光月モモの助(ONE PIECE)の徹底解説・考察まとめ
光月モモの助(こうづき もものすけ)は、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE(ワンピース)』の登場人物。グランドラインにあるワノ国を治めていた氏族・光月家の跡取り。父・光月おでんが四皇”百獣のカイドウ”や謀反者・黒炭オロチに殺された際、母・光月トキの悪魔の実「トキトキの実」の能力で20年後の未来へと飛んだ。一緒に未来に来たおでんの忠臣達と共にカイドウ・オロチを倒す仲間を探して海に出て、主人公モンキー・D・ルフィと運命の邂逅を果たす。そしてワノ国の新たな将軍へとなるのだった。
ロードポーネグリフという歴史の本文(ポーネグリフ)の中でも重要なものがワノ国にあると聞いたロジャーは、旅の途中でワノ国へ立ち寄る。その時体調を崩していたトキとモモの助、まだ赤ん坊だったモモの助の妹・日和をワノ国の久里に残しておでんは再び旅に出た。残されたモモの助は母親のトキやおでんに仕える忠臣・赤鞘九人男達の教育の甲斐あって、おでんのことを「父上」と呼ぶ礼儀正しい子供へと成長する。おでんが不在の間、トキは大名の妻であることを鼻にかけることもせず下町によく下りては町人達と交流した。そのおかげもあって、長年自分の土地を放り出して旅をしていたおでんへの風当たりは収まっていき、モモの助や日和も幸せな毎日を送っていた。しかしその頃から既にワノ国には四皇・百獣のカイドウと光月家に恨みを持つ黒炭オロチによりおかしくなり始めていた。
おでんがワノ国を留守にする間、おでんの父、モモの助や日和から見ると祖父に当たる光月スキヤキが亡くなった。次期将軍は血筋で言えばおでんであったが、不在のため”おでんが弟のようにかわいがっていた”とされるオロチが代理で将軍の座に就く。しばらく経っておでんが帰国。おでんはオロチと顔見知りであり、たしかにそれなりの関係であったが、”弟のようにかわいがっていた”なんて身に覚えがなく、解せぬ様子だった。錦えもん達から国の状況を聞き、ますます事態がおかしいことを理解していくおでん。そして半年前にカイドウ達の部下に城を襲われ、トキが怪我をしたことを聞かされた。
怒髪天を衝いたおでんは、そのまま花の都のオロチの元へと駆ける。城を守る侍達をばったばったと斬り倒し、オロチの元へとおでんは辿り着いた。オロチは自分のバックには四皇のカイドウという大海賊がいるんだと凄んだが、おでんにはそんなことは関係がなかった。おでんがオロチの首をハネようと剣を振り下ろす。しかしその刃はオロチの協力者、謎の老翁・黒炭せみ丸(くろずみ せみまる)の悪魔の実「バリバリの実」の能力で防がれてしまった。「バリバリの実」はバリアを自由にはることできるというもの。そしてそのバリアは何人たりとも壊すことができない。
打つ手がなくなったおでんだが、その目はオロチを倒すことを諦めていなかった。そんなおでんにオロチはあるものを見せ、条件を突きつけるのだった。
父・光月おでんの死
おでんが城へ押し入ったことに民衆は期待を寄せていた。おでんがオロチを倒してくれれば、また元の幸せな生活に戻れると誰もが信じで疑っていなかった。しかし城から出てきたおでんは、服を脱ぎ捨てオロチの城の前で裸踊りをし始めたのだ。ワケがわからない民衆をよそに、おでんは雨の日も雪の日も毎日毎日花の都に通い、城の前で裸踊りをし続ける。そんなおでんに絶望し、民衆の心は次第に離れていった。
おでんは5年間城の前で裸踊りを続けた。そうすれば船の準備などが整い、カイドウ達はワノ国を出ていくと約束していたからだ。しかしその約束は違えられた。それを信じた自分が馬鹿だったとおでんは剣を取り、家臣である赤鞘九人男達と共にオロチ、カイドウを相手に戦を始める。おでんや赤鞘九人男達の圧倒的な力にカイドウ達も手を焼いた。しかしオロチの協力者で謎の老婆・黒炭ひぐらし(くろずみ ひぐらし)が悪魔の実「マネマネの実」の能力でモモの助に化ける。おでんはモモの助を人質に取られたかと一瞬戸惑ってしまい隙を作ってしまった。そこを突かれたおでんは敗れ、赤鞘九人男共々捕らえられることになる。
おでん達は釜茹での刑に処されることになった。その日モモの助は父・おでんのことを思いながら、久里のおでんの城でただ呆然と過ごすことしかできなかった。
モモの助、20年後の未来へ
おでんの処刑が終わった後、カイドウは光月家の血を絶やそうと、おでんの居城がある久里へと赴いた。そこで初めてモモの助はカイドウと出会う。カイドウはモモの助を掴み、天守閣から地上へと落とそうとする。モモの助は恐怖に泣きじゃくった。カイドウはモモの助に名を名乗ってみろと問うが、やはりモモの助はただ泣き声を上げるだけだった。カイドウはそんなモモの助に「『光月家』はお前が死んで終わりだな」と告げる。モモの助は必死に母・トキの言葉を思い出し、「せっしゃは……!!ひっく。いつかこの国を!!しょって立つをとくぉでぃぐじゃる(男でござる)!!!」とようよう口にするが、名を名乗るまでには至らず、「父上~!!!」と大声を上げて一層泣き出してしまう。その姿はカイドウをさらに苛つかせ、失望させた。モモの助のような貧弱なガキが、自分の体に傷をつけたあのおでんの子であるはずがない。カイドウは殺す価値もないとモモの助を燃え盛る城の中に捨てその場を立ち去った。
なんとか死なずに済んだモモの助であるが、自分やトキ、日和のいるおでん城は豪炎の中焼け落ちようとしている。そこにやってきた錦えもんを始めとする赤鞘九人男達。おでんの無念に涙する赤鞘九人男にトキは自身の能力やおでんの言った20年後の未来の話をする。そしてモモの助は、赤鞘九人男の錦えもん、菊の丞/お菊(きくのじょう/おきく)、カン十郎(かんじゅうろう)、雷ぞう(らいぞう)の4人共にトキの悪魔の実「トキトキの実」の能力で20年後の未来へと飛んだ。
20年後の未来へ飛ばされたモモの助達は、すっかり変わってしまったワノ国の姿を嘆いた。もはや光月家の威光はなく、国全体がオロチとカイドウにかしずく様に絶望する。しかしそんな中にも未だに光月家を慕い、トキの辞世の句を「月は夜明けを知らぬ君 叶わばその一念は 二十年(はたとせ)を編む月夜に九つの影を落とし まばゆき夜明けを知る君と成る」を信じてオロチやカイドウが倒される日を夢見る民達がいた。そしていざという時は自分達も戦うという侍達も。それを見てモモの助や錦えもん達はまだ希望はあると奮起する。
モモの助の身分がバレると命に危険が及ぶと考えた錦えもんは、モモの助の身分を偽り自分と親子であるという芝居を打つことを決めた。そしてモモの助は菊の丞をワノ国に残し、オロチとカイドウを倒すための仲間を探しに錦えもん達と海に出る。雷ぞうは古来より光月家と縁の深かったミンク族という半獣人族に助力を求めるため、グランドラインの幻の島・ゾウへと向かうため早々に別れた。モモの助、錦えもん、カン十郎は長旅の果にグランドラインのドレスローザという国に辿り着く。そこでモモの助は一人誤ってとある船に乗り込んでしまう。その船には重病を患っているという子供達がたくさん乗っていた。そしてモモの助が乗った船が到着したのは、パンクハザードという今は何人も立ち入ることが許されない島だった。
