ヨル・フォージャー/いばら姫(SPY×FAMILY)とは【徹底解説・考察まとめ】

ヨル・フォージャー(旧姓:ブライア)とは『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の登場人物で、バーリント市役所に努める女性事務員。裏の顔は〈いばら姫〉というコードネームの暗殺者で、「店長」という人物から指令を受けて東国に害成す売国奴を暗殺する。非常に高い戦闘能力を持つが浮世離れした性格で、嘘をついたり人と話を合わせたりするのが苦手。利害の一致からロイド・フォージャーと偽装結婚することになり、アーニャの義母となった。自分の正体を隠しながら、慣れない子育てに奮闘していく。

デパートに出掛けたヨルは、会談で転びそうになっていた婦人を助ける。ヨルのすさまじい身体能力に驚いたその婦人は、彼女を自分のママさんバレーチームに誘う。飛び入りで試合に出ることになったヨルは派手に活躍するが、ルールがよく分からないためなかなか得点できず、チームは敗退してしまう。
「せっかく誘ってくれたのに」とヨルが恐縮する一方、婦人たちは負けたことを気にせず、彼女を自分たちのコミュニティ「愛国婦人会」に加わらないかと声をかける。それもまた「普通の母親」の在り方だと考えてヨルが乗り気になる一方、彼女の名前を聞いた婦人は驚き、自らを「メリンダ・デズモンド」と名乗る。なんの偶然か、ヨルが出会った婦人こそは、ロイドの標的であるドノバンの妻なのだった。

ヨルのことを気に入ったメリンダは、アーニャがダミアンを殴った件を「どうでもいい」と切り捨てつつ、彼女に今後とも仲良くしてほしいと持ち掛ける。ヨルはこれを快諾するも、「これからもお願い」と言葉を続けるメリンダは、隠し切れない恐怖に震えるようにも抑え切れない高揚を堪えるようにも見える複雑な表情を浮かべていた。
ヨルがドノヴァンの妻であるメリンダとのよしみを得たことを知ったロイドは、「警戒は必要だが、うまくすればドノヴァンと接触する別のルートを構築できる」と考え、これを“プランC”としてヨルに引き続き愛国婦人会に顔を出すことを勧める。ヨルがこれを「友達ができた、家族にも許可をもらえた」と喜ぶ一方、このデズモンド家に近づこうとするフォージャー家の動きはガーデンの反応を招くこととなる。

イーデン校バスジャック事件

アーニャたちイーデン校の1年生が、博物館に社会科見学に出掛けることになる。しかし彼女たちの乗るバスは、極左組織「赤いサーカス」の幹部ビリー・スクワイアに目をつけられており、運転手もアーニャたちが乗り込んだ時点で彼の手下と入れ替わっていた。首尾よくバスジャックを果たしたビリーは、人質となった生徒たちに銃を突き付けて自分に従うよう脅してくる。
アーニャはベッキーやダミアンと協力して、なんとかこのピンチを切り抜けることに成功。ヨルが「アーニャたちが時間になっても帰ってこない」と心配してあちこちに連絡してこの事態を把握した頃には、アーニャたちは無事に警察に保護されていた。ヨルは大急ぎでその現場に駆けつけ、涙を流しながらアーニャの無事を喜ぶのだった。

同僚との食事会

少し前にロイドとの結婚を職場に報告したヨルは、同じ職場の女性たちから興味の的となっていた。仕事が終わった後に彼女たちから食事に誘われたヨルは、その席で「旦那との仲はうまくいっているのか」などと矢継ぎ早に尋ねられる。
そこで「夫婦なら“ただいまのキス”くらいは普通」だと教えられたヨルは、帰宅するなり酔っ払ったままこれを実践しようと考えるも、恥ずかしさのあまり七転八倒。驚くロイドに向かって「自分は異常だから“普通のこと”もできない」とさめざめと嘆くのだった。

