BLEACH(ブリーチ)の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ
悪霊を狩る死神たちと、世界を意のままにせんとする者たちが繰り広げる熾烈極まる戦いに巻き込まれた高校生の少年と仲間たちの活躍を描いた人気漫画『BLEACH』(ブリーチ)には、壮絶な過去を持つキャラクターが何人も登場する。
愛する者との離別あり、強過ぎることが理由の孤独あり、世界の根幹にかかわる出自ありと様々で、その過去が現在の彼らを作るに十分納得できる土台となり、物語の説得力を劇的に増す要素となっている。ここでは、特に壮絶な過去を持つ『BLEACH』のキャラクターたちを紹介する。
『BLEACH』(ブリーチ)の概要
『BLEACH』(ブリーチ)とは、悪霊を狩る死神たちと、世界を意のままにせんとする者たちが繰り広げる熾烈極まる戦いに巻き込まれた高校生の少年と仲間たちの活躍を描いた、久保帯人による少年漫画。
2001年に連載が開始されるなり、圧倒的な画力、緻密に作り込まれた世界観、秀逸なネーミングセンスで多くのファンを獲得。国際的な人気作品へと成長し、アニメ、ゲーム、映画、果ては実写と様々なメディアミックスを果たした。
高校生の黒崎一護(くろさき いちご)は、ある日悪霊に襲われ、これを狩るために現れた朽木ルキア(くちき ルキア)に救われる。この時深手を負ったルキアから死神としての力を借り受けた一護は、“死神代行”として悪霊を狩るようになる。
一護が死神代行となったのを皮切りに、彼の周りには悪霊と戦う力を持つ者たちが集い始める。ルキア以外の死神とも関わるようになった一護は、世界を意のままにしようとする大敵と対峙していく。
壮絶な過去について
『BLEACH』には、壮絶な過去を持つキャラクターが何人も登場する。
身内との軋轢あり、愛する者との離別あり、強過ぎることが理由の孤独あり、世界の根幹にかかわる出自ありと様々で、その過去が「なぜこんな性格の人物になったのか」という現在の彼らを作るに十分納得できる土台となり、キャラクターの魅力と物語の説得力を劇的に増す要素となっている。
ここでは、特に壮絶な過去を持つ『BLEACH』のキャラクターたちを紹介する。
壮絶な過去を持つ主要登場人物・キャラクター
黒崎一護(くろさき いちご)
主人公。高校2年生の少年で、生まれつき悪霊を見ることができた。ある時虚(ホロウ)と悪霊に襲われ、それを庇って深手を負ったルキアから死神としての力を借り受け、“死神代行”として戦い始める。
父が死神、母がその死神と敵対してきた滅却師(クインシー)という血族の出身と、出自そのものに大きな秘密がある。さらに母は虚の影響を受けており、死神、滅却師、虚の力を受け継ぐこの世で唯一の稀有な存在。その希少性と未知の力を発揮するかもしれないという可能性から、物語中盤の大敵となった藍染惣右介(あいぜん そうすけ)から注目された。
黒崎一護(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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黒崎一護(くろさきいちご)とは『週刊少年ジャンプ』で連載していた『BLEACH』の主人公で、死神代行。ある時、家族を虚(ホロウ)から守るため、死神の朽木ルキア(くちきるきあ)から死神の力を譲り受け危機を打破。それ以降は死神代行として活動する。「尸魂界篇」「破面篇」では自らに虚の力が宿っていることを知り、破面篇での戦いで死神の力を失うことになるが「死神代行消失篇」で完現術(フルブリング)を会得し、戦う力を得る。「千年血戦篇」では虚の力だけではなく滅却師であった母の力も受け継いでいたことが判明した。
朽木ルキア(くちき ルキア)
護廷十三隊(ごていじゅうさんたい)という組織に所属する死神の少女。虚を追って現世に渡り、そこで襲われそうになっていた一護を庇って負傷。戦えなくなった自分の代わりに一護を死神代行に仕立て、彼を後見する。物語途中で復帰し、以降は一護の戦友としても活躍した。
新人だった頃、志波海燕(しば かいえん)という先輩の死神の世話になっていた。しかし虚に妻を殺された海燕が、その仇を討とうとするも返り討ちに遭う様を目の前で見るという衝撃的な経験をする。海燕を死なせてしまったこと、彼を助けられなかったことはルキアにとって忘れられない心の傷となっており、それを敵に付け込まれたこともあった。
