華やかしいミュージカル映画
1800年代という世界観、そして異様な目を向ける人々の反応を逆手にとった彼。
夢を追いかけ、苦悩を恐れずそれすら楽しいと考えているようなポジティブまっしぐらだった主人公の映画です。
思ったより本編の時間も短く、歌だけの表現ではなくちゃんとセリフの立ち回りもありました。
なのでセリフで演技されている間にひと呼吸おいて休憩。
セリフのパートが無く全てに曲が載っていたら、感動しっぱなしでずっと泣いていたと思います。
映画の中盤、ヒュー・ジャックマン演じる主人公が相棒になるザック・エフロンと出会い、仕事の話を持ちかけた際の二人の一曲。これが本当に最高でノリノリになれました。逆に、この曲以外は全て泣いてました(笑)
夢を追いかける歌、夢を諦めず子供達と頑張る、生きる歌、相棒との曲、全力で歌う歌姫やここにいるんだと叫ぶ人々、色々な曲があり全てが最高のものでした。
見終わってから伝記映画であったと知ったけれど、全編通しての感想は悪いところなど一つもなく。
個人的には最高が過ぎて照明がついた瞬間現実に戻ってきた感覚も、目の前で本当に素晴らしいショーを見せていただけた!と感じだもの。
ただ、後に彼について調べましたが、今回の映画とはとても醜いものを素晴らしく美しいものとしてみせてくれるんだなとも思いました。評価が賛否両論わかれているという点も理解できます。
…が、ただの伝記映画ではなくあくまでも「ミュージカル映画」として楽しむには本当に素晴らしい作品だと思います。
映像、演出、音楽、本当に最高でした!