「夫婦であっても相手に不満が無いのは不自然」だと同僚たちに吹き込まれたヨルは、「自分がロイドに感じる不満は何かないか」と思案し、そのピントの外れた言動でロイドを困惑させる。そんなところにWISEからの新しい任務が舞い込み、ロイドはそそくさと家を出立。たまたまフォージャー家にやってきていたユーリは、「あんなに急いで出掛けるなんて、ひょっとして不倫をしているのでは」との疑念を抱く。
ヨルを焚きつけてロイドを追うユーリだったが、その彼も国家保安局の急な仕事が入り職場に向かう。実はこの時、WISEが炙り出した組織内の内通者が機密情報を手に逃走しており、これが東国の者と合流すればロイドも命が危うい状況にあった。ロイドたちが内通者の確保、ユーリたちがその保護を目指す中、ヨルは今さらながら「これが本当の夫婦なのだろうか」と首を傾げて帰路に就く。その後自分なりに「何が言いたいのか、してほしいのか」をまとめたところで、負傷しつつも諜報合戦を制したロイドが帰宅。彼に「夫婦なのだから少しくらい自分に甘えてもいいし、そうしてほしい」と訴えるも、言った側からアイロンで服を焦がしてしまい、ロイドを呆れさせる。それでも彼女の決意自体は本物で、翌日ヨルが作った朝食はアーニャから「今日のご飯はちょっと美味しい」と驚かれるのだった。

オーセン夫妻との出会い

アーニャと一緒にボンドの散歩に出掛けたヨルは、今日引っ越してきたばかりで新居への帰り道が分からず困っている老人と出会う。放っておけなかったヨルは、散歩や買い物を一緒にすませつつ老人の家を探して街を歩き回り、彼がジークムント・オーセンという名で自分たちの暮らすマンションの新しい住人であることを知る。
折しもマンションでは、ロイドが新たな隣人となるオーセン夫妻の引っ越しの手伝いをしていた。ジークムントはマンションまで連れてきてくれたことに深く感謝しつつ、妻のバーバラと老いてなお仲睦まじい様子を見せ、夫婦の在り方に悩むヨルを驚かせる。

オーセン夫妻との交流を続けるある日、中央広場で市が主催する傷病軍人のチャリティーバザーが開かれる。ヨルは市の職員として運営側の立場でこれに参加し、その中でメリンダと再会。「まさかそんなセレブと知り合いだったとは」と同僚たちを驚かせる一方、上流階級の人々との交流には必須だと熱弁されて“ザマス言葉”を教え込まれる。
やがてアーニャが学力の面で苦労していることを知ると、ジークムントは昔取った杵柄で彼女に勉強を教え始める。このかいあってアーニャは古語のテストで学年2位の好成績を獲得し、ヨルはロイドと共に彼女の努力の結実を喜ぶのだった。

スキー場の殺人未遂事件

「スキーをしてみたい」というアーニャの望みを叶えるため、フォージャー家の面々はスキー場へと繰り出す。吹雪に見舞われたヨルたちは、ペンションに飛び入りで宿泊することとなるも、ここで宿泊客が何者かに刺された状態で発見されるという事件が発生する。
吹雪に閉ざされたペンションで、次々と被害者が出そうな雰囲気の中、医療技術を持つロイドがあっさり刺された者を治療。アーニャが超能力で犯人を突き止め、両親を誘導してそれを突き止めさせたことで、事件はあっさりと解決するのだった。

ヨル・フォージャー(いばら姫)の能力

卓越した戦闘能力

幼い頃から暗殺技術を叩き込まれてきたヨル。近接戦闘においては無類の強さを誇る。
主な武器は2本のペグのような刃だが、状況次第で身の回りにあるものをなんでも活用する。例えば服のボタンを投げて敵の首を撃ち抜いたり、ピアスを投げて敵を足止めしたりなど。
徒手格闘にも秀でており、素手でかぼちゃを粉々に破壊したり、蹴りで走行中の車を弾き飛ばしたりと、人間離れした身体能力を発揮している。

毒に対する耐性

暗殺者としての訓練の結果か、元々の体質なのかは不明だが、ヨルには毒が効かない。
『週刊少年ジャンプ』への出張読み切り漫画では、致死量のフグ毒を飲んでもけろっとしているどころか銃で受けた傷の痛み止めに活用している場面が描かれている。

