ペドロ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

ペドロの概要

ペドロとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、くじらの森侠客団・団長を務めていたジャガーのミンクである。カイドウの手下であるジャックに国が襲撃され毒ガスで壊滅しかけていたところ、モコモ公国にたどり着いたサンジ達に二人の王を救ってくれるよう懇願した。
彼らによって国や王たちは救われたが、サンジはビッグ・マムの娘との政略結婚の為に連れ去られてしまう。ペドロは国を救ってくれた恩に報いるため、サンジ奪還のための戦いに志願する。

かつてゼポ（ローの部下であるベポの兄）などを連れて歴史の本文を探すための旅に出ており、その過程で賞金首になってしまった為、「ノックス海賊団」の船長を務めていたことがある。その際ビッグ・マムの縄張りに入り込んで捕らえられ、ルーレットによってペドロとゼポの二人で100年の寿命を奪われた。全寿命30年を奪われたゼポは死んでしまったが、モコモ公国で弟分だったぺコムズの嘆願や自らの左目を犠牲にして70年分から50年分の寿命に減らしてもらい、モコモ公国へと帰還している。

ホールケーキアイランドに突入してからはブルックとペアを組み、歴史の本文の写しを奪うミッションにあたった。途中因縁の相手であるたまご男爵と再会し、壮絶な戦いを繰り広げる。そして一味へ復帰したサンジの願いであった「家族を助ける」ための戦いに参加した。

その後目的を果たした一味は脱出を図るが、ビッグ・マムの長男ペロスペローの能力によって海が飴で固められてしまい脱出不可能な状況に陥った。ペドロは一味をこの窮地から救うため常に懐に忍ばせている大量のダイナマイトを使って自爆し、ペロスペローの技を解除して一味を逃がすことに成功する。しかしペドロがその後帰ってくることはなかった。

ペドロのプロフィール・人物像

異名：木の上のペドロ
年齢：享年32歳
身長：233センチメートル
懸賞金：3億8200万ベリー
経歴：ノックス探検隊→ノックス海賊団船長→モコモ公国くじらの森侠客団・団長
覇気：武装色・見聞色
種族：ジャガーのミンク
出身地：偉大なる航路／新世界・モコモ公国
死没地：偉大なる航路／新世界・ホールケーキアイランド南西の海岸
誕生日：6月16日
星座：ふたご座
血液型：F型
好物：ラザニア、骨
CV：三木眞一郎

マントを羽織って煙草をくわえており、長めの金髪で隻眼となった左目を隠している。攻撃方法はミンク族特有の技エレクトロと腰に下げた剣。尻尾を使うことにより機敏な動きを行うことができる。
木の上のペドロという異名を持っており、木の上やマストなど高いところに登って偵察を行っていることが多い。

非情に義理堅い性格をしている。シーザーの毒ガスとジャックの襲撃によって壊滅しかけていたモコモ公国を救ってくれたサンジが攫われ、その恩に報いるためにサンジ奪還のための戦いに志願した。またかつてビッグ・マムと対峙して寿命を50年とられていた為生き急いでいる節があり、目的を達成する為であれば命を投げ出すような行動もしばしばみられている。
喫煙者で、大量のダイナマイトを常に懐に忍ばせている。最終局面ではダイナマイトに火をつけて特攻を仕掛け、脱出の糸口をつかんだ。

ペドロの能力

剣技

ルフィとの初対面時はくじらの森を守護するものとしてルフィに警戒心を顕わにしていたが、ワンダによって止められている。その後はしばらく戦闘シーンを見せなかったが、ホールケーキアイランドでは因縁の相手であるタマゴ男爵と対峙した。ミンク族特有の技「エレクトロ」を封じられつつも、尻尾を使ったテクニカルな動きによって剣を振るい、タマゴ男爵を圧倒した。

命を捨てる覚悟で臨む特攻

ペドロは大量のダイナマイトを所持しており、ブルックが「歴史の本文」を探すための時間を稼ぐ目的で自爆しようとした。その際はタイミングよく鏡の世界に飛び込んだため不発に終わったが、物語終盤では窮地に陥った一味を生かすために特攻を仕掛けている。
50年の寿命を奪われて残り少ない人生を生きているペドロは、命を失うような攻撃でも躊躇なく行える強い覚悟と精神力を持っている。

