ユーディーのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士〜(A4)のネタバレ解説・考察まとめ
2002年にガストより発売されたPlayStation 2用ソフト。『アトリエシリーズ』の4作目になる。
前作「リリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士3〜」から後の時間軸になっており、『ザールブルグシリーズ』との繋がりがいくつか見られる。
後の2010年に新しい要素が追加されたリメイク作品が発売される。
錬金術の失敗で未来へと飛んだユーディーは元の世界に戻るため、グラムナートを奔走する。
『ユーディーのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士〜』の登場人物・キャラクター
ユーディット・フォルトーネ
CV:神田理江
本作の主人公。通称:「ユーディー」と呼ばれる。
数年前に親を亡くし、形見であり親が経営していた魔法の薬屋を受け継ぎ経営を行っていた。
使うと一時的に時間を止めることのできるアイテム「竜の砂時計」を目玉商品として店を切り盛りしており、ある日、大量の注文を受けてまとめて調合しているところへ、自分の髪が入ってしまい大爆発をしてしまう。気づいたときには時を超えており、得意の錬金術を使い金策をしながら元の時代に帰還する方法を探す日々を送ることになる。
人あたりがよく、明るく活発な性格ながらおっちょこちょいな所がある性格。そのせいで行く先々で騒動を巻き起こことから「嵐の風雲児」「爆弾魔」と呼ばれることがある。
時を超えたこの地方では服装と錬金術が珍しく、奇異の目で見られることがある。
常に相棒のオウム「フィンク」を連れまわしており、憎まれ口を言い合うくらい仲が良い。
ヴィトス・ロートス
CV:伊藤浩資
グラムナートを股にかける「高利貸し」。
時を超えたユーディーが最初に出会った人物。ユーディーの突拍子もない話を信じ、先立つものとして金を貸す。
グラムナート一の金貸しになるという目標を持っており、金を貸した相手をどこまでも追いかけ容赦なく取り立てる冷徹な仕事ぶりから「鷹のロートス」と呼ばれ恐れられている。しかし、返済されなければ困る為、返す意思はあるが当てのない人間に働き先を見つけあてがうなど、相手を潰すようなことはしない。
ゲーム中で借金を返済していないと一定の期間で工房に訪れ、利子として工房内のアイテムを差し押さえられる。また、返済期間が長いと利子が膨らみ返済額が増えていく(最大元の5倍の金額)。
借金を返済していない状態で「竜の砂時計」を作成していると、作成した直後に「竜の砂時計」を持って行ってしまう。後に借金を返済すると大切なものの為返してくれる。
ラステル・ビハウゼン
CV:高橋美紀
商業の街「メッテルブルグ」に住む貴族の令嬢。
妖精などの不思議な現象を信じているロマンチストで、ユーディーの体験を信じ、ユーディーに興味を持つ。
見合いが嫌で飛び出したり、冒険に行くユーディーについて行ったりと意外と行動派な女性。
歌うのが好きで、ラステルを連れて各町を訪れることで新しい歌(戦闘スキル)を覚える。
パメラ・イービス
CV:利田優子
商業の街「メッテルブルグ」の宿屋「黒猫亭」の客室に住みついている幽霊の少女。
「黒猫亭」はパメラが住み着いていたため別名「幽霊亭」と呼ばれていた。幽霊が出ると言うことで評判も良くなく恐れられていたが、ユーディーが拠点として借り受けることでパメラと会う機会が増え、次第に親しまれるようになる。
ユーディーとは、なし崩し的に一緒に住むことになり、ユーディーの元いた時代とパメラが幽霊になった時代が比較的近く(数十年のズレはある)、話が合うため仲良くなる。
幽霊とは思えない程楽観的でのんびりした性格。幽霊になった時の記憶は忘れてしまっており、パメラ本人の事はよく覚えていない。
ゲーム中に冒険に連れていき、パメラが戦闘で戦闘不能のまま戦闘終了してしまうと成仏し、以後ゲームに登場しなくなる。
クリスタ・シュルツェ
CV:近藤光世
女神の街「アルテノルト」に拠点を持つ盗賊団シュルツェ一家の娘。
シュルツェ一家はアルテノルトでは義賊として評判は高いが、別の町では盗賊という為恐れられている。
時期当主候補であり、明るく面倒見がいい性格をしているが、周りからは「シュルツェの娘」としか見られていないことを嫌っている。そんな中、「シュルツェの娘」ではなく「クリスタ」として出自や素行を気にせず付き合ってくれるユーディーと仲良くなる。
エスメラルダ
CV:波岡晶子
修行のためグラムナート各地を渡り歩いている剣士。通称:「メル」と呼ばれる。
以前リサ周辺で、大量発生したモンスターの襲来から「リサ」の町を守ったことで「リサの女神」と敬われるようになる。
