判明。読者を驚かせた。

リトルオーズJr.（ONE PIECE）のプロフィール・人物像

年齢：70歳 → 72歳
身長：60メートル
懸賞金：5億5000万ベリー
所属：リトル海賊団船長
所属船：リトルジェライス号
種族：古代巨人族
出身地：偉大なる航路
誕生日：2月12日
血液型：F型
好物：おにぎり

CV：平井啓二

「国引き」の異名で恐れられた伝説の巨人オーズの子孫で、60メートルというすさまじい巨体の持ち主。本人は普通にしゃべっているつもりだが、声帯が大き過ぎるために活舌が悪く、話す言葉は濁点ばかりの重低音となる。
見た目の凶悪さに反して性格は極めて温厚かつ仲間想い。しかしその想いが先走って無理をする傾向があり、白ひげ海賊団の仲間たちからは心配されていた。
巨人族は寿命が人間より長く、その分成長速度も遅いため、リトルオーズの年齢で人間でいう20代前半程度の年頃となる。

リトルオーズJr.（ONE PIECE）の能力

その巨体に見合ったすさまじい攻撃力と耐久力を持つ。巨大な出刃包丁のような刃物を武器として愛用し、これを振るうだけで無数の海兵を薙ぎ倒し、帆船を粉砕するほどの破壊を生み出す。砲弾の1発や2発では怯みもしないなど、肉体に加えて精神も非常に頑強。
しかしその巨体ゆえに攻撃の回避は苦手で、規格外の攻撃力を持つ世界屈指の猛者たちを相手にすると分が悪い。作中では四皇にも匹敵するとされる王下七武海の連続攻撃を受けて深手を負い、そのまま地に倒れることとなった。

リトルオーズJr.（ONE PIECE）の来歴・活躍

エースとの交流

時期や経緯は不明ながら、白ひげ海賊団に参加。部下たちを家族と呼び、息子のように愛してくれる白ひげを敬愛し、彼を海賊王にすることを夢見るようになる。
ある日、エースという青年が白ひげ海賊団にやってくる。当初は白ひげを倒して名を上げようとしていたエースだったが、何度挑んでも歯が立たず、しかしその心意気と隊長格に匹敵する強さを気に入られて白ひげ海賊団の面々と親しく交流。やがてエースの側も彼らに心を開き、互いに仲間として受け入れ、白ひげ海賊団の2番隊隊長に抜擢される。

巨体ゆえに建物の中に入れないリトルオーズを見たエースは、そのサイズに合った超大型の編み笠を自分で編み込んで彼にプレゼントする。リトルオーズはエースの心遣いに感謝し、白ひげ海賊団の中でも彼と特に親しい間柄となった。

ティーチの裏切り

ある時、エースが隊長を務める2番隊に所属していたティーチという海賊が、4番隊の隊長を殺して脱走するという事件が発生。エースはこれを許せず、「嫌な予感がする」と白ひげや仲間たちが止めるのも聞かずにティーチを討つため飛び出していく。

エースはティーチを探し当てるも、返り討ちにされて海軍に突き出される。実はエースは白ひげのかつてのライバルでもあった海賊王ゴール・D・ロジャーの息子であり、海軍はロジャーの血を根絶やしにするために彼を公開処刑することを宣言する。
これを知った白ひげは、自身の海賊団の総力を挙げてエースの奪還を決意。親友エースを救うため、リトルオーズもここに参加することとなった。

マリンフォード頂上戦争

エースが処刑される寸前にマリンフォードに乗り込んだ白ひげ海賊団は、これを迎撃するために待ち構えていた海軍のほぼ全戦力＋海軍に加担する王下七武海の海賊たちと交戦。先端が開かれるなり、エースを助けたい一心で、リトルオーズは「的にされるから先走るな」と案じる仲間たちの声を無視して単身突撃を仕掛ける。
その恐るべき攻撃力で海軍を薙ぎ倒し、エースが捕まっている処刑台の間近にまで迫るも、そうはさせじと王下七武海の海賊たちが猛攻を開始。これには耐えられず、片足を切り落とされた上で胸を貫かれるほどの深手を負って倒れる。

その後海軍の策略により白ひげが傘下の海賊に刺されるというアクシデントが発生し、これを機に戦況は悪化。海軍の用意していた様々な策により白ひげ海賊団は追い詰められ、それでもなお奮戦していったんはエースを救出するも、彼は自分を助けに来てくれた弟分の海賊を庇って死亡する。深手を負った白ひげは、部下を逃がすために敵陣で大暴れするも、最後は彼を討つ機をうかがっていたティーチとその仲間たちにより討ち取られる。
リトルオーズは深手を負った後も体を張って仲間を守るなど活躍したが、後にマリンフォード頂上戦争と呼ばれるこの戦いは白ひげ海賊団の敗北に終わる。白ひげ海賊団の海賊の多くは無事に戦場から離脱するが、リトルオーズについては消息不明のままとなった。

巨体ゆえに非常に目立つリトルオーズが無事に逃げられたとは思えず、そのまま戦場の露と消えたと予想する読者は少なくなかったが、後にプロフィールが更新された際に作品世界の時間の流れに合わせて2歳分加齢していたため、どのような形でかは不明だが生存していることが明らかとなっている。

リトルオーズJr.（ONE PIECE）の関連人物・キャラクター

白ひげ／エドワード・ニューゲート

世界最強の海賊であることを示す、「四皇」の称号を持っていた大海賊。海賊ながら堅気には決して手を出さない人格者だったが、部下だったティーチの裏切りと海軍の卑劣な策略によって命を落とす。
リトルオーズは白ひげを「オヤジ」と呼んで敬愛し、彼を海賊王にすることを夢見ていたが、それは叶わぬこととなった。

白ひげ／エドワード・ニューゲート（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

白ひげ（本名：エドワード・ニューゲート）とは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。
海賊王ゴール・D・ロジャーと渡り合った大海賊。新世界に皇帝のように君臨する4人の海賊四皇の1人。悪魔の実「グラグラの実」の能力者で「世界最強の男」と称されていた。
ロジャー、エース、おでんといった重要人物と大きく関わっている。マリンフォード頂上戦争の戦いで死亡した。

ポートガス・D・エース

白ひげ海賊団2番隊隊長。白ひげのライバルだった海賊王ゴール・D・ロジャーの実の息子である。その血筋から海軍に狙われ、彼の公開処刑がマリンフォード頂上戦争の引き金ともなった。
巨体のせいでどんな荒天でも雨宿りできないリトルオーズを気遣い、自分で編み込んだ彼のサイズに見合う超大型編み笠をプレゼントしている。リトルオーズはエースの心遣いに感謝し、この時もらった編み笠を大切にしており、彼とは白ひげ海賊団の中でも特に親しい間柄となった。エースの側もリトルオーズとの友情を大事にしており、自分を助けに来た彼が深手を負って倒れるのを目の当たりにした際は絶望と焦燥に表情を歪めている。