ワンダーウーマン(DCEU)のネタバレ解説・考察まとめ
『ワンダーウーマン』とは、2017年にアメリカで制作された実写映画。監督はパティ・ジェンキンス。
アメリカンコミックであるDCコミック『ワンダーウーマン』シリーズを原作としている。
女性だけが住む島、セミッシラで育ったアマゾン族の王女であり屈強な戦士であるダイアナは偶然「外の世界」からやってきたパイロット、スティーブ・トレバーを救出する。第一次世界大戦の最中、ダイアナは悲惨な戦いの元凶は神アレスと確信し、トレバーと共に「外の世界」へ旅立つ。
スティーブと行動を共にする民兵、ピアノと狙撃が得意。戦争により心に傷を負っている。
酋長(演:ユージーン・ブレイブ・ロック)
大柄なネイティブアメリカンでスティーブと行動を共にする。密輸を生業としており前線の戦闘員からは面識があり信頼されているようである。
エッタキャンディ(演: ルーシー・デイヴィス)
スティーブの秘書でロンドンでダイアナの身の回りの世話をした。婦人服売り場の下着を見たダイアナが「これが身を守る防具になるのか?」と尋ねると「これこそ女の武器よ。」と受け答える。
メナリッペ(演:リーサ・ローヴェン・コングスリ)
アマゾン族の戦士の一人。アンティオペの副官として彼女をサポートする。槍と弓矢でドイツ軍と戦った。
アレス
ギリシャ神話の軍神アレースがモデルとなっている。神々の王ゼウスの息子であり戦争の神。ゼウスと戦うが敗北し闇の世界に姿を消した。ゼウスが自身に似せて作った人間は所詮「出来損ない」でしかないと人間を滅亡させゼウスへの再度の反乱を企てる。ダイアナらアマゾン族はいつかアレスが姿を現すことを危惧していた。
『ワンダーウーマン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
ドイツ軍との戦い
娯楽大作にふさわしく魅力的なアクションシーンが満載のワンダーウーマン。冒頭、セミッシラ島海岸線でのドイツ軍との戦闘でアマゾン族は剣と弓を使い近代兵器とも渡り合うことが出来るが不死身ではないことを観客に説明する。荒涼とした戦場でドイツ軍との戦い。ここでダイアナはついにワンダーウーマンの衣装を全開にしてドイツ軍の銃弾の中を疾走し、イギリス軍を奮闘させる。泥と爆炎の中でダイアナが苦戦しつつドイツ軍に立ち向かうシーンは、困難に立ち向かう一人の戦士でもあり、「強くなろうとする女性の姿」でもあることを強くアピールしている。
スティーブとのロマンス
「外の世界」を知らず純真で理想主義者であるダイアナにスティーブは人間の持つ愚かさ、醜さを説明する。困惑するダイアナは徐々に世界の現実を理解するものの、人間の善なる部分を信じるスティーブに心惹かれる。戦闘により小さな町をドイツ軍から解放した夜、二人は静かにダンスを踊る場面は本作の持つダイアナの成長物語の重要なパートである。
うなされるチャーリー
スティーブとダイアナがドイツ軍前線を目指す途中、仲間のチャーリー、酋長、サミーアと合流する。キャンプの夜寝ていたチャーリーが突然「助けてくれ」と叫びだす。彼は戦争で心に深い傷を負っていた。心配して手を差し出すダイアナに対して「ほっといてくれ!」とその場を離れるチャーリー。戦争に勝ったとしても心の傷は癒えない。近代戦争が大規模で凄惨なものとなったことを説明しているこの場面は本作品を単なる娯楽作品で終始させぬようなアクセントとなっている。
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目次 - Contents
- 『ワンダーウーマン』の概要
- 社会現象としてのワンダーウーマン
- 『ワンダーウーマン』のあらすじ・ストーリー
- 閉ざされた世界のワンダーウーマンことダイアナ
- 外の世界へ
- 最前線へ
- 真の敵
- 取り戻した平和と新たなる戦い
- 『ワンダーウーマン』の主な登場人物・キャラクター
- ダイアナ / ワンダーウーマン(演:ガル・ガドット)
- スティーブ・トレバー(演:クリス・パイン)
- エーリヒ・ルーデンドルフ総監(演:ダニー・ヒューストン)
- パトリック・モーガン卿(演:デヴィッド・シューリス)
- アンティオペ将軍(演:ロビン・ライト)
- ヒッポリタ女王(演:コニー・ニールセン)
- イザベル・マル博士 / ドクター・ポイズン(演:エレナ・アナヤ)
- サミーア(演:サイード・タグマウイ)
- チャーリー(演:ユエン・ブレムナー)
- 酋長(演:ユージーン・ブレイブ・ロック)
- エッタキャンディ(演: ルーシー・デイヴィス)
- メナリッペ(演:リーサ・ローヴェン・コングスリ)
- アレス
- 『ワンダーウーマン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ドイツ軍との戦い
- スティーブとのロマンス
- うなされるチャーリー
- キャンディに剣を預けるダイアナ
- 「全ての戦争を終わらせる戦争だ」
- 「留まったら私は何になるの?」
- 「私は大昔にそれを思い知らされたわ。」
- 『ワンダーウーマン』の用語
- セミッシラ島
- アマゾン族
- ゴッドキラー
- 真実の投げ縄
- 盾と腕輪
- ティアラ
- 近代兵器
- 『ワンダーウーマン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- コミック版 ワンダーウーマン
- テレビシリーズの実写版『ワンダーウーマン』
- 主演のガル・ガドットはオーディションの内容を知らなかった。
- スーパーマンのオマージュ?
- ザック・スナイダーがカメオ出演している。
- アンジェリーナ・ジョリーに出演オファーがあった。
- 『ワンダーウーマン』の主題歌・挿入歌
- 乃木坂46「女は一人じゃ眠れない」
- Sia「To Be Human」
- 2WEI「Catapult」