TOKYO JUNGLE(トーキョージャングル)のネタバレ解説・考察まとめ

『TOKYO JUNGLE』(トーキョージャングル)とは、ソニー・コンピュータエンタテインメントが2012年6月7日に発売したPlayStation 3用のゲームソフト。同社によるクリエイター発掘支援プログラム「PlayStation C.A.M.P!」で開発された作品としてリリースされた。人類が消えた東京を舞台に、50種類以上の動物を操作して生き残りを目指す3Dアクションゲーム。東京を闊歩する動物たちは一見するとシュールだが、生命の循環という深いテーマを持つことでも話題となった。

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このゲームを制作したクリスピーズ(Crispy’s!)というチームは、企画時の平均年齢が約23歳と、若年層のメンバーで立ち上げられたプロジェクトだった。彼らはゲーム制作経験がほとんどなかったため、「普通はこうする」という既成概念に縛られることなく、自由にアイデアを出しあって本作『TOKYO JUNGLE』(トーキョージャングル)の制作にあたったという。
しかし道のりは厳しく、企画を提案した際、ソニーの幹部たちは「コンセプトは面白いとは思うけど、売れるかどうか」と難色を示していた。そこで見せ方やゲーム性の検討と調整を重ねて、TGS2010からリリースまでの間に完成度を上げて制作をし、無事『TOKYO JUNGLE』(トーキョージャングル)のリリースに漕ぎつけた。
主軸となるサバイバルのほか、よく練られたストーリー性で「命のサイクル」という壮大なテーマを描き切った本作は、「なんだかシュール」と「深い」が共存する、奥行きのある作品に仕上がっている。

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