現状を打破したい人へ勇気を与えてくれます。
まず第一に音楽全体を通してインパクトが強く、気持ちを高めてくれるのが印象に残っています。ミュージカル映画なためメッセージ性が強い歌詞なのはもちろん、その歌詞にも感動し曲調もよくメロディーが頭から離れません。
次に全体を通してのストーリー性です。ヒュー・ジャックマン演じるP.Tバーナムの人生の序盤、決して豊かな暮らしではなかったものの家族とは幸せに暮らしています。それは憧れでもあり、私たちもお金ではない幸せを忘れてはいけないのだという事を思わせてくれました。最終的には華やかに終わりを迎えますが、あくまでも家族との幸せというものが描かれています。
上記ではストーリー全体の感想を書きましたが、バーナムの野心に燃えるプロセスストーリーにも目が離せません。見終わった後は「あ、仕事辞めよ」と思った人は私だけではないはずです。序盤の貧しい家庭からサーカスを成功させるために、様々な人と出会い、様々な手をつくして成功へと導きます。しかしそのサーカスの団員として集まった人々は、髭のある巨漢な女性や身長の低い男性等々、世間では醜いと言われてしまっている人たちでした。人は誰しもコンプレックスを抱えている中で、バーナムのサーカス団の仲間たちは、どの様に自分を表現し人々魅了していくのかにも注目して欲しいポイントです。