高額賞金首としての実力

ペドロはかつて「歴史の本文」捜索の為に航海を行っており、政府に目をつけられて賞金首になっている。3億8200万ベリーもの大金をつけられており、弟分であったぺコムズよりも高額なことから相当な実力者だと思われる。

ペドロの来歴・活躍

ノックス海賊団船長時代

ゾウの背に栄えたモコモ公国に誕生したジャガーのミンク族ペドロは、幼いころ「歴史の本文」を求めてやって来たロジャーに対し、「航海に連れてってほしい」と頼み込む。しかしロジャーからは「出番を待て」と諭され、以来ペドロは自分の「出番」を待ち続けながら修行に励んでいた。

その後ペドロは「歴史の本文」を捜索する為、ゼポ（ローの手下であるベポの兄）たちを連れて航海に出る。彼らはまもなく政府に目をつけられてペドロが賞金首となり、「ノックス海賊団」を結成する。しかしビッグ・マム海賊団の縄張りに入り込んでしまい、タマゴ男爵の片目を斬りつけるという抵抗を見せたものの捕縛されてしまった。
ビッグ・マムの「ルーレット」によって二人で100年の寿命を奪うという罰が出たため、全寿命を奪われたゼポは死んでしまい、ペドロも70年の寿命を奪われることが決まった。

しかしビッグ・マムの手下でかつてモコモ公国にいたころ弟分だったぺコムズの嘆願と、タマゴ男爵の片目を奪った落とし前として自ら左目を抉り、罰を軽減してもらう様頼みこむ。その心意気を汲んだビッグ・マムの恩情により50年の寿命を奪われたペドロは、命からがら脱出しモコモ公国への帰還を果たした。

サンジの奪還とペドロの最期

それから暫く経ったころ、モコモ公国は「ワノ国の侍」を捜索していたカイドウの手下・ジャックに襲撃される。モコモ公国の住民たちは5日間に渡って激しい抵抗を見せたものの、しびれを切らしたジャックが持ち込んだシーザー製の毒ガスにより、国は壊滅状態に陥ってしまうのだった。

その後モコモ公国に辿りついたサンジやチョッパーらに「二人の王を救ってくれ」と息も絶え絶えの状態で嘆願し、彼らによって国は救われる。しかしサンジはその後ビッグ・マムの娘との政略結婚の為に攫われてしまい、合流したルフィらと共にサンジ奪還のための戦いに志願した。

ペドロはかつて「歴史の本文」探索の旅で積んだ経験を活かし、ブルックと共にビッグ・マムが所有する「歴史の本文」を手に入れるべく行動する。自らが囮となってブルックを先に進ませ、因縁の相手であるタマゴ男爵と対峙した。
タマゴ男爵はミンク族特有の技「エレクトロ」が効かないタイツを履いて対抗したが、尻尾を巧みに使った剣捌きによってタマゴ男爵を両断する。

それでも決着はついておらず、ペドロは大量のダイナマイトを用いて自爆特攻を仕掛けたが、直前に鏡の世界へ飛び込んだため勝負は引き分けとなった。
その後ビッグ・マムに気に入られて捕われたブルックを仲間と共に救い出すことに成功する。

更にサンジとの合流後は「家族を救いたい」という三次野瀬外の為に協力をした。しかし終盤ホールケーキアイランドからの脱出を図った一味だが、ビッグ・マムの長男ペロスペローによって海が飴で固められ、更にブルックとチョッパーも技を食らい3分の命になっていた。

ペドロはゆっくりと煙草をひと吸いするとペロスペローに飛びつき、一味を救うため大量のダイナマイトで自爆する。能力がとけたことによってチョッパーとブルックは救われ、一味も脱出に成功する。しかしその後ペドロが戻ってくることはなかった。

ペドロの関連人物・キャラクター

キャロット