光月モモの助の初登場・パンクハザード編
主人公のモンキー・D・ルフィの義兄であり、海賊王ゴール・D・ロジャーの息子であるポートガス・D・エースの処刑を発端に起こったマリンフォード頂上戦争から2年。麦わらのルフィ率いる麦わら海賊団は再び集結し、シャボンディ諸島から船出をする。グランドライン後半の海・新世界玄関口である魚人島・リュウグウ王国を後にして、ルフィ達は新世界へと突入した。そしてその最初の島として選んだのがパンクハザードという島だった。
パンクハザードには、Dr.ベガパンクという世界一の科学者がさまざまな研究を行う施設があった。しかし4年前に化学兵器の実験事故で島は毒に覆われ、生き物が住める環境ではなくなった。そして2年前の頂上戦争後引退した海軍のセンゴク元帥の後任を決めるために大将の赤犬・サカズキと青キジ・クザンが激しい戦闘を繰り広げた場所でもあった。マグマを操る悪魔の実「マグマグの実」の能力者である赤犬と、氷を操る悪魔の実「ヒエヒエの実」の能力者である青キジの戦いは熾烈を極め、パンクハザードは島半分が灼熱、もう半分が極寒という摩訶不思議な島になっていた。
ルフィ達は深海にある魚人島を出て海上に浮上した時、パンクハザードからSOSの信号をキャッチした。海での救難信号は海軍や海賊が放つ偽の信号の可能性がある。つまり罠かもしれない。麦わらの一味の航海士であるナミは、怪しい臭いがぷんぷんするこの救難信号を無視しようと言ったが、ルフィの心は既にパンクハザードへの上陸を決めていた。
くじ引きの結果、ルフィ、剣士のロロノア・ゾロ、狙撃手のウソップ、考古学者のニコ・ロビンの四人がパンクハザードに上陸することになった。そして四人は灼熱の大地で空想上の生物・竜(ドラゴン)に遭遇する。ゾロの技・一刀流居合「獅子歌歌(ししそんそん)」で竜を倒すと、竜の体には人間の下半身がくっついていた。それはモモの助を追ってパンクハザードにやってきた錦えもんの下半身だった。錦えもんはパンクハザードに来て早々、王下七武海の地位についていた最悪の世代の一人”死の外科医”トラファルガー・ローと戦って体を首、上半身、下半身の三等分にされてしまったのだ。下半身だけで動き回る錦えもんを見てルフィは面白いと大喜びをする。一方別の場所ではコックのサンジ達が錦えもんの頭と、音楽家のブルックが錦えもんの上半身と対峙していた。
サンジ達が海賊と知った錦えもんはあからさまに嫌悪を示し、暴言を吐く。錦えもん達の中での海賊のイメージは、主君であるおでんを殺した四皇・百獣のカイドウのイメージしかないからだ。しかしモモの助を探すためにはサンジ達の手を借りなければならない。錦えもんの体のパーツ達はそれぞれ麦わらの一味達と行動を共にし、最後にはサンジが命がけで自分の上半身を取り戻してくれたおかげで錦えもんは無事に元の体に戻ることができた。錦えもんはサンジ達のことを信用し、無礼を詫びた。
一方ルフィはローに同盟を持ちかけられていた。ルフィは深く考えずにその同盟を承諾し、パンクハザードの研究施設の所長である科学者のシーザー・クラウンを誘拐をすることになる。ルフィはシーザーを捕まえるために追いかけ回すが、途中シーザーの秘書であるモネの悪魔の実「ユキユキの実」の能力で堅固なかまくらにルフィは閉じ込められてしまう。ルフィは脱出するために床に攻撃をしかけたが、力が強すぎて床が崩れ、ルフィはそのまま地下深くにあるゴミ捨場へと落ちていってしまう。そこには小さな桃色の龍に姿を変えたモモの助がいた。モモの助はそこでルフィとの運命の出会いを果たすのだった。
モモの助はパンクハザードに来てから、10日間あまり食事をしていなかった。まだ8歳という幼子でも武士として心構えがあり、何者かもわからない人間から施し(食事)をされることを拒んだ。空腹でふらふらになったモモの助は、研究施設のある部屋に足を踏み入れる。そこにはDr.ベガパンクが作った人工悪魔の実が一つ保管されていた。モモの助はそれが何であるかもわからずに口にする。すると体がみるみる内に龍へと変わっていった。モモの助が食べた人工悪魔の実はかつてカイドウが海軍に捕まっていた時に抽出した血統因子を組み込んだ悪魔の実だった。そのためカイドウが所持する動物系幻獣種の悪魔の実「ウオウオの実 モデル“青龍”」の能力同様、龍に変身してしまったのだ。
龍の姿のままモモの助はルフィと共にゴミ捨て場を脱出する。そしてルフィはシーザーを捕らえ、モモの助は錦えもんと再会。その後ルフィ達と共にパンクハザードを出ることになった。次の目的地はドレスローザだ。
ドレスローザ編
ローはシーザーを王下七武海であり、ドレスローザの国王であるドンキホーテ・ドフラミンゴとの交渉に使うつもりで捕まえていた。ドレスローザに到着してシーザーを引き渡す場所にロー達が向かう間、モモの助はサウザンド・サニー号でナミ、ブルック、船医のトニートニー・チョッパーと共に留守番をすることになった。
トントン拍子にうまくいっているように思えたローの作戦だったが、ドレスローザに到着した時点で既にドフラミンゴの罠にハマっていたことが判明する。町中で散り散りになった麦わらの一味もそれぞれピンチに陥った。そしてサウザンド・サニー号にいたモモの助達のところにもドンキホーテ海賊団の幹部・ジョーラが攻めてきた。目的は麦わらの一味とモモの助だ。ジョーラは触れたものを芸術(アート)にしてしまう「アトアトの実」の能力者であり、モモの助やナミ達は全員芸術にされてしまう。しかしブルックが機転を利かせたおかげで、ジョーラを倒すことができ、モモの助達は芸術から元の姿に戻ることができた。
その後サウザンド・サニー号はドフラミンゴ本人からの急襲を受けるが、助太刀しようと町から戻ってきたサンジのおかげで命からがらその場から離脱することに成功。モモの助達5人はローの指示に従い、シーザー・クラウンを連れて次の目的地・幻の島ゾウに向かうのだった。
幻の島・ゾウ編
モモの助、ゾウに到着
モモの助達がゾウに着いた時、ゾウにあるというミンク族の国・モコモ公国は滅んでいた。美しかったであろう雄大な都市は崩れ落ち、そこかしこに戦いの爪痕が残っている。ナミ達が分析したところ、それはごく最近起こったことであり、モモの助達の到着するほんの数日前の出来事だと判明した。モコモ公国はカイドウ率いる百獣海賊団の大看板と呼ばれる大幹部のジャックの襲撃により滅んだのだ。町中にジャック達が放った毒ガス兵器の煙が立ち込めており、ミンク族がそこかしこに倒れている。毒の解析からしていればミンク族を救うことができなかったが、使われた毒ガス兵器はシーザーが作った毒ガス兵器だったことが不幸中の幸いだった。シーザーは自身の悪魔の実「ガスガスの能力」でミンク族を蝕む毒を中和し、チョッパーが先頭に立って病人や怪我人を治療したおかげでミンク族は事なきを得た。この時麦わらの一味はミンク族にとっての大恩人へとなっていた。
