ファイナルファンタジーIX（FF9）のネタバレ解説・考察まとめ

黒魔道士の少年。
トレノ東の洞窟でクワンに拾われ、育てられる。
ジタンたちに出会い、共に旅をすることで、気弱な性格だったが心の強さを手に入れ、自らの出生に関わる衝撃的な事実も乗り越える。

実はビビは初期に作られた戦闘用に作られた黒魔導士型戦闘用人形であった。
魔法の出力自体は後継機に劣るが、その分活動していられる時間が長くなっている。

エンディングにて「停止」してしまうが、その前に自分と旅してきた仲間たちへの感謝と、命と、生きることの意味を教えてくれたことを、自身のモノローグで語っている。
その思いは、ビビの子供達（後継機）に受け継がれている。

アデルバート・スタイナー

アレクサンドリア王国男兵騎士団プルート隊の隊長。33歳。

実直で真面目で頑固な性格で、主人に対しては忠誠を尽くす典型的な騎士。
盗賊であるジタンを下に見ており、最初の頃は忌み嫌っていた。
その後、ガーネットを守るために必死のジタンを認め、仲間意識に目覚める。

女将軍ベアトリクスとは、互いに対立していたが、後に互いに恋心を寄せるようになる。

フライヤ・クレセント

ブルメシアの女竜騎士。21歳。
ネズミ族の亜人であり、落ち着いた雰囲気の美貌の持ち主である。
旅に出た恋人・フラットレイを追って旅をしていた。
そのフラットレイと再会するが、彼は記憶を失っており、フライヤのことも忘れていた。
だがフレイヤは記憶がない恋人とも、また思い出を作り直せばよい、と吹っ切っていた。
エンディングでは2人寄り添う姿があった。

クイナ・クゥエン

ク族の若者。
食べることがすべての基本、という考え方の持ち主。
大好物はカエル。
食の道を究めるため、ジタンたちと旅をすることになる。

エーコ・キャルオル

召喚士一族の生き残り。6歳。
召喚士の村マダイン・サリでたった1人で、モーグリたちと共に暮らす少女。
年齢に似合わず大人びた行動をする。
ジタンに助けられてからは、彼に対して好意を寄せるようになる。
ジタンを巡ってガーネットをライバルと意識していたが、次第に彼女とは召喚士同士、姉妹のような仲になる。

サラマンダー・コーラル

用心棒。26歳。
通り名は「焔色のサラマンダー」。
格闘家であり、自分ひとりの力で生きていくことを信条としていたが、負傷を負った際、ジタンに助けられたことでそれまでの考えを見直すことになり、仲間となる。

ブラネ・ラザ・アレクサンドロス16世

アレクサンドリア王国の第16代女王で、ガーネットの養母。39歳。
優しい母親だったが、夫の死とクジャの登場で、少しずつ精神に異常をきたし、霧によって闘争本能を刺激され、世界征服を企むようになった。

ガーランド

黒い鎧とマントを身につけた老人。
テラの民の魂を管理する存在として、最初に造られたジェノム。
5000年以上の時を生きており、その一生はテラの命の循環のために費やされてきた。

クジャやジタン、ミコトらジェノムを造り出してきた。
クジャに「ガイアを乱す」役割を与えガイアに送り込んだ張本人。

クジャ

アレクサンドリア王国に現れ、ブラネを操っていた謎の青年。24歳。
おしゃべりでナルシスト、サディスティックな一面を持っている。
ビビのような黒魔道士を作らせた張本人でもあるが、単なる道具としか見ていない。
ジタンやミコトと同じように尻尾を持つが、ジェノムである自分を否定するため、隠している。

自分より優れたジタンが造られた時、自分の地位が危うくなることを恐れたクジャはジタンをガイアに捨ててしまう。
クジャがジタンを殺さなかった理由は、このままジタンが成長しても、自分の方が優れていると証明するためだった。
ガーランドはクジャがいずれ裏切ることを予期し、命の期限を設定していた。
ガーランドを殺した後にその事実を知り、暴走してガイアもテラも、世界中に存在する命すべてを消滅させようとする。
最後のジタンとの戦いに敗れた後、イーファの樹が暴走する中、危険を顧みずジタンがクジャを助けに来たことで、「生きること」の意味を初めて理解し、ジタンと和解する。

永遠の闇