エリアの騎士(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『エリアの騎士』とは、原作:伊賀大晃、作画:月山可也による漫画およびそれを原作としたアニメ作品である。2006年から2017年まで『週刊少年マガジン』(講談社)にて連載され、2012年にはアニメ化もされた。主人公・逢沢駆は、才能ある兄・傑の突然の死をきっかけに、新たな覚悟を持って成長していく。リアルな試合描写や心理描写、仲間との絆が魅力の青春スポーツ作品である。中学生編、高校サッカー編、五輪招致編を経てのJリーグ編と、駆の成長とともに、全国大会や世界への挑戦が描かれていく。

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猪狩 孝太郎(いかり こうたろう)

高等部に入学した新1年生で、ゴールキーパーを務める。背番号は「1」。
誕生日は8月12日、血液型はA型。
190cmを超える長身と優れたフィジカルを活かし、卓越した「読み」の能力を武器とする守護神。葉蔭戦では鬼丸や蝦夷のシュートをことごとくセーブし、その実力を証明した。江ノ島高校との対戦までは無失点を維持し、自らも「県予選で失点するつもりはない」と豪語するほどの自信を持っている。
その実力は横浜エルマーレスからも注目されており、鷹匠と飛鳥からも「ぜひチームに欲しい」と評価される逸材。しかし、江ノ島高校との試合では駆のホイップキックによって初失点を喫し、さらに荒木に股を抜かれてゴールを許す場面もあった。

葉蔭学院

飛鳥 享(あすか とおる)

CV:川原 慶久

3年生のディフェンダー、背番号は「5」。
異名は「 (湘南の)皇帝」。U-19日本代表。
誕生日は1月8日、血液型はA型。
神奈川県ナンバーワンのディフェンダーとして評価され、神奈川のベスト3と称される実力者。
医者の息子として生まれ、サッカーの才能がないと言われたが、サッカーを続けるために家を出て寮で生活を始める。寮の自室は自前で揃えた中古のトレーニング器具で埋め尽くされ、才能を補うための努力を積み重ねて、世代別日本代表にも常に選ばれる実力を身につけている。
計算し尽くされたディフェンス指揮を執り、ピッチを縦横無尽に駆け抜け、ゲームを支配。攻撃の起点となるリベロとしても果敢にオーバーラップに参加。チームの精神的支柱となり、統率するカリスマ性を持つ。岩城からは「もうひとりの監督」「皇帝(カイザー)」と評される。
選手権予選準決勝の江ノ島高校戦では、荒木不在の江ノ島高校を圧倒するも、荒木の合流後に立て直した江ノ島高校にPK戦で敗退。その後はU-22日本代表に選出され、韓国・ブラジル代表との親善試合にも出場。守備面で大きく貢献した。
卒業後は横浜エルマーレスに入団。黄金ルーキーとして活躍が期待されている。
傑のプレーに衝撃を受け、彼の弟である駆に一目を置く。
ベストイレブン投票ではディフェンダー部門第1位を獲得し、ベストイレブンに選出された。
2回目のキャラクター人気投票では第6位にランクイン。

鬼丸 春樹(おにまる はるき)

CV:阪口 大助

2年生のミッドフィールダー、背番号は「9」。
異名は「スピードスター」。U-16日本代表(背番号は「9」)。誕生日は3月28日、血液型はO型。
中学時代は的場薫と同じクラブチームでプレー。薫にとっては目標とする選手であり、その後も彼を意識して成長していく。
天性の驚異的な俊足とスピードを活かしたドリブル突破を得意とし、サイドからの正確なクロスや角度のないライン際からゴールを狙う積極性とテクニックも備えている。
入学当初は思うようにプレーできず腐りかけていたが、飛鳥に諭されてから「努力」の大切さに気づき、彼を目標として成長を遂げる。
AFC U-16選手権では佐伯からのパスをゴールに決め、U-16日本代表を決勝に導いた。選手権予選準決勝の江ノ島高校戦では、飛鳥、蝦夷と共に荒木不在の江ノ島高校を圧倒するも、PK戦で敗退。
その後、日本高校選抜に選ばれ、バイエルン・ミュンヘンユースとの決勝戦でスピードやドリブル突破に加えて周りを活かすプレーを見せ、日本高校選抜の優勝に貢献した。明朗な性格で周囲に気遣い、人懐っこい。路地で猫たちと戯れることがある。
ベストイレブン投票ではミッドフィールダー部門第4位に選ばれ、ベストイレブンに選出された。

真屋 伸之介(まや しんのすけ)

CV:渡辺 拓海

葉蔭学院の3年生ミッドフィールダーで、背番号は「10」。
チームのエースとして10番を託される実力者。卓越した技術と戦術眼を持ち、並みのチームであれば間違いなくエースとされるほどの存在感を誇る。試合では冷静な判断と的確なプレーでチームを牽引し、攻撃の中心として活躍する。

蝦夷 巧(えみし たくみ)

葉蔭学院の1年生フォワードで、背番号は「14」。
誕生日は5月30日、血液型はO型。
抜群の得点感覚を持ち、ゴールの機会を見極めて決定力を発揮する「純血種ストライカー」。しかし、プライドが高く、自ら認めた相手以外には見下した態度を取ることが多い。試合中も挑発的な言動が目立ち、相手の心理を揺さぶるプレースタイルを持つが、その一方で過信しやすく、精神的な脆さが弱点とされる。江ノ島高校との対戦ではPKを外し、敗戦の要因となる苦い経験を味わった。

桂木 隼人(かつらぎ はやと)

CV:朝比奈拓見

3年生のフォワードで、背番号は「11」。得点力に優れ、攻撃の要として活躍する。フォワードとしての実力が評価され、ベストイレブン投票ではフォワード部門第5位を獲得した。

生沢 純季(いくさわ じゅんき)

フォワードとしてチームを支える3年生。的確なポジショニングと冷静な判断力を持ち、ゴール前での決定力に定評がある。

白鳥 要(しらとり かなめ)

CV:栗山 拓也

3年生のミッドフィールダーで、背番号は「7」。中盤の司令塔として試合の流れをコントロールし、攻守のバランスを取る役割を担う。正確なパスと戦術理解の高さが特徴。

仙道 肇(せんどう はじめ)

CV:徳本 恭敏

3年生のミッドフィールダーで、背番号は「6」。守備的ミッドフィールダーとしてチームを支え、相手の攻撃の芽を摘むプレーが持ち味。堅実なプレースタイルで信頼を集めている。

大月 竜兵(おおつき りゅうへい)

CV:瀧澤 樹

2年生のミッドフィールダーで、背番号は「4」。若手ながらも安定したプレーを見せ、中盤の攻守に貢献する。将来のチームを担う存在として期待されている。

稲葉 太郎(いなば たろう)

3年生のディフェンダーで、背番号は「3」。堅実な守備を武器に、相手の攻撃を確実に封じる。冷静な判断力とフィジカルの強さでチームの最終ラインを支える。

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