自分に厳しく他人に優しい性格をしている為、多くの人々から好かれている。年下のユーディーのことを妹のように接している。
読書家で町ではよく本を読んでいる。好きな内容は童話で女性らしいところがあるが、料理が苦手という欠点をもつ。
町では髪を解いた軽装の姿でいるが、冒険に連れていくと髪を結い上げ鎧を来た重装備になり、見た目が大きく変わる人物。
ヘルミーナ
CV:尼子真理
見聞と修行の為に旅をしている錬金術師。
過去作「エリーのアトリエ」に成長した姿で登場しており魂などを扱う危険な研究をしていたが、その様子は本作でも変わらない様子で、グラムナート各地で様々な騒動を引き起こしているらしく「魔女」と恐れられている。
高度な錬金術の知識があり、ユーディーの相談に乗ることも多く、面倒見がいい部分をもつ。
ゲーム上ではユーディーの他に唯一戦闘で錬金術アイテムを使用することのできる人物。
マルティン・クローム
Related Articles関連記事
エリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士2〜(A2)のネタバレ解説・考察まとめ
『エリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士2〜(A2)』とはガストから発売されたPlayStation用RPGゲームで『マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜』の続編である。 伝染病にかかって生死の境を彷徨っていた少女エルフィールを救ったのは、錬金術士としてして旅に出ていたマルローネという女性だった。 一命を取り留めたエルフィールはマルローネに憧れ、自分も錬金術士を目指す為にザールブルグにある錬金術の名門アカデミーの門を叩く。
Read Article
リリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士3〜(A3)のネタバレ解説・考察まとめ
『リリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士3〜』とはガストから発売されたPlayStation2用RPGゲームでアトリエシリーズの第3作目。第1作目『マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜』より前の時代が舞台。 エル・バドールという大陸から錬金術を広める為にザールブルグにやってきた主人公リリーと仲間達。 毎年城で開かれる「展覧会」に錬金術で作ったアイテムを出品し評価と資金を得ながらアカデミーの完成を目指す。
Read Article
アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜(A14)のネタバレ解説・考察まとめ
『アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜(A14)』とは、ガスト(現・コーエーテクモゲームス)により開発されたPlayStation 3用ソフトであり、錬金術をテーマにしたRPGであるアトリエシリーズ作品の第14作目となる。従来のシリーズ同様に明るさのある作風がベースとなるが、物語の舞台はかつて栄華を極めた錬金術が廃れてしまった黄昏の時代。滅びゆく世界の中で薬師の少女アーシャは錬金術を習得し、行方不明になった妹を探し出す物語を描く。
Read Article
トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士2〜(A12)のネタバレ解説・考察まとめ
『トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士2〜(A12)』とはガストから発売されたPlayStation3用RPGゲームで『ロロナのアトリエ 〜アーランドの錬金術士〜』の続編である。 アーランド共和国にあるアランヤ村という小さな漁村にロロナの弟子である少女トトリが住んでいた。トトリは幼い頃に冒険に出たまま行方不明となっている母の足取りを追う為、冒険者になることを決意する。 母との再会を夢見てトトリの冒険が始まる。
Read Article
マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜(A1)のネタバレ解説・考察まとめ
『マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜(A1)』とはガストから発売されたPlayStation用RPGゲーム。 後にイベントやエンディングが追加されたセガサターン版を始め、様々な機種に移植がされた。 錬金術士になることを目指してアカデミーで勉強していた主人公マルローネだったが、成績が悪く卒業できない状態だった。そこでアカデミーは「町で錬金術の店を経営し、高レベルのアイテムを作って提出する」という卒業試験を出す。 マルローネは店を経営しながら、5年間の卒業試験に挑むことになる。
