ワンダーウーマン(DCEU)のネタバレ解説・考察まとめ
『ワンダーウーマン』とは、2017年にアメリカで制作された実写映画。監督はパティ・ジェンキンス。
アメリカンコミックであるDCコミック『ワンダーウーマン』シリーズを原作としている。
女性だけが住む島、セミッシラで育ったアマゾン族の王女であり屈強な戦士であるダイアナは偶然「外の世界」からやってきたパイロット、スティーブ・トレバーを救出する。第一次世界大戦の最中、ダイアナは悲惨な戦いの元凶は神アレスと確信し、トレバーと共に「外の世界」へ旅立つ。
キャンディに剣を預けるダイアナ
議会に赴きドイツ進撃を忠言すべく議会に赴こうとするスティーブとダイアナ。ダイアナが所持している剣は目立つので秘書のキャンディに預かってもらう。キャンディは物騒な剣をしかも女性が持っていることに困惑する。近代都市に不似合いな太古の剣を持ち出すユーモラスな場面であり同時に「女が男と戦うなんてありえない」という時代背景を描いている。
「全ての戦争を終わらせる戦争だ」
セミッシラ島に辿り着いたスティーブにヒッポリタ女王が「目的は何だ」と詰問する場面。
スティーブは世界が滅んでしまう大戦争を食い止めるための戦いであることを主張する。
実際第一次世界大戦は今までにない規模、近代兵器の導入で歴史学者・軍人の予想をはるかに超える悲惨な戦争となった。
「留まったら私は何になるの?」
「外の世界」へ旅立とうとするダイアナをヒッポリタは止めようとする。ダイアナは純粋に戦いを終わらせたいという使命感で旅を決意しているのであり、好奇心で外の世界を覗いてみたい訳ではないことが後の言動でもうかがえる。
「私は大昔にそれを思い知らされたわ。」
ダイアナは以前にも外の世界で起きている人間の紛争を食い止めようとしたことがあるようで、「人間に近づけは近づくほど世界の暗闇を見た」と言っている。
外の世界での12~13世紀ごろの紛争かもしれない。
『ワンダーウーマン』の用語
セミッシラ島
アマゾン族が住む島。太古から外界からの侵入は不可能だったがエンジンを持つ飛行機や船舶が発明されると侵入が可能となった。石を組み立てた建造物や道路は確認できるがそれ以上のテクノロジーはないらしい。
アマゾン族
ギリシャ神話に登場する部族。馬を飼い慣らし弓・剣・槍をつかいこなす戦闘を得意とする民族と言われる。女性のみで構成された狩猟部族であり、子を産むときは他部族の男性のもとへ向かった。コミック原作では神ゼウスが人形に命を吹き込みアマゾン族の子供が誕生する、と説明している。
ゴッドキラー
アマゾン族の宝剣、ダイアナが旅立つときに持ち出す。アレスとの戦いで破壊されるが、アレスは「ダイアナ自身が『ゴッドキラー』」であると教える。その後の「バットマンVSスーパーマン」登場時にワンダーウーマンは剣を携わているがその由来は不明。
真実の投げ縄
黄金色の縄で武器として使用できる他、縛られた相手は心の中の真実を告白してしまう。コミック原作者であるウィリアム・モールトン・マーストンは心理学者で、嘘発見器を発明しており、投げ縄はうそ発見器がモデルと思われる。
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目次 - Contents
- 『ワンダーウーマン』の概要
- 社会現象としてのワンダーウーマン
- 『ワンダーウーマン』のあらすじ・ストーリー
- 閉ざされた世界のワンダーウーマンことダイアナ
- 外の世界へ
- 最前線へ
- 真の敵
- 取り戻した平和と新たなる戦い
- 『ワンダーウーマン』の主な登場人物・キャラクター
- ダイアナ / ワンダーウーマン(演:ガル・ガドット)
- スティーブ・トレバー(演:クリス・パイン)
- エーリヒ・ルーデンドルフ総監(演:ダニー・ヒューストン)
- パトリック・モーガン卿(演:デヴィッド・シューリス)
- アンティオペ将軍(演:ロビン・ライト)
- ヒッポリタ女王(演:コニー・ニールセン)
- イザベル・マル博士 / ドクター・ポイズン(演:エレナ・アナヤ)
- サミーア(演:サイード・タグマウイ)
- チャーリー(演:ユエン・ブレムナー)
- 酋長(演:ユージーン・ブレイブ・ロック)
- エッタキャンディ(演: ルーシー・デイヴィス)
- メナリッペ(演:リーサ・ローヴェン・コングスリ)
- アレス
- 『ワンダーウーマン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ドイツ軍との戦い
- スティーブとのロマンス
- うなされるチャーリー
- キャンディに剣を預けるダイアナ
- 「全ての戦争を終わらせる戦争だ」
- 「留まったら私は何になるの?」
- 「私は大昔にそれを思い知らされたわ。」
- 『ワンダーウーマン』の用語
- セミッシラ島
- アマゾン族
- ゴッドキラー
- 真実の投げ縄
- 盾と腕輪
- ティアラ
- 近代兵器
- 『ワンダーウーマン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- コミック版 ワンダーウーマン
- テレビシリーズの実写版『ワンダーウーマン』
- 主演のガル・ガドットはオーディションの内容を知らなかった。
- スーパーマンのオマージュ?
- ザック・スナイダーがカメオ出演している。
- アンジェリーナ・ジョリーに出演オファーがあった。
- 『ワンダーウーマン』の主題歌・挿入歌
- 乃木坂46「女は一人じゃ眠れない」
- Sia「To Be Human」
- 2WEI「Catapult」