ヨル・フォージャー(いばら姫)の関連人物・キャラクター

ロイド・フォージャー/黄昏

西国の諜報組織WISE所属の超一流スパイ。東国の大物政治家ドノバン・デズモンドとの接触を目的としたオペレーション〈梟〉のためアーニャを養子とし、名門イーデン校に入学させようとする。イーデン校の面接試験受験は両親が揃っていることが条件だったため、妻役をヨルに依頼した。ヨルにはアーニャのことを先妻との実子と偽っており、「亡くなった妻のためにも娘にはいい学校に入ってもらいたい」と話している。
それぞれの利益のための偽装結婚とはいえ、アーニャの親同士として互いを思いやる気持ちは強く、現在のところは良好な関係を築いている。しかしヨルの恋愛経験がほとんどないせいで、ロイドと恋人のような雰囲気になると羞恥のあまり暴力的な行動に出てしまう。

renote.net

アーニャ・フォージャー/被検体007

人の心を読むことのできる超能力者。ロイドの実子ではなく、オペレーション〈梟〉のためにロイドに引き取られた養子だが、ヨルはその事実を知らない。
アーニャに対しては実の子供以上の深い愛情を向けており、アーニャに危害を加えようとする者は容赦しない。その一方で、料理が不得手なことや一般常識に疎いことから自分はアーニャの母親として不適格なのではとたびたび思い悩んでいる。
しかしアーニャ自身は「つよくてかっこいいはは」のことを非常に慕っており、ロイドもヨルの母親としてのスキルを高く評価している。

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マーサ(SPY×FAMILY)とは【徹底解説・考察まとめ】

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マーサとは、『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の登場人物で、物語の中心人物の1人であるアーニャ・フォージャーの友人ベッキー・ブラックベルの従者。 立ち居振る舞いに隙の無い老婦人で、アーニャの父親でスパイでもあるロイドの見立てによると元軍人。常にベッキーに寄り添い、子どもの我がまま同然の彼女の指示にも従順に従う一方、時には了見の狭さを優しく諭すなど母か祖母のような目線で接している。ベッキーの新たな友人となってくれたアーニャにも感謝し、2人の幼い友情を温かく見守っている。

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フィオナ・フロスト/夜帳(SPY×FAMILY)とは【徹底解説・考察まとめ】

フィオナ・フロスト/夜帳(SPY×FAMILY)とは【徹底解説・考察まとめ】

フィオナ・フロスト(コードネーム:夜帳)は、『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の登場人物で、西国諜報機関WISEに所属する女スパイ。 怜悧冷徹にして職務に忠実な人物で、スパイとして高い実力を持つ。しかし実は物語の中心人物の1人でスパイとしての先輩に当たるロイド・フォージャーに熱烈な恋心を抱いており、彼の関心を買うことを第1の目標としている。ロイドが任務のために疑似家族を作った際、自分以外の女性が彼の妻役を演じることに納得できず、その座を射止めたヨル・フォージャーに猛烈な敵愾心を抱く。

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ユーリ・ブライア(SPY×FAMILY)とは【徹底解説・考察まとめ】

ユーリ・ブライア(SPY×FAMILY)とは【徹底解説・考察まとめ】

ユーリ・ブライアとは、『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の登場人物で、作中の中心人物の1人であるヨル・フォージャーの実弟。 幼い頃から親代わりに育ててくれた姉のヨルを慕い、熱烈なシスコンへと成長する。それだけにそのヨルの夫であるロイドには非常に辛辣で、2人の結婚を祝福するどころかまったく認めていない。一方、普段は東人民共和国の国家保安局の一員として働いており、思想犯や西国への協力者を厳しく取り締まるという、フォージャー家の人々の前では見せない非情な一面を持つ。

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フランキー・フランクリン(SPY×FAMILY)とは【徹底解説・考察まとめ】

フランキー・フランクリン(SPY×FAMILY)とは【徹底解説・考察まとめ】

フランキー・フランクリンとは、『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の登場人物で、物語の中心人物の1人であるロイド・フォージャーと顔馴染みの情報屋。 東人民共和国の首都バーリントを主な活動場所としており、その情報収集能力にはロイドも一目置いている。ロイドとは単なるスパイと情報屋という関係を超えた長年の腐れ縁で、時に私生活の相談を持ち掛けるなど友人のような間柄。ロイドの家族であるヨルやアーニャ、ペットのボンドとも交流がある。女性にモテないことを気にしており、たびたび珍妙な騒ぎを巻き起こす。

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