BLEACH(ブリーチ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『BLEACH』とは、久保帯人が生み出したバトルアクション漫画。愛称は『鰤』。死神をテーマにした作品は現代において珍しく、また既存の死神のイメージを打破するようなキャラクター設定や世界観が多くの読者を魅了した。多種多様な能力や奥深い設定、独特なセリフなどが本作の魅力となっており、連載が終了した今でもなお、根強い人気を誇っている。そこでここでは、多くのファンの心を掴んだ名言・名セリフや名シーン・名場面を一覧で紹介していく。

「だから俺は みんなを護っててめえと戦うんだよ」

『死神代行消失篇』で、かつて死神代行として戦っていた銀城から、護廷十三隊と死神代行の真実を聞かされる一護。十三番隊の浮竹からもらった代行証は死神代行の証などではなく、死神の力を持つ人間を監視し、護廷十三隊にとって危険と判断されたときに始末できるようにするものだった。その事実を聞いても、一護は銀城の味方に付くことを選ばなかった。
浮竹から代行証をもらってすぐ、一護は代行証が他に死神に通用しないことを知って違和感を覚えた。そして、浮竹が嘘をついていたことにも気が付いていた。しかし一護は、浮竹が一護を騙そうと思ったなら、絶対に気付かれない嘘を簡単につけたことにも思い至る。浮竹はわざと一護に自分の嘘を気づかせ、一護に力の使い方を選ぶように仕向けたのだ。
一護はずっと、大切な人たちや弱い人たちを守るための力がほしかった。浮竹はそんな一護に力の使い方を選ばせ、そしてルキアたちは一護に死神の力を取り戻させてくれた。自分の選択と仲間の後押しを得た結果、一護は「だから俺は みんなを護っててめえと戦うんだよ」と言って、大切な人たちを守るために銀城と戦うのだった。

朽木ルキア(くちき ルキア)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「朽木家に拾われて四十余年 あの人は一度だって 私を見てくれたことはないよ」

白哉に対するルキアの心情。ルキアは白哉のことを「朽木家に拾われて四十余年 あの人は一度だって 私を見てくれたことはないよ」と話している。白哉はルキアの姉を妻に迎え、ルキアを養子にすることで2度も掟を破っており、「掟を破るのはこれが最後。これより先は必ず守り抜く」と父母の墓前で誓いを立てている。そのせいでルキアに対しては冷淡とも思える態度をとっていたが、実際はルキアのことを誰よりも気遣っている。

「私が救ったのは 私自身だ」

虚と融合してしまった副隊長の志波海燕を殺すことになってしまったルキア。志波海燕はルキアにお礼を言って亡くなるが、ルキアは「私が救ったのは 私自身だ」と罪悪感を抱えていくことになる。

「恐ろしくはない 私は良く生かされた」

ルキアは死神の力を人間へ譲渡した罪で処刑されそうになる。その際、ルキアは「恐ろしくはない 私は良く生かされた」と、今までかかわった人々への感謝を述べた。ルキアの覚悟が見て取れる。

「内なる虚が恐ろしければ それすら叩き潰すまで強くなればいい 他の誰が信じなくとも ただ胸を張ってそう叫べ!」

尸魂界から帰還した一護は、突如襲撃してきた新たな敵、破面と戦った。虚と死神の力を併せ持つ破面たちは、死神を凌駕するほどの力を持っており、一護はなすすべなく敗北した。その場に居合わせた仲間たちも瀕死の重傷を負い、自信を無くしてしまう。一方、尸魂界は破面の現世襲来を深刻な事態と捉え、護廷十三隊の死神を現世に派遣する。その中には、一護に死神の力を与えたルキアもいた。現世で一護と再会したルキアは、肩を落とす一護を連れ出し、虚と戦わせる。腑抜けてしまった一護の姿を見たルキアは、彼に喝を入れるのだった。

尸魂界での闘いの時点で、一護の中に虚が存在することが明らかになった。そのことが一護の心に迷いを生み、虚でありながら死神の力を手にした破面を前にして、動揺する。その動揺が、結果的に敗北につながり、仲間を傷つけることになった。そのことを気に病んでいた一護を立ち直らせた言葉である。

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黒崎一護(くろさき いちご)・阿散井恋次(あばらい れんじ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「ただ俺の魂にだ!!!!」

六番隊副隊長阿散井恋次、十一番隊隊長更木剣八を次々と撃破した黒崎一護だが、その先の戦いに勝利し、ルキアを助けるためには斬魄刀による戦いの奥義である卍解が必要だった。蒲原喜助と旧知の仲である四楓院夜一の下で修業に取り掛かる一護。同時刻、ルキアを助けると決意した恋次は、ルキアの兄であり直属の上司である六番隊隊長朽木白哉と交戦する。白夜はルキアが裁かれることを望んでいた。恋次は卍解を使い、白哉に挑むが、彼の強さの前に苦戦を強いられ、深手を負う。それでもなお、闘志を燃やす恋次に対し、白哉はどうしてそうまでしてルキアを助けたいのかと尋ねる。一方、卍解を会得するため、一護は自身の斬魄刀である斬月と戦うが、苦戦する。期限が刻々と迫る中、斬月もまた、一護にルキアを助けることに固執する理由を問う。一護と恋次は、投げかけられた問いに、他の誰でもなく、自分の魂に誓ったからだと答えるのであった。

刃を交えて以降、一護と恋次はライバル関係になる。そんな二人が、離れた場所にいながら、同じ言葉を口にするという熱い展開を見せた名言である。

阿散井恋次(あばらい れんじ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「戦場での命の気遣いは戦士にとって侮辱だぜ」

織姫救出のため虚圏に乗り込み、十刃との戦いに挑む一護、恋次、ルキア、チャド、石田。5手に別れて行動しようと提案するルキアに対し、誰かが倒れることを危惧した一護が反対する。すると恋次が「戦場での命の気遣いは戦士にとって侮辱だぜ」と言って一護を諫める。どんなときでも仲間を守ろうとしてしまう一護に対し、戦士として仲間を信じる姿勢を示した。

「女を手に掛ける男は屑だ。屑になって生き延びるのは死んだも同然なんだよ」

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