東京喰種トーキョーグール:re(石田スイ)のネタバレ解説・考察まとめ

『東京喰種トーキョーグール:re』とは、石田スイの漫画およびそれをもとにしたアニメ作品。舞台は東京で、人を食らう化け物「喰種(グール)」の在り方がテーマとなっている。『東京喰種トーキョーグール』の続編で、前作ではとある事故から人と喰種と両方の力を併せ持つ金木研が人として、喰種として葛藤しながら戦う姿が描かれた。続編の『東京喰種トーキョーグール:re』では、金木の面影を残す捜査官、佐々木琲世に主人公が変更。彼が捜査官として喰種と戦う様を描く。

その他

隻眼の王

アオギリの樹の首領として認識されていた存在。
その正体については作中でも大きな謎であり、Vも隻眼の王の存在をずっと探していた。
そして、その正体とはエトと有馬が創作・演出した架空の存在であり、「有馬貴将を殺害したもの」を隻眼の王にすると2人で決めていた。
エトと有馬はそれを目的にそれぞれ違う立場で動いており、嘉納の実験によって有馬を殺すほどの実力を持った喰種を作らせていた。
その結果、金木が候補に挙がり、彼が有馬に勝利したため彼が隻眼の王の座を引き継いだ。

赫者

共食いを繰り返した喰種が変化したもの。
元々喰種は捕食器官として赫子を持っているが、それとは別の赫子を発生させる。
その赫子は化け物のような異様な形に発展し、時には化け物のように巨大化することも。
共食いによって異常な量のRc細胞を取り入れることによって変化するようで、身体能力や耐久性などが爆発的に上昇。
理性が欠如し凶暴性を増すことが多く、自我をコントロールできなくなるケースも。
作中ではエトがそれにあたり、他にもタタラや亜門がそうである。

『東京喰種トーキョーグール:re』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

佐々木琲世「…でも 僕の事なんか知らない方がいいと思いますよ?」

トルソーを追っている時にオロチと対決し、自分の中に眠る喰種力を引き出した排世。オロチと戦うために赫子を出した時、「…でも 僕の事なんか知らない方がいいと思いますよ?」と言葉を放った。
見下すような表情と不気味さが、良い意味でゾッとさせられる。

佐々木琲世「消えてもいいよ。だから、僕に、守る力を下さい」

ナッツクラッカー編にて。
オークション会場で喰種の1人、オウルと戦うもあまりの強さに窮地に陥った排世。
それを「もう1人で戦わせない」という強い決意を持った雛実が助けに入る。
自分を排世だと知りながら、かつての金木を想い必死に自分を守ろうとする雛実を見た時の排世の心の声が、「消えてもいいよ。だから、僕に、守る力を下さい」 である。
自分が消えてもいいから、力が欲しいと願った心に刺さる一言。

月山習「なんと健やかな弱さ」

金木が生きていると知り、復活した月山習。
金木に接触し、なんとかして彼を取り戻そうと躍起になっていた月山が葛藤に揺れる。
「自分のことを教えてくれ!」と必死で訴える排世を見て月山は思う。
これは、かつて仲間を守ろうと必死に強くあろうとした金木のもう1つの可能性ではないのか。選ぶ強さを持たない、強くなる前の彼なのではないか、と。
「なんと健やかな弱さ」と深い言葉で表現する、月山の印象的なシーンでもある。

佐々木琲世「なんで僕がお前みたいなゴミ救わなきゃいけないんだ?」

ロゼヴァルト家殲滅戦の際、月山家が所有するビルで対峙した排世とエト。
最初の頃は温厚で冗談も言うような性格であった排世は、喰種の力に目覚めると同時に徐々にクールになっていた。
そして、エトに「君の父親に君を救って欲しいと言われた」と言った排世。
これは金木の頃に父親である芳村から聞いていた言葉。
それに「お情けをくれるのかしら」と茶化すエトに対して、酷く見下したように「なんで僕がお前みたいなゴミ救わなきゃいけないんだ?」と冷酷な言葉を吐き出す排世。
喰種の力に覚醒すると性格が粗暴にでもなるのか、金木でもなく排世でもない人格が登場する模様。

不知吟士「瓜江!弾幕足りたか!」

ロゼヴァルト家殲滅戦にて、ノロという強大な敵を前に次々と捜査官が倒されていく。
ナッツクラッカーが呟いた「キレイになりたかった」の言葉により、喰種を化け物として見れなくなったというトラウマを抱えていた不知。土壇場になってそのトラウマを克服し、喰種と同じ名のクインケ「ナッツクラッカー」を使いこなした。
しかし、それでもノロを倒すことはできず、不知はいよいよ最後の手段として弾幕を張る代わりに自分を犠牲にし、瓜江にとどめを刺させることにした。
「瓜江!弾幕足りたか!」は瓜江にノロのとどめを頼んだ時の言葉で、心からのこの叫びは瓜江の心を大きく動かした。

瓜江が優しさを見せたシーン

CCGの闇の部分が見え始め、段々と信念が揺らいでいくクインクスたち。
もう今のCCGから逃げ出したい、というサイコに向かってのウリエは「テロリストにでもなるか?」と優しく声をかけた。
表情の柔らかさも含めて、ウリエの成長ぶりとかっこよさが伺えるワンシーン。

親友・ヒデの言葉

Jolly_Rogert1
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