元気になったミンク族からサンジやナミ達は歓迎を受ける。しかしモモの助はミンク族が苦手なようで、ミンク族の村の一室に篭もっておとなしくしていたのだった。
モモの助、ルフィ達と合流
ドレスローザで王下七武海のドフラミンゴを倒し、モモの助達の仲間・カン十郎を合流し、ルフィ達はゾウへとやってきた。巨大な象を見上げてルフィ達は登象を試みたが、突然上から降ってきた猿によって錦えもんとカン十郎は落っこちてしまう。後から向かうと言う錦えもん達を置いて、ルフィ達はとりあえず象の体を登りきった。
ルフィ達は滅んだ都市を見て最初は状況が飲み込めなかったが、犬のミンク族・ワンダの案内で無事にナミ達に合流することができた。大恩人である麦わらの一味の残りのメンバーが到着したと、ミンク族は大喜び。早速宴を開いてルフィ達をもてなした。折を見てナミはルフィ達に別れて行動していた時にモコモ公国にあったできごとを話す。サンジが自分達の元を去って、四皇”ビッグ・マム”シャーロット・リンリンの元へと行ってしまったこと、ミンク族に侍の話は禁句であることを伝えた。
モモの助はその間もずっと部屋に閉じこもっていた。
翌朝モモの助が一人森の中を歩いていると象の体を登ってきた錦えもんとカン十郎と再会した。モモの助はカン十郎が無事だったことを喜ぶ。その時モコモ公国の城門に備え付けられていた鐘が鳴り響いた。錦えもん達の上に振ってきた猿のミンク族・バリエテが侍がやってきたことを国中に知らせたのだ。
それに慌てたのは麦わらの一味だ。ミンク族達は、この国に雷ぞうという侍が”いるであろう”という曖昧な理由でジャックに襲撃され国を滅ぼされた。いないものを差し出すことができなかったミンク族は全滅の危機に瀕し、偶然チョッパー達がやってきて救われたことは奇跡に等しかった。ルフィ達はミンク族が侍に深い憎しみを持っていると思い、錦えもん達・侍のことを隠し、遭遇しないように気を配っていた。
鐘の音を聞きモコモ公国を治める昼の王・イヌアラシと夜の王・ネコマムシを始めとするミンク族が都市・クラウ都(くらうと)の広場に到着する。仲が悪すぎて顔を見れば殺し合うほどと言われる二人が同じ場所に会したことにミンク族は慌てた。そしてイヌアラシとネコマムシは自身らもジャックとの戦闘で重症を負っているにも関わらずその場で激しく罵り合い戦いを始めようとする。モモの助達はちょうどその時その場に到着した。しかしミンク族がモモの助達に気づく前にナミ達はモモの助達を建物の影へと押し込んだ。
ナミ達はミンク族に存在がバレる前にサウザンド・サニー号へモモの助を戻そうとしたが、仲違いするイヌアラシとネコマムシを見て錦えもんが「ケンカをやめェーい!!!」と声を上げた。その声で錦えもんを見つけたイヌアラシとネコマムシ、ミンク族は目の色を変えて錦えもんに向かう。ウソップは必死に仲を取り持とうとするが、錦えもんは続けて自分が侍であること、雷ぞうという同志を探しに来たと口上を述べる。一触即発の危機かとルフィ達が頭を抱えた瞬間、目の前には予想だにしない光景が広がった。王であるイヌアラシ、ネコマムシ、ミンク族が一様に地に伏して、錦えもんやモモの助にかしずいたのだ。
ミンク族は侍の存在を知っていた。雷ぞうは既にゾウに到着しており、彼を匿っていたのだ。それでも国中の誰もが雷ぞうのことを隠し、ジャックにいないと言い張っていたという事実にナミやウソップは涙する。ネコマムシは、「何が滅ぼうとも”仲間”は売らんぜよ!!!」と誇らしげに笑うのだった。
モモの助、正体を明かす
モモの助の生家・光月家とミンク族は遥か昔から兄弟分の契り交わしていた。錦えもんは背中に掘っている光月家の家紋の入れ墨を見せる。イヌアラシやネコマムシの体にも同じ紋が掘られているとのことであり、錦えもん達は光月家とミンク族の繋がりを再度確認し合った。イヌアラシとネコマムシもかつてモモの助の父・光月おでんに仕えた忠臣・赤鞘九人男のメンバーであり、20年前のトキの言葉を信じてモモの助達のことを待っていたのだ。しかしおでんを守れずにゾウへ帰ってから二人の仲は悪化。錦えもんと話している途中で二人はまた喧嘩を始めてしまう。
それを止めたのはモモの助だった。「ケンカなどよせ!!イヌアラシ!!ネコマムシ!!」と声を荒げ、モモの助は泣きながら言う。「父上の事が原因ならばなおさらでござる!!こんな二人を見たら父上は悲しむぞ!!!」というモモの助の言葉に、イヌアラシとネコマムシは頭を下げて謝る。その光景を見て不思議に思ったのはルフィ達だ。モモの助は”父親”というが、”父親”である錦えもんはすぐ隣にいる。錦えもんはモモの助の言葉に「モモの助様の言う通りでござる!!」と言葉を続け、ルフィ達はそこで初めてモモの助がワノ国の大名・光月おでんの跡取りであり、錦えもんとの親子関係が全て演技だったことを知った。
ルフィ達はやや驚いた様子を見せたが、モモの助にへの態度を改めることはしない。モモの助が「頭が高いでござるぞ!!」と言っても、ルフィは「知るか 何でお前が偉かったらおれ達が変わらなきゃいけねェんだ バーカ!!」と言ってモモの助の顔をムギュッとつまむだけだった。そのままケンカを始めるモモの助とルフィに錦えもんは頭が痛いといった様子を見せる。ルフィ達は命の恩人であるがモモの助への無礼をなんとしたものかと考えていると、カン十郎が「海賊に謙れ(へりくだれ)とはムリでござろう」とたしなめるのだった。
モモの助達はゾウにあるクジラと呼ばれる大木へと登った。クジラの中は一部が空洞になっており、そこに雷ぞうを匿っているというのだ。モモの助は錦えもんにおぶわれてクジラを登る道中気分が悪いと訴える。「くじらに近づくほど大きな”声”が聞こえるのでござる」と怯えるモモの助を見て、錦えもんは父であるおでんもそういった体質だったことを語った。
クジラにある隠し扉から中へ入り階段を降りていくと、雷ぞうが歴史の本文(ポーネグリフ)に鎖で拘束されていた。雷ぞうは自身を差し出せとミンク族に訴えていたようだが、ミンク族はそれを無視して雷ぞうが出ていかないように縛っていたのだ。鬼の形相で涙を流す雷ぞうだったが、モモの助、錦えもん、カン十郎の無事を知ってホッとしたのかおとなしくなる。ロビンは雷ぞうが縛られていた歴史の本文(ポーネグリフ)が他のものと違って赤色だったことに驚いていた。そしてイヌアラシから石の解読の許可を得ると早速作業に取り掛かる。その赤い歴史の本文(ポーネグリフ)はロード・ポーネグリフと言い、世界に散らばる4つのそれを解読した時、偉大なる航路(グランドライン)の最果ての島・ラフテルにたどり着けるのだという。
