護廷十三隊(BLEACH)の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

人気漫画『BLEACH』(ブリーチ)に登場する死神たちの実働部隊「護廷十三隊」(ごていじゅうさんたい)には、壮絶な過去を持つキャラクターが多数存在している。
世界を守るために無数の敵を焼き尽くした山本元柳斎重國。愛する妻を失い運命を狂わせていった朽木白哉。届かぬ敬愛を静かに秘める京楽春水。恩人のために自らの全てを投げ捨てた東仙要。果ては世界を意のままにせんと数百年前から暗躍していた藍染惣右介。多様な過去の物語が作品を盛り上げた。護廷十三隊の中でも特に壮絶な過去を持つキャラクターを紹介する。

『BLEACH』(ブリーチ)の概要

『BLEACH』(ブリーチ)とは、悪霊を狩る死神たちと、世界を意のままにせんとする者たちが繰り広げる熾烈極まる戦いに巻き込まれた高校生の少年と仲間たちの活躍を描いた、久保帯人による少年漫画。
2001年に連載が開始されるなり、圧倒的な画力、緻密に作り込まれた世界観、秀逸なネーミングセンスで多くのファンを獲得。国際的な人気作品へと成長し、アニメ、ゲーム、映画、果ては実写と様々なメディアミックスを果たした。

高校生の黒崎一護(くろさき いちご)は、ある日悪霊に襲われ、これを狩るために現れた朽木ルキア(くちき ルキア)に救われる。この時深手を負ったルキアから死神としての力を借り受けた一護は、“死神代行”として悪霊を狩るようになる。
一護が死神代行となったのを皮切りに、彼の周りには悪霊と戦う力を持つ者たちが集い始める。ルキア以外の死神とも関わるようになった一護は、世界を意のままにしようとする大敵と対峙していく。

護廷十三隊(ごていじゅうさんたい)について

護廷十三隊とは、尸魂界(ソウル・ソサエティ)という現世と霊界の間にある世界を拠点とする死神たちの実働部隊。ルキアもここの十三番隊の所属である。
虚と戦い、これを霊界に送り込むのが主な任務だが、作中では世界を意のままにしようと目論む巨悪を相手に凄絶な死闘を繰り広げた。

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壮絶な過去について

「護廷十三隊」には、壮絶な過去を持つキャラクターが多数存在している。
世界を守るために無数の敵を焼き尽くした山本元柳斎重國。愛する妻を失ったことで運命を狂わせていくこととなった朽木白哉。兄嫁だった女性への届かぬ敬愛を静かに胸に秘める京楽春水。恩人のために自らの全てを投げ捨てた東仙要。果ては世界を意のままにしようと目論み数百年前から暗躍していた藍染惣右介と、彼に従うふりをしてその命を狙う市丸ギン。

時期もタイプも様々な過去は、時に複雑に絡み合って因縁となり、キャラクターの魅力の一端となって物語を大いに盛り上げた。ここでは、護廷十三隊の中でも特に壮絶な過去を持つキャラクターたちを紹介する。

『BLEACH』(ブリーチ)の壮絶な過去を持つ護廷十三隊のメンバー

一番隊

山本元柳斎重國(やまもと げんりゅうさい しげくに)

護廷十三隊の一番隊隊長にして総隊長。1000年前に護廷十三隊を立ち上げた人物で、恐るべき力とカリスマであまたの猛者を率いる最強の死神。
現世、霊界、そして尸魂界の安定のため、護廷十三隊が結成したばかりの頃は“世界すら焼き尽くす”とされる己の力を存分に振るっていた。「敵」と判断すれば一切の容赦無くこれを滅ぼすことで、対峙した者たちに恐怖と戦慄を与え続ける。何より脅威とされたのが、敵に対する狂気じみた苛烈さだった。

世の脅威となる者をあらかた倒した後は、世界の安定のために務める。かつて敵として戦った滅却師(クインシー)の王ユーハバッハは、「今の山本は丸くなった」と評してもはや脅威にならないと判断している。

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二番隊

砕蜂(ソイフォン)

護廷十三隊の二番隊隊長。隠密機動の総司令官という立場でもあり、スピードに関しては護廷十三隊でも随一を自負している。
先代の二番隊隊長である四楓院夜一(しほういん よるいち)を敬愛していたが、彼女は謀略で罪人に仕立てられた恋人の浦原喜助(うらはら きすけ)を救うために立場を捨てて尸魂界から脱走。夜一がそうせざるを得なかった事情を知らなかったこともあり、「裏切られた」と怒りと憎悪を募らせ、彼女を超えるために修行に励んできた。
一方、夜一に対しては今も内心で敬意を抱き続けており、「なぜ自分も連れて行ってくれなかったのか」という言葉を漏らしている。夜一に対する怒りと憎悪も、「自分だけ捨てられた」という想いと、「二番隊の他の死神たちのためにも、自分が裏切り者の夜一を許すようなことがあってはならない」という生真面目さの裏返しという面がある。

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三番隊

市丸ギン(いちまる ギン)

護廷十三隊の三番隊隊長。物語に登場した頃から不穏な言動を繰り返し、不当な形で死罪を申し付けられたルキアの処刑の準備を淡々と進めていく。実は裏で藍染惣右介とつながっており、護廷十三隊の死神たちを欺くためことさら露悪的に振る舞っていた。
流魂街(るこんがい)という尸魂界の貧民街出身で、松本乱菊(まつもと らんぎく)とはその頃から交流のある幼馴染。彼女のことを自分以上に大切な存在だと認識していたが、ある日乱菊が不審な男に魂の半分を切り裂かれるところを目撃する。これは藍染が自身の野望を実現するための実験の一環として行ったことだった。

「この男が乱菊の魂の半分を奪った、絶対に取り返してやる」と心に決め、その隙をうかがうために藍染に接近。彼の下で過ごす中でその野望と藍染自身がいかに危険な存在かを理解し、「世界のために、何より乱菊のために、なんとしてもこの男を倒す」と決意し、忠実な部下を演じて様々な悪事に加担しながら牙を研ぎ続けた。
十分な勝機を確保した上でついに反旗を翻すも、運は藍染に味方してトドメを刺すには至らず、そのまま返り討ちにされる。死の間際、乱菊に向って謝罪の言葉を残している。

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四番隊

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