グレイテスト・ショーマン / The Greatest Showman

グレイテスト・ショーマン / The Greatest Showman

『グレイテスト・ショーマン』とは、2017年公開のアメリカのミュージカル映画である。監督はマイケル・グレイシー、主演はヒュー・ジャックマン、そのパートナーをザック・エフロンが演じた。
物語は、19世紀アメリカに実在した興行師P.T.バーナムの話を元に、彼の創設したサーカス団やその成功を描いている。彼の立ち上げたサーカス団はいわゆるフリーク・ショーであり、サーカス団員らの差別に立ち向かう姿勢や希望や夢も描かれている。
ミュージカルナンバーやダンスシーンが話題となっており、映画の音楽はベンジ・パセックとジャスティン・ポールが手掛け、多くの楽曲が人気となった。その中には「This Is Me」や「A Million Dreams」など、感動的なメロディと力強い歌詞が特徴的な曲がある。
本作品のサウンドトラックは、全英アルバームチャートで6週連続1位を獲得したり、日本でもオリコン1位を獲得したりするなど世界的にヒットした。
また、ゴールデングローブ賞の映画の部の主題歌賞を受賞したり、その他の数々の賞にノミネートされた。

hdn46のレビュー・評価・感想

グレイテスト・ショーマン / The Greatest Showman
9

誰でも楽しめる王道成り上がりストーリー

先が読めて何が悪い?ストーリーは王道。それだけわかってればあとは映像と音と歌で圧倒されるだけ。
当時の時世としては受け入れられないようなヒトや人種を集め、それぞれの個性を生かすような見世物小屋を興し、これまでにないショーを見せる。中々に進歩的な思考を持った人物が主人公のPTバーナム(ヒュー・ジャックマン)。そのバーナムの半生を描いた物語。
人間の醜さ。軋轢。嫉妬。差別。その時代の社会問題にぶつかりながらも、それぞれの思いや気持ちを歌として表現する。ただただ圧倒されます。
特にレティ達の「This is me」は圧巻です。それぞれの思いや気持ちを乗せた歌が津波のように押し寄せます。私は涙が抑えられませんでした。Youtubeにリハの映像もあり、こちらも必見です。
個人的に一番好きなシーンはバーナムとフィリップ・カーライル(ザック・エフロン)の酒場でのシーン。バーナムがカーライルを勧誘するくだりですが、言葉の掛け合いからの曲への派生。効果音やリズムは全て酒場に置いてあるものでまかないます。二人の掛け合いではありますが、一番の功労者は酒場のマスターです。二人の間の絶妙な効果音やリズムを取ってるのは全てこのマスター。
この作品を最高ですが、正直この酒場のシーンだけでも私は満足でした。レティのシーンも胸が熱くなりますが、酒場のシーンは必見です。