ルフィ達はその石のありかをイヌアラシに聞く。1個の所在はわからないが、残り2つは四皇の”ビッグ・マム”シャーロット・リンリンと百獣のカイドウが所持しているという。何故こんなにイヌアラシ達が歴史の本文(ポーネグリフ)に詳しいのか、それはモモの助の生家・光月家と深い関わりがあった。光月家は代々石を切り出し加工する”石工(いしく)”の一族であり、歴史の本文(ポーネグリフ)を造った者こそが光月家だという。しかしその高い技術はモモの助に伝えられる前におでんが亡くなったことで途絶えてしまった。
そこで錦えもんは初めて父であるおでんがカイドウに処刑されたことをルフィ達に告げた。四皇・カイドウはモモの助達の郷里・ワノ国にいること、おでんがかつて海賊王ゴール・D・ロジャーと共に最果ての島・ラフテルにたどり着き世界の秘密を知ったということ、錦えもんはモモの助に代わって全てをルフィ達に話す。モモの助達が狙われていたのは、おでんから”世界の秘密”について何か聞いていないか聞き出そうとしてのことだったのだ。しかしおでんは”世界の秘密”については一切語らず、代わりに一つだけ願いを託した。「ワノ国を開国せよ!!」これがおでんの望みだと言う。
おでんに助けられて生きながらえた錦えもん達は、亡き主君の願いを叶えるために生きている。カイドウとワノ国の将軍・オロチを討ち、ワノ国を開国する。錦えもん達は共に戦ってくれる同志を求めてワノ国から旅に出たのだった。そしてルフィ達と出会った。錦えもんはルフィと一緒にいるローに、カイドウとオロチを倒す手助けをしてほしいと言った。しかし何か気に入らない様子のルフィは間髪入れず、「断る!!!」と錦えもんの申し出を拒否した。「お前は飾りかよ モモ!!!」とルフィは怒る。「お前が言えよ!!!偉いんだろうが!!!こんなにすげェ奴らの”大将”なんだろ!!?泣いてるだけか!!!」とモモの助に続けて言った。モモの助はずっと口を閉ざしたまま、ルフィ達への説明は全て家臣である錦えもん達がした。ルフィはそれが気に入らなかったのだ。
モモの助は涙を拭い、ルフィの前に立ち顔を見上げる。「ルフィ…カイドウを倒しだい!!!」とモモの助泣きながら大声で叫んだ。父も母もカイドウに殺された今、自分だって早く大人になって、強くなって仇を討ちたいと思っている。自分に尽くしてくれる錦えもん達家臣も守ってやりたい。でもまだ子供の自分の力ではどうにもできない。「だからいっしょにたたかってほしいでござる!!!ルフィ!!!」そう言ってモモの助は地に手を付け頭を下げようとした。「このとおり……!おねがいするでご」とそこまで言ったところをモモの助はルフィに止められる。ルフィはモモの助に手を差し出して言う。「よくわかった!!手ェ組もう!!『同盟』だ!!カイドウの首はおれが貰うぞ!!!」と言うルフィの言葉に場が沸き立つ。そしてここに”忍者海賊ミンク侍同盟”が誕生したのだった。
モモの助、象主(ズニーシャ)の声を聞く
話がついたところでモモの助達はクジラから降り始めた。その間イヌアラシやネコマムシも海賊王ゴール・D・ロジャーの船に乗っていたことを聞かされる。昔話に花を咲かせながら今後の行動を決めるルフィや錦えもん達。そしてクジラから降りたその時。突然地面が大きく揺れ始めた。一度はゾウを離れて死んだとニュースで報じられていた百獣海賊団の大看板・ジャックが再びやってきたのだ。
ジャックはゾウの支えとなっている象主(ズニーシャ)の足に集中砲火をし、象主自体の息の根を止めて幻の島ゾウをなきものにしようとする。象主は痛みで声を上げ、体を大きく揺らす。何が起こっているかわからず混乱している中、モモの助とルフィは不思議な声を聞いた。「そこにいるなら……!!!早くしてくれ…!!!」誰かが呼びかけてくる声にルフィは「お前誰なんだよー!!!」と声を荒げるが、ルフィの声は声の主に届いていないようだった。モモの助も頭を抱えて「今までで一番大きい”声”でござる!!!」と苦しそうに顔を歪める。
モモの助の頭の中に象主の足を攻撃しているジャック達の姿が流れ込む。モモの助は何が何だかわからず怖いと言って震える。しかし震えながらもモモの助はある答えに行き着いた。声の主が象主であるということに。象主は大昔に罪を犯し、自分には歩くことしか許されていないと言う。しかしこの状況では島の上にいるモモの助達も危ない。象主はモモの助に「一度だけ許可をくれ…!!!命じてくれ……『戦え』と!!!」と懇願した。そしてモモの助は象主の願いを聞き届け、「負けるなゾウ!!倒れてはならぬ!!!ジャックを追い払ってくれー!!!」と戦いの許可を出す。象主は巨大な鼻を振り上げると、ジャック達の乗っていた船を木っ端微塵に粉砕したのだった。
その後揺れも収まり、象主の声はぱったりとやむ。モモの助は疲れたのか眠ってしまっていた。その間にチョッパーやミンク族はジャックにやられた象主の足の治療を行った。
危機を脱したことがわかったモモの助達は次なる行動に移る。麦わらの一味は二手に別れ、ビッグ・マムの元へ行ったサンジを連れ戻す班とワノ国に向かう班を作った。錦えもん達はワノ国に向かう班に同行する。モモの助も当然そのままワノ国に向かうと思われたが、モモの助は可能であれば象主ともう一度話したいと言い、もう少しだけゾウに残ることになった。ジャックの脅威が去ったとは言え、また襲撃があるかもと心配するイヌアラシもゾウに残ることに。ネコマムシは元白ひげ海賊団の一番隊隊長マルコに助っ人を頼むために別行動になる。
こうして4つの班に別れたモモの助達は、来たるべき日に必ずワノ国で再会することを誓い別れたのだった。
ホールケーキ・アイランド編
麦わらの一味・ルフィ、ナミ、チョッパー、ブルックがミンク族のペドロとキャロット共にサンジを連れ戻すために、四皇”ビッグ・マム”シャーロット・リンリンが治める万国(トットランド)に向かうストーリーをホールケーキアイランド編という。ここではモモの助は完全に別行動となっているため登場はしない。
ワノ国編
ゾウでルフィ達と別れた後、先にワノ国に向かった錦えもん達に遅れてモモの助はイヌアラシらと共にワノ国への入国を果たした。錦えもんやウソップ達が情報や仲間を集める中、モモの助は久里(くり)のおでん城の跡地に潜伏し、少しでも剣技を身に着けようと剣を振るう日々を過ごしていた。
ある日ビッグ・マムの元からサンジを連れ戻すことに成功したルフィ達がワノ国へと入国する。わかってはいたがルフィ達は入国早々事件をいくつか起こした。合流したルフィはそのことについてロー達に大層怒られるが、本人はどこ吹く風である。ため息をつくローに連れられ、ルフィ達はモモの助達がいるおでん城跡地へと赴いた。おでん城の跡地にやってきたルフィ達にモモの助や錦えもんは、まだ話していなかった秘密をルフィ達に話した。ワノ国の惨状、光月おでんという偉大な侍、そしてモモの助達が20年前の過去からやってきたという事実。その上であらためてルフィ達に助力を懇願する錦えもん達にルフィは是と答えるのだった。
