劇中歌のクオリティーの高さに圧巻。
P・T・バーナムという実在した人物をヒュー・ジャックマンが演じています。
ストーリーは比較的シンプルで、深く考えさせられるといった内容とまではいかず、さらにミュージカル映画ということも影響しているのか、話の流れのテンポがとても早い為、少し戸惑うところがありました。
ただ劇中に出てくる曲1つ1つのクオリティーはとても高いです。
ヒュー・ジャックマンやザック・エフロン、ゼンデイヤ他キャストの歌唱力やパフォーマンスは圧巻です。ヒュー・ジャックマンは『X-MEN』のウルヴァリンのイメージが強かったのですが、ここまで歌唱力が高く、またダンスも踊ることが出来るということに驚かされました。ザック・エフロンについては『ハイスクール・ミュージカル』シリーズで歌って踊れるというイメージは元々ありましたが、この映画を観て、歌唱力は更にアップしており、また大人の男性としての色気が滲み出ている印象を受けました。
また各キャストの歌唱力だけでなく、1曲1曲の細かい演出もオリジナリティに溢れ思わず引き込まれてしまうものばかりでした。
この映画はストーリーの完成度よりも、クオリティーの高い劇中歌を楽しむことができるという点でお薦めです。