Read Article
ロロナのアトリエ 〜アーランドの錬金術士〜(A11)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロロナのアトリエ 〜アーランドの錬金術士〜』とはガストから発売されたPlayStation3用RPGゲームでアトリエシリーズの第11作目。 後にリメイク作品が作られたり、続編とセットになったDX版が発売された。 アーランド王国の一角にある錬金術のアトリエにロロナという少女が師匠と2人で住んでいた。ある日、城から騎士がやってきて「城から出される課題を3年間達成し続けなければアトリエを取り壊す」と告げられる。ロロナは新米錬金術士としてアトリエの店主となり工房を守る為3年間の課題に立ち向かう。
Read Article
シャリーのアトリエ 〜黄昏の海の錬金術士〜(A16)のネタバレ解説・考察まとめ
『シャリーのアトリエ 〜黄昏の海の錬金術士〜(A16)』とはガスト開発の、錬金術をテーマにしたRPG『アトリエシリーズ』の作品の第16作目である。ガストは後のコーエーテクモゲームスだ。 また『黄昏シリーズ』の第3作目にあたり、完結編でもある。2014年にPlayStation 3用ソフトとして発売された。本作の主人公は「シャリステラ」と「シャルロッテ」の2人のシャリーであり、前作の『エスカとロジーのアトリエ』同様に視点が異なるストーリーが展開される。
Read Article
ヴィオラートのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士2〜(A5)のネタバレ解説・考察まとめ
2003年6月26日に株式会社ガストより発売されたPlayStation 2用ソフト。 株式会社ガストが誇る、錬金術を駆使し成長をしていくRPG『アトリエシリーズ』の外伝を除いた5作目。 前作【ユーディーのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士〜】から約25年後の世界である『グラムナート』を舞台とした作品になる。 両親に認められるためヴィオラートによる、錬金術を使用した村おこしが幕を上げる。
Read Article
メルルのアトリエ 〜アーランドの錬金術士3〜(A13)のネタバレ解説・考察まとめ
『メルルのアトリエ 〜アーランドの錬金術士3〜(A13)』とはガストから発売されたPlayStation3用RPGゲームで『トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士2〜』の続編である。 辺境の小国アールズの姫メルルは、アーランド共和国から派遣された錬金術士の少女トトリに弟子入りする。親の反対を押し切り、錬金術を学んで王国の国益向上と開拓事業に奮闘するメルル。 アーランド共和国と完全合併する5年後までに、アールズを大きく成長させていく物語である。
Read Article
エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜(A15)のネタバレ解説・考察まとめ
『エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜(A15)』とはガスト(後のコーエーテクモゲームス)開発の、錬金術をテーマにしたRPGである『アトリエシリーズ』作品の第15作目にして『黄昏シリーズ』の第2部作目にあたるPlayStation 3用ソフトである。今作の主人公は「エスカ」という少女と「ロジー」という青年の2人の錬金術士で、選んだ主人公によって視点が異なるストーリーが描かれる。
Read Article
BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣(ブルーリフレクション)のネタバレ解説・考察まとめ
『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』とは、コーエーテクモゲームスの系列会社であるガストブランドが開発したヒロイック・ロールプレイングゲームで、『フィリスのアトリエ』『よるのないくに2』に続く「ガスト美少女まつり」の第3弾ゲームタイトルとして発表された。現代日本を舞台にしており、現実世界と、人間の心や感情によってつくられた異世界「コモン」を舞台に15人の少女たちの友情と戦いが主なストーリーとして描かれている。
Read Article
アトリエシリーズ主人公の徹底解説まとめ