するとルフィ達が暴れたと聞きつけたカイドウが現れた。空を覆う巨大な龍の姿をしたカイドウを見たルフィは一目散に立ち向かっていき戦いを挑む。そして敗れた。カイドウは倒れているルフィを見て、ルフィを兎丼(うどん)へ送るように部下に言いつける。兎丼はワノ国の囚人達を収容して働かせる囚人採掘場があるのだ。ルフィは拘束され兎丼に送られた。
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ONE PIECE(ワンピース)の白ひげ海賊団まとめ
白ひげ海賊団とは、海賊を題材とした尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する組織で、世界最強級の海賊であることを示す「四皇」の筆頭として君臨していた“白ひげ”ことエドワード・ニューゲートを船長とする海賊団。 決して略奪を許さず、堅気にも手を出さず、多くの者から敬意と信頼を寄せられる。白ひげは部下たちを「息子」と呼び、部下たちも彼を「オヤジ」と呼んで慕い、家族同然の強い結束力を誇った。マリンフォード頂上戦争にて大敗し、その後の抗争にも敗れて組織としての命脈を絶たれる。
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ONE PIECE(ワンピース)のロジャー海賊団まとめ
ロジャー海賊団とは漫画『ONE PIECE』に登場する海賊団の一つであり、800年間誰も到達できなかった「偉大なる航路」最終地点に辿りついた重要人物たちである。船長のゴール・D・ロジャーや副船長のシルバーズ・レイリーのほか、「四皇」の一角を担うバギーやシャンクスがかつて船員見習いとして乗船していた。最後の島に到達するためには古代文字が刻まれた四つの赤い石碑「ロード・ポーネグリフ」が必要であり、ロジャーは文字を扱うことができる光月おでんを仲間に加え、最後の島「ラフテル」に辿りついた。
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ONE PIECE(ワンピース)のネタバレ解説・考察まとめ
『ONE PIECE』とは『週刊少年ジャンプ』にて連載されている尾田栄一郎による漫画作品。海賊王を目指して「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求める主人公「モンキー・D・ルフィ」を中心に仲間との友情や夢、バトルなどの海洋冒険ロマンが描かれている。また、2015年に「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネスにも認定されているほど人気の高い作品である。
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ONE PIECE(実写版ワンピース)のネタバレ解説・考察まとめ
『ONE PIECE』(実写ドラマ版ワンピース)とは、海賊王を目指す男と仲間たちの冒険と戦いを描いた、尾田栄一郎による同名漫画をドラマ化した作品。海外の制作会社が制作する日本の漫画原作の実写作品ということで、公開前から大きな注目を集めた。制作には原作者の尾田も関わっており、「原作ファンも楽しめる」と太鼓判を押している。 海賊王を目指すモンキー・D・ルフィは、仲間を求めて海へと繰り出す。そこでルフィは一騎当千の剣士ロロノア・ゾロ、女航海士ナミ、ホラ吹き狙撃手ウソップらと出会い、絆を深めていく。
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ONE PIECE(ワンピース)の悪魔の実と能力者まとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)とは、海賊を題材にした尾田栄一郎の描く少年漫画。海賊王になることを夢見る少年モンキー・D・ルフィが、仲間とともに大海原を大冒険する物語である。作中には「悪魔の実」と呼ばれる不思議な果実が登場し、「悪魔の実」を食べて何らかの能力を得たものを「能力者」と呼ぶ。様々な能力者が繰り広げる数々のバトルは、『ONE PIECE』の中でも最大の魅力とも言える。この記事では、「悪魔の実」とその能力者についてまとめてみた。
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ONE PIECE(ワンピース)の海賊船・軍艦・客船・乗り物まとめ
『ONE PIECE』は1997年から『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された、尾田栄一郎による海賊を題材とした海洋冒険漫画。 世界中の海を海賊が行き交い、様々に活躍する大海賊時代。主人公モンキー・D・ルフィは海賊王になることを夢見て故郷を飛び出し、仲間と共に大海原へと、冒険の旅へと臨んでいく。 舞台が海洋であるだけに、作中には数多くの海賊団、海軍、民間の船乗りが登場し、それぞれが個別に個性豊かな船舶を所有している。本記事では『ONE PIECE』に登場する多種多様な船舶を紹介していく。
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ONE PIECE(ワンピース)の海賊旗まとめ
『ONE PIECE(ワンピース)』とは、尾田栄一郎による漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 海賊王に憧れるモンキー・D・ルフィが「ひとつなぎの大秘宝(=ワンピース)」を見つけるために仲間と共に冒険を繰り広げる。迫力のあるバトルシーンだけでなく、ギャグシーン、仲間との友情を描いている。『ONE PIECE(ワンピース)』において、1つの海賊団につき1つの「海賊旗」が存在し、作中では様々な海賊旗が登場する。
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ONE PIECE(ワンピース)の全海賊団の船長・メンバーまとめ
尾田栄一郎によって描かれた世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中では「四皇」を筆頭に、実に多くの海賊たちが日々しのぎを削っている。本記事では『ONE PIECE』に登場する海賊団の船長やメンバーの情報を、「四皇」「王下七武海」「超新星」のほか、アニメ・映画オリジナルなどジャンルごとにまとめて紹介する。
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ONE PIECE(ワンピース)の海軍まとめ
海軍とは、尾田栄一郎の漫画作品『ONE PIECE』に登場する海上治安維持組織である。海軍本部は「偉大なる航路(グランドライン)」の三大勢力の一つとして世界の均衡を保っている。主な任務は海賊を始めとする違法行為の取り締まりや罪人の逮捕で、悪魔の実の能力者、覇気使いといった猛者が多く所属する。「正義」の名のもとに民間人を守る立場だが、海兵の中には自らの正義を暴走させる者、正義よりも己の利益や権威を重視する者もいる。不都合な事実の隠蔽や奴隷売買の黙認など、海軍には闇も多い。
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ONE PIECE(ワンピース)の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ
『ONE PIECE』とは、尾田栄一郎による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。海賊王の称号とひとつなぎの大秘宝「ワンピース」を目指し、主人公のモンキー・D・ルフィと仲間たちが冒険をする。王道的な少年漫画要素と社会問題を絡めた作品で、『週刊少年ジャンプ』の看板作品である。作中には、実在するものから架空のものまで多くの料理、食べ物、飲み物が登場する。冒険や感動で胸を躍らせ、登場する料理や食べ物に思いをはせるのも楽しみの一つだ。
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ONE PIECE(ワンピース)のアニメオリジナルキャラクターまとめ
『ONE PECE』とは、尾田栄一郎による海洋冒険漫画作品である。1997年より『週刊少年ジャンプ』で連載開始。王道的な少年漫画の要素、独自の世界観からたちまち人気を博し、1999年からフジテレビ系列でアニメ化された。敵、味方共に個性と魅力に溢れたキャラクターが多い。長きに渡るアニメ放送、10を超える劇場版作品においては、オリジナルのキャラクターも多数登場。物語を盛り上げている。
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ONE PIECE(ワンピース)の懸賞金ランキングまとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)における「懸賞金」とは、作中に登場する海賊たちの中でも“特に勢力などが強大な者”の捕獲もしくは殺害が成功した場合に世界政府から与えられる報酬のことである。 金額は“世界政府にとっての脅威度の高さ”とほぼイコールとなっているが、個人としての戦闘力もそこに含まれる。社会への影響力も重視されるため、それほど悪事をしていなくても高額の懸賞金をかけられることもある。懸賞金をかけられるようになって初めて、海賊としては1人前の扱いとなる。
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ONE PIECE(ワンピース)の異名・通り名・二つ名・別名まとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)とは、尾田栄一郎による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。海賊王の名称と、ひとつなぎの大秘宝「ワンピース」を目指し、主人公モンキー・D・ルフィが仲間たちと冒険を続ける物語。本編には広く世に名を轟かせる海賊や海兵が多く登場する。彼らはその特徴や能力を元にした異名、通り名、二つ名、別名を持つ。麦わら帽子を被ったルフィが「麦わらのルフィ」と呼ばれるように、異名は各人の特徴を示し、キャラクターの魅力を一層味わい深いものにする。
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ONE PIECE(ワンピース)の生物・植物・種族まとめ
『ONE PIECE(ワンピース)』は、世界的な人気を誇る少年漫画。海賊を題材としており、世界の大半が海である架空の世界が舞台だ。作中では様々な生物や植物、種族が登場し、ユニークでオリジナリティ溢れる世界観を引き立てる。海が舞台であるため水棲生物が多いが、各島特有の陸上生物や鳥類も多数登場。植物も面白い特性を持つものが多く、人々の生活を支えている。人間以外の種族も登場し、見上げるほど大きな巨人族から、手のひらに乗る小人族まで活躍する。
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ONE PIECE(ワンピース)の巨兵海賊団まとめ
尾田栄一郎による大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中ではおよそ百年前、強大な力を持った巨人たちによって構成された「巨兵海賊団」が世界を震撼させたと言及されている。「山ひげ」ヤルルと「滝ひげ」ヨルルが創り上げ、後に「赤鬼」のドリーと「青鬼」のブロギーに受け継がれた。しかしドリーとブロギーの些細な諍いによって海賊団は自然消滅してしまう。船員だったオイモとカーシーは二人を探しに出た先で海軍に捕まり、50年間に渡ってエニエス・ロビーの門番を務めていた。
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ONE PIECE(ワンピース)の病気・奇病まとめ
大人気海賊漫画『ONE PIECE(ワンピース)』の作中には、様々な病気・奇病が登場する。それらの中には「壊血病(かいけつびょう)」のように実在するものもあれば、「樹熱(きねつ)」や「珀鉛病(はくえんびょう)」のように『ONE PIECE』にだけ登場する架空のものも存在する。架空の病気の多くは、モデルとなっている現実の病気もあり、読者の間でも考察が繰り広げられている。またウソップの持病「~してはいけない病」やボア・ハンコックの「恋煩い」など、ユニークな病気も多数登場する。
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ONE PIECE(ワンピース)の電伝虫まとめ
電伝虫(でんでんむし)とは、漫画家・尾田栄一郎が描く、大人気海賊漫画『ONE PIECE』(ワンピース)に登場する生物の1つ。電波(念波)で他の個体と交信する性質を持つカタツムリのような生物で、『ONE PIECE』の世界で欠かすことができない通信手段である。もともと野生の生物で、受話器などは人間が後付けしている。擬態機能があり、人間が受話器に喋ると、受信側の個体が喋っている人間の声や表情を真似する性質があり、同じ電伝虫でも使用者によって外見が異なっている場合が多い。
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ONE PIECE(ワンピース)の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)とは、尾田栄一郎原作の少年漫画及びアニメ。主人公のモンキー・D・ルフィが海賊王を目指し、仲間たちと共に「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡る海洋冒険ロマンである。作中の恋愛シーンはあまり多くなく、公式のカップルも少ない。しかし恋愛あるなしに関係なく、特別な絆で結ばれているカップルが多く存在し、命をかけて守る仲間として描かれている。主人公・ルフィは恋愛に興味がないが、複数の女性から好意を寄せられている。
