夢・愛・勇気…元気をもらえる最高のミュージカル映画
19世紀に実在した興行師P・T・バーナムが成功をつかむまでを描いたミュージカル映画。
あのヒット映画「ラ・ラ・ラランド」と同じ音楽スタッフが作成していると聞き、期待は膨らんだ。
この映画でまず感じることは、バーナム氏を演じる主演ヒュー・ジャックマンの演技が最高だということ。とにかく彼の色気たっぷりで洗礼された動きをみているだけでワクワクするのだ。
物語は彼の幼少期からスタートするが、貧しい生い立ちで苦労も多いのにとにかく前向きで元気を貰える。彼の妻チャリティも彼の夢を応援し良きサポート役で、かわいい娘たちと慎ましく暮らしていた。
紆余曲折あり彼はサーカス一団を作る。メンバーは小人症の男性や狼男、髭が生えた大女など個性たっぷり。世間からの差別と戦いながらも次第に成功を収めていく姿には感動を覚える。
成功を収めた彼は、さらなる成功を求め始める。社交界への進出だ。相棒フィリップの力でヴィクトリア女王の謁見を果たすことにも成功するが、そこでスウェーデン出身の歌姫・ジェニーと出会う。ここからバーナムの運命は大きく変わっていく。
この映画の一番の見どころは、何と言っても音楽である。髭女を演じたカーラ・セトルの「THIS IS ME」は差別されながらも「これが自分なのだ」という強い意志を持つ様子に胸を打たれる。
ミュージカル映画が好きなら、必ず見るべき最高の映画といえるだろう。