「アトリエシリーズ」とは、「錬金術」を題材としたRPGゲームである。発売元はコーエーテクモゲームスのガスト(旧・株式会社ガスト)。ほとんどの作品名の中に「アトリエ」という言葉が入ることから「アトリエシリーズ」と呼ばれている。主人公の多くが少女であり、作品名である「○○のアトリエ」の○○の部分に名前が入ることが多い。
Read Article
歴代アトリエシリーズまとめ
ガスト(現在はコーエーテクモ)より発売されているやりこみ系調合RPGのアトリエシリーズ。 アトリエシリーズは2、3作品ごとに世界観などが違い、それぞれ特徴も違います。 その違いをそれぞれまとめてみました。 今やシリーズ全体では20を超え、どれから始めたらいいのかわからないという人も。 そういう人の参考にもどうぞ。
Read Article
アトリエシリーズの攻略サイトまとめ
『アトリエシリーズ』では「錬金術」をテーマに様々な物語が紡がれる。『アトリエシリーズ』の中でもシステム、作風などの違いからさらにいくつかのシリーズに細分化されていて、とっつきにくく感じる人も多いが、基本的にシリーズ同士にストーリーの関連性はないため、どの作品からプレイしても問題ないようになっている。 ここでは『アトリエシリーズ』の各作品の攻略サイトをまとめた。
Read Article
岸田メルが描くアトリエシリーズのイラストまとめ【ロロナ・トトリ・メルルのアトリエ】
ゲーム『アトリエシリーズ』の中の、アーランドシリーズと呼ばれる『ロロナのアトリエ 〜アーランドの錬金術士〜』『トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士2〜』『メルルのアトリエ 〜アーランドの錬金術士3〜』の3作品ではキャラクターデザインをイラストレーターの岸田メルが担当している。ここでは岸田メルが描く、『アトリエシリーズ』のイラストをまとめた。
Read Article
《速報》「ソフィーのアトリエ」は全く新しいアトリエシリーズだった件
発売延期等があったコーエー・テクモ様の大人気ソフト「ソフィーのアトリエ」が発売されて間もないですが、その内容は過去のアトリエシリーズとは大きく異なる新シリーズでした!従来の錬金術やワールドマップの採取等のアトリエならではの要素は引き継ぎつつも、よりアトリエシリーズを楽しめるように正統進化していたのです。今回はそのポイントを、ポイントとともにまとめてみました。(ネタバレ有り)
Read Article
①「メルルのアトリエPLUS」のかわら版(新聞)は見ているだけで面白いまとめ
「メルルのアトリエPLUS〜アーランドの錬金術師3〜」では、フアナさんが作ってくれるかわら版(新聞)というものがあります。かわら版は主に、主人公ヒロインであるメルルの活動記録に、コネタやコラムなどを加えたいわゆる新聞のようなものですが、その内容は見ているだけでも非常に面白いものなのです。今回はそんな、かわら版をまとめてみました。(画像は全てうp主の自撮りです)
Read Article
②「メルルのアトリエPLUS」のかわら版(新聞)は見ているだけで面白いまとめ
「メルルのアトリエPLUS」のかわら版(新聞)①の続きです。記事や4コマ、下のコラムに至るまで、いろいろ気になるところがありますね。今回もめちゃくちゃ面白い内容が盛りだくさんです(笑)。どんな風にかわら版が作成されるか気になった方は、ぜひ本編をプレイしてみてくださいね(PS3、PSVITA)。(画像はうp主の自撮りです)
Read Article
目次 - Contents
- 『ユーディーのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士〜』の概要
- 『ユーディーのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士〜』のあらすじ・ストーリー
- システム
- フィールド
- ダンジョンマップ
- 戦闘
- 調合
- 効果と品質
- 時間
- 拠点
- 『ユーディーのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士〜』の登場人物・キャラクター
- ユーディット・フォルトーネ
- ヴィトス・ロートス
- ラステル・ビハウゼン
- パメラ・イービス
- クリスタ・シュルツェ
- エスメラルダ
- ヘルミーナ
- マルティン・クローム
- アデルベルト・ホッカー
- コンラッド・イオ
- ボーラー・クヴェレ
- スフィア
- 『ユーディーのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士〜』のアイテム
- はぐるま草
- クラフト
- エリキシル剤
- ケルンズノット
- 竜の砂時計
- リメイク
- ユーディーのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士〜 囚われの守人