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ONE PIECE(ワンピース)の武装色の覇気が使えるキャラクターまとめ
「覇気」とは、尾田栄一郎による漫画『ONE PIECE』に登場する意志の力である。「武装色の覇気」はその1つで、気合により「見えない鎧をまとう」イメージを持つことで攻撃力、防御力が飛躍的に向上する。鍛えようによっては細身の女性でも鋼鉄の壁に穴を開け、炎や雷撃にも耐える防御力を得る。使用者の体のみならず武器にも纏わせることができ、ただの矢に鋼鉄並みの硬度を与えるとも可能。武装色の覇気使用時、覇気を纏わせた部分、武器が黒く硬化する。
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ONE PIECE(ワンピース)の武器・兵器まとめ
尾田栄一郎によって描かれた世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中では様々な武器を用いて戦いを行っているキャラクターが沢山登場している。「剣」「刀」「銃」などのほか、毒ガスなどの化学兵器や、人体改造の末に生み出された人間兵器など多岐にわたる。また作中で大きな謎の一つにあげられている三種の「古代兵器」も、重要な要素だ。本記事では『ONE PIECE』に登場する武器・兵器をまとめて紹介する。
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ONE PIECE(ワンピース)キャラクターの誕生日・年齢まとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)とは、尾田栄一郎による海洋冒険漫画である。海賊王の称号と「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を目指し、海賊たちが鎬を削る。登場人物は出身地や食べ物の嗜好、年齢などが設定されている。一部の誕生日はその人物の性格、名前、嗜好や信条、能力を基にした記念日や語呂合わせで考えられており、キャラクターへの親しみが増す。作中では2年間が経過している為、各人2歳ずつ年を重ねている。
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ONE PIECE(ワンピース)の道具まとめ
大人気海賊漫画『ONE PIECE(ワンピース)』には、面白おかしくて個性豊かな道具がたくさん登場する。『ONE PIECE』に欠かせない「悪魔の実」も道具の一つであり、食べれば人知を超えた摩訶不思議な力が手に入る代物だ。その他、電話の機能を持つカタツムリ「電伝虫」や、炎や水などを蓄え放出することができる「貝(ダイアル)」などが登場する。「電伝虫」は、外見にユニークなものも多く、フィギュアなどグッズ化されているものも多い。
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ONE PIECE(ワンピース)の扉絵連載・短期集中表紙連載まとめ
少年漫画『ONE PIECE』(ワンピース)には、各話の扉絵を利用して描かれる扉絵連載・短期集中表紙連載が存在する。本編と並行して連載されることがあり、内容は本編での活躍を終えたキャラクター達を主役に据えたサイドストーリーだ。 扉絵連載・短期集中表紙連載に描かれたキャラクターは、本編に再登場する可能性が高い。またストーリーの重要な伏線が描かれたり、本編未登場のキャラクターが先行して登場することがあるため、本編同様に目が離せない内容になっている。
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ONE PIECE(ワンピース)の劇場版・映画作品まとめ
『ONE PIECE(ワンピース)』とは、世界的な人気を誇る尾田栄一郎による少年漫画。1997年に『週刊少年ジャンプ』にて連載を開始し、2年後の1999年にTVアニメがスタートした。翌年の2000年にシリーズ初の劇場版『ONE PIECE』が公開され、21.6億円の興行収入を記録。そこから不定期に劇場版が作成・公開されるようになった。劇場版15作品目となる『ONE PIECE FILM RED(ワンピース フィルム レッド)』は興行収入100億円を超える大ヒットを記録している。
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ONE PIECE(ワンピース)の能力・武術まとめ
大人気海賊漫画『ONE PIECE(ワンピース)』に登場するキャラクターは、それぞれ特殊な能力や武術を使う。代表的な能力は、食べれば不思議な力が宿るとされる悪魔の実の能力だ。圧倒的実力者を持つキャラクターは、悪魔の実の能力者であることが多い。しかしそれ以外にも魚人や人魚が使う武術があったり、各々が自己流で磨いた剣術があったりする他、強者と恐れられる実力者達は、人の内なる潜在能力である「覇気(はき)」という能力などを使いこなす。
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ONE PIECE(ワンピース)の夢・野望・理想・正義まとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)とは、尾田栄一郎による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。ひとつなぎの大秘宝「ワンピース」を巡り、あまたの海賊たちが鎬を削る。主人公のモンキー・D・ルフィやその仲間たちも含め、登場人物たちは各々夢や野望を持っている。「海賊王」の名称を狙う海賊は多いが、誰よりも自由な海賊を目指すルフィに対し、「黒ひげ」と名乗るマーシャル・D・ティーチが海賊の支配を望むように、夢や野望、理想や正義は各キャラクターの人物像に更なる深みを与える要素となっている。
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ONE PIECE(ワンピース)のタイヨウの海賊団・魚人海賊団まとめ