朽木ルキア(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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朽木ルキア(くちきるきあ)とは『週刊少年ジャンプ』で連載していた『BLEACH』の登場人物で準主人公である。護廷十三隊十三番隊に所属している。死神代行篇で主人公である黒崎一護(くろさきいちご)に出会い、窮地を脱するために一護に自身の霊力を譲渡し死神化させた。重罪である人間への力の譲渡を犯してしまったことが尸魂界に知れ渡り、義理の兄である朽木白哉(くちきびゃくや)に連れさられる。一護らによって救出されたルキアはその後、一護と共に破面や滅却師との戦いを経て、千年血戦篇の後には隊長になった。
井上織姫(いのうえ おりひめ)
一護のクラスメイト。中学生の頃から友人として交流があり、一護に好意を抱いているが、今の関係が壊れることを恐れて長いこと言い出せずにいた。
DVを繰り返す親の下に生まれ、兄と共に幼くして親元を離れる。しかしその兄も自分が中1の時に事故死するという悲劇に見舞われ、現在は親戚からの援助を受けつつ独り暮らししている。
あまりに陰惨な過去であるため、アニメ版では「幼くして家族に捨てられた」という形に変更されている。
井上織姫(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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井上織姫(いのうえおりひめ)とは、久保帯人により連載されたバトルアクション漫画『BLEACH』に登場するキャラクター。主人公である黒崎一護(くろさきいちご)のクラスメイトで、彼に想いを寄せる本作のヒロイン。
あらゆる事象を”拒絶”する能力「盾舜六花(しゅんしゅんりっか)」を有する。
死神と化した黒崎一護との接触をきっかけに能力に目覚め、物語序盤から終盤にかけて登場人物たちをサポートする。
最終回にて一護への愛が成就し、結婚して息子の黒崎一勇(くろさきかずい)を授かった。
石田雨竜(いしだ うりゅう)
一護の友人。滅却師の血を引く少年で、当初は死神の力を振るう一護のことを敵視していたが、戦いの中で強い絆で結ばれていき無二の戦友となっていった。
祖父の石田宗弦(いしだ そうげん)を尊敬し、滅却師としての師ともしていたが、虚との戦いでこれを失う。この際、死神たちが祖父をあえて助けようとしなかったことが、死神を嫌う今の石田の人格を形作った。しかし一護のことはその力も人柄も認めるようになり、「死神に関わるな」と父に命じられた時も「一護は“死神代行”であって死神ではない」という理屈を持ち出して協力を続けている。
石田雨竜(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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石田雨竜とは、『BLEACH』に登場する滅却師(クインシー)の少年で、主人公・一護の友人。死神との戦いでほとんどの滅却師が死亡した後の数少ない生き残りとされていた。冷静沈着な頭脳派で滅却師としての誇りが強く、一護とは衝突しがちだが最終的には腐れ縁のような仲になる。「金にならない」と言って滅却師の仕事を毛嫌いする父に反発し、祖父に師事した。そのため父と同じ医者にはならないと言っていたが、最終的には和解し、医者になって父の病院に勤めることになった。
茶渡泰虎(さど やすとら)
一護の友人。通称チャド。祖父はメキシコ人で、日本人離れした屈強な体格の持ち主。死神としての力を得た一護の近くにいたことで、その影響を受けて「悪霊を見る力」と「悪霊を殴る拳」を手に入れ、彼と共に戦うようになる。
子供の頃はその体格と腕力に物を言わせて気に入らない相手にはすぐ暴力を振るっていたが、祖父にそれを諭されてからは「自分のために力を使わない」と誓う。その後不良たちに絡まれ、誓いを守るために一方的に暴行されていたところを一護に助けられ、以後彼のためなら命を懸けてでも戦うことを決めている。
作中ではその決意の通りに一護のためにのみ力を振るい、新たな友人となった石田とも抜群のコンビネーションを見せている。
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