尾田栄一郎によって描かれた世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中ではマリージョアに暮らす「天竜人」たちは、地上の人々や魚人・人魚族を蔑み、奴隷として支配している。ボア・ハンコック姉妹やコアラなども奴隷のうちの一人だったが、そんな彼らを解放してまわっていたのが「魚人島の英雄」フィッシャー・タイガー率いる「タイヨウの海賊団(魚人海賊団)」である。本記事では「タイヨウの海賊団(魚人海賊団)」に所属していたメンバーをまとめて紹介する。
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ONE PIECE(ワンピース)の新世界まとめ
「新世界」とは、尾田栄一郎の海洋冒険漫画『ONE PIECE』の航路で、「偉大なる航路(グランドライン)」と呼ばれる航路の後半の海である。グランドラインはでたらめな海流や天候により、通常の航海術が通用しない。新世界は、相応の戦力、精神力が要求されるグランドラインでさえ「楽園だった」と称される過酷な海で、そこを生き抜いた猛者が闊歩する。皇帝のように新世界に君臨する「四皇」と呼ばれる大物海賊たちの傘下に入ることが、新世界を生き抜く術だとされている。
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ONE PIECE(ワンピース)の新巨兵海賊団まとめ
尾田栄一郎による大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中に登場する巨人族によって組織されたのが「新巨兵海賊団」である。メンバーはハイルディン、ゲルズ、スタンセン、ロード、ゴールドバーグで、全員が巨人の国・エルバフ出身の戦士。およそ百年前にも巨人族のみで構成され、世界を震撼させた伝説の「巨兵海賊団」が存在しており、ハイルディンは幼いころから「巨兵海賊団」の復活を目標に修行を続けていた。
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ONE PIECE(ワンピース)の医薬品・薬物まとめ
『ONE PIECE(ワンピース)』は、海賊を題材とした少年漫画。作品内には様々病気や奇病が存在し、それらの病を治すための医薬品も登場する。植物を介する伝染病「樹熱(きねつ)」の特効薬「コニーネ」や、ワノ国にある毒を浄化する効力がある「邪含草(じゃがんそう)」がそれに当たる。しかし世界には未だ特効薬がない病もあり、麦わらの一味の船医トニートニー・チョッパーは、知識と医者としての腕を身に着け、自身がどんな病気でも治せる「万能薬」になることを目指している。
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ONE PIECE(ワンピース)の事件・決闘・戦争まとめ
尾田栄一郎によって描かれた世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中では歴史のターニングポイントとなるような巨大な戦争や、普段仲のいい麦わらの一味の間での本気の戦いなど、様々な印象的なバトルシーンがたくさん登場している。特に海賊連合と海軍が本気でぶつかり合いを見せた「頂上戦争」は、ファンの間でも人気が高いエピソードだ。本記事では『ONE PIECE』の作中で描かれた戦争・決闘・事件などをまとめて紹介する。
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ONE PIECE(ワンピース)の世界政府加盟国まとめ
世界政府(せかいせいふ)とは、漫画『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する組織の名称の一つ。『ONE PIECE』の世界をとりまとめる国際組織である。800年前に20人の王達によって設立されたとされた。20人の王の末裔達は、”天竜人(世界貴族)”と呼ばれており、現代でも強い権力を持っている。170に及ぶ国が加盟しており、加盟国の中から50人の王が聖地マリージョアに集まって4年に一度行う会議を世界会議(レヴェリー)と呼ぶ。作中には世界政府に加盟する多数の国が登場する。
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ONE PIECE(ワンピース)のドーピングまとめ
尾田栄一郎によって描かれた大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中では現状の実力では敵わない相手を倒すため、しばしばドーピングしてパワーアップする描写がみられているのだ。ルフィのように「ゴム人間」としての能力を生かしたものや、「ランブルボール」「エネルギー・ステロイド」などの薬を用いるものなどその形態は多岐にわたっている。本記事では『ONE PIECE』に登場したドーピングの内容を、まとめて紹介する。
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目次 - Contents
- 光月モモの助の概要
- プロフィール・人物像
- 容姿
- 性格
- 光月モモの助の能力
- 剣術
- 人工悪魔の実(名称不明)
- 見聞色の覇気(けんぶんしょくのはき)
- 光月モモの助の来歴・活躍
- 光月モモの助、誕生
- 光月モモの助の幼少期
- モモの助、ワノ国へ帰国
- 父・光月おでんの死
- モモの助、20年後の未来へ
- 光月モモの助の初登場・パンクハザード編
- ドレスローザ編
- 幻の島・ゾウ編
- モモの助、ゾウに到着
- モモの助、ルフィ達と合流
- モモの助、正体を明かす
- モモの助、象主(ズニーシャ)の声を聞く
- ホールケーキ・アイランド編
- ワノ国編
- モモの助、ビッグ・マムに出会う
- モモの助、攫われる
- モモの助、オロチに捕まる
- 戦いの決着
- 光月モモの助の関連人物・キャラクター
- 光月おでん(こうづき おでん)
- 光月トキ/天月トキ(こうづき とき/あまつき とき)
- 光月日和/小紫(こうづき ひより/こむらさき)
- 錦えもん(きんえもん)
- カイドウ
- 黒炭オロチ
- モンキー・D・ルフィ
- ゴール・D・ロジャー
- シルバーズ・レイリー
- スコッパー・ギャバン
- クロッカス
- 光月モモの助の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「ルフィ…カイドウを倒しだい!!!」
- 「拙者の名は!!!光月モモの助!!!ワノ国の”将軍”になる男でござる!!!」
- 「『光月モモの助』が!!!『ワノ国』を統治いたす!!!」
- 光月モモの助の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- モモの助のモデルは『子連れ狼』の大五郎、名前の由来は『桃太郎』
- 光月モモの助の正体は古代兵器・ウラヌス説
- モモの助の28歳の姿は光月おでんに瓜二つ
- 第310話の扉